週末はスキャン三昧を [くらしの中で]
皆さんご無沙汰しました。
ようやく通信環境が元に戻り、ブログを再開できます。
さて、コンピュータのネットワークが使えなくなってひと月以上、世の中は再び騒然となってきた。
わたしたち夫婦は、gotoを利用して、義母を見舞い方々、初冬の美味を求めて北海道を旅行する予定だった。
...が、わたしの家も妻の実家も、90歳以上の老人を抱える家庭である以上、今は剣呑である。
そこで、旅行は中止をして、家に引き籠ることにした。
...で、なにをするかな...と考え、納戸にある昔のフィルムをどうにかしよう、と思い立ったのだった。
それは、1970年代~80年代にかけて、あちこちの鉄道や風景をモノクロで撮ったフィルムである。
そのうち一部は以前スキャンをしたのだけれど、かなりのフィルムがまだなのだ。
フィルムの劣化が懸念される今、この機会にすべての画像をデジタル化をしよう、ということになった。
しくじりの後始末など [くらしの中で]
この4月末、長く使ってきたご飯茶碗を、わたしの粗相で割ってしまった。
2客で対になった茶碗で、赤絵と染付の、染付をわたしが使っていたのだった。
ご飯茶碗は日常に使うものなので、すぐにでも新調したい...のだが、待てしばし。
そのご飯茶碗は、三重県にある「広永窯」で作られたもので、夫婦とも気に入っていた。
できれば同じものをもう一度買い求めたい、と思う。
さいわい、そのご飯茶碗は広永窯のカタログに載っているものなので、以前買い求めた店に行けば買えるだろう。
...と思っているうち、コロナ騒ぎが深刻化してしまい、外出自粛となってしまった。
代替品でしのいできたけれど、そろそろ...と思い、店に出かけることにした。
最寄りの地下鉄駅から電車で行こうと思う。
...やれやれ、地下鉄に乗るのは半年以上ぶりだ。
人は暇になると良いことをする...場合もある...らしい [くらしの中で]
我が家の庭は、中央に芝生、そして周りは木で囲われている。
夏になると木々が繁殖して、ちょっと鬱陶しいくらいなのがいささか気になるけど。
それでも、枝を剪定したり芝生を刈ったりすれば、まあ気持ちがいい...そうやって30年近くやって来た。
1か月と少し前か、ふと気がつくと、芝生が切り取られ、そこに野菜の苗が植えられていた。
苗の周りは支える棒が立ち、土はマルチで覆われ、本格的である。
見ているうち、苗は瞬く間に伸び、トマトときゅうりであることが分かった。
いうまでもなく、これは妻の仕業で、聞いてみると、コロナ騒ぎで暇なので野菜の栽培を思い立ったのだとか。
わたしたちの住む街は東京都23区内だけれど、昔から農協があって、近所の支店には園芸センターもある。
園芸センターで、たまたまトマトときゅうりの苗を見て、これだっ、と思い立ったのだとか。
身のまわりの春 [くらしの中で]
このところ、自宅から半径1km圏内で過ごすことが多くなった。
せいぜいが近所の駅前にあるスーパーマーケットに買い出しに行くくらい。
それでも、そういった生活も続けていると、なんとなく日々が過ぎていく。
...人間どんな環境にも慣れるものだなあ。
某日、居間から庭を見ると、先週よりも緑が濃く、花々が鮮やかになっているみたい。
そこで、カメラを抱えて庭に出てみることにした。
この時期に一番目立つのは、サツキだったかツツジだったかの株である。
紅白の花が今を盛りと咲き誇っているかのよう。
...今年は、でも、ちょっと早すぎやしないか...まだ4月も中旬だぜ。
桜吹雪で送る春 [くらしの中で]
世の中、春、である。
うららかな日差しと暖かい風が心地いい。
居間から庭を、そして外を眺めていたら、窓から入ってくる風が気持ちよくて、つい、欠伸が出た。
そうだ、外に出てみよう、と、まず、庭に出てみた。
さつきかつつじがもう咲いているではないか。意外に強い日差しの中に紅白の花がきれい。
そこで、家に取って返し、カメラを持ってきた。
レンズは、たまたまそのカメラについていたホルガ(Holga)というもので、独特な画像が撮れる。
それで写真を撮ったらなんとも春らしい画像になった。
そうだ、ちょうどいい、これをもって近所を散歩してみよう、と思い立った。
このところ家に引き籠ってばかりで...適度の運動は良いよ、と勧める向きもあるので。
サヨナラダケガ人生...カ? [くらしの中で]
わたしの出た大学は、日本全国から学生の集まる学校だった...今でも。
彼らの多くは東京で職を得たが、卒業後、出身地に戻った知人・友人もまた多い。
数は少なくなったけれど、今に至るまで付き合いが続く友人も、日本各地に散在するのである。
そのうち、昵懇にしていた友人が、先日急逝した。
事情は不明だけれど、長い友人として見送ってやりたいと思う。
彼の住むところは福井県大野市で、福井市から東に1時間ほどの土地である。
こちらから行くとしたら、新幹線で金沢まで行き、そこから特急で、と算段した。
そんな折、岐阜県高山市の友人が、昨年末逝去していたことを知らされた。
そうだったか...ならば、彼のもとにも行って線香を立ててやりたい。
福井と高山、鉄道だと大変だけれど、車を使えば、行けないところではない。
そこで、車に乗って出かけることになった。
久しぶりなので、長くなってしまいました。すみません、続きはこちらです
7月になって [くらしの中で]
今年の関東地方は、6月の終わりにいきなり梅雨が明けてしまった。
それで、まだ心の用意が出来ないのに、夏である。
じめじめした雨が続く陽気から、いきなりカッと太陽が照りつけて暑くなるのだった。
自然のことゆえ、それはそれで仕方ないのだけれど、暑いのは疲れるなあ。
...などとブチブチ愚痴をこぼしつつ...暮らしていたら、以前頼んでいた漬物がやって来た。
箱を開けると、目に入る浅漬けの各種がいかにも涼しげであります。
...おおっ、やっと来ましたか...と、顔もほころんでくる。
それにしても、こういった漬物が、新鮮なままはるばる東京まで送られてくる時代。
...ほんと便利な時代になったなあ。
ほっと一息の新年 [くらしの中で]
皆さま、遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
ご挨拶にもうかがえず、すみません。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、昨年9月に転倒して大腿骨を骨折した母が、この度はれて退院することになった。
緊急に入院した病院で手術とその後の経過観察に1か月。
手術の成功を待って、リハビリ専門の病院に転院して2か月と少し。
ようやく病院の許可が出て、自宅に戻ることが出来たのである。
転院先では、1日4回4時間のリハビリを続けて、日常生活には支障がないとのこと。
転倒以前の様子にはまだまだ届かないけれども、元気な母の様子を見るとホッとする。
以前は寝室にしていた畳の部屋をリフォームして、これからここが母の居場所である。
穏やかに注ぐ冬の日差しが、母の、この先の日々を明るくしてくれるように感じられるのだった。
なにはともあれ、ほっと一息の新年であります。
厄年考 - ご無沙汰の言い訳 ー [くらしの中で]
皆さま、ほんとご無沙汰しました。
...という始まりの記事を、今年は何回アップしたことでしょう。
前回の記事以降、いろいろなことがあり、ブログまで手が回らぬ日々なのでした。
まずは近所の小学校の「開校40周年記念行事」。
わたしの住む区の公立小中学校では、10年毎に「開校記念行事」があるのですね。
それは地域も巻き込んでの行事になります。
準備に1年以上...行事が近づくと、それはそれは細々とした仕事が山のように...
10月の某日、その式典祝賀会が無事済んだのはなによりのことです。
それで、やれやれ...と思ったら...母が転んで大腿骨を骨折してしまいました。
...すぐに入院、手術...いやはや...
...さいわい手術は無事成功し、その後の経過も順調なのは嬉しいこと、というもので。
現在はリハビリ専門の病院に転院して、1日4回数時間のリハビリでヒーヒー言っていますが元気です。
今年は年初の、わたし自身の肉離れから始まり夏には痛風...あれこれと体調不良が続きました。
...なんだかなあ...厄年という言葉が脳裏に浮かびます。
そういえば、男の厄年って、40代後半くらいまでだったと思ったのですが、最近は伸びているみたい。
人生60歳のころから比べると、平均寿命もだいぶ長くなり、厄年も増えたのかもしれませんね。
...おそらく、わたし個人にとって、今年は厄年だったのかもしれません。
...きっとそうだ、そうなんだ、とわが身に言い聞かせ、心の平安を保つ日々であります。
◇ ◇ ◇
で、辛気臭い話はここまでにしましょうね。
そういう面倒な日々を送っている間にも、何回か愉しい出来事もありました。
ブログでお付き合いをいただく「竹口要さん」の作陶展で、ご夫妻と愉しい時間を過ごせたこと。
そこで我が家に来てもらった器についてはまた後日にでも。
そういうなか、我が家にやって来たのは、写真上の狛犬です。
村中保彦さんの作る、ステンレス製の、狛犬(阿)であります。
ごく小ぶりながら、豊かな表情と引き締まった姿が素敵で、狛犬好きの心を掴みます。
今は机の端に置いて、毎日眺めて暮らしております。
そんなこんな、ドタバタの日々は、もう少し続くことになりそうです。
お伝えしたいことを並べたらこんな長文に...すみません。
またしばらくご無沙汰になりそうですが、今月中には、斜里の記事もアップしたいと思っています。
今回は、まずもってご無沙汰の言い訳とご挨拶まで。