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落穂ひろい ― 夏・東北旅行記 番外編 ― [旅行中  国内編]





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 今年7月下旬東北地方に旅行してから、気が付けば、はや3カ月近い月日が経ってしまった。

 帰京後、8月から延々小ブログで続けてきた旅行記も、ようやくお終いである。

 ...ホントのところ、旅行記のお終いは前稿だったんだけど...今回は記事にし損ねた話題など。




 旅行2日目午前中、ホテルを出て、いまだ盛岡市内に滞在中である。

 ...盛岡に来たら寄りたい店に、前日は行けなかったので。




 まずは市内材木町、冒頭の写真左手の白堊の瀟洒な建物は「光原社」で、日本をはじめ世界の民芸品を扱う店。

 道路を挟んで右側には、支店の「光原社 モーリオ」がある。

 しばらく待っていたら、ようやく開店となったので、まずは「モーリオ」に入ってみようと思う。







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 「モーリオ」の店内には、東北地方を中心にしたいろいろな民芸品を展示販売している。

 さほど広い店内ではないのだが、品揃えは魅力的で、欲しいものがたくさん...ここでいくつかの土産を買って満足した。







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 まずは、店内にも飾られている暖簾...3種類あるうちから、こけしの模様にした。

 ...他には「雨ニモマケズ 風ニモマケズ」というものもあったが、自室にその文言はちょっと窮屈だし。

 藍染の濃紺が夏には清々しく、眼の癒しになった。







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 「光原社」に寄ったら、なにを置いても「可否館」でコーヒーを飲まなくちゃ。

 店内は狭いけれど、それが親密な雰囲気を感じさせてくれ、なによりコーヒーが美味しい。

 ここでは、コーヒーのお供に「くるみクッキー」がある。

 ...「モーリオ」で、そのくるみクッキーを買い求め、自宅でコーヒーと一緒に楽しんだ。






      ◇   ◇   ◇






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 「光原社」を辞して、もう一軒寄りたいのは、盛岡駄菓子の「関口屋菓子舗」、昨日午後訪れたら休みだったので。

 ...市内中心部から少し離れた立地ゆえ、クルマじゃないと、なかなか行けないのだけれど...

 店の前まで行ったら開いていてホッとして...たくさん買い求めて満足した。







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 昔から続く駄菓子は、派手な味わいではないものの、じんわりと美味しい。

 作っている菓子は、歯ごたえがあり、噛みしめる美味しさというのか、それが以前から好きだ。






      ◇   ◇   ◇






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 旅行4日目、親戚の家に向かう前、鶴岡郊外大山にある「本長」を訪れたのだった。

 ここは長く続く漬物屋で、以前から庄内野菜の漬物を送ってもらっている。

 「アル・ケッチャーノ」の記事で、庄内には伝統野菜があって、それが無くなる危機にあったのを、志のある人が復活させた、と記した。

 伝統野菜に注目し、その復活を助けたのは、奥田シェフばかりではなく、「本長」の主もその一人である。







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 ホテルでは冷蔵庫で、帰京までの道中は保冷バックに入れて東京に持ち帰った。

 庄内伝統の野菜を使った漬物各種...とくに夏の野菜を使った浅漬けがとても美味しい。

 朝のラジオ体操を済ませ、汗をかいた身体をシャワーでさっぱりさせてからの朝にピッタリな味わいなのだった。






      ◇   ◇   ◇






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 さて、庄内鶴岡から東京まで、どうやって帰るか?...道は大きく2つに分かれる。

 日本海側を新潟まで行き関越自動車道で帰京、もしくは、山形市を通り、仙台近郊か福島から東北道で帰京。




 助手席の妻は、ワタシ山形市内に行ったことが無いから寄りたい、という。

 そこで、まずは六十里越の険しい峠を越えて山形市に。

 山形市内でクルマを停めて、市内見物と昼ごはんを取ることにした。




 山形で食事というと、わたしはぜひリベンジしたいものがある。

 それが、山形名物の「冷やしラーメン」で、写真上がそれだけれど、見た目は普通のラーメンである。

 ...が、全部が冷たく冷えている...麵もスープもトッピングも...スープには氷も浮かんでいる。




 写真上の「栄屋本店」が冷やしラーメン発祥の店だそうで、かなり以前訪れたときには、残念定休日だった。

 そのとき食べられなかったラーメンを、17年ぶりに食べて、なんとなくすっきりした。

 ...味は...うーん、暑い時には美味しく感じられる...と思うがなあ...

 ...まあ、これも旅の思い出という奴でしょうか(個人的な感想です)。







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 鶴岡で親戚に寄った時、その家では花卉も栽培していて、奥さんが大きな花束を持たせてくれた。

 強い花だから東京まで、大丈夫持ち帰れるよ...留守番のおかあさんにお土産だ。

 水の管理など、帰京は暑い日で苦労したけれど、持ち帰って花瓶に入れたらとてもきれい。

 この花を愛でて、夏の東北旅行の締めくくりにしたいと思う。

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コメントの受付は締め切りました
お散歩爺

モーリオや関口屋菓子舗他も東北のレトロな家の感じが良いですね。
販売品も欲しくなる物が多そうで撰ぶのも楽しいですね。
冷やしラーメンと言うのも珍しいですね。食べてみたいです。
by お散歩爺 (2023-10-16 10:53) 

駄洒落好きな庭師

風情ある街並み、古い建物が結構残っているのですね。驚きました。
by 駄洒落好きな庭師 (2023-10-16 11:15) 

くまら

若かりし頃、出張に行くと
家へのお土産は漬物が定番でした
小茄子見ると辛子漬けが喰いたくなります
by くまら (2023-10-16 11:48) 

(。・_・。)2k

東北旅 ずっとしたいと思ってたのですが
見てたら より行きたくなりました
by (。・_・。)2k (2023-10-16 12:00) 

よしあき・ギャラリー

充実した旅、濃密な時間が伝わってきました。
お土産にこれだけの時間を費やした経験がないので、反省しているところです。
by よしあき・ギャラリー (2023-10-16 12:22) 

ナツパパ

お散歩爺さん。
盛岡は以前から何回も訪れていた街なので、行きたいところ欲しいものがたくさんあります。
加えてこの街は近年旅行先として人気で、新しい、また魅力的な店も多くできました。
それらの店を回り、なおかつ街歩きを愉しみたい、となると、1泊2日が最低限、
わたしたちのように、前日午後に着き翌日午前中に出発は、ホントもったいなかったです。
限られた中で、本当に行きたいところ欲しいものを選んで、こういった店になりました。
by ナツパパ (2023-10-16 12:45) 

ナツパパ

駄洒落好きな庭師 さん。
今回の旅で訪れた街は、ほとんどが江戸時代城下町だったところで、それゆえなのか、
街並みも風情があり、また伝統的な産物も多かったです。
わたしは元来、観光地よりも古くからの街を歩くのが好きなので、今回の旅でも、
わたしの嗜好が多く出たものになってしまったように感じますねえ。
それに文句をつけず付き合ってくれたカミさんに感謝、です。
今回は弘前を間近に見つつの撤退(笑)...いつかは、の気持ちが残ります。
by ナツパパ (2023-10-16 12:48) 

ナツパパ

くまらさん。
庄内地方伝統の野菜はけっこう多くて、小茄子のからし漬けに使われる「民田ナス みんでんなす」
は、その一番ポピュラーなものと思いますねえ。
年のうち大半はからし漬けで作られるのですが、収穫時期にのみ浅漬けを作り販売します。
コリっとした茄子の浅漬けがとても美味しくて、毎年オンラインショップで取り寄せていますが、
今年は実店舗に行けましたので、浅漬けを直接仕入れることができました。
店の方ともお話ができて、それも嬉しいことでした。
by ナツパパ (2023-10-16 12:52) 

ナツパパ

(。・_・。)2kさん。
東北はお勧めです。
昔ながらの街並みが残っているところが多く、また北国特有の風景も良いなあと思いますねえ。
2Kさんの写真の、抑えられた色調や色彩の写真が、わたし好きなのですけれど、
そういった写真に東北の風景や街並みはとても合うように感じます。
個人的には、盛岡以北の北東北をぜひ。
宮城福島そして山形といった地域も素晴らしいのですが、北国の雰囲気が北東北には、
いっそう現れているように感じますので。
by ナツパパ (2023-10-16 12:56) 

ナツパパ

よしあき・ギャラリーさん。
あ、そう感じていただけるのは、おそらく小ブログでの、わたしの記事の記し方からかもしれません。
...わたし、気に入ったところや気になるものをそれだけ取り上げて記事にする傾向がありますので、
実際旅ではさほどの時間がかからなかったところでも、そこだけ取り上げて記事にしてしまいます。
たとえば、今回の「光原社」はコーヒーも愉しんで40分程度、「関口屋菓子舗」は15分くらい、
漬物屋さんも30分くらいでしたでしょうか...短い滞在時間、といった記憶があります。
とはいいつつも、思い出は濃密ですので、わたしの中では大切な出来事で思い出です。
by ナツパパ (2023-10-16 13:03) 

八犬伝

藍染の暖簾が良い味わいですね。
鶴岡の漬物屋さん
見るからに美味そうですね。
知っていれば行ったのに
残念なことをしました。
by 八犬伝 (2023-10-16 17:17) 

夏炉冬扇

お店。上の二軒。姿がいいですね。茄子の漬物、食べたいです。
by 夏炉冬扇 (2023-10-16 19:00) 

ゆうのすけ

うわ!老舗のお菓子屋さんにお漬物屋さん!
どれも美味しそうで 迷っちゃいそうですね。^^
by ゆうのすけ (2023-10-16 19:17) 

ma2ma2

冷しラーメンは山形の名物ですね。
漬け物も良いですね。
by ma2ma2 (2023-10-16 19:20) 

おと

素敵な旅でしたね~♪
とっても楽しい連載を、ありがとうございます。
もうお漬物が大好きなので、この浅漬けにはうっとりです。あぁ本当に、おいしそう~。。。お花も、元気に一緒に帰れて良かったです^^
by おと (2023-10-16 20:35) 

なかせ

くるみクッキー、コーヒーに良く合いそうですね~
マグカップもかわいいです。

冷やしラーメンですかぁ~
私は熱いラーメンを注文するだろうな~と思います。
by なかせ (2023-10-16 20:47) 

gop

で、トータル何キロ走られたのか(1,500km+?)
燃費はハイブリッドだから 25km/l+? 非常に興味あります^^

by gop (2023-10-16 20:53) 

johncomeback

旅先にて押し逃げです。
by johncomeback (2023-10-16 21:07) 

めぎ

魅力的なお店を回られましたね~
日本の小さな茄子と細いきゅうりの漬物、見るからに美味しそうです。
漬物って自分で作らない限り口に入らないし、作ろうにも茄子もキュウリもずっとずっと大型で、大味で漬物に向かないんですよね…
by めぎ (2023-10-16 22:18) 

みち

どのお店も魅力的ですね、たくさんお買い物をしてしまいそうです。
中でも歯ごたえのあるお菓子良いですね。たまにバリバリ噛みたくなります。
暖簾の写真の、綺麗に整頓された本棚に目がいきました^^;
by みち (2023-10-16 22:30) 

しのぴん

色々美味しそうなものが出てきましたが、
この中で気になったのは漬物かも。
写真見るだけでも、絶対美味しいと思える美しさがありますね
by しのぴん (2023-10-16 23:43) 

gardenwalker

こんばんは
盛りだくさんの東北旅行楽しませていただきました
コーヒーカップ、ぬくもりのあるデザインですね
盛岡駄菓子のお店はいい雰囲気ですね
山形冷やしラーメン、私も食べました、美味しいですよねー
脂が固まらないんですよね、確か
by gardenwalker (2023-10-16 23:44) 

ぼんさん

山形名物の「冷やしラーメン」存じませんでしたが、暑い夏には良さそうですね。
山形は1933年に最高気温40.8℃を記録してから、2007年に塗り替えられるまで74年間も日本の最高気温の記録でしたね(^_^)
by ぼんさん (2023-10-17 05:37) 

小肥り

漬物がイカす。特に茄子。茄子紺という言葉がぴったり。
さらに紺色の暖簾、既視感あり。勉強部屋に掛けてるんでしょ。
そうだ。山形には友人がひとり住んでる。
事情があって横浜から移り住んだらしい。
「行くぞ!」と言葉だけのやりとりで実行に移してない。
元気にしてるのかな・・・
by 小肥り (2023-10-17 06:24) 

YAP

こういう駄菓子は、「おばあちゃん家のお菓子」という感じがします。
子供の頃は、もっとチョコレートとかクッキーとかがいいなとか思ってましたが、年齢とともにこういう素朴なもののおいしさがわかってきました。
by YAP (2023-10-17 07:51) 

ナツパパ

八犬伝さん。
「本長」さんは、鶴岡市近郊の大山という街にあります。
以前は鶴岡市ではなく大山という地域で、駅もあり、秋前には商店街も並びます。
そういう街で、明治以降長く漬物屋を続け、また、伝統野菜に目を向けて保存活動をしています。
具体的には、細々と栽培されている伝統野菜を丸ごと買い取り、漬物にする、といった形ですね。
そういう志のある姿勢が好きでもあり、元々ここの漬物も好きでもあり、で、
オンラインショップは年に数回利用してます。
どれも美味しいですよ、機会がありましたら是非。
by ナツパパ (2023-10-17 10:14) 

ナツパパ

夏炉冬扇さん。
明治から続くような店は、佇まいからしていいものですね。
支店を増やすことなく、自分のできる範囲で商いをする、という姿勢がいいなあ、と思います。
...あ、「光原社」は仙台他、盛岡市内にも支店がありますけれども。
旅に出てのお土産は、できればその土地で買えるものがいいなあ、と思うのですが、
最近は東京のアンテナショップで売られていることも多く油断できません(笑)
今回は車で行ったこともあって、多くのお土産を持ち帰ることができ、ホント嬉しいことでした。
by ナツパパ (2023-10-17 10:17) 

ナツパパ

ゆうのすけさん。
一つ一つの店には、それぞれの歴史があって、店の方と話をしてそれを知るのは好奇心を刺激されます。
そして、売られている品物を手に入れるのと同じくらい、そういうも知る楽しみがあるように思いますね。
といっても、ほとんどの店が10年に一度くらいに行ければ上等というくらいの付き合いですので、
毎回新鮮な思いで店に立ち寄れ、それは旅の思い出になるなあ、と思うんですよねえ。
by ナツパパ (2023-10-17 10:23) 

ナツパパ

ma2ma2さん。
>冷しラーメンは山形の名物ですね。
そうですね、山形市というと、以前から冷やしラーメンが名物として紹介されてきましたね。
最近は、日本そばの冷たい鳥そばが有名になりつつあり、冷やしラーメンは少し退潮気味ですが、
それでも、山形に行ったら一度は召し上がっていただきたいです。
醤油味のあっさりした汁と縮れ麺が良いですし、なにより、暑い最中に冷たい麺というのが、
気持ちもお腹も満たしてくれるように感じます。
...ただ...量が多くて、トッピングも多くて、そこがきつかったかなあ(笑)
by ナツパパ (2023-10-17 10:28) 

ナツパパ

おとさん。
今回の旅は、まず盛岡、そして八甲田、最後に庄内、とそれぞれ全く違う風景のところを旅し、
その土地を愉しむことができました。
それぞれに魅力的なものや人そして食べ物に出会えて嬉しい旅となりました。
そんなこんなの旅も、気が付けば3カ月近く前のことなんですよねえ。
ブログの記事を作っているときに、この旅を思い返すことができて、それも嬉しかったです。
時間が経って、たとえば来年、この記事を読んだときに、また今回の旅を思い返すことでしょう。
by ナツパパ (2023-10-17 10:32) 

ナツパパ

なかせさん。
あ、わたしもね、ラーメンというものは、本来熱々を食べるもの、と思います。
なので、例えば東京に、この冷やしラーメンの店があったとしても、夏にそこに行くかどうか、
おそらく敬遠して、他の、熱々のラーメンか、冷やし中華に行くと思います。
ただ、山形の名物として、この街に寄ったら、旅の記念として食べるのも面白いと思いますねえ。
あ、こんなラーメンがあるんだ、こういう味になるんだ、という発見がありますので。
by ナツパパ (2023-10-17 10:36) 

ナツパパ

gopさん。
そうですね、東京~青森が700kmですので、単純に往復だけでも1400kmですものね。
gopさんの予想に近く、1500~1600kmくらいのドライブだったと思います。
わが家のシエンタは、これがハイブリッド車ではなく、純内燃機関付きのものでして、
ですので燃費などは分が悪い、そうですね15~20km/Lといったところでしょうか。
この時は、高速道路SAのガソリン代が異常に高く、東北道で給油して眼を剥きましたっけ。
by ナツパパ (2023-10-17 10:40) 

ナツパパ

johncomebackさん。
わざわざのご挨拶、痛み入ります。
どうか道中ご安全にお過ごしくださいますよう。
by ナツパパ (2023-10-17 10:41) 

ナツパパ

めぎさん。
そうですねえ、小茄子とか細いキュウリとか、外国ではあまり目にしないと聞いたことがあります。
それぞれの農家さんの姿勢だったり、土地土地の伝統だったりで、仕方ないのかもしれませんね。
今は、かんたんな浅漬けの素があったりしますので、それを使って浅漬けは
できるのでしょうが、素材に違いがあると、なかなか本来の味わいは難しいかもしれません。
次回、ご帰国の際には、たくさんの漬物を召し上がって、愉しんでくださいね。
by ナツパパ (2023-10-17 10:45) 

ナツパパ

みちさん。
日本各地に駄菓子があって、それぞれ味わいも姿の様々なのですけれど、共通しているのは、
しっかりとした作りで噛み応えがある、という点でしょうか。
柔らかいとか蕩けるよう、とかそういったお菓子とは対極にあるものと思います。
昔の人はそういうものが好みだったのか、それとも、腹持ちの良い菓子はそういうものなのか、
そこのところは今一つ不明ですが、わたしはこういったしっかりとしたボディーの菓子が好きです。
一度にいくつも食べられるものではないのですが、一つの菓子を慈しんで食べています。
by ナツパパ (2023-10-17 10:51) 

ナツパパ

しのぴんさん。
日本は漬物大国で、全国それぞれに多様な漬物がありますよね。
鶴岡のこの店も、地元庄内の伝統野菜や山形で生産される素材を使って、特徴のある漬物を
季節に応じて生産しています。
商品のラインナップに「季節が違うので提供できません」、というものがかなりあって、
そういう姿勢の販売方針は好きですし、季節にその漬物を食べる幸せも感じるんですよ。
by ナツパパ (2023-10-17 10:55) 

ナツパパ

gardenwalkerさん。
冷やしラーメンは山形の名物で、あちこちの店で提供していて、それぞれ美味しいと思います。
17年前山形を訪れたときも、駅前の店で冷やしラーメンを食べなした。
夏の暑い時、とくに山形市は盆地ですのでとても暑いので、冷やしたラーメンは美味しく感じます。
今回は、山形に寄ることになって、ぜひ元祖の「栄屋本店」で、と思い、宿願を達しました。
あっさりした醤油味のスープが、冷たいのに、仰るとおり脂が固まらず、
さらりとした味わいで、これは夏場に嬉しいものだなあ、と思いましたねえ。
ただ、食べたこの日は、今まで散々飲み食いして胃が疲れていた時期でもあって...
個人的にはもう少しトッピングを少なく、と思うのですが、これは店の良心でしょうから、
文句を言うのは筋違いかもしれませんね。
by ナツパパ (2023-10-17 11:00) 

ナツパパ

ぼんさん さん。
わたしたちが訪れたこの日も、梅雨明けすぐで暑かったです。
山形市は盆地なので、一層暑さも強まるでしょうし、今年は異常なほどの暑い夏でしたし。
そういう気候が、冷やしラーメンを生んだのでしょうね。
このラーメンはおそらく、山形市で食べてこそ、その魅力を感じられるものと思います。
旅の思い出として、記憶に残る食事になりました。
by ナツパパ (2023-10-17 11:03) 

ナツパパ

小肥りさん。
>「行くぞ!」と言葉だけのやりとりで実行に移してない。
わたしもそういう付き合いの友人が数名おります。
彼らとは、上京した折に一緒に飲んだりするので、疎遠ではないのですが、
彼らの住む街に行くことは今までなく、それは一寸心残りです。
山形県はいくつかの地域に分かれていますが、どこもいいところ、食べ物美味しい、
風光明媚、温泉もあり...機会がありましたらぜひぜひおいでになってみてください。
庄内には直通の飛行機、山形市や天童、新庄には新幹線が直通して便利です。
記事は載せなかったのですが、夏はフルーツも名物で、果樹園のショップでは、
オリジナルのパフェやケーキがフルーツ山盛りでとても美味しいですよ。
by ナツパパ (2023-10-17 11:10) 

ナツパパ

YAPさん。
あ、わたしも同じです。
子供~青年にかけては洋菓子が好きで、そればかり欲しがっていたように思います。
それがいつのころからか、和菓子の方が好きになり、またこういう駄菓子も美味しく感じられ、
その変化は、たしかに驚くばかりですねえ。
わたしには孫はいないのですが、いまこういう菓子を食べているわたしやカミさんを、
孫がいて、それを見ていたら、やはりおじいちゃんおばあちゃんの菓子、と思うのでしょうか。
...そうだったら、フフフ、お前にはまだこの菓子の美味しさが分かるのは早い、
なんて言ってやりたいものですねえ。
by ナツパパ (2023-10-17 11:14) 

kuwachan

今回も素敵なものをお土産に買われましたね。
藍染めの暖簾の色が本当にい色です。
くるみのクッキー、箱も可愛らしくてもとっても美味しそう。
これは私も行く機会があったら是非買ってみたいです。
お漬物もいいですね。
山形は海の物も山の物美味しいものがたくさんありますね。
by kuwachan (2023-10-17 11:31) 

musselwhite

こんにちは。

四十数年前に山形を訪れた事が有りましたが…冷やしラーメンは知りませんでした。
空腹で店を探して居て目に付いたのが、駅前に道の両側に、何人もの行商のおばさんが大きな段ボール箱を並べて居る光景でした。
興味にそそられ覗くと箱の中身は黒光りしたイナゴの佃煮が売られて居ました。
この時初めて見たそれに色は一遍に吹き飛んでしまいました。
後で、冷やしラーメンをしり後悔して居ます
by musselwhite (2023-10-17 12:26) 

ナツパパ

kuwachanさん。
ありがとうございます。
今回の旅は5~6年ぶりの北東北でした。
それ以前は北海道の行き帰りに東北地方のどこかで一泊、というのが毎回の例でした。
でも、なにしろ東京への戻りや札幌への途中だったために、その街や土地をじっくりと見る、
そういう事ができなかったので、今回は余裕を持って街を見たり見物したり、いい時間を過ごせました。
また行きたいなあ、と思うものの、諸条件が揃わないと難しいみたいで、ちょっと無念です。
by ナツパパ (2023-10-17 15:37) 

ナツパパ

musselwhiteさん。
わたしも学生のころ山形を訪れたことがあります。
県庁所在地にしてはずいぶん田舎の街だなあ、という感想を持ちましたねえ。
それからずいぶん経って、前回17年前に訪れた街は大きなビルや賑やかな商店が並んでました。
そして今回も同じ街並みを歩いてみると、うーん、街に勢いがなくなったなあ、という感じがします。
地方都市に特有の、郊外バイパス沿いの大きな店に客が移って、旧市街に元気がなくなっているのかも。
わたしは学生の旅で、「昆布巻きばあちゃん」という存在を聞き、ぜひその昆布巻きを食べてみたい、
と思いつつ果たせませんでした...いまはもう無い味...惜しいことをしました。
by ナツパパ (2023-10-17 15:42) 

英ちゃん

東北は私はあまり馴染みがありません(^_^;)
だって仙台までしか行った事がないからね(;^ω^)
ぁっでも、大昔に東北本線で青森まで急行で行ったなぁ。
北海道に行くのに急行で行ったんだけど上野から青森まで12時間かかりましたよ( ̄▽ ̄;)
by 英ちゃん (2023-10-17 20:33) 

Inatimy

光原社、「注文の多い料理店」の出版社でしたっけね。子供の頃、そのお話は私にとっては、ミステリー、サスペンス、ホラーな要素がいっぱいで、怖いもの見たさで何度も読み返しました^^;。
あちこちに立ち寄って、その地のもの、美味しいものを手に入れて、会うごく羨ましいなぁ。特にお漬物が魅力的^^。ご飯が進みますね。
by Inatimy (2023-10-17 22:12) 

向日葵

うあ!この冷やしラーメン、是非とも食べてみたい!!です!!
尤も今は、あっちこっちのコンビニでいろいろな種類の
冷やしラーメン、売っていますが。。
(この夏、随分お世話になりました。)
ここの冷やしラーメンが元祖だったのかもしれませんね。
2枚目の濃紺のこけしの暖簾。良いですねぇ~~ぇ!!
この暖簾が掛かっているのはナツパパさんのお宅ですか?
「光原社」、「可否館」のコーヒー。。
お供の「くるみクッキー」・・!!
(「モーリオ」で売っているんですね。)

>そのくるみクッキーを買い求め、自宅でコーヒーと一緒に楽しんだ。

おうちで旅をなぞって楽しんでいらっしゃる。
旅の思い出が倍増しますね。
忘れちゃいけない「関口屋菓子舗」、念願の駄菓子を山ほど
変われたみたいですね。(車ですもんね。)
加えて「本長」のお漬物。
これまたこんなところで「アル・ケッチャーノ」の奥田シェフに
繫がるんですね。
庄内の伝統野菜の無くなる危機を救った(復活させた)お二人が。
旅もここまで没頭できると実りも多いでしょうね。

すっかり長くなってしまいました。
これでも随分詰めて書き込んだのですが。。(苦笑)

長い連載になりましたが、ご一緒に旅をしているような臨場感を
味合わせて貰いました。
「次」に期待したい向日葵です。


by 向日葵 (2023-10-18 03:04) 

ナツパパ

英ちゃん さん。
ありましたねえ、青森行きの急行列車...「八甲田」と「津軽」でしたか。
わたしも友人と一度乗りました、奥羽本線経由の方で、もうもう青森に着いた時はへとへとになり、
よろよろと乗船した青函連絡船では爆睡しましたっけ。
それ以降、上野~青森は特急を使いましたが、それでも8時間かかるんですよねえ。
あの当時のことを思うと、今の新幹線や飛行機での移動は夢のようです。
by ナツパパ (2023-10-18 08:52) 

ナツパパ

Inatimyさん。
>光原社、「注文の多い料理店」の出版社でしたっけね。
そうです、初版出版したのは「光原社」だそうで、敷地内にそのレリーフがありました。
宮沢賢治は、詩も有名ですが、やはりわたしも、幻想的な小説を採りますねえ。
わたしは何回も読み返す、というファンではないのですが、それでも再読、あ三読したかな。
読み返すと、初めは気付かなかった怖いものがふと出てきて、読んでいてちょっと怖かったです。
...本棚から出してきて読もうかな...でも、怖いの苦手だしなあ...うーむ。
by ナツパパ (2023-10-18 08:58) 

ナツパパ

向日葵さん。
いつも楽しいコメントありがとうございます。
ごく個人的な旅をまとめた記事なのですが、愉しんでいただける方がいらしてとても嬉しいです。
以前は、子どもが小学生だったころなど、今よりずっと旅をしていました。
夏は北海道に、その他初夏は京都墓参り、秋は伊勢神宮など、それぞれ思い出があります。
それでも、旅自体というより家族で過ごした時間のような記憶ばかりなのは、
そこまで旅というものを愉しむ余裕が無かったのかもしれません。
夫婦二人になって、年に一度の旅は、相方が気ごころを知れた仲であることもあってか、
旅自体に思い出が多く感じられるようになりました。
思い出に優劣は無いのですが、こういう旅の思い出も良いものだな、と感じます。
by ナツパパ (2023-10-18 09:05) 

ぼんぼちぼちぼち

こけし模様の暖簾、とても洒落てやすね!素敵でやす!
by ぼんぼちぼちぼち (2023-10-19 20:30) 

ナツパパ

ぼんぼちぼちぼちさん。
暖簾をお褒めいただき、ありがとうございます。
「光原社」には、この形の暖簾に3種類のデザインがありました。
入手した「こけし」、「雨ニモマケズ風ニモマケズ」「チャグチャグ馬っこ」です。
その中で、まず、文字のものは、文言が自室に置くにはちょっと強すぎてパス。
馬とこけし、どちらに、と悩んだのですが、単純化されたこけしのデザインを選んだ次第です。
今夏、自室の入口にかけたこの暖簾は、猛暑にもかかわらず涼しげな風を感じさせてくれ、
見るたび、ああ買ってよかったなと思いました。
by ナツパパ (2023-10-20 09:22) 

kyon

わかります!ブログの更新ってうっかりしてると随分日にちが^^;
いい暖簾ですね。紺と白の組み合わせは大好きです。
by kyon (2023-10-20 16:58) 

ナツパパ

kyonさん。
わたしは、さほどの頻度で記事を更新できず、頑張っても週に一回程度になってしまいます。
その結果、7月中旬の旅行が10月まで延々伸びてしまいました。
季節が違っちゃったなあ、とぼやきながら記事を作っていたのですけれど、
完了してみると、今年の夏の思い出になったなあ、と自賛しています。
このあと、何年かたって読み返しても、この時の思い出がくっきりと蘇る、と思いましたねえ。
by ナツパパ (2023-10-21 09:55) 

ふにゃいの

趣きのある建物なやお土産物がいっぱいですね。らーめんは、サッパリ系であってもコクというか、風味が欲しいので、冷たいと感じにくそうなイメージです。
by ふにゃいの (2023-10-21 22:11) 

ナツパパ

ふにゃいのさん。
わたしもラーメンは熱々が美味しいなあと思う派です。
山形の冷やしラーメンは、旅の思い出という位置づけになりますでしょうか。
あ、けっして不味いものではなく、冷たいながら汁も美味しく、麵もしっかりしていました。
盆地で夏暑い山形にはぴったりのラーメンだと思います。
...ただ、今はエアコンがありますのでねえ...夏でも熱いラーメンが美味しかったりしますね。
by ナツパパ (2023-10-22 15:03) 

ナツパパ

niceをくださいました皆様。
ありがとうございます。
by ナツパパ (2023-11-01 08:52)