なつかしい再会を果たす [狛犬さん見物]
冒頭の写真は盛岡天満宮から見た盛岡市街中心部。
盛岡の旧市街は3本の川に沿って広っているので、ごらんの通り、お城を除き一面の平地である。
その市街地の、上の橋通りを東に向かって進むと、いきなりムクリと隆起しているのが、天満宮の丘。
なので、天満宮の境内から見ると、このように遠くまで見晴らす絶景を愉しむことができるのだ。
盛岡に来ると、この神社に参拝するのがいつもの習いである。
今回も、一泊して次の目的地に移動する前、この神社に立ち寄ることにしたのだった。
目的は本殿の参拝と、もう一つ、懐かしい姿に再会するため。
神社の裾を走る道路から何十段かのきつい階段を上ると境内に着く。
鳥居の向こうには、さして広からぬ境内が広がり、本殿他いくつかの建物が建っている。
まずは本殿に参拝しよう。
本殿までの参道途中には、石割梅、があって、大きな石を割って生えている梅の姿が奇異である。
もしくは割れている石の間から梅が生えたのかもしれない...でも大きく育った梅の木は見ごたえがある。
盛岡地方裁判所前には、高名な「石割桜」があるけれど、ここにはその梅バージョンがあった。
本殿は瓦葺の時代を感じさせる造り、まだ朝早くなので人がおらず、境内は静かでなにより。
その半面、社務所も開いておらず、目当てのお札やお守りがいただけなかったのは残念なことだった。
そして、神社の手前、参道の両脇にたたずむ狛犬が、わたしの目指す相手である。
盛岡に来るたび天満宮まで足を延ばすのは、この狛犬に会うため。
ご覧の通り、なんともユニークな姿形で、一般的な狛犬の姿からはずいぶん違う。
1903(明治36)年、石工の高橋源次郎氏が自刻して寄進したもの。
すでに100年以上の歳月を経ているのだが、姿もきちんとして彫りもしっかり残っている。
見ているだけで気持ちが和んでくる姿を目にしたくて、そして触りたくて、わたしは盛岡に来れば必ず寄る。
この狛犬のすばらしさは、なんといってもその目と口元だろう。
単純な線彫りながら、眼差しにとても心が和む...胡坐をかいた鼻もいいけれど。
なんとものどかな顔立ちには、ぜひ一度実際に出会っていただきたい狛犬である。
本殿から境内を見ると、神楽殿や社務所のほか、石像も多く、一つ一つ見ていくと時間を忘れてしまうのだった。
...そろそろ移動しなくちゃ。
ここは、1679(延宝3)年には、南部氏によりこの地に遷座されているとの記録がある。
盛岡藩南部氏にとっても大切な神社であることは間違いない。
また、明治に入って、若かった石川啄木がこの神社で読書をしたり遊んだりして、後年そのことを歌にしている。
狛犬のことを「石馬」と呼んでいるのだが、当時はそう呼ばれていたのかもしれない。
◇ ◇ ◇
この天満宮の狛犬を、南部鉄器の店「釜定」がオーナメントとして作っている。
高さ2cm胴長4cmほどの小さなものだが、ずっしりと重く存在感がある。
...が、小さい分細工も大変そうで、実物と比べると、顔立ちがちょっと違うように感じる。
実物の、あののどかな雰囲気が再現できていたらよかったんだけどなあ(個人的な感想です)。
もう10年近く前になるか、釜定の店を覗いたらこの狛犬が置かれていて、わたしは瞬時に買い求めたのだった。
いまは、天満宮の社務所で分けていただけるときもあるようだが、製作に手間がかかるため欠品も多いと聞く。
社務所には、この狛犬をモチーフにしたグッズが多くあって、今回買い求めるのを楽しみにしていたんだけどなあ。
...開いてなかったのが残念無念...また今度いらっしゃい、ということなのだろう。
石割桜は観ましたが、石割梅があったのですね。
見逃しました。^^;
by よしあき・ギャラリー (2023-08-22 10:24)
釜定で検索。
この狛犬は出てきませんでした。
by 夏炉冬扇 (2023-08-22 12:15)
面白い狛犬ですね!
行ったことは無いです。
by ma2ma2 (2023-08-22 12:24)
盛岡で石割桜は見てきましたが石割梅もあるんですね。
狛犬の形がそれぞれ違うのが面白いですね。
by お散歩爺 (2023-08-22 13:10)
埴輪に似た顔の狛犬ですね(笑)威嚇する気配はなく、優しい顔つき、見てると和みますね。盛岡には友達が赴任していた時、何度も出かけ、この高台の神社へも行ったのですが、石割梅にも狛犬にも気づかずでした。また行く機会があったら、今度は見逃さないようにしないと。
by TaekoLovesParis (2023-08-22 13:44)
狛犬のミニチュア 良いですね
盛岡って行った事ないんですよねぇ
1度行ってみたいな
by (。・_・。)2k (2023-08-22 13:49)
よしあき・ギャラリー さん。
そうなんですよ、石割梅が境内にあって、わたしも驚きました。
おそらく石割桜があって、それでこの梅が出来たのでは、と思うんですよね。
なぜか、というと、境内どこを探してもこんなに大きな石が無いんです。
おそらくどこかから運んできたもの、と思うのですが、割れた石の間から伸びた木が、
立派に成長していて、氏子さんはじめ地域の方がお世話をしてきた証拠、と思います。
by ナツパパ (2023-08-22 14:12)
夏炉冬扇さん。
あ、それはすみませんでした。
盛岡天満宮/狛犬/グッズで検索されると、下の方に出てくるようです。
わたしも持っている狛犬は黒ですが、他に茶色もあって選べるみたいですね。
盛岡天満宮の社務所には、たくさんの狛犬の品物があって、欲しかったんですがねえ。
...早朝でまだ開いていず...惜しいことしました。
by ナツパパ (2023-08-22 14:18)
ma2ma2さん。
盛岡の旧市内の東端、加賀野というあたりにある神社です。
市内を流れる中津川には、上流から上の橋中の橋下の橋とありまして、そのうち上の橋通りを
東に向かっていくと天満宮の丘にあたります。
歩いて、上の橋から10分くらいでしょうか、意外と近いですので、機会がありましたら是非。
狛犬自体は小振りなものなのですが、ユニークな姿形ですので、一見の価値あり、と思います。
by ナツパパ (2023-08-22 14:21)
お散歩爺さん。
石割桜は有名で、花が咲いているときは見事な眺めですよね。
今回の旅行ではバスの車内からみましたが、樹勢旺盛で元気そう、安心しました。
天満宮の石割梅は、なにしろ梅の木ですから桜に比べると地味な印象です。
でも、花が咲いているときはきれいだろうなあ、と思います。
わたし自身、その時期に訪れたことが無いのが残念です。
by ナツパパ (2023-08-22 14:23)
TaekoLovesParis さん。
そうなんです、とても和やかでのんびりとした雰囲気が素敵だなあ、とわたしも思います。
大きな神社の狛犬はおっかない姿だったり威嚇しそうな大きさだったりしますものねえ。
その点、この狛犬は、石工の方が個人的に彫って寄進したものですので、石工さん個人の
趣味とか好みが現れた姿なのだと思います。
いい狛犬を作ってくれたなあ、と思いますねえ。
by ナツパパ (2023-08-22 14:26)
(。・_・。)2k さん。
機会がありましたら是非一度盛岡に行ってみてください。
華やかな街、という訳ではないのですが、落ち着いていて洗練された所もある街です。
盛岡に行くと、いつも街を歩き回るのですが、何回見ても飽きませんし、その度に
興味深い建物や景観があって、いつも写真を撮りすぎるくらいになります。
日帰りできる場所ですが、できれば一泊されると、より楽しめるかもしれません。
by ナツパパ (2023-08-22 14:30)
石割梅のパワー、授かりたいです。
南米の遺跡にありそうなデザインの狛犬ですね。
たしかに一見の価値ありです。
by バク・ハリー (2023-08-22 15:41)
バク・ハリーさん。
ユニークな姿の狛犬ですよね...日本中ここだけの姿です。
狛犬というと威嚇するような姿のものが多いのですが、それは明治以降が多いように思います。
江戸時代の狛犬はもっと自由で、地域ごとにお約束もあったり、多様な姿が魅力です。
癒し系や脱力系ともいえるような姿の狛犬も多く、それを見に行くのは本当に愉しいことなんです。
ただ、狛犬は野外に置かれることが多く、摩耗や風化から逃れられません。
ここの狛犬は100年以上たってもまだきちんと姿が残っていて、それも嬉しいことです。
by ナツパパ (2023-08-22 19:16)
拙ブログへコメントありがとうございます。
盛岡は素敵な街ですよね、仙台以上に「杜の都」だと思います。
<石割さくら>は毎年見に行こうと思いながら見に行けてません。
南部鉄器の<狛犬>良いですね、買いに行こうと思います。
by johncomeback (2023-08-22 19:51)
不思議な狛犬さまの像ですね。吽形は耳も大きく、尻尾も背中の方でふさふさ。
なのに、阿形の方は耳も小さいし、尻尾も無いように見えるし・・・ちょっと人っぽい^^。
by Inatimy (2023-08-22 21:15)
石割梅、初めて見ました。
すごい生命力ですね!
狛犬さん、見ているこちらまでにこっとしますね。
by なかせ (2023-08-22 21:33)
これは面白い狛犬ですね。
本物の犬に近いですね。
愛嬌がありますね。
盛岡の街は、一度しか
それも昼の数時間しかないのです。
by 八犬伝 (2023-08-22 21:56)
狛犬Tシャツもあるみたいですよ^^
https://marutsu-koubou.stores.jp/items/63228f0025c9067c5f242224
by gop (2023-08-22 22:20)
盛岡天満宮の狛犬さん、ホント愛らしいですね!。
全体の姿は犬の様ですが、鼻は人間みたいな。
知らずに見たら衝撃を受けそう!。
by しのぴん (2023-08-22 22:54)
この狛犬はいいですねえ~埴輪とか土偶にも素朴なユーモアがタマリマセン!
by Cedar (2023-08-22 23:09)
ミニチュア、ホントちょっとだけど顔から受ける印象が違いますね。
そっくりにしてほしかったなあって思いますよね~
by めぎ (2023-08-23 04:09)
可愛い狛犬ですね。南部鉄器のズッシリ感がお写真からも伝わって来ます(^_^)
by ぼんさん (2023-08-23 05:53)
johncomebackさん。
そうですね、たしかに盛岡は木々も多くまた川の流れも街に親しい良い街ともいます。
仙台は大都市になりすぎてしまった、というのはわたしの偏見ですが、例えば地下鉄で、
終点の郊外まで行くと、はて、ここは本当に東北仙台だったのか?と思えるほどです。
盛岡は、郊外に住宅街は広がっているものの、その点旧市街はコンパクトにまとまっていて、
たとえば今の時期、市内を流れる中津川では遡上する鮎が獲れたりします。
いい街だなあ、と思いますねえ。
by ナツパパ (2023-08-23 09:03)
Inatimyさん。
そうなんですよね、じつにユニークな姿で、他にこういった姿の狛犬は見ません。
それだけに貴重に思えますし、わたしは盛岡に行くと、必ず天満宮に寄ることにしています。
以前、冬に盛岡に行ったとき、雪の中を天満宮まで行きました...これは少しやりすぎでした(笑)
でもね、雪景色の天満宮と狛犬もいいものでしたし、記憶の中では今でも鮮明です。
by ナツパパ (2023-08-23 09:06)
なかせさん。
石割○○という存在が、桜と梅の他にもあるのかどうか、は不明なのですが、インパクトありますよねえ。
写真で見ると、割れた石は元はひとつの大きな石だったことが分かりますので、
割れた石の間から梅の木が生えたのか、と思います...梅の木が石を割って、というのは、
それはないだろうなあ、と思いますので。
でもこの石、どこから来たのでしょう...周りに同じような石ないんですよねえ。
by ナツパパ (2023-08-23 09:11)
八犬伝さん。
盛岡という街は以外の奥行きがあって、市街地や繁華街が広くあります。
とくに駅周辺から、最奥のバスターミナルまで、歩くと10分以上かかるのですが、
その道すがら、例えばデパートがあったりアーケード街があったり、旧城跡があったり、
と見どころたくさんで、それと一緒に、盛岡名物の店も点在しています。
とても面白い街ですので、機会がありましたらぜひおいでになってみてください。
八犬伝さんのカメラアイで盛岡がどういう姿で写るのか、とても興味があります。
by ナツパパ (2023-08-23 09:14)
gopさん。
コメント中のアドレス拝見しました...これ!これほしいなあ。
でも、XLサイズは売り切れで、残りはSだけ...でも欲しいなあ、と思います。
着られないけれどSサイズを買って身の回りに置いておこうかしら。
最近は、記事の狛犬をモチーフにしたグッズが多くあるようで、それを前もって調べておいたら、
到着した時、デパートに行って探せたのですがねえ...残念。
by ナツパパ (2023-08-23 09:17)
しのぴんさん。
あ、そうなんですよね、狛犬の概念というか通例から大きく外れた姿ですよね。
じつは、明治以前に作られた狛犬には、そいう言った概念から外れた狛犬が多くあって、
それを見に行くのはとても楽しいことです。
記事の狛犬は明治36年製作だそうですが、石工さん個人が作ったものだそうですので、
彼の思いが詰まっているものなのでしょう。
by ナツパパ (2023-08-23 09:20)
Cedarさん。
ねっ、とてもいい姿でしょう。
とても長閑なそして和やかな雰囲気がいいなあ、と見るたびそう思います。
とくに凝った作りではなく、眼など線彫りなのですが、惹かれる作りです。
最近はこの狛犬をモチーフにして多くのグッズが作られているようです。
天満宮の社務所でも頒与されていますし、市内のデパートにもあるそうですから、
前もって知っていたら探したものを、と今更後悔中です。
by ナツパパ (2023-08-23 09:25)
めぎさん。
記事の狛犬オーナメントはとても小さな造りで、成人男子の親指くらいなんです。
その大きさの鋳型を作り鋳物を流し込んで、というのはおそらくとても難しいものなのでしょう。
...とは想像しつつ、も、もうすこしなんとかならなかったかなあ、という思いは
わたしの中にも大きくあるんですよねえ。
とても好きな狛犬だけに、きちんと再現されたオーナメントを手元に置けたら、とおもいます。
もう少し大きくなっても良いのですが、作ってくれませんかねえ、釜定さん。
by ナツパパ (2023-08-23 09:32)
ぼんさん さん。
わたしの部屋には狛犬のミニチュアが何対もあって、それぞれ特徴もあり愛着もあるのですが、
記事の狛犬オーナメントはずっしりとした重みといものという存在感が異質です。
買い求めた当時は、ふと出会って手に取って、というものでしたので、手に入れた喜びは
少なかったのですが、次第に愛着がわいてきて、今では大切な存在になりました。
by ナツパパ (2023-08-23 09:35)
狛犬というよりアートです!
by たくや (2023-08-23 10:21)
はは、、これは仰るとおり、ユニークな狛犬でやすね!
思わず、微笑んでしまいやした。
by ぼんぼちぼちぼち (2023-08-23 13:23)
狛犬さんのオーナメントかわいいです!
私も表情はもう少しやさしいというかゆるいとよかったなと思います。
鉄器だと細かい調整が難しいのかもしれませんね。
お誕生日コメントありがとうございました。
ゆうきは25になります。十数年、本当にあっという間ですね!
by じゅんぺい (2023-08-23 17:17)
このテの狛犬滅多に見かけないです
当地でもあまりないかと思う
by くまら (2023-08-23 23:33)
その狛犬の表情はナツパパさんのお目に叶ったんですね。
とても良い記念になりましたね。
by 向日葵 (2023-08-24 06:29)
たくやさん。
ホント仰るとおりと思います。
この狛犬は、狛犬とはなんぞや、という周りのお約束を無視して、石工さん個人の感性と腕で
こういうスタイルに作り上げました。
アートが職人の仕事にナニモノカを加えたものであるとして、まさしくアートだと思います。
by ナツパパ (2023-08-24 09:03)
ぼんぼちぼちぼちさん。
そうなんです、とてもユニークな姿で、わたしも見るたび気持ちが和みます。
盛岡在住の石工さんが自身の感性で作った狛犬で、でもきっと、ウケを狙ったわけではなく、
ご自身狛犬はこういう形で、とそう思って彫ったのでしょう。
あからさまな作為は、ときに見ている方を戸惑わせますし、失望もしたりします。
この狛犬からはそういった作意が感じられず、そういう点も私好きな所以です。
by ナツパパ (2023-08-24 09:06)
じゅんぺいさん。
酢なんですよねえ、とても小さなオーナメントですので、実物を見ているときは、
さほどの違和感は感じられないのですが、記事のようにアップにしてしまうと
少し違うよねえ、という感想が沸き上がります。
もう少し大きくしても良いので、実物に近い姿、とくに顔になってほしいのですがねえ。
ゆうき君25歳になりますか...早いですねえ。
愚息も30、親はそろそろ身を固めて...なんて思いますが、こればかりはご縁ですしねえ。
by ナツパパ (2023-08-24 09:09)
くまらさん。
狛犬は野外に置かれるのが普通ですので、自然環境によって風化や劣化から逃れられません。
硬い石であっても、例えば江戸時代の狛犬は劣化し、新たに明治以降の狛犬に交代しています。
明治以降の狛犬は、じつは画一的な姿が多く、どうもオッカナイ威嚇系なんですよねえ。
それから比べると、この狛犬は明治の制作ではありますが、威嚇系からは程遠いですね。
おそらく、石工さん個人の思いで作られたため、こうなったのだろうと思います。
それだけに貴重で大切にしたい狛犬と思います。
by ナツパパ (2023-08-24 09:13)
向日葵さん。
狛犬のルーツは諸説あって、その一つは中国の獅子です。
中国の獅子は姿形の規則が厳密で、時代は変わっても姿はほぼ同じです。
それに比べると、我が国の狛犬は千変万化の変化があって見ていて飽きません。
この狛犬は、絵画やイラストでいうところの、ヘタウマではないか、と思うのですが、
でも、ヘタウマの作者の多くが狙う、玄人受け、が感じられないのがいいなあと思いますねえ。
仰るとおり、今回の旅行で、とてもいい思い出になりました。
by ナツパパ (2023-08-24 09:18)
この狛犬は仰る通りユニークですね。
表情も見ているとほっこりとするような感じがします。
この狛犬のミニチュア、可愛らしいですね。
by kuwachan (2023-08-24 14:31)
盛岡はご無沙汰なのさ。
2~30年前だな。盛岡には数時間しか滞在できなかった。
あの時は何処に宿泊したのだろう・・・花巻・・・かな。
浅田次郎の「壬生義士伝」の主人公が盛岡藩を脱藩・・・
吉村貫一郎。
その時「雪割桜」の話が出てきたな。
東北の人間はガマン強いと言う例えだったと記憶。
by 小肥り (2023-08-24 14:35)
これは変わった狛犬だね(^_^;)
何だろう、チョッと漫画チックな感じ?
石割梅や桜は、ど根性植物の一種みたいな?(^▽^;)
by 英ちゃん (2023-08-24 23:35)
kuwachanさん。
阿吽のうち吽形は狛犬という通り犬の姿を残しているのですが、阿形はなんとなく人間っぽくて。
それもまた魅力の一つですけれど、眺めていると、不思議な姿だなあ、と思います。
ただ、阿吽共に口には牙が彫られているので、これは動物、それも狼か犬と分かります。
細部を見ると作り込まれているのですが、全体としてはのどかな印象ですね。
by ナツパパ (2023-08-25 17:31)
小肥りさん。
江戸時代の東北はまずは仙台藩伊達家が筆頭で表高70万石近く、実際は新田開発などで
100万石を優に越えていたそうですから、表高10万石の南部家とは相当な差です。
南部家の領地は、岩手県青森県そして秋田県の一部を含んでいて、その広い土地があって、
10万石(幕末は20万石)ですから、如何に米がとれなかったか、が分かりますね。
幕末、盛岡藩の財政は破綻寸前にまで追い込まれ、苛斂誅求という言葉も及ばぬ政策をとります。
江戸期を通じて、天領は4公6民、大名家が5公5民のところ、8公2民までやりました。
当然一揆も頻発し、幕府の指導で一時的に農民と融和するのですが、それもその時だけ。
そういった盛岡藩の下で暮らせば、たいがいのところ忍耐強くなりますね。
by ナツパパ (2023-08-25 17:47)
英ちゃん さん。
石割○○...というと桜が有名で、盛岡の観光案内には必ず登場します。
それに比べると、天満宮の梅は地味で、知られていないのだろうなあ、と思いますねえ。
わたしは早春の寒い時に咲く梅花がことのほか好きですから、いつかは、満開の石割梅を見てみたいです。
その頃を見計らってまた行きたいなあ、と思うのですが、コロナ禍以降どうも出不精で。
一人で新幹線に乗って、と思うだけで面倒そう...でも行ったら愉しいでしょうねえ。
by ナツパパ (2023-08-25 17:54)
狛犬さん、ほんとあたたかな感じで、良いですね~。
盛岡は、観光したことがありません。
いつか、この狛犬さんに会いに行きたいです^^
釜定さんのオーナメントは、だいぶ雰囲気が違いますね。
こだわって作ってほしいですけれど、同じような表情を作るのって、きっと難しいのでしょうね~。
by おと (2023-08-25 23:21)
石を割る生命力が凄い。
それにしてもタレ耳の狛犬が面白過ぎる。
近くに有ったら間違いなくツーリングの目的地にします。
by 響 (2023-08-26 09:17)
確かに実物の方がもちょっととぼけた感じがして
私もこのみです。
いいなぁ。なんか好きな雰囲気。
by ふにゃいの (2023-08-26 11:34)
愛嬌のあるお顔で、独特な狛犬さんですね。
100年以上も経っているとは思えないほど整っていますね。
南部鉄器の狛犬さん良いですね。見つけたら私も買ってしまいそうです。
by みち (2023-08-26 12:27)
狛犬を南部鉄器で作るなら、買い。
これは欲しい代物です。
文鎮代わりに使ったら失礼ですが。
小銭入れの横のお札置き場で、お札の上に鎮座してもらい守護神。
無駄なお金が出ていかないように、しっかり守ってもらえそうで。
by tommy88 (2023-08-27 11:14)
おとさん。
盛岡は、2023年世界で訪れるべき街、の中でたしか2位に入ったと憶えています。
何処の団体が企画をしたのか、は不明なのですが、それでも注目されているのでしょう。
しずかで落ち着いた印象の街で、市内を流れる中津川では、遡上した鮎が釣れます。
街の中で鮎釣りを見ることができるなんて、素敵な街だと思いませんか。
派手な名物は無いもしくは少ないのですが、よく見ると、とても素敵なものがある街です。
お勧めの街ですよ。
by ナツパパ (2023-08-27 15:25)
響さん。
とても印象に残る狛犬ですよねえ。
わたしも、初めて出会ったときはすぐ夢中になり、1時間以上も周りを歩き回っていました。
そのあとも、盛岡に行くたびに天満宮に行き狛犬と会います。
なにがどう、ということではないのですが、全体からの印象がのどかで心が和みます。
吽形が犬の面影を残すのに対して、阿形は犬からは遠く、はて?と悩みます。
by ナツパパ (2023-08-27 15:28)
ふにゃいのさん。
いいでしょう、和やかでのんびりした狛犬って珍しいんですが、そのなかでも、
こういった姿の狛犬はここだけ、と言えます。
この狛犬を彫った石工さんは、注文を受けて、ではなく、自分の思いのままに制作したそうで、
なので、例えば氏子さんが集まって決めるような平均的な狛犬からは程遠い
姿になったのだろうなあ、と思います。
最近の、中国産の狛犬は姿はほぼ同じ、彫りも浅くとても100年なんか持ちそうもありません。
狛犬は神社の護り手、神様の下にあるものなのですから、ぜひ国産で、と思いますがねえ。
by ナツパパ (2023-08-27 15:33)
みちさん。
この狛犬を彫った石工さんの腕が良かったのでしょうね。
単純な線彫りの眼が、今でもはっきり残っているのは素晴らしいなあ、と思います。
この狛犬は顔、特に目と口元に特徴があって、それが命でもあるように感じます。
南部鉄器のオーナメントは、残念、そこがきちんと再現できませんでしたね。
by ナツパパ (2023-08-27 15:36)
tommy88さん。
このオーナメントはごく小さなもので、男性の親指ほど、といった大きさです。
で、鉄器ゆえ真っ黒ですので、実際眺めると、顔つきはさほどはっきりとは見えません。
全体から受ける印象は実物の狛犬と似ているので、記事のようにアップの画像で見ない限り
それほどの違和感を感じることはないだろうと思います。
以前は「釜定」さんの店で売られていたのですが、今はどうなのでしょう。
天満宮の社務所で頒与される、という話を聞いたことがあります。
by ナツパパ (2023-08-27 15:40)
なんとも良いお顔立ち、和みますね、
口元、そうですね、そこチャームポイント、でもその口元に、目と鼻の調和、踏まえた前足、お目にかかりたいです、ミニチュアは、やはり写の硬さがあるのかなと思います
by engrid (2023-08-27 20:55)
engridさん。
一風変わった姿と顔立ちの狛犬なのですが、でも、顔全体のバランスがいいのだと思います。
阿吽それぞれに特徴があっても、そのバランスで見た目奇異に感じられるところが少ないのでしょう。
これはもう、石工さんの腕というしかないですねえ。
その腕のいい石工さんが、注文に沿ってではなく、ご自身の思う通りに彫った狛犬なので、
狛犬の通例から見ると変わってはいますが、これはこれですばらしい狛犬と思います。
by ナツパパ (2023-08-28 09:01)
niceをくださいました皆様。
ありがとうございます。
by ナツパパ (2023-09-03 09:11)