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なつかしい再会を果たす [狛犬さん見物]





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 冒頭の写真は盛岡天満宮から見た盛岡市街中心部。

 盛岡の旧市街は3本の川に沿って広っているので、ごらんの通り、お城を除き一面の平地である。

 その市街地の、上の橋通りを東に向かって進むと、いきなりムクリと隆起しているのが、天満宮の丘。

 なので、天満宮の境内から見ると、このように遠くまで見晴らす絶景を愉しむことができるのだ。




 盛岡に来ると、この神社に参拝するのがいつもの習いである。

 今回も、一泊して次の目的地に移動する前、この神社に立ち寄ることにしたのだった。

 目的は本殿の参拝と、もう一つ、懐かしい姿に再会するため。



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アイーンとな [狛犬さん見物]





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 写真上は、千葉県習志野市内の「菊田神社」である。

 京成津田沼駅から歩いてすぐ、京成線線路沿いに神社の鳥居が見えた。




 この神社は、伝承によれば弘仁年間(810~824)創建、以降地域の氏神として信仰を集めてきた。

 入口の鳥居は狭く感じられるけれど、奥に行くに従い境内は広がって、ちょうど船形になっている。

 写真上の鳥居が舳先にあたる...のは、この神社にとって大切な人物が船でここに着いたから、らしい。




 3月に入ってすぐの某日、友人のS君と、この神社の狛犬見物にやって来た。



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思わぬ出会いに驚く [狛犬さん見物]





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 承前



 板橋区上板橋で昼ご飯を食べ、わたしと友人S君とは街歩きを続けることにした。

 目的地は、上板橋から坂を下って行った蓮根という場所である。

 板橋区のこの地域は、荒川の河岸段丘でもあるのだろう、丘と平地が入り組んで複雑な地形で、歩いていて楽しい。




 思わぬ景色を眺めたり谷戸の隙間の道を歩いたりして、ようやく目的地の「蓮根氷川神社」に着いた。

 「蓮根氷川神社」は、付近の「蓮沼氷川神社」が、荒川河川改修のため、1924(大正13)年この地に遷座したもの。

 長方形の境内は広く、また奥が深い...この地域の氏神として来年で遷座100年になる。



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久しぶりに出会う愉しさ [狛犬さん見物]





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 2023年は、年が明けてしばらく正月気分が抜けないまま、月日が過ぎていった。

 ...どうもこのままではいかん、と思い、友人のS君に連絡をする。

 S君や、どこか散歩にでも行かないか?...いいすね、久しぶりに狛犬見物でもしましょうか...おっ、いいね。




 そこで某日、有楽町線氷川台駅で待ち合わせ、やって来たのは、「都営城北中央公園」であります。

 板橋区から練馬区にかけて、広大な面積を持つこの公園には、昔から地域の鎮守としての神社がある。

 今回は、まずこの「桜川御嶽神社」で狛犬見物をすることになった。




 石神井川沿いの古道に沿って鳥居が立ち、境内は少し高いところ、河岸段丘の上にある。

 冬晴れの真っ青な空と乾いた空気が気持ちいい...関東地方の冬だなあ。



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派手目のメイクアップが、なんともいやはや [狛犬さん見物]





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 さて、やって来たのは横浜市磯子区にある八幡橋八幡神社(やわたばしはちまんじんじゃ)である。

 JR根岸線根岸駅から歩いて10分ほどか、大きな通りに面して鳥居が立ち、意外に広い境内がある。




 八幡橋八幡神社は、欽明天皇4(543)年、隣の掘割川に八幡像が流れ着いたのを縁に社が作られた。

 その後、根岸村、滝頭村の鎮守となって現在に至る地域の古社である。

 写真上の本殿は1872(明治5)年の建造で、関東大震災で倒壊したものの、同じ建材で再建された。




 八幡神社があるので八幡橋なのだろうが、被る名前が変に可笑しい。

 この神社の狛犬が、改修の際姿形に手を加えられ、それが派手だ、というので見物に来たのであります。



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そうじゃないと思うよ [狛犬さん見物]





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 フィンランド旅行の話の途中ですが、1月の街歩きをお話したいと思います。

 フィンランド旅行記は、まだまだ続きそう...今しないと時機を逸してしまいそうなので。






 さて、1月某日、友人のS君と訪れたのは、埼玉県加須市(かぞし)である。

 ここまでは、浅草から東武伊勢崎線が直通する。

 わたしたちも、東武線に乗って加須駅までやって来た。

 これから加須の街を歩いてみようと思う。




 加須市は、江戸時代、中山道と日光街道を結ぶ脇往還の宿場町であり、それ故近隣の物資集散地だった。

 また関東三大不動尊の一つ、不動ヶ岡不動尊總願寺の門前町でもあって、江戸期より栄えた街だったようだ。

 そのせいか、古くからの街道に沿って歴史を感じさせる街並みが続き、魅力的なところなのだった。






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なるほどの姿だね [狛犬さん見物]





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 さて、前項に続いて「綾瀬稲荷神社」でのお話。




 友人のS君と二人、富士山「お山開き」の日に富士塚を見物しようと、この神社にやってきた。

 目的は富士塚見物であっても、まずは本殿に参拝である。

 お賽銭を投入し、諸々のことをお願いして...ふと見ると、本殿前に狛犬が立っているのだった。




 稲荷神社なのだから狐の姿をした狛狐もあるのだが、本殿前のものは本格的な狛犬。

 これは珍しい、と腰を据えて眺めることにしたのだった。



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さすが焼き物の本場だけあって [狛犬さん見物]


 
 
 
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 写真上は、愛知県常滑市にある「常滑神明社」である。
 
 この秋のこと、東京を離れ愛知県までドライブを愉しんだときに訪れた。 
 
 常滑市は、古来より焼き物で栄えた町で、今でも陶器産業が盛ん...食器も多くの店で作られている。
 
 なにしろ器好きの身ゆえ、常滑焼の食器を見てみたい、とやって来たのである。
 
 
 
 
 ところで、常滑駅から山側に、以前陶器を作っていた窯元が点在する一角がある。
 
 その地域には「やきもの散歩道」が整備されていて、細い散歩道をたどっていくと、何軒もの店が現れるのだ。
 
 陶器好き食器好きのわたしにはこたえられないところで、歩いていて本当に愉しいところなのだった。
 
 
 
 
 「常滑神明社」はその「やきもの散歩道」からすぐ、古い街道沿いに静かにあった。
 
 神社の境内は小山全体なので、鳥居を潜ると本殿までは急な階段が待っている。 
 
 
 
 
 
 
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麻布飯倉八幡神社 [狛犬さん見物]


 
 
 
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 写真上は、麻布飯倉交差点近くの西久保八幡神社。
 
 寛弘年間(1004~1012)創建の古社で、麻布飯倉地域の鎮守である。 
 
 神谷町からの広い道路の脇、階段を上った丘の上にある。
 
 以前はおそらく、道路は田んぼで、丘はきっと雑木林だったことだろう。
 
 
 
 
 この神社にやってきたのはまだ初夏の頃で、見ると緑も若く清々しい。
 
 友人のS君と街歩きの途中、狛犬を見に立ち寄ったのだった。
 
 
 
 
 ところで、麻布飯倉の交差点は、じつは全国でも珍しいところなのだそうだ。
 
 わたしは文化系なので、詳しくはなんというのかは知らないのだけれども...
 
 二本の放物線が、一本の放物線では最下点で、もう一本では最上点で接する方程式があるそうで...
 
 ...その方程式を実際の地形で見ることができるのが、麻布飯倉の交差点なのだそうだ。
 
 そういえば、神谷町からの道路は交差点が坂の頂上だし、六本木からの道路は、下り坂の一番下である。
 
 
 
 
 ...だからどうだ...というものでは無いのだけれど、知っているとついつい話をしたくなってしまう。
 
 すみません...おしゃべりの宿命なのだろうかなあ。
 
 
 
 
 
 
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...あ、それより狛犬狛犬...


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みたけか?おんたけか? [狛犬さん見物]


 
 
 
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 洗足池駅で見物を終え、友人のS君と二人、やって来たのは御嶽山(おんたけさん)駅である。
 
 この駅そばに「御嶽神社」がある...違った、神社のそばに出来た駅なので、御嶽山駅なのだった。
 
 その御嶽神社に、それぞれ姿の異なる狛犬が3対あって、この日はそれを訪ねて。
 
 
 
 
 ところで「御嶽神社」の御嶽とは、木曽御嶽山が由来である。
 
 1535(天文4)年、御嶽神社として創祀された、と社伝にある。
 
 江戸、文政年間、この神社が木曽御嶽大神の示現の社である、とされて、関東一円に信者が激増した。
 
 江戸期に盛んとなった山岳信仰、富士講大山講そして御嶽講の、拠点だったのである。
 
 
 
 
 そういう次第で、関東地方一円には、御嶽神社が点在する。
 
 そして、御嶽を「おんたけ」と呼ぶ神社と、「みたけ」と呼ぶ神社に別れているようだ。 
 
 青梅の奥に「武蔵御嶽神社」があって、彼の神社も山岳信仰の拠点であるが、「みたけじんじゃ」と呼ぶ。
 
 双方どう違うかというと、祭神の違いであり、また信仰の対象である山の違いでもあるそうだ。
 
 「みたけ」は吉野金峰山を呼ぶことが多く、また、奥多摩の神社も、その山を「みたけさん」と呼ぶ。
 
 総じて、「みたけ」とは、信仰の対象でもある山への尊称と考えた方が良さそうだ。 
 
 

 
 一方「おんたけ」は木曽御嶽山のみを指すそうで、御嶽山信仰のこの神社は、「おんたけじんじゃ」と呼ぶことになる。
 
 なんだか、話がマニアックな領域になってしまい恐縮です。 
 
 ...が、木曽御嶽山も「みたけ」と呼ぶ場合もあるそうなので、なんだか混乱してしまいそうだぞ。
 
 
  

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