昔々冬の小樽で [記憶に残っていること]
冒頭の写真は昔々、そう、1970年代中葉の北海道・小樽市の運河であります。
その頃はまだ、小樽運河周辺は荷役倉庫が立ち並ぶ地域で、写真の倉庫もまだ現役なのだった。
そして運河に浮かぶ漁船や北海道警察の監視船、荷役船もまた現役で忙しく働いていた。
冬の小樽は雪が多く、また天気も変わりやすい。
カメラを手に小樽の街を歩いていると、晴れたかと思うと強い雪が降ったりして、その目まぐるしさも小樽の特徴だった。
冒頭の光景は今でも同じように見ることが出来、それは、小樽を代表する景色である。
その運河沿いの倉庫群は、しかし、一歩裏に回ると、その優美な姿を、働く姿に変えるのだった。