SSブログ

桜吹雪で送る春 [くらしの中で]





    161.jpg




 世の中、春、である。

 うららかな日差しと暖かい風が心地いい。

 居間から庭を、そして外を眺めていたら、窓から入ってくる風が気持ちよくて、つい、欠伸が出た。




 そうだ、外に出てみよう、と、まず、庭に出てみた。

 さつきかつつじがもう咲いているではないか。意外に強い日差しの中に紅白の花がきれい。




 そこで、家に取って返し、カメラを持ってきた。

 レンズは、たまたまそのカメラについていたホルガ(Holga)というもので、独特な画像が撮れる。

 それで写真を撮ったらなんとも春らしい画像になった。




 そうだ、ちょうどいい、これをもって近所を散歩してみよう、と思い立った。

 このところ家に引き籠ってばかりで...適度の運動は良いよ、と勧める向きもあるので。







    162.jpg




 近所の小学校を通りかかると、そこは人気もなく静まり返っている。

 いつものこの時期には、校庭や通学路で会う1年生がかわいいんだけども。

 早く学校が再開できて、ここに子供たちの歓声が満ち溢れるようになってほしい。

 ...それでも、学校に併設する「学童クラブ」からは元気な声が聞こえてきたぞ。






    164.jpg




 この界隈には、まだ農家が何軒も残っていて、敷地には大きな木が植わっている。

 見上げるほどの欅が、もう新緑を豊かに繁らせていた。

 青空に新緑はきれい...春なんだなあ。






    165.jpg




 桜並木が有名な川のほとりにやって来た。

 満開からはずいぶん少なくなったけれど、それでも、まだ桜花が残っている。

 この日は南風が強く、その風で花が散っていくのだった。




 橋の上から見ると、桜吹雪が樹々から舞い上がり舞い落ちる...眺めるわたしにも。

 桜花が、その最後の美しさを見せてくれたかのようで、しばし茫然としてしまった。






    166.jpg




 川の流れは速く、花筏、という案配ではなかったけれど、桜花が流れていく。

 哀しい?きれい?...それを超えた、目の前を去ってゆくナニモノカ、に心が詰まる思いがする。

 ...たしか9年前の春にもそう思ったっけ...。






    167.jpg




 こうやって、桜花とともに今年の春は逝くのかな。

 ...春のあとには初夏が、そして夏が来る...すべては動いているのだ。

 ...がんばろうね。






    142.jpg




 と、柄にもなく、センチメンタルな記事になってしまいました。

 ホルガレンズの画像のせいか、それとも...今年の、満開の桜を写真上に乗せて、この稿を終わります。




 へんちくりんな文章を、書き換えようかとも思ったのですが、このままにします。

 ただ、ちょっと恥ずかしいので、コント欄は閉じることにしました。

                                  ナツパパ拝