ナツパパ氏の密かな偏愛 [妄想か偏見か]
この記事に登場するナツパパ氏は60代半ばで、年相応に頭髪は白く、見た目典型的な初老の男性である。
また身長は180㌢あるにも関わらず、最近猫背気味で、歩く姿が爺臭いと奥方から顰蹙をかっている...そうだ。
そういうナツパパ氏ではあるが、彼自身は自分を、家族を愛し地域を愛する人物、と思っているようであり...
...家族からの異論はあるかもしれないが...概ね外れてはいないのではなかろうか、と見える。
ナツパパ氏はまた、賑やかなことも好きで、地域の集まりや友人知人との呑み会などには喜び勇んで参加する。
そのときにはお酒を愉しむ氏ではあるけれど、じつは、氏は50の声を聴くまではまるっきりお酒が呑めない「カラ下戸」だった。
したがって、今でも、お酒よりは甘いものの方が好きで、甘味処ケーキ屋カフェなどで、女性に混じって平気で甘味を愉しむ。
冒頭の写真は、数年前に訪れたウィーンの「ホテルザッハー」のカフェで、氏はここでも、甘い甘いザッハトルテを愉しんだものらしい。
...その際にはきっと、だらしなく笑み崩れていたのだろう...と思う。
さて、聞くところによると、ナツパパ氏は、甘味について密かな偏愛があるらしい。
...氏の独白をこの後の「つづき」以降に載せようと思うので、時間のある方はお付き合くださるとありがたい。
昔々冬の小樽で [記憶に残っていること]
冒頭の写真は昔々、そう、1970年代中葉の北海道・小樽市の運河であります。
その頃はまだ、小樽運河周辺は荷役倉庫が立ち並ぶ地域で、写真の倉庫もまだ現役なのだった。
そして運河に浮かぶ漁船や北海道警察の監視船、荷役船もまた現役で忙しく働いていた。
冬の小樽は雪が多く、また天気も変わりやすい。
カメラを手に小樽の街を歩いていると、晴れたかと思うと強い雪が降ったりして、その目まぐるしさも小樽の特徴だった。
冒頭の光景は今でも同じように見ることが出来、それは、小樽を代表する景色である。
その運河沿いの倉庫群は、しかし、一歩裏に回ると、その優美な姿を、働く姿に変えるのだった。