今のうちに [わたしの食欲]
昨年後半くらいからだろうか、ふと気がつくと、諸式高騰が目立つようになった。
身の回りのあれこれ、たとえばガソリン代とか、食品の値段とか...ずいぶん上がっているのを感じる。
その値上がりについては、それぞれに理由はあるのだろうけれど、それでも歓迎できるものではないよね。
...などと、妻にグチグチ言ってみたら、まっ、なるようにしかならないわ、とあっさり言い返されてしまった。
妻は男前、である。
ところで、上の写真は、先日仕事で訪れた埼玉県川越市である。
川越は昔からの城下町で、古くからの街並みが残り、とくに土蔵造りの家並みが続く通りは、大人気の観光地。
写真上の通りもその近くで、休日などは人で賑わう場所なのである。
平日の昼間、仕事とはいえ、この通りにやってきたのは、ある目論見があってのことなのだ。
その名前に素通りできず [わたしの食欲]
「下練馬富士山」を登拝して、旧川越街道の商店街に出てきた。
良くできた富士塚を堪能し、すっかり満足して、もう一度富士塚を振り返った...
...ら、隣に「富士亭」という店があるのに気付いたのだった(写真上)。
よく見るとラーメン屋さんらしい。
「富士亭」とは、「富士嶽神社」から採った名前か、あるいは富士塚からか。
いずれにしても、なんとまあ、素敵な名前であること。
富士塚巡りをしているわたしが、せっかく出会ったこの「富士亭」を素通りしていいものか、どうか。
ここはひとつ、この店のラーメンをいただいて、「下練馬富士山」登拝の記念にしようと思った。
...まだ午前11時なのだけれど。
反省会など [わたしの食欲]
11月3日、航空自衛隊「入間基地」で開催された航空祭は、午前11時30分で午前の部がお終いになった。
終了後の会場では、入場者が昼食をとるために移動するので、ちょっと混雑する。
そこを掻き分けつつ、一行5名、駅に向かって移動したのだった。
というのも、たくさんの人混みにいると、オジさんたちはもう、午前中で疲れてしまうのである。
午後にはブルーインパルスの演技もあるけれど、ますます増える入場者を見て、それは次の機会に、ということになった。
で、西武線に乗り、着いたところは所沢である。
駅西口は賑やかな商店街で食べ物屋さんもたくさん...馴染みの店で食事そして反省会などを。
今回は、O先生M先生に加え、新婚のS先生ご夫妻が一緒である。
S先生ご夫妻は、それは仲睦まじく、傍から見ていて、思わず微笑みが浮かぶほど。
航空祭会場でも、移動の電車中でも、そしてほら、所沢の街でもずっと手をつないでいるのである。
この先食べ物の写真ばかりで恐縮ですが、よろしければ続きはこちらです
B級なんでしょうか [わたしの食欲]
さて、「花田」で酒器を堪能し、そのうえ気に入ったものまで買い求めて、大満足で店を出た。
店からしばらく歩くと、そこは九段坂である(写真上)。
「花田」があるのは坂の上なので、見晴らしが良く、眺めているうち気分まで良くなる。
そうやって眺めていると、なぜか、島倉千代子さんの歌った「東京だよおっ母さん」が口から出てくる。
...といって、歌詞をそらんじているわけではなく...あれが あれが 九段坂...というフレーズだけなのだけれど。
そこだけが、なぜか、いつも頭を流れ、つい口ずさんでしまうのである。
不思議なこと...この日も...あれが あれが 九段坂...と何度か繰り返したりして。
ところでこの日は午後から用事があり、このまま九段坂を下りず、左手の細い坂を下って飯田橋に向かったのだった。
「富士見坂」という名前のその坂は、両側に学校が多く、静かで落ち着いた雰囲気の坂なのである。
秋の夜長を愉しむ [わたしの食欲]
以前からお付き合いのある皆さんと、一夜、会食をすることになった。
わたしの住む地域から歩いて20分ほどの私鉄駅、地下鉄とも接続していて、界隈には洒落た店も多いのだとか。
細い道を歩いてビルの2階、こんな所、と思う場所に素敵な雰囲気のレストランがあった。
くだけた雰囲気ながら清潔な店内は、美味しい食べ物に出会えそうな予感がする。
名代のそばを食す [わたしの食欲]
先週末、久しぶりに友人のS君と会うことになった。
拙ブログでは出ずっぱりのS君だけれど、実際に会うのは、まあ月に一度くらいだろうか。
この日も、江ノ島に行って以来、約一ヶ月ぶりである。
ところで、六本木のミッドタウンには「富士フイルム」のショウルームがあって、新しいカメラを展示している。
X10という名前のカメラで、素晴らしい性能だそうで...それを見物しにいったのだ...が、見ただけね。
ああ、良いなあ、と溜息をつきつつ...さて、これからどこに行こう、ということになった。
近くの麻布十番は賑やかな商店街があって、美味しいものがたくさんありますよ、とS君が言う。
賑やかな商店街、美味しいもの...その言葉を、わたしは聞き逃すことなど出来ない。
そこで、芋洗坂を下り、六本木ヒルズの偉容に圧倒されつつ、麻布十番の商店街にやってきた(写真上)。
江ノ島名物をいただく [わたしの食欲]
江ノ島展望灯台から下を眺め、あそこに見える店まで行ってみよう、ということになった。
上の写真、画面下から上に向かって店が並んでいるが、これは江ノ島神社奥津宮への参道に沿ってのもの。
その参道は、奥津宮を過ぎて先まで続いており、最後は急な階段になって海岸に至る。
海岸には、江ノ島神社発祥の地、二カ所の岩屋があって、江ノ島巡りはそこまで見物して完了となるのだ。
この日、わたしたちはその岩屋まで足を伸ばすつもり。
先はまだあるので、そろそろ腹ごしらえをしよう、ということになったのだった。
まんぷくまんぷく [わたしの食欲]
8月末の某日、友人のS君と二人、大崎の「居木富士山」を見学して、さてこれからどうしよう、ということになった。
折しも暑い日で、わたしなど早くもバテ気味だったのだけれど、S君は元気満々。
大崎から五反田にかけては有名な住宅街がありますから、そこに行ってみましょう、と提案するのだった。
そう、島津山、池田山、と称される住宅街は、今でも閑静な住宅が並び、歩いていて気持ちの良いところである。
それで、結局あちこち歩き回り、さらには電車に乗ったりバスに乗ったり...大汗で武蔵小山までたどり着いたのだった。
さて、東急目黒線武蔵小山駅前から始まる商店街は、関東でも屈指の規模と賑やかさで有名である。
休日のこの日、長く続くアーケードは買い物の人で大混雑だった(写真上)。
こうやって、元気な商店街を見たり歩いたりすることは本当に嬉しい。
ココロもおなかも満足 [わたしの食欲]
先日のこと、友人のS君と散歩をしていて、気がついたら昼もずいぶんすぎてしまった。
どこかで食事を、と捜すのだけれど...東京の郊外では、目に付くのはファミリーレストランばかり。
休日の昼ともなれば、時分時が過ぎていても、そういう店は家族連れで大賑わいである。
おじさん二人は、その光景を見て怯むばかり。
最寄りの駅まで戻ろうか...と歩いていたら、S君がサッと指をさす。
見れば、定食屋さんが暖簾を下げて営業中ではないか(写真上)。
やれ嬉しやと暖簾をくぐり、店内に突入したのだった。
昔ながらの味わいをいただく [わたしの食欲]
埼玉県志木市は、市域を横切るように新河岸川が流れている。
新河岸川の西は、武蔵野台地がここまで来ているので、市街地の周りには畑が見られる。
一方、川の東は一面の低地で、新河岸川と荒川に挟まれ、以前は田んぼの広がる地域だった。
さて、わたしと友人のS君と、「田子山富士山」の見物を終え、新河岸川を東に渡って、散歩を続けてきた。
そろそろ時分時、どこかで昼食を、と思い、目指したのが写真上の店。
この地域で、明治17年から続く老舗の川魚料理店、「鯉清」である。
店名の通り、鯉料理とウナギが美味しいのだそうでやって来たのだが...
...立派な店構えに、つい財布の中身が気になったけれど...ええい、と店内に入った。
だって、せっかくここまで歩いてきたのだもの。