これでお終いにするから [カメラ]
「 S君や、急な話だけど明日散歩しないか? 」
「 えっ、いいですけど...その口調、なんか怪しいなあ...なにかありました? 」
「 ...いや...とくにない...けど...あ、カメラ新しいの買ったかな 」
「 ...やっぱりだ...そうか...で、見せびらかしたいわけですね 」
「 うーん、まあ...そうなのかな 」
で、一昨日、友人のS君と街歩きをすることになった。
ここ数カ月、グジグジと悩んでいたお散歩用のカメラを買い求め、それを試そうと思ってのことである。
買い求めたのは、写真上の、RICOH社製「GRⅢ」というコンパクトカメラであります。
小さなボディーにAPS-Cサイズのセンサーとフルサイズ換算28mmの固定焦点レンズをつけている。
写りがいいと評判のカメラで、しかも小型軽量、お散歩用にはこれだ、と候補の筆頭にしていたのだった。
とてもいいカメラなんだけど、唯一の欠点がお値段で...それを某日、勢いで予約をしてしまったのだった。
手に入れるまでの懊悩も、実際手元にカメラが来てしまえば吹き飛んでしまう。
街歩きでこのカメラを愉しまなくちゃ...支払いは6月だし...それまでにはなんとか...ははは。
28mmに憧れる [カメラ]
ことの発端は、わたしの友人でもある主治医のひと言からだった。
「 ナツパパよ、最近検査結果の数値が悪くなってるぞ、なんかあったか? 」
「 うんにゃ、とくにない...けど、寒くてあんまり体動かしてないなあ 」
「 それだな...下手するとヤバいことになるかもしれん...そもそもお前は痛風持ちで更年期障害もあったし 」
「 おいおい、あんまり脅かすなよ 」
そういわれてしまうと、小心者のわたしはずいぶん悩む...どうしよう...寒いんだけどなあ。
体を動かすのかぁ...でもジムで運動はきついしなあ...そうだ、カメラ持って散歩するか。
そう決心すると、今度は散歩に持っていくカメラが気になる。
できればポケットに入るような小型の、でも写りのいいやつを...ふと、いいカメラが思い浮かんだ。
手持ちのカメラにはないけれど、カメラ屋には並んでいる...あれ欲しいなあ。
でも、散歩用だったら携帯のカメラでよくないか?...と、わたしの中の分別ある大人はそう諭すのである。
...うーん、でもね、わたしの中にいる我儘ジジイは、カメラ欲しいよう、と駄々をこねるのだった。
もう一つのシミュレーション [カメラ]
ひと月ほど前になるか、突然肩と首に激痛が走った。
...最初は寝違えたのか、と思ったのだけれど、それにしては痛みが長引いたのだった。
そこで、近所の整形外科で見てもらうと、なにやら椎間板がどうとかで、それでの痛みらしい。
...そこですかぁ...お医師は、最悪手術かもねえ、などと仰るのである。
仰天したけれど、まずは、ストレッチとかリハビリとか、そういうことで治療となったのだった。
それで、あれこれリハビリをやって、やっとのこと、痛みも治まってきて、なによりである。
ただ、この先も無理はできないそうだから、とりあえず、このひと月は試運転、ということになりますか。
さて、上の写真は、わたしの部屋にあるディスプレイで、写っているのはPC に内蔵のアプリ。
「Dxo フィルムパック」という一件で、様々のフィルムに似せて、画像を加工できるものである。
先日買い求めた、フジ「X-S10」というカメラに内蔵されたフィルムシミュレーション機能に似ている。
このアプリは、3年ほど前になるか、面白そう、と買い求めて、その後代替わりして、まだ持ち続けている。
小人閑居して...又 [カメラ]
題名が問題なんである。
「小人閑居して...」という題は、これまで何回か、拙ブログで使ってきた。
それは、やってしまった、ことを取り上げたものなのだけれど...またやってしまったというわけで。
冒頭の写真をご覧になったみなさんは、もうすでに事情がお察しのことと思うのだけれど。
また新しいカメラを買ってしまったのであります。
去年の夏、大枚はたいて、分不相応なライカのカメラを手に入れて...このカメラを愛用していきます...
...なんて言っていたのに。
ここ数カ月の自粛期間中、暇に任せて家でPCを眺めていたら、つい、このカメラが好ましく思えちゃって。
最新式のセンサーと画像処理エンジンが搭載されていて、なおかつ便利な機能も満載し、しかもお手頃価格。
そのどれもが、かゆいところにまで手が届く親切さで、日本製カメラの魅力が詰まった一件であります。
...それで...つい...ああ、つい...
新しい仲間にときめく [カメラ]
前稿でちらりと触れたのだけれど、今般、新しいカメラを買い求めた。
それが写真上の一件で、ライカCLという名前のカメラ。
ミラーレス一眼レフカメラで、センサーはAPS-Cを使っており、小型軽量が売りのカメラであります。
ライカ社のカメラというと、Mシリーズが筋目で、1954年に発売のM3から現在のM10まで、
屈指の高級カメラとして世界に君臨してきた(...している)。
わたしが求めたCLは、いわば普及機であって、諸事万端、お手軽に使えるように作られている。
例えば、絞りやシャッタースピードはプログラムオートが使えるし、オートフォーカス機能もついている。
ライカの中では、日々の実用に使えるのはこのカメラかな、とわたしには思えたのだった。
一緒に買ったレンズは、スーパー・バリオ・エルマーTL・f3.5~4.5 / 11~23mmASPH.というもので、
フルサイズ用のレンズと比較すると、17~35mmに相当する画角の超広角レンズである。
小型軽量とはいっても、マグネシウムを使って作られたボディーは、ずっしりとした重みがある。
そこはさすがにドイツ製のライカカメラで、しっかりと作られた感触が好ましい。
...値段も大汗ものなので、しっかり作られていないと困るのだけれどな...
少々マニアックな記事で恐縮ですが、よろしければ続きはこちらです
準備をしてみたけれど [カメラ]
さて、今年も押し詰まってきて、なんとなく慌ただしい日々であります。
ここ数年、わたしの生活は毎年6月から12月初めまで、とても忙しくて。
...それも仕事で忙しいのならまだしも...地域の雑用やらなにやらで...あ、グチです、すみません。
そんなこんなの日々を、ようやくやり過ごして、12月の中旬、夫婦で旅行することにした。
行先は北欧のフィンランドである。
フィンランドでも北のラップランド地方に行って、オーロラを見物しようと思う。
オーロラ見物は数年前にも企画したものの、母のケガによって頓挫したもので...
...それが諦めきれない妻とわたしは、しぶとく機会をうかがってきて、ついにこの日が来たわけで...
それで、旅先のことを調べてみると、噂に違わずの、たしかに極寒の土地である。
カメラなど、建物の内外で、気温差により結露が起こるので、満足に写せないそう。
オーロラを見て、それをカメラで記録したい...と願うのだが...うーむ。
そこで、全天候式のカメラを調べたら、写真上の一件が引っ掛かった。
防水防塵のほかマイナス10℃までは大丈夫とのこと。
これこれ、とさっそく買い求めて、一度試写をすることにしたのだった。
古いカメラと遊ぶ キャノン編 [カメラ]
なんだかんだで用事が重なり、青息吐息で過ごした7~8月だった。
今年の夏は、せっかく暑さも少なく、過ごしやすい陽気だったのに...
...どうもその恩恵には浴せなかったみたいで、お天道様には申し訳なかったなあ。
それで、そうやって過ごしてきたのだけれども、やはり夏である。
いろいろな息抜きを試み、それで結構遊んでいたのだった。
しばらくぶりのご挨拶を兼ねて、その顛末をお話ししようかと思う。
友人のS君は理科系の大学出身で、メカニカルなものが大好きな人物である。
彼の、興味の対象は多岐にわたるけれど、その中にカメラが入っている。
今は古いフィルム式カメラに凝っていて、ジャンク箱などから廃品寸前のカメラを買い取り、
自分で整備し、きれいにレストアして楽しんでいる。
その様子がいかにも愉しそうで、傍で見るうち、わたしもその魅力に捉われたのだった。
古馴染みの相棒と遊ぶ [カメラ]
先日のこと、友人のS君が某カメラ店でガチャガチャに出会い、遊んでみたそうだ。
ガチャガチャの中身はフィルムで、一回500円だったかで、数本のフィルムが詰まっていたのだとか。
...多いものには3本のフィルム。
そこでS君は熱狂し、数回試した挙句、手元に多くのフィルムが残ったのだった。
そのフィルムだけれど、実は最近、あまり使われることがない。
世の中デジタルカメラが主流になり、フィルムを使うカメラは手間がかかって人気がないのだ。
それで...使われなくなったからなのか、現像やプリントなどをしてくれる店もずいぶん減った。
...以前は駅前などには、必ずと言っていいくらいカメラ店があったものだけどなあ。
デジタルカメラが出たときは、ここまで急速にデジタル化が進むとは想像もできなかった。
それでも、今なおフィルムカメラを使って写真を撮る人はおり、とくに最近は女子に多いそうだが、
カメラを使う人口から見ると少数派に属するだろう。
フィルムカメラには独特の良さがあって、それは魅力なのだけれど...うーむ。
わたしもS君も、若いころには、フィルムカメラには散々お世話になってきた身である。
今でも、手元には当時愛用したフィルムカメラを持ち続けている。
デジタルに移り、使わなくなって15年以上か...いつかは使ってやりたいと思っていた。
そこに、今回のフィルム到来である。
いいチャンス、と久しぶりの街歩きに、フィルムカメラを抱えて出かけることになった。
物欲に奔る...または逃げる [カメラ]
みなさん、ご無沙汰しました。
秋から本格的に始まった諸々の出来事は、その対処だけで精一杯...生活が一変してしまったのだった。
いわゆる青息吐息という状態だったのだけれど、まあ、そういうことはあるよね、生きていれば。
そんな日々を暮らしていると、何か生活でも変化が欲しくなると見え...たとえば逃避行だったり...
...そのほかにも、つい物欲に奔ってしまったり、我ながらびっくりなのだった。
...で、先ずはそういう前振りをして...買っちゃったのが、写真上の一件である。
ボディーはね、今年の2月、ええいっと買い求めたオリンパスPEN_Fで、これはもう、愛用中の一台。
問題はレンズの方で、久し振りに手に入れた望遠系のレンズなんであります。
道楽の行き着く果てか [カメラ]
さて、写真上のカメラは「Fuji Finepix F11」というコンパクトカメラである。
ご覧の通り年代物で、2005年というから今から10年前、富士フイルムから発売された。
当時は、画質、高感度機能、そしてバッテリーの保ち、が評判で、人気の高かったカメラだった。
その分値段も高めで、わたしも欲しかったが手に入れられなかった一件だ。
じつは友人のS君が、わたし同様大のカメラ好きで、なおかつ、昔のカメラを直しつつ使って楽しむのが趣味。
彼は先日、某カメラ店のジャンクボックスでF11を見つけ、新品同様の物件を格安で手に入れた。
試しに使ってみるとこれが大変な高性能で、彼のお気に入りとなったのである。
わたしも見せてもらったが、本当にきれい...レンズが良いのだろう、画像などじつに精細な出来映えなのだった。
良いなあ、と言っていたら、先日街歩きの途中某カメラ店で、箱など備品の揃った、新品同様のF11を見つけた。
隣でS君が、これは出会いものです買っちゃいましょう、と煽る。
...で、わたしもその気になって、めでたくF11を入手し、2005年以来の宿願を果たし満足したのだった。
2005年当時35000円+の価格が3000円...デジタルカメラの世界は厳しい...
...が、10年経っても値段が付いていて、しかも陳列棚に並ぶ、というのも逆にすごくないだろうか。