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田んぼの中で泊まる ― 夏・東北旅行記 その8 ― [旅行中 国内編]
旅の4日目、昼食などで散々飲み食いをして、そろそろ時間となったので、今晩泊まるホテルにやって来た。
この旅行では、所用もあり山形県鶴岡市に2泊することになって、1泊目は高速インターすぐのビジネスホテル泊。
2泊目の、この日泊まるホテルは「SUIDEN TERRASSE」と言い、SUIDENの名前の通り水田の中に建っている。
庄内地方は最上川の沖積平野で、一面の平地が一面の田んぼ、ドライブしていてもそれは見事な水田が広がる。
このホテルは、その水田をコンセプトにしていて、なにやら面白そうなので、ここに泊まることにしたのである。
写真上、真ん中の大きな建物がメインで、周囲のコンパクトな2階建てが宿泊棟になっている。
夏至から半月くらい経ったこの日、夕方とはいってもまだまだ日が高い。
少し早めだけれどチェックインして、ホテルの中を覗いてみようと思う。
腹も身の内 ′23 ― 夏・東北旅行記 その7 ― [旅行中 国内編]
7月下旬の東北旅行3日目は、結局弘前近傍をかすめた後、青森県秋田県の高速道路を使って、午後5時、山形県鶴岡市に着いた。
ときおり強雨の中高速道路で4時間は気が張るもので、無事に到着できたのはなによりだった。
さて、明けて4日目、まずは鶴岡市内の妻の親戚に寄ることになっている。
妻の実家は北海道で4代続いているが、初代は鶴岡市から渡道した。
初代の実家とは今でも付き合いがあり、昨年その家の長老が亡くなったこともあって、義母の依頼でお仏壇におまいりである。
午前中にお仏壇に線香をあげ、当主のご夫婦とお話などをして、昼前に家を辞した。
この日は、昼ごはんに「アル・ケッチャーノ」というイタリアレストランを予約してある。
予約の電話を入れると、コースで2時間半かかりますよ、と言われ驚いたのだが、ここの料理を食べたかったので仕方ない。
昼12時、鶴岡市郊外の店に到着し、さて、食事を...期待も高まるではないか。
通された卓には、ナフキンと「本日のメニュー」のカード、そして1組のナイフフォークセット。
ナフキンには「Al chē-cciano」と横文字だけれど、「そういえばあったね」を庄内では「あるけっちゃの」という、それが店名の由来だそうだ。
大寝坊の帳尻合わせ ― 夏・東北旅行記 その6 ― [旅行中 国内編]
さて、旅に出て3日目、朝に大寝坊をしてしまい、「八甲田ホテル」の出発が大幅に遅れてしまった。
この日は、山形県鶴岡市に宿を予約してあるので、そこまで行かなければならない。
天気予報によれば、この日、途中の秋田県内は大雨の予報で、道中剣呑そうである。
そこで、この日先ず訪れようと計画していた弘前市の見物は諦めることにした。
...いや、クルマなんだから、時間はあるのだ...弘前を見物して、鶴岡にはそれこそ夜中に着いたっていいのだから。
...ただ心理的にね、できれば日のあるうちに到着したい、という気持ちになる...
...きっとわたしたちは年を取ったんだと思う...10年前だったら、おそらく夜中になっても弘前には寄ったと思うし。
で、弘前は諦めたとしても、その近くまで来たら寄ってみたい場所があるのだ。
冒頭の写真はそこに着いた時のものなんだけど、有名な田んぼ...これじゃ分からないな。
避暑地の悦楽 ― 夏・東北旅行記 その5 ― [旅行中 国内編]
さて、前稿でお話したように、わたしたちは東北地方の旅行をして2泊目、「八甲田ホテル」に宿泊中である。
「八甲田ホテル」は、なにしろ八甲田山の山中にあるため、晩ご飯を近所の居酒屋、コンビニで、という訳にはいかない。
それに、せっかくのホテルだもの、ここはコースのフレンチでも、と前もって予約したのだった。
ホテルに着いて館内を見物していると、そろそろ食事の時間である。
それで、「Me Deau メド―」という名前のレストランにやって来た。
なんでも、青森の言葉で、美味しい、というのを「うめーど」というらしく、メドーはそこから採った名前だそうだ。
ログハウス特有の丸太の壁が迫力あるなあ。
...スタッフがわたしたちを見つけこちらにやって来た...さあ、入ろう。
山に分け入る ― 夏・東北旅行記 その4 ― [旅行中 国内編]
旅に出て二日目、盛岡を出発してまずは八戸に向かい、それから青森に寄る...はずだった。
ところが、盛岡で見たいところ買いたいものがあって出発が遅れ、八戸でも買い物三昧で、ここも予定時間を遥かに超過。
結局これからでは、青森に着くのは夕方で、更に、今晩宿泊するホテルには夜に到着見込み、とナビは言う。
今晩泊まるのは「八甲田ホテル」で、八甲田山の山裾、けっこうな山中である...できれば日のあるうちに着きたい。
そこで予定を変更し、八戸から十和田市を経て、直接ホテルに向かうことにした。
十和田市から八甲田までは、まず奥入瀬川に沿った道を走る。
冒頭の写真はその奥入瀬川で、画面奥、上流には奥入瀬渓谷があり、更には十和田湖まで至る川だ。
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