蛇と狸 【ヨコハマ坂めぐり その一】 [街あるき]
上の写真は横浜市中区山手である。
元町や中華街の南側に聳える高台が山手地区で、そこは明治の昔から続く住宅街。
今でも瀟洒な住宅が並び、閑かで落ち着いた雰囲気は、わたしの住む街から見ると、まるで別世界のようだ。
さて、昨年末のことになるけれど、その山手の街を友人のS君と散歩した。
山手の街がある丘は東西に延びた地形で、歩いてみると意外に幅が狭く、道路は丘の中央に一本だけ通っている。
その道路に沿って建ち並ぶ住宅の後ろは、もう下り坂になっているのだった。
そのため住宅からは見晴らしが良く、やはりここは第一級の住宅街だなあ、と感じられた。
話題のKITTEに行ってみる [街あるき]
某日、友人のS君と待ち合わせたのは、東京駅丸の内口だった。
どこかに散歩をしよう、と集まったのだけれど、連日の蒸し暑さに二人ともバテ気味である。
そういう時に散歩をしても愉しく無さそうなので、東京駅界隈を覗いてみよう、ということになった。
...と話している内から、汗...先ずは「丸ビル」でひと涼み。
その「丸ビル」4階には、野外のテラスが出来ていて、東京駅を一望できる。
ひさしぶりに丸の内駅舎でも見物を、とテラスに行き、駅舎を見物した。
テラスにいると、風が吹き抜けて、地上にいるよりずっと気持ちが良いのだった。
それにしても、丸の内駅舎は、いつ見ても堂々として立派だなあ。
眺めを愉しむ 【追記あり】 [街あるき]
もうずいぶん前になってしまったような気もするけれど、ゴールデンウィーク中の話を続けようと思う。
5月4日の午後、わたしと友人のS君は、横浜市中区にある「神奈川県庁」本庁舎の前にいた。
連休中、神奈川県庁本庁舎の一部を公開して、誰でも見学が出来る催しがあったので。
神奈川県本庁舎は、1928(昭和3)年竣工、鉄筋コンクリート造5階建、大阪府庁舎に続く歴史ある建物である。
戦前の建物は、概して手間のかかった造りが多いから、見学がたのしみ。
ところで...えっ、5月4日にもお出かけなの...と仰る方もあろうか、と推察する。
連休中は仕事で云々、とあれだけ騒いでいたのに、ナツパパけっこう出かけてるじゃん...
...じつは仕事といっても午前中だったり午後からだったり...半日程度の時間はとれたのですね。
連休中ビッチリお仕事の皆さんに比べれば天国みたいなんだけど...そこはほら、軟弱なナツパパさんなので。
この日も午前中に仕事を済ませ、それから出かけて、日本大通の駅を出、ふと見上げれば、そこには県庁の建物。
帝冠様式というのか、威風堂々とした佇まいが印象的で、おそらくは国威発揚の意味合いもあったのだろう。
すごいなあ、と思わず口あんぐり。
...さて、それでは、これまた堂々とした玄関から、建物の中に入ってみようか。
谷中散歩 [街あるき]
東京にスギ花粉が荒れ狂っていた頃、花粉症のわたしは大変しんどい思いをしていた。
それでも静かに暮らしていたら、少しは体調も良くなってきて、そこで街歩きを敢行したのだった。
一緒に散歩をするのは、いつも同行してくれる友人のS君である。
大好きな街歩きだけれど、花粉症のことを考えると、遠くに行くことは避けたい。
そこで、日暮里駅から谷中界隈を散歩することにしたのだった。
日暮里駅は駅の東と西では大きく様相が違う。
わたしたちは西口を出て、昔ながらの商店街を歩き、谷中の階段までやって来た(写真上)。
以前、この谷中の階段を下りて、「谷中銀座」を抜けた先に知人一家が住んでいた。
もう30年ほども前になるか、その知人の家に行くため、わたしはずいぶんこの階段を使ったものである。
ひさしぶりに、谷中の階段から千駄木あたりを見ると、景色の変化に驚いた。
高層ビルが増えたなあ...谷中の階段脇にもマンションが建って、心なしか階段からの景色も窮屈に感じられる。
某国飛翔体騒ぎのなか恐縮ですが [街あるき]
先週末、友人のS君とどこかに行こう、と相談していた。
すると、まるで図ったかのように、猛烈な低気圧がやってきて、週末は荒れるでしょう、との予報である。
実際土曜日がやってくると、雨になりそうな按配の空模様...これじゃあ散歩はムリだね、ということになった。
ところが、翌日曜日は、うってかわって抜けるような青空。
風は強いけれど、これはお出かけ日和だよ、と話が纏まり、S君と出かけることになった。
とはいっても軟弱なオジさん二人なので、強風の中を歩くことに怯んでしまい、この日は車である。
どこに行こう...そうだ、朝霞に「陸上自衛隊広報センター」があるので、そこに行ってみましょうや、とS君が言う。
彼とは長い付き合いだが、そういう方面に関心があるとは初めて知った。
でもまあ、わたしも決して嫌いな訳じゃない ので...その広報センターに行ってみることにした。
着いてみると、大変立派な建物...なにより入場無料は魅力である。
日本最古のクラブハウスに行く [街あるき]
先月初旬のこと、友人のS君と散歩をすることになった。
どこに行こう...とあれこれ話をしていたら...そうだ、日本最古のクラブハウスに行きませんか、とS君が言う。
クラブハウスといえばゴルフだろうし...わたしもS君も、残念ながらゴルフとは無縁に生きてきた。
「 ゴルフもしないのにクラブハウスに行けるのかい? 」
「 そうじゃないんですよ、昔ゴルフ場のクラブハウスだった建物が、今、食堂になっているんです。 」
「 ふーん、そこでなにか食べられるんだ。 」
「 まあ食堂ですから、洋食のフルコース、というわけにはいきませんがね、なかなか美味しいそうですよ。 」
おおっ、じゃあそこに行きましょう...と話が決まって、やって来たのは「神奈川県立体育センター」である。
元祖に出会う [街あるき]
さて、東横線渋谷駅の「探検」を終えて、わたしたちは特急電車に乗ることにした。
特急の名前が付くだけあって、その電車は停車駅も少なく、そして速い。
妻と話をしつつ、居眠りもしつつ乗っていると、気分的には、終点「元町・中華街駅」まで、あっという間なのだった。
駅を出て、わたしたちが向かったのは、横浜元町の商店街である。
ここは、わたしたち一家が住む土地からは遠いところなのだが、以前から家族一同大好きな街。
両親、わたしたち夫婦、そして息子、それぞれに贔屓の店があり、季節毎に覗きたくなるのだ。
思いの外暖かい陽差しを感じつつ、元町商店街をブラブラ歩くのは本当に愉しい。
このところ店の入れ替わりが多く、そのせいか街の雰囲気も少し変わったように感じられる元町だけれど、
贔屓の店に入ると、昔ながらの懐かしい元町に出会えるのは嬉しいことだ。
動くものを撮りたい それから [街あるき]
羽田空港第1ターミナルビルの展望デッキで飛行機を愉しんだあと、わたしと友人のS君は別の場所に行くことにした。
展望デッキから地下に降りて、東京モノレールに乗り、下りたのは新整備場駅である。
上の写真は、新整備場駅から地上に出たところの写真。
ご覧の通り、空港関係の無愛想なオフィスビルがあるだけの場所...
...なのに、一般人のわたしたちがやってきたのは、とある目的があってのことなのだ。
動くものを撮りたい [街あるき]
去年の暮れ、一年間のブログ記事を振り返ってみた。
振り返って、それでどうなるというものではないのだけれど...2013年はどうしようか、と思って。
読んでいくと、相変わらず行き当たりばったりの記事ばかりなので呆れてしまう。
さらに、鉄道とか車とか、飛行機とか、動くものに関する記事が少ないのが気になった。
そこで反省。
2013年は、動くものをもっと取り入れるようにしよう。
拙ブログは記事と一緒に写真も載せるのだから、動くものの写真も撮るようにしよう。
そうだ、そのためには、動くものの写真を撮りやすいレンズを買おう。
...結局、話はそこに行くのかよ...というツッコミ、ありがとう(笑)
それで、そういう結論が出たので...某日、新しいレンズを手に入れたのだった。
せっかく手に入れたレンズ、それを持って、動くものを撮りに行こう、と思う。
友人のS君に相談したら、羽田空港に行きましょう、と言う。
いきなり飛行機、には面食らったけれど...羽田空港行きの快特に乗ると、なにやら気持ちが高揚する。
観音さま三題 [街あるき]
昨年末のことになるが、急に思い立って友人のS君と散歩をすることになった。
一年の仕事も終わり、ヤレヤレという気分の1日、友人と散歩をするのは愉しかろうと思って。
家から出かけるとき、ふと妻を見ると、彼女は台所であれこれ動いていた。
そこをすり抜けるように外に出て...了解済みではあるけれど、なにがなし、後ろめたさも感じつつ...
...とはいえ、煤払いから逃げ出す「煤逃げ」のような気分は、束の間、わたしの気持ちを自由にさせるのだった。
そうそう、それで、S君とやって来たのは、大船の街である。
大船は東海道本線と横須賀線、湘南モノレールなどが集まる賑やかなターミナル。
その駅から降りて街に出ると、そこもまた、賑やかで面白い場所なのだった。
さて、大船といえば、先ずは観音様。
今回は、その観音様につながるお話などを。