すこしばかりの愉しみを [くらしの中で]
毎年2月中旬には、結婚記念日に合わせ、夫婦で外食するのが習いだった。
今年はできるかどうか、と思いつつだったのだけれど、なんとか夫婦で晩ごはんを愉しむことができた。
2時間ほどの息抜き...うれしいことである。
わが家では、昨年暮れから母の様子が思わしくなくなって、自宅で介護の日々である。
さいわい母の様子は安定してきて、それに従って母の気分も明るいのが救いだ。
このまま自宅で穏やかに過ごせるといいのだけれども。
毎年極寒のなか訪れるレストランなのだけれど、今年は暖冬のおかげで、薄手のコート一枚。
それはそれで嬉しいことかもしれない...でも冬は寒くなくちゃなあ、なんて天の邪鬼かしら。
一年ぶりのレストラン、そしてシェフの笑顔が懐かしい。
席について飲み物もやって来て、さて乾杯...限られた時間だけど、食事を愉しもう。
ようやく秋か [くらしの中で]
前稿まで延々と、夏の東北旅行記を続けていたら、季節はようやく秋になっていた。
今年の夏は過酷だったし、しぶとかったなあ...と、過去形で言えるようになったのが嬉しい。
これからは秋で行くんだよね...そうだよね...と、まだ少しおっかなびっくりなんだけど。
夏の間には、あまりの気温と日射に、手入れを放棄していた庭も、先日夫婦してきれいにできたし。
ふと早起きした朝、カメラを手に庭に出てみた。
夏前そして真夏の庭から、少しずつ変化していく、その兆しが見えた。
...でも、もうすぐ冬の兆しが表れ始めるんだろうなあ...今年の秋は短くなりそうだ。
猛暑の夏が... [くらしの中で]
東北地方を旅行し、無事帰京したのが金曜日夜。
週末の土日は旅行の後始末などで過ごして、さて、翌月曜日からは、町会主催の「ラジオ体操」が始まったのだった。
ところでラジオ体操にはCDもあって、それを流せばいつでも体操が出来る。
...のだが、町会のラジオ体操は、午前6時半からの生放送に併せて開催するのが習いなのである。
準備は5時半過ぎに会場の小学校校庭に行くことから始まり、体操後は器材他を格納し校庭の門を閉じて終了となる。
10年前からラジオ体操の責任者になっちゃったわたしは、毎年この時期は睡眠5時間と少し...あはは、厳しいもんです。
そのラジオ体操が7月いっぱいで終了し、期間中参加者に熱中症他もなく、やれやれなのだった。
なにしろ今年は期間中は早朝から猛暑で、しかも青空には日を遮る一片の雲すらも無く...こんなの初めて。
夏に向けて [くらしの中で]
ここ数年、わが家では庭の一角に畑を作り、夏野菜を育てている。
...畑、と大きく出たけれど、実情はたたみ2畳ほどの広さで、いわゆる猫額大ですね。
そこに今年も夏野菜を育てよう、と近所のJA園芸センターで苗を買ってきたのだった。
近年のコロナ禍によるものか、園芸センターはいつ行っても大賑わいで、4月末には夏野菜の苗も多く用意される。
ところが、今年は我が家の初動が遅く、妻が出かけたのが連休明け、5月中旬なのだった。
近所で農家をしている友人に聞くと、夏野菜は5月の連休前までには植えなきゃなあ、という。
なので、ずいぶん遅れてしまったが、まあ仕方ない。
この時期、わたしはコロナワクチンの副反応で体調不良のせいもあって、苗の植え付けは妻が頑張った。
...わたしは写真を撮るだけで...一応記録には残したのだけれど。
連休は怠惰に過ごしたいと思うのだけど [くらしの中で]
今春は暖かい日が続いて、ときには暑さを感じるくらいだったりもした。
そんな日が続いて、気が付けばもう5月、一年の1/3が過ぎちゃったよ。
...早いなあ...年々その早さが増すようで、今や新幹線、いや、飛行機並みの速度に感じられる。
そんなことを茫然と考えていたら、世の中はゴールデンウィーク突入である。
今年は皆さんお出かけのようで、それは大いにやってほしいのだけれど、わが家は今のところ行く当てもない。
妻は、庭仕事をしなくちゃ、と張り切っている。
見てみると、庭の樹々が勢いよく枝を伸ばし葉を繁らせ...なんか鬱蒼としてしまった。
なんとかしなくちゃね...と、妻がこちらを横目で睨む...当然一緒にやってくれるよね...暇なんだから。
そうだよね、やらなきゃね...と答えつつ、なんとかして家から脱走する気満々なのだけれども。
28mmに憧れる その後 [くらしの中で]
写真上は我が家の庭で、ごらんの通りサツキないしツツジが満開である。
一つの株に見えるけれど、白い花と赤い花の二株が植えられている。
それを植木屋さんがひとまとめにしてくれて、毎年春にはきれいな色合いの株が庭を彩る。
でもね...この写真を撮ったのが4月6日で、まだ4月も上旬、いくらなんでも早すぎやしないか。
今年は桜の開花も早かったし、その他の花もずいぶん早く咲き始めているみたい。
隣の家のモッコウバラも今が満開で、ふと立ち話をした隣家のご主人も、こんなの初めて、というし。
ところで、この写真を撮ったのは、LUMIX GX1と15mmレンズのコンビ。
間に合わせに組んだこのコンビを、わたしはここ数カ月重宝に使っている。
というのも、以前「28mmレンズに憬れる」という記事を書いて、その折熱望した散歩用のカメラがまだ買えずにいるのだ。
九段散歩 [くらしの中で]
3月に入って暖かい日があらわれるようになった...と同時に花粉の飛散も最盛期に入ったようである。
これからひと月と少し、30年来お世話になっている耳鼻科の先生処方の薬が頼りだ。
...でも、今年は花粉の飛散量も多いそうで、眼もかゆかったり、いろいろ面倒なことである。
そんな某日、所用があって神田に出かけることになった。
神田は久しぶりで、所用を済ませてから神保町の、馴染みの古書店を素見する...コロナ禍でご無沙汰だったなあ。
神保町を歩いて九段下まで、ここから帰宅しようと思い、でも、見上げると九段の坂上に「靖国神社」が見えた。
九段も靖国神社も、ここ数年というもの訪れることが無かった。
せっかくなので、ここは神社に参拝して行こう、と思い立ったのだった。
九段の坂上に行けば寄りたい店もあることだし。
美味しいもの食べよう [くらしの中で]
わたしたち夫婦が結婚したのは2月で、かんたんな披露宴と...それから神戸に一泊の旅行をしたのだった。
なにしろ余裕がなくて...それでも、まあなんとかここまで来ることが出来たのは様々な僥倖があってのことかな。
それで、毎年2月には、どこか外で食事をするのが、いつしか習いとなったのだった。
息子がいるときは家族3人で、息子が独り立ちしてからは夫婦で。
今年も2月になり、ご近所のレストランに夜の席を予約して、歩いてやって来た。
この日は北風が吹き荒れる、とても寒い日で、なにしろお酒を呑むのだから歩いて...なんだけれど、これがたいへん。
ようやく店にたどり着き扉を開けると、暖かい店の中で馴染みのシェフが笑顔で迎えてくれるのだった。
席について、コースは予約の時に頼んでいるので、飲み物を注文して...さて乾杯。
今年もこの店に来られて、元気で食事ができることが嬉しい。
結婚して37年ですか、ここまでくると結婚記念日だからじゃなくて、元気で美味しいものを食べられることに乾杯、なんですがね。
12月に入ってしまった [くらしの中で]
皆さんご無沙汰しました。
地域行事のお手伝いなど、いろいろ忙しくしておりました。
...それもようやく終わりが見えた...と思ったらもう12月でびっくり...今年は早いなあ。
そうこうと暮らしていたところ...日曜日に近くに行くからなにか晩飯食べさせて、と息子から連絡が。
最近は仕事が急がしくなったようで、なかなか帰ってこない息子だけれど、ひさしぶりに顔が見られそうだ。
...すると、妻がいきなり張り切るわけですなあ。
元気で暮らしているのか心配していたのだろう...彼にあれもしなくちゃこれも...と盛り上がる。
そんな中、昨日の朝、宅急便で届いたのが写真上の発泡スチロールの箱である。
猛暑の日々をやり過ごす [くらしの中で]
わたしの住む町内会では、今年3年ぶりにラジオ体操を開催した。
写真上は一昨日の朝6時半、ラジオ体操をする参加者である。
会場となる地域の小学校は広い校庭があって、2~300人程度なら、十分距離を置いて収容できるのだ。
今年は、子どもたちも大人も楽しみにしているのだからラジオ体操やろうぜ、と町会の役員会で決まった。
...のが5月の初めで、それから準備を始め、いよいよもうすぐ、というところで新型コロナウィルス感染者数の爆増である。
...どうする?...専門家呼んで、対策を教わって...やろうぜ...やるか。
そして始まったラジオ体操が昨日の朝無事終了したのだった。
...地域の子供たち、そして大人たちに、夏の思い出ができるといいのだけれど。