神保町散歩 [街あるき]
去年の晩秋のことになるけれど、友人のS君と神保町を散歩した。
S君にとってもわたしにとっても、神保町は懐かしいところで、折に触れて訪れる。
この日は、S君から、近いうちに「学士会館」が建て替えになるらしいから覗きに行きませんか、と提案があった。
そこで、神保町で待ち合わせ、まずは懐かしい神保町の街を歩いてみる。
この街も変わったなあ...大通りに古書店が並び、奥の小路には様々な店が、魅力的な店があった、のに。
今や再開発の名のもとに、その古くからの街並みは姿を消しつつある...でもね、再開発って正義なの?
それでも、冒頭の写真のように、味わい深い古書店も残っていて、こういう店を覗きつつの街歩きはとても愉しい。
あ、この時はまだ「スヰートポーヅ」の建物は残っていたのだった。
ひょっとしたら再開するのかな、という淡い希望も叶わず、残念、建物は取り壊されてしまった。
高輪散歩 [街あるき]
もう1月も前になるのだけれど、久しぶりに友人のS君と街歩きをすることになった。
...といっても、どこに行こう、という明確な目的があるわけでも無く...
...なんとなく東京駅で落ち合って...なんとなく山手線に乗って...田町駅で、なんとなく降りて...
...数カ月ぶりの街歩きは、どうも勝手が掴めず戸惑うばかりなのだった。
田町駅で降りて、山の方に向かおう...途中の交差点から東京タワーが思いのほか近くに見えた。
見慣れない景色に接すると、日常を離れて束の間、あたかも旅に出たような気分になる。
短くても、旅は旅...その非日常感に、心ときめく思いがする。
都心にも絶景はあるぞ [街あるき]
さて、写真上は東京都千代田区麹町の大通りである。
この道は国道20号線、写真の奥は新宿を経て八王子そして甲府に至る、バリバリの一級国道ですね。
大通りの周りはオフィスビルが並び、平日のこの日は仕事をする老若男女が行き交うところであります。
そんなところに、半ば隠居状態のわたしが何故やって来たか、というと、年に一度は必ず見に行く場所を訪れるため。
じつはこの日、妻が外出していて、彼女の用事が済んだ頃合いに銀座で待ち合わせである。
わが家から銀座までは、最寄り駅の地下鉄有楽町線を使えば乗り換えなしで行ける。
少し早めに家を出て、途中にある麹町駅で一度下車し、その景色を見ていこうと画策したのだった。
この日は薄曇りで、景色を見るにはちょっと惜しいけれど、直射日光にあたらず済むのはありがたい。
目当ての場所は、写真上でいうと、景色の背後にある。
青山で深呼吸する [街あるき]
上の写真は、港区南青山にある「根津美術館」の入口である。
訪れた日はゴールデンウィーク中の某日で、長く並んだ行列は美術館所蔵の「国宝 燕子花図屏風」見物のもの。
毎年連休に併せて特別展示をするのだが、今年はコロナ禍も一段落して、見物の皆さんも多いらしい。
ちなみに、見物は予約制で、この日はすでに予約で満員、わたしと友人のS君は見ることはできなかった...残念。
でも、そうではあっても、ここ「根津美術館」には見たい展示そして見たいところがたくさんあるのだ。
予約の長い行列が入館した後、予約外の入館手続きが始まり、わたしたちも中に入ることが出来た。
干支人形をもらいに行ったら [街あるき]
昨年末の話になるのだけれど、叔父から干支の木目込み人形を受け取るべく外出した時のこと。
年末はクルマも多いしざわざわしているし、とこの日は電車で出かけたのだった。
目指すのは御徒町で、わが家最寄りの豊島園駅から大江戸線に乗れば、都庁前で乗り換えるだけで行ける。
...ただし、これか結構時間がかかるんですよねえ、なにしろ大きく迂回している路線なので。
都営線の御徒町駅で降りて、歩いて10分ほどか、着いたところは「2K540」という場所である。
JR高架線の下を利用して作られた商業施設で、手作りだったりの面白い店が並んでいる。
久しぶりの「2K540」は人も多く賑やかで、相変わらずの人気ぶりなのだった。
河鍋暁斎の魅力に出会う [街あるき]
少し前になるが、11月に入ってすぐの某日、友人のS君と街歩きをすることになった。
S君は仕事で、わたしは地域行事の手伝いなどで、なかなか日程が合わず、日延べになっていたのだ。
そこをやりくりして、さて、当日は晴れて暖かく、街歩きにはなによりの陽気、なんとも嬉しいことだった。
目指すところは、行政上は埼玉県蕨市になるのだけれど、鉄道では西川口駅が便利。
そこで京浜東北線で西川口駅まで行き、そこから歩いて10分ほどか、目指す場所まであと少しになった。
住宅地と工場が併存する街並みに、「カリン通り」という名前が付けられていた。
街路樹には黄色い実がたくさん生っていて、枝についていたり、根元に落ちていたり...そのままである。
住民の方々がこの実をもいだり拾ったりはなさらないみたい。
なんとなくおっとりとした街の気風を感じてしまった。
秋を愉しめる日が来たので [街あるき]
先週の土曜日は、久しぶりに用事のない日になったので、友人のS君と街歩きをしたのだった。
乾いた空気と晴れた空が気持ちいい...そういう日に街歩きが出来るのは愉しいことである。
あれこれ他愛もないことを話しながら、ゆっくりとしたペースで歩いていく。
たしかに目的はあるのだけれど、急いで行くところでもないしな。
ところで、上の写真は、その街歩きの最中に撮った写真。
ずいぶんのどかな風景で、どこか郊外か?...と思われるだろうが、れっきとした東京都内、山手線の内側である。
この日は、まず埼玉県の西川口に出かけ、その流れで、都内の谷中千駄木に回ったのだった。
そう、ここは東京都文京台東区内、日暮里駅から歩いて15分の谷中、お寺の多く並ぶ地域なのである。
やっと晴れた休日に [街あるき]
今年は9月以降、土曜日曜の週末に雨が多く、晴れた日がほとんどなかった。
そういう中、なんとか地域行事を済ませ、なんの予定もない週末が10月初めにやっと訪れたのだった。
そこで、友人のS君に連絡を取り、どこかに行こう、ということになった。
彼と街歩きするのは4~5カ月振りである。
...どこに行こう...散々迷って、やって来たのは原宿で、そういえばこの街も久しぶり。
山手線で降り立った原宿駅が新しい駅舎になっていたのに驚いたくらいだから、ずいぶんのご無沙汰である。
昔の駅舎は解体されちゃったみたいだけど、さてこの後どうなるのだろう。
駅前から始まる竹下通りも相変わらずの賑わいでなにより...行ったことは無いけれど、今でも若者に人気なのだろうか。
花に酔う [街あるき]
今年は桜の開花が順調で、しかも開花から満開までが早かったように感じられる。
近所の小学校は校庭の桜が見事なのだけれど、日々茫然と暮らすうちに、ふと気がつくと満開になっていて慌てた。
...このままじゃあ、桜を眺めずに春が過ぎていってしまうじゃないか。
そこで、我が家の近所を流れる石神井(しゃくじい)川に行ってみようと考えた。
川沿いに植えられている桜が大きく枝ぶりも見事で、毎年必ず見物に行っているので。
...どうせなら、満開の様子を眺めたい...この日の天気予報では、翌日は雨と強風とのことだったし。
先日散歩した時から一転、目に入る景色は桜一色である。
豪華、というか爛漫というか...花曇りが少し残念だけれど、先日と同じルートを散歩してみようか。
いよいよの桜花 [街あるき]
春の一日、どこかでぶらりと歩こう、とやって来たのは上野公園である。
この日は、数日前までの暖かさから一転、北風が冷たい陽気になったのだった。
それでも、こうやって真っ青な空は、本当に気持ちがいい。
今日の相方は、久しぶりの友人S君である。
彼とはずいぶんあちこちで街歩きをしてきた...あ、過去形じゃなく、現在進行形だな。
それでも、わたしの体調が思わしくなかったり、暮れに帯状疱疹になってしまったり...
...そんなこんなで、街歩きは、寒い間はお休みにしていたのである。
3月も中旬になって、いよいよ春めいてきたので、なんとなく外に出たい。
そこで、S君に連絡を取り、久しぶりに街歩きをすることになったのだった。