帯広でなにを食べようか 夏・北海道旅行記 その3 [わたしの食欲]
さて、旭川での目的を果たして、今晩の宿は帯広にとっている。
東川町を出たのが午後早く...旭川から帯広まで、地図で見るとさほどではないのだけれど、でも実際はけっこう遠い。
おまけに、帯広までの道中には、美瑛とか富良野とかの観光地、そして狩勝峠の上り下りもあるのだ。
旭川から国道237号線を南下すると、美瑛・美馬牛といったところは、さすがに景色がよろしい。
富良野に近づけば、ラベンダーファームとか有名な観光地とかレストランとか...
...寄りたくなるのをぐっと我慢してひたすらドライブなのだった。
そんなこんなの3~4時間、午後遅くようやく帯広に着いた。
今晩は、馴染みの「北海道ホテル」を予約してある...久しぶりのホテルが楽しみだ。
口福帳 ― 秋になる前のこと ― [わたしの食欲]
まだまだ暑さの続いていた某日、やって来たのは高田馬場駅から少し入ったところの店である。
旧知のO先生M先生からお誘いをいただき、最近流行りの中国麺料理を食べに来た。
O先生M先生とは、以前からあちこちに遊びに行ったり旅行したりのお付き合い、でも、コロナ禍以降はご無沙汰だったのだ。
コロナ禍が収まりを見せて、5類に分類されたのをきっかけに、久しぶりに食事をご一緒することになった。
O先生もM先生も中華料理、それも現地仕様のそれがお好みで、今回はこの麵を食べましょう、となった。
店の看板を見ると、すごく込み入った字で、ビャンビャン麺と呼ぶそうだ。
...そういえば、これを出す店をあちこちで目にする。
字体のインパクトがすごいなあ...どうやったらこういう字になるのだろう...中華四千年の不思議か。
口福帳 [わたしの食欲]
今年2023年になって、ここ数年のコロナ禍はずいぶん鎮まったように感じる。
実際の感染者数ということではなく、人々の心にあるコロナウィルスへの怯えが鎮まった、というか。
かくいうわたしも、正月明けからは、躊躇なく外出するようになったし、外食もためらいなく摂っている。
それで、もう7月になったことでもあるし、今年前半に出かけた外食の中から記事にしてみよう、と思い立った。
どれを選ぶか...迷うほどではないのだけれど、それなりの数にはなったし。
今はカメラを持たずとも、携帯電話のカメラ機能を使えば、そこそこの写真が撮れてしまう。
...そこそこ、なんてものではなく、画像処理の巧みさは携帯電話の方が優れているんじゃなかろうか。
美味しい思い出などを振り返る [わたしの食欲]
さてみなさん、クリスマスも済んで、街は一気に年末そして迎春モードであります。
新聞に折り込みのスーパーのチラシなども、一気にお正月用品が溢れていて、その変わり身の早さは驚くばかり。
...でも、気が付けばあと一週間もしないうちにお正月なんだなあ。
そこで、そろそろ今年一年を振り返ってみようか、と思うに至った。
昨年末に企画した同様の記事はたしか、一年に出会ったモノたち、だった。
今年は、一年で出会った美味しいもの記憶に残った食べ物、にしてみようかと思う。
...今年は旅行を何回かしたので、行った場所、でもいいんだけど、記事にしちゃったしなあ。
そこで、まず冒頭は、今年のお正月、我が家のお節。
わたしたちは結婚して所帯を持って、でも、あまりお金が無かったので重箱は買えなかった。
それで、お節を一人分ずつお皿に乗せる形が続いている。
煮物とか他にもいろいろ揃えるのだけれど、メインはこのお皿になるのかな。
で、下の写真は、北海道江差町「五勝手屋」謹製の口取り菓子。
練り切の菓子で、ご覧のようにめでたい意匠がいかにもお正月である。
お節に口取りは北海道の習慣だそうで、我が家もそれに従って毎年用意する。
腹も身のうち ’20 [わたしの食欲]
10月の終わりころ、久しぶりに友人のS君と街歩きをした。
S君とはもう10年以上も街歩きを愉しんできているのだが、半年以上も間が空いたのは初めて。
春先から、いつかは街歩きをしたい...と言い合って、やっと10月である。
...どこに行こう?...と久しぶりなので候補が上がりすぎて収拾がとれない。
それでは、と、まず池上の本門寺にお参りして、くず餅でも食べよう、とわたしが提案する。
そのあとは鶴見に行きたい店があるのでぜひ...とS君が言って、そのコースとなった。
池上本門寺で参拝を済ませ、名物のくず餅を堪能したあと、池上線とJR線で鶴見駅南口までやって来た。
駅界隈で美味しい洋食屋があり、量も多いので、その味を堪能したい、とS君が言う。
そこで店を探すのだがなかなか見つからない...昼近くの鶴見駅前でオジさん二人は次第に焦るのだった。
世界にたった一つの... [わたしの食欲]
先日のこと、わたしの住む町の町会主催で、「秋のバス旅行」があった。
わが家は町会員であるから、毎年行われる「バス旅行」に参加する資格がある。
...とはいうものの、毎年の旅行は温泉に行って紅葉を見て...というものばかり。
それで、いつも見送っていたのだが...今年は、どういうものだか、行き先が横浜である。
しかも、「カップヌードル・ミュージアム」に行って、中華街で食事、だそうだ。
これは面白そうだ、と夫婦して参加することにした。
...じつはね、横浜の中華街は、わが家最寄り駅から直通電車で1時間もあれば着いちゃう。
...だからバスで行くより、ずっと便利で速くてしかも安いんだけども。
...カップヌードル・ミュージアムの魅力に負けたわけだな、うん。
33年だってさ [わたしの食欲]
わたしたち夫婦が結婚したのは1986(昭和61)年の2月だった。
それで、毎年2月になると「結婚記念」と称して外食をしてきた。
息子がいるときは家族3人で...彼が一人立ちした後は夫婦二人で。
今年も2月になって、さて、どうしようかね、ということになった...のだが。
なにしろ昨年より、お医師から食事の管理だったり制限だったりを指示されてきた身の上なのである。
...でもね、指示を守って生活をしてきたためか、このところ体調もいいみたい。
そこで、何処かに行ってみようということになった。
やって来たのは歩いて15分ほどの場所にあるフレンチレストランである。
フレンチだって...なんか楽しみ...気分も高揚する。
腹も身の内 ’17 [わたしの食欲]
息子が小学生のころ、通う学校のPTAで、わたしは2年間役員をした。
そのとき一緒に役員をした仲間とは、今でも年に数回会食をする。
会場は近所の店だったり我が家だったり、なのだけれど、年に一回ハメを外して...
...ちょっと贅沢だけれど、いつもは入れないような店で愉しむのである。
今年もその機会に恵まれ、やってきたのは日本橋にある「マンダリン・オリエンタルホテル東京」。
いわずと知れた超高級ホテルだが、その中のレストランで、ランチビュッフェが楽しめるのだ。
予約時刻の11時半に訪れると、レストランでは、もうランチが始まっていた。
ビュッフェ会場に特有の喧騒もなく、静かな、そして天井の高い空間が素晴らしい。
...さすがマンダリン・オリエンタルホテルだ、と感心した。
ちょっと気後れするけれど、ランチを愉しむべく、突入してみようと思う。
腹も身のうち ’16 [わたしの食欲]
ナツパパさん、ランチバイキングに行きませんか...と誘われたのは8月に入ったばかりの頃だった。
誘ってくださったのは、以前からお付き合いをいただく妙齢のご婦人達で、先日はわが家で集まった人々。
今回は、そのお一人が見つけて、そして予約してくれたのである。
たしか昨年の初夏にも、その方が選んだ某ホテルで、ランチバイキングを愉しんだのだった。
なにしろ現役の主婦であるから選択眼は厳しく、その結果、なるほど、と納得のいく内容になる。
今回は、東京湾岸、竹芝地区にある「インターコンチネンタル・東京ベイホテル」である。
バイキングであるから食べ放題、そこに飲み放題も付いて...の値段なのだそうで、なるほど。
話があってから一月、9月に入ってすぐの休日にその日がやってきた。
JR浜松町駅から歩いて10分程か、目指すホテルは大きく立派な作りだった。
...それだけで期待も高まって来るではないか。
腹も身のうち ’15 [わたしの食欲]
さて、上の写真は浅草である。
目の前には東京スカイツリー、そして眼下には浅草寺が見える。
相当な絶景で、普段なかなか見ることのできない位置からの写真。
これは先の日曜日、5月17日に「浅草ビューホテル」の26階にあるレストランから眺めたものである。
じつはこの日、以前からお付き合いのある皆さんと、ランチバイキングに出かけたのだった。
ランチバイキングは、時間限定ではあるものの、和洋中の料理が食べ放題、そしてドリンク飲み放題が基本。
とても人気があると見え、あちこちのホテルで実施されていて、ホテルによってはとんでもない値段になる。
「浅草ビューホテル」のバイキングは、土地柄故か、値段もリーズナブルなのだそうだ。
さて、そういう愉しい食事なのだけれど、気がかりもある。
それはわたしの体調で、やっと元に戻っていい按配のところを、こういうバイキングに行けば、さて、どうなるか。
愉しくなって暴走するのは目に見えている...のだが、でも行ってみたい。
食事には気を付けて、節制するから...と、妻に約束しての出席となったのだった。
...が、そんな約束、会場に入って、知り合いの皆さんと愉しく過ごしていれば、すぐに忘れ果ててしまい...
...結局、お腹いっぱい食べてしまった顛末をば、この後の写真でご覧いただこうかと思う。
題して、腹も身のうち ’15...いやはや愉しいひとときであったなあ。