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口福帳 ― 秋になる前のこと ― [わたしの食欲]





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 まだまだ暑さの続いていた某日、やって来たのは高田馬場駅から少し入ったところの店である。




 旧知のO先生M先生からお誘いをいただき、最近流行りの中国麺料理を食べに来た。

 O先生M先生とは、以前からあちこちに遊びに行ったり旅行したりのお付き合い、でも、コロナ禍以降はご無沙汰だったのだ。

 コロナ禍が収まりを見せて、5類に分類されたのをきっかけに、久しぶりに食事をご一緒することになった。

 O先生もM先生も中華料理、それも現地仕様のそれがお好みで、今回はこの麵を食べましょう、となった。




 店の看板を見ると、すごく込み入った字で、ビャンビャン麺と呼ぶそうだ。

 ...そういえば、これを出す店をあちこちで目にする。

 字体のインパクトがすごいなあ...どうやったらこういう字になるのだろう...中華四千年の不思議か。



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