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山に分け入る ― 夏・東北旅行記 その4 ― [旅行中  国内編]





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 旅に出て二日目、盛岡を出発してまずは八戸に向かい、それから青森に寄る...はずだった。

 ところが、盛岡で見たいところ買いたいものがあって出発が遅れ、八戸でも買い物三昧で、ここも予定時間を遥かに超過。

 結局これからでは、青森に着くのは夕方で、更に、今晩宿泊するホテルには夜に到着見込み、とナビは言う。




 今晩泊まるのは「八甲田ホテル」で、八甲田山の山裾、けっこうな山中である...できれば日のあるうちに着きたい。

 そこで予定を変更し、八戸から十和田市を経て、直接ホテルに向かうことにした。

 十和田市から八甲田までは、まず奥入瀬川に沿った道を走る。

 冒頭の写真はその奥入瀬川で、画面奥、上流には奥入瀬渓谷があり、更には十和田湖まで至る川だ。







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 八甲田へは、まず奥入瀬川に沿った道を進み、途中で別れて、そこからは本格的な峠道になる。

 カーブの多い道を進むと、高度がどんどん上がり、気がつくとブナ林の中を走っているのだった。

 背の高いブナ林の中を走って行くのはとても気持ちがいい...思い出に残るドライブになった。







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 そうやって八戸から2時間以上...八甲田山の脇を通り、ようやく目指す「八甲田ホテル」に着いた。

 午後4時半ころだったかな...まだ明るいうちに到着できてよかった。

 正面から見た「八甲田ホテル」はメインの大きな建物を中心にいくつかの宿泊棟が建っている。

 八甲田そして酸ヶ湯は大雪の積もる地であるから、建物は木製でも土台は強固なコンクリート製になっていた。




 入口までやって来ると、いかにも山のホテルといった雰囲気が素晴らしい。

 太い木で作られたログハウスと木製の扉がどっしりとしていていいなあ...さあ入ろう。







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 扉を押して館内に入ると、正面にはこじんまりした受付がある。

 エントランスも広くはない...さほど大きなホテルではないので、この程度で対応できるのかもしれない。

 受付の右手にはロビー、売店そしてレストラン、左手は宿泊棟に続いている。







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 メインの建物は国内最大級の木製ログハウスだそうで、太くまっすぐな木材は北米からの輸入材とのこと。

 たしか総数2000本と聞いた...国内では、この太さの材木をその数調達できないそうだ。

 いかにも山のホテルといった本格的なログハウスの、作り物ではない雰囲気が素晴らしい。







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 メインの建物には、青森県出身の板画家、棟方志功の作品が多く飾られている。

 それが、ロビーに独特の雰囲気を作り出していて、ロビーのソファに座っているととても寛ぐ。

 「八甲田ホテル」は1991年の開業だから、棟方志功(1903~1975)とは直接関わり合いはないだろう。

 ここのオーナーが棟方志功のファンなのかもしれず、棟方志功の独特な絵そして字は青森の力強さが感じられた。







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 メインの建物から宿泊棟までは通路がつながっている。

 メインの建物が木製ログハウスであるのに対して、宿泊棟は外観木造ながらコンクリート製の作りだった。

 今年のゴールデンウィークには雪が3mも積もっていた、というほどの豪雪地帯、雪対策の梁がすごい。




 通された部屋は広く落ち着いた造りで、簡素ながら清潔できちんとした雰囲気。

 ひと晩の宿としてこれ以上望むものはなにもない。







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 ロビーから奥を見ると、右手には売店、そして正面にはレストランの入口が見える。

 今晩はレストランで洋食のコース料理をお願いしている。

 ...まだ日は暮れないけれど、そろそろ時間かな...お腹も空いてきた。

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コメント 55

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八犬伝

ナビが予想外の到着時間を告げると、焦りますよね。
十和田市から向かわれたのは大正解でしたね。
さすが、青森県の宿
棟方志功さんの作品が飾られているのですね。
酸ヶ湯温泉は知っていたけど、八甲田ホテルは知らなかったので
調べてみました。
なんと、青森から無料送迎バスが出ているのですね。
by 八犬伝 (2023-09-03 12:11) 

小肥り

このホテルはすごいなあ。
山岳リゾートホテル、いろいろあるけど知らなかった。
まず奥入瀬、八甲田方面には行ってないからね。
軽井沢万平ホテル、日光金谷ホテル、雲仙観光ホテル、
裏磐梯ホテル・・・どこも行ってないなあ。
六甲山ホテルはロビーまで行ったかな。
しかし、八甲田ホテル・・・恐れ入りました。
さぞかし美味なる食事であったのでしょう。

by 小肥り (2023-09-03 13:01) 

みち

明るいうちに峠道を走ることが出来てよかったですね。
夜になったらちょっと怖そうです。
本物のログハウスに行ったことはないです。重厚な趣きが素敵ですね。
お部屋も充分な広さもあって過ごしやすそうです。
by みち (2023-09-03 13:33) 

バク・ハリー

ブナ林の中のドライブ、涼しげで素敵。
棟方志功の豪快さと、どっしりした丸太で組んだログハウスの雰囲気が合ってるかも。
これはとても素晴らしい想い出に残る旅路ですね。ナツパパさん流石です。
by バク・ハリー (2023-09-03 14:20) 

ナツパパ

八犬伝さん。
ここのホテルは酸ヶ湯温泉のすぐとなり、と言っていい場所にあります。
西洋風の建物ではあるのですが、棟方志功の板画と文字が飾られているためか、豪快な和の雰囲気もあり、
独特の魅力が感じられました。
受付で、酸ヶ湯温泉のお風呂無料入浴券を配っていましたので、あるいは経営が同じか、
ごく近しい存在なのかもしれません。
ホテル内にも温泉の大浴場があって、山道のドライブでの疲れも吹っ飛びました。
by ナツパパ (2023-09-03 14:52) 

ナツパパ

小肥りさん。
堂々とした作りのログハウスはいかにも山のホテルという姿がすばらしかったです。
夜になると気温も下がって肌寒さも感じるくらい...避暑地の雰囲気もありました。
今回の旅行では、ふだんは泊まらない、こういったホテルを予約してみましたが、
朝晩の食事、そしてホテルスタッフの気遣いも良くて、とてもいい記念になりました。
食事は次稿で..はい、とても美味しくいただきました。
by ナツパパ (2023-09-03 14:56) 

ナツパパ

みちさん。
>明るいうちに峠道を走ることが出来てよかったですね。
はい、それは本当に良かったと思います。
なにしろ周囲に家などは無く、おそらく夜道は真っ暗になるでしょうから、
初めての道でそういった事態は厳しいところでした。
このホテルには、できれば2泊して、ひと晩目は洋食、二晩目は和食を愉しみたいですし、
一日は十和田湖や奥入瀬も観光出来たら最高だったなあ、と思いましたねえ。
次回、もし機会があれば、そういった日程でこのホテルを愉しみたいものです。
by ナツパパ (2023-09-03 15:00) 

ナツパパ

バク・ハリーさん。
20㍍近くもあるブナが一面に広がる林の中、一本の道をひたすらドライブするのは、
本当に愉しいひと時でした。
この時、ずっと曇りだったのがすっと陽が差してきて、その光の具合もまた
とても思い出に残る光景でした。
そうやってドライブして着いたホテルで、食事とか温泉とか、建物の見物とか、
ふだんは味わえない時間がゆっくりと流れ、それは愉しい時間でした。
by ナツパパ (2023-09-03 15:05) 

めぎ

十和田〜八甲田〜青森の道(またはその逆)は、中学の修学旅行のときから何度か通りました。特に20代の頃、複数回、それぞれ違う彼氏と♪若かったな〜ワタシ。
懐かしいな…路線バスだとたしか3時間でしたよ。八甲田の峠の茶屋で休憩した記憶もあります。
最後に行ったのは2010年、うちのドイツ人とドイツの友人夫婦とドライブで。その時は私たちも、泊まる場所に明るいうちに着きたくて、酸ヶ湯温泉は素通り。残念でした。
by めぎ (2023-09-03 15:23) 

ma2ma2

木を沢山使った漢字のホテルですね!
ロッジポイですね。
by ma2ma2 (2023-09-03 15:38) 

Cedar

旅好きとしてはこういう宿に泊まりたいですが、爺1人だとなかなかチャンスが無いのが残念です。
by Cedar (2023-09-03 16:46) 

YAP

こちらのホテルは、私が昨年東北旅行したときに宿泊したホテル城ヶ倉とよく似た雰囲気を感じます。
場所的にも非常に近いですし、豪雪地帯故、似てくるのでしょうかね?
この八甲田ホテルも素敵ですね。
次回はディナーの記事でしょうか?
それもまた楽しみです。
by YAP (2023-09-03 16:53) 

英ちゃん

八甲田山と言えば、昔、映画もありましたね。
雪山の中で強硬撮影した過酷な映画です(^_^;)
そのくらいしか知りません(;^ω^)
青森県は、東北本線で通っただけなので観光地とかは行った事がありません(^▽^;)
by 英ちゃん (2023-09-03 17:04) 

ナツパパ

めぎさん。
あ、そうなんですよね、北海道の中学校は青森県に修学旅行するのだそうですね。
逆に、と言っては何ですが、青森県の中学生は函館など道南に修学旅行するそうです。
津軽海峡を挟んでの、北海道と青森の、お互いの関係が深いなあ、と思います。
八甲田の山道を走るバスにBFと二人で...いいなあ、それは愉しい思い出になりそうです。
わたしだって20代の頃のGFとだったら一緒にバス旅してみたい...うーむ。
by ナツパパ (2023-09-03 17:29) 

ナツパパ

ma2ma2さん。
なにしろ豪雪地帯ですから、建物の土台や梁などは強固なPCで作られていましたが、
建物本体は木造のログハウスで、太い丸太がとても素敵な雰囲気でした。
避暑地の、山のホテルで一泊、というのは昔から憧れでしたので、ここで長年の思いを果たせました。
全体的に静かないいホテルでしたよ。
by ナツパパ (2023-09-03 17:31) 

ナツパパ

Cedarさん。
うーむ、お一人ですと、なかなかここに泊まる、というのも億劫になってしまうかもしれません。
ホテルまでの道中は素晴らしい場所を通りますので、機会がありましたら是非一度、とお勧めしたいです。
この旅行で、ホテルまで往路は太平洋側から来たのですが、翌日は弘前に出ました。
弘前と言えば、弘南電鉄...黒石までと大鰐までの2路線。
とくに、弘前中央から大鰐までが魅力的に思えます。
いつも弘前に行くたび、その電車に乗ろうと思うのですが、果たせず...宿題なんです。

by ナツパパ (2023-09-03 17:46) 

ナツパパ

YAPさん。
わたしも、たしか同じようなところにYAPさんご夫妻もお泊りになってたな、とYAPさんのブログで、
東北の旅の記事をもう一度拝見しました。
ほんと近くにあるホテルなんですね、そして雰囲気もとてもよく似ていて。
八甲田ホテルは偶然雑誌を見て知りまして、ここに泊まろうといろいろ調べて予約しました。
晩ごはんもその時予約しましたので、その時間までにホテルに着かなきゃ、と慌てましたっけ。
by ナツパパ (2023-09-03 17:47) 

ナツパパ

英ちゃん さん。
冬の天気予報で、青森県の積雪状況を語る時、必ず、酸ヶ湯では、とその量の多さに驚きます。
その酸ヶ湯は温泉場で、この八甲田ホテルからすぐ、ですので、ここも酸ヶ湯に劣らずの豪雪地帯です。
真冬は確か5㍍とか言ってましたし、ゴールデンウィークでも3㍍の積雪だったそうです。
それだけの土地にある建物ですから、非常に強固な作りで、備えは万全のようでした。
で、このホテルは通年営業なんですよ...その積雪でも、青森からの国道は冬中除雪、
ホテルの従業員の方も、真冬でも下界から通ってくるそうですから、東京者には驚きです。
by ナツパパ (2023-09-03 17:49) 

よしあき・ギャラリー

太い丸太のログハウス、素敵です。
いいな~!
by よしあき・ギャラリー (2023-09-03 18:04) 

(。・_・。)2k

豪華な宿ですね
こういう旅ならしてみたいなぁ
by (。・_・。)2k (2023-09-03 18:17) 

johncomeback

拙ブログへのコメントありがとうございます。
青森から国道103号線を南下し「八甲田ホテル」の
前を通過した事があります。GWでしたが、
道の両脇は雪壁でした。ホテル内は素敵ですね。
いつか宿泊したいです(^^)
by johncomeback (2023-09-03 20:00) 

ナツパパ

よしあき・ギャラリー さん。
そうなんですよ、けっこう大きな建物なのですが、これがログハウスなのでした。
丸太で壁を作り、柱には太い木材が使われていました。
おそらく、積雪の重みに対する備えだと思うのですが、太い柱と丸太は迫力ありました。
それに触れられただけでも、このホテルに泊まった甲斐がありました。
by ナツパパ (2023-09-03 20:12) 

ナツパパ

(。・_・。)2kさん。
メインの大変丁寧に作られた建物と派手さは無いのですが居心地の良い宿泊の部屋は、
そこにいるのが気持ちよくて、ああいいなあ、と思いましたねえ。
今回の旅行は、クルマで出かけたこともあって、スケジュールをわりと好きにできました。
そうやってあちこちを愉しみつつ、夜にこういうホテルに泊まれたのは嬉しかったです。
夫婦二人の旅で、のんびりできるのは旅の疲れを軽くできますね。
by ナツパパ (2023-09-03 20:20) 

ナツパパ

johncomebackさん。
青森県でも、酸ヶ湯の付近は格別の豪雪地帯で、冬の間降雪状況のニュースでも、
青森県の酸ヶ湯では...と、必ず取り上げられますもの。
そういう特異な土地にこういった木造のホテルがあるのは維持管理たいへんだろうな、と思います。
このホテルは通年の営業で、冬の間も、ここまでは除雪が入るからだそうです。
そんな豪雪の冬に従業員の皆さんはどうしているのだろう、泊まり込み?と聞きましたら、
いえ、通ってきますよ、と普通の顔で答えてくれました。
東京者には驚きですが、地元の方には普通のことなのかもしれません。
by ナツパパ (2023-09-03 20:24) 

なかせ

ドライブ楽しめたご様子で何よりです。
ログハウスいいですね♪
でもまっすぐな木材って国内で調達できないのですね。
by なかせ (2023-09-03 20:26) 

ナツパパ

なかせさん。
>でもまっすぐな木材って国内で調達できないのですね。
ホテルの方にお話を伺ったところでは、この太さと長さの木材を2000本調達できなかった、
どうもそういうことらしく、日本でも量が少なければ可能だったみたいですねえ。
それから、これだけの量になると、やはり一本当たりの値段も考慮に入れなければならないでしょう。
北米は寒冷地ですから、締まって固く強い木材が手に入るのではないでしょうか。
by ナツパパ (2023-09-03 20:34) 

夏炉冬扇

棟方志功の版画。
ホンモノでしょうか。カレンダーのものは沢山持っています。ホンモノほしいなぁ。
by 夏炉冬扇 (2023-09-03 20:51) 

ぼんさん

ログハウスのホテル、個性的で良い雰囲気ですね。
部屋もゆったりしていて素敵ですね。
お食事のレポも楽しみにしています(^_^)
by ぼんさん (2023-09-04 05:58) 

gop

次回の近代美術館がムナカタですね。
https://www.artagenda.jp/exhibition/detail/7965

奥入瀬は随分前TARO作品を観に行きました。
https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/oirasekeiryu/
渓流沿いの駐車場が少なくて大変でしたが、今は整備されたのかな。

by gop (2023-09-04 06:26) 

ナツパパ

夏炉冬扇 さん。
はい、どれも本物でした。
棟方志功の画というと、板画しか思い浮かばなかったのですが、字もまた独特の力というか圧がありました。
それは見ていて内から力が湧いてくるというか、土俗的な力というか...
...うまく表現できないのが悔しいのですが、とにかく魅了されました。
by ナツパパ (2023-09-04 08:53) 

ナツパパ

ぼんさん さん。
さほど大きなホテルではないのですが、諸事ゆったりとした作りが良かったです。
部屋もまた標準的な広さでしたが狭いという感じはしませんでした。
ゆっくりと温泉に使って美味しい料理を愉しんで、簡素でも寝心地の良いベッドがあれば、
旅の宿としては十分以上、と思いますねえ。
by ナツパパ (2023-09-04 08:56) 

ナツパパ

gopさん。
今回の旅行では、美術館とか博物館とか、そういう施設には寄れませんでした。
青森県には美術館も多く、例えば往路に通った十和田市、青森市、そして弘前市にも
それぞれ素晴らしい美術館があったのに、惜しいことをしました。
おそらく、わたしたちのような旅行では、4泊5日では東北は広すぎるのでしょう。
もう少し行きたい場所を絞って...と思いましたねえ...そこがちょっと残念。
10月からの展覧会はぜひとも行きたいです。
by ナツパパ (2023-09-04 08:59) 

MORIHANA

このホテルは、酸ヶ湯温泉の系列でかつてのオーナーが、棟方志功のパトロンだったと聞いています。今はないかもしれませんが、酸ヶ湯のマッチ箱の図柄は、棟方が描いたもの。その縁で棟方作品が沢山所蔵されており、それを生かした施設をとこのホテルが造られた…という話を以前、聞いたことがあります。確か、酸ヶ湯温泉よりも、宿泊料金がお高めだったので、なかなか気軽には泊まれないホテルという印象も。

青森県内には、浅虫温泉や竜飛岬にもゆかりの宿があります。青森の美術館を含め、棟方を巡る旅というのも楽しそう。 最近の近代的な美術館、青森市と十和田市の2館は行きましたが、棟方の世界観とはまた真逆で興味深かったです。また、どうぞ、ゆっくりと青森を旅してください。
by MORIHANA (2023-09-04 10:49) 

くまら

棟方志功は、隣県富山の南砺市ってイメージでしたが
出身は青森なんですね
by くまら (2023-09-04 20:52) 

Inatimy

Googleマップで道を辿りながら、お話を読み進めました^^。
川の流れも楽しめて、ブナの緑をくぐって、と、ワクワクするドライブですね。涼しげな感じ。
ホテルの部屋も広くて、ゆったり、快適に過ごせそうな。山の方だから、夏の暑さもマシかしら。
by Inatimy (2023-09-04 21:04) 

gardenwalker

こんばんは
森の香りが届きそうな素敵なお写真
そして、ショートカットの英断
損切ではないですが大事ですよね
by gardenwalker (2023-09-04 21:47) 

TaekoLovesParis

写真を見せていただいたら、奥入瀬の渓流とブナの林の間の道のドライブは、気持ちがよかったことを思い出しました。八甲田ホテル、太い丸太を使ったログハウスは雪に負けない強さがある一方、内部は、たくさんの棟方作品でぬくもりが感じられますね。すてきです。私は浅虫温泉に泊まりました。大昔の中学の修学旅行は酸ヶ湯温泉泊でした。
by TaekoLovesParis (2023-09-04 22:37) 

tommy88

気象庁職員時代から新田次郎のペンネームで発表された数々の作品、読みあさりました。彼の気象屋の分析眼と知識が、山の空気まで冷徹に伝えてくる描写として現れます。『富士山頂』『銀嶺の人』『孤高の人』『栄光の岸壁』と、彼の山岳小説は秀逸です。中でも、『八甲田山死の彷徨』は映画化もされ、その中で山の天気の激変の怖さも痛感できるものでした。八甲田山と聞くと、対ロシア戦に備えての雪中行軍遭難事件を思い浮かべてしまいます。精神主義ど真ん中の時代ですから、甘ったれたことは言えず、200人近くが死亡し生き残ったのは10人程度。こういう歴史に目が行き、つい、八甲田山と言えば悪いイメージが先行してしまいます。GPS、カーナビの時代ではありますが、山は怖いという認識は忘れません。だから、冬の八甲田山に登ることは絶対にないと思いますが、夏、車で近くを走り回るのは良さそうだなと、まだ東北だけ足を踏み入れていない者として、いつか行ってみたいと思います。奥入瀬渓流の、新緑の日のドライブが楽しそうです。

by tommy88 (2023-09-05 08:31) 

ナツパパ

MORIHANAさん。
コメントでのご教授ありがとうございました。
このホテルで感じていた疑問(というほどでもないですが)が分かり、すっきりしました。
八甲田ホテルのHPに酸ヶ湯が乗っていて、双方のつながりを感じていたのですが、
オーナーが同じ人物だったのですね。
八甲田ホテルは建物やスタッフの物腰に余裕があって、滞在中とても寛げました。
たしかに朝夕食を含めた宿泊料金は高めだったのですが、それ以上の思い出が得られ、個人的には納得しました。
by ナツパパ (2023-09-05 09:05) 

ナツパパ

くまらさん。
棟方志功は青森県生まれで、その作風から青森との関係が強く感じられるのですが、
富山県の南砺市に移り住んでそこで制作をしていたのですね。
青森から戦争の疎開で富山に、というのは、おそらく誘う人があってのことだったのでしょう。
富山の自然と人情は、棟方志功を優しく包んで、一層制作を進めさせたのだと思います。
両者にとって幸せな出会いだったのだと思いますねえ。
by ナツパパ (2023-09-05 09:11) 

ナツパパ

Inatimyさん。
八甲田ホテルでは、さすがに山の上だけあって夕方からは涼しく感じられました。
...ただ、ホテルの方に聞くと、こんなに暑い日が続くなんて、と仰っていたので、
いつもはもっと涼しく快適なのだと思います。
八甲田山や八幡平を含むこの山岳地帯は広大で、わたしたちは東側、十和田市から向かいましたので、
深い森を長い時間ドライブすることになりました。
それはでも、とても愉しい時間でした。
by ナツパパ (2023-09-05 09:16) 

ナツパパ

gardenwalkerさん。
青森県出身の友人に、八戸~野辺地~青森~八甲田の車での移動時間を前もってききました。
それで、その時間をもとに移動を考えていたのですが、いかんせん、あちこちで遊びすぎました(笑)
八戸を出る時にカミさんにも相談して、記事のルートに変更したのですが、よかったと思います。
そうやってルートを柔軟に変更できるのはクルマでの移動のいいところに思えますねえ。
翌日は弘前市内に寄ろうとしてまたも時間切れ...まったく経験から学ばない夫婦です(笑)
by ナツパパ (2023-09-05 09:20) 

ナツパパ

TaekoLovesParis さん。
酸ヶ湯温泉は、八甲田ホテルからすぐの場所で、ホテルへの途中通りましたが、大きな建物が並び、
駐車する車も多く、とてもにぎわっていました。
八甲田ホテルからは、無料の入浴券が配られ、酸ヶ湯までの無料バスも毎晩運行されます。
MORIHANAさんのコメント↑で、オーナが同じ方とのこと、双方の深いつながりが感じられますね。
次稿で、その時にいただいた晩ごはんと朝ごはんを載せたいと思っています。
by ナツパパ (2023-09-05 09:24) 

ナツパパ

tommy88さん。
わたしも新田次郎の小説は読みふけった時期がありました。
話の構成も文章も素晴らしく、ぐいぐい引き込まれる力強さがありますよね。
八甲田山死の彷徨は、個人的には映画よりも小説の方を上としたいです。
映像の持つ力はすごいのですが、小説で描かれた世界の素晴らしさには、まだ及んでいない気がしましたので。
記事のドライブは、すでに新緑という季節ではなかったのですが、深い山の中、
そして濃い緑と木々の間からの日の光がとても素晴らしかったです。
by ナツパパ (2023-09-05 09:35) 

kuwachan

ブナ林の中のドライブがとっても気持ちよさそうです。
予定を変更されて大正解でしたね。
初めてのところはやはり明るい時間に到着したいですよね。
特に山の中となると真っ暗になってしまいますし。
八甲田ホテル、素敵なホテルですね。お食事も楽しみです^^
by kuwachan (2023-09-05 11:28) 

ナツパパ

kuwachanさん。
>初めてのところはやはり明るい時間に到着したいですよね。
ほんとそうなんですよね。
初めての場所は道も分からないですし、今回は山道でしたので、ここは慎重に、と思いました。
青森市には行きたかったのですけれど、それは次回に、という気持ちで夫婦で納得した次第です。
それで、明るいうちに八甲田の景色も見ることができましたし、晩ご飯の時間にも余裕で間に合いました。
...東北は広いです...時間配分を、今回は少し間違えました。
by ナツパパ (2023-09-05 19:58) 

engrid

ブナ林の中を走る、奥入瀬のせせらぎの音を聞きながら、もうそれだけで羨ましい限りです、夢想しています
by engrid (2023-09-07 01:02) 

向日葵

良いですねぇぇ。。こういうご旅行。。
夫婦二人だけで、時間を気にせずあちらこちら。。
大体のスケジュールだけ決めて、時に変更もあり、の気まま旅。。
八甲田にはワタクシも一度は行ってみたいのですがー。
主人があまり寒いところ、雪のあるところ、等を嫌うのでー。
と言うか、旅行そのものがあまり好きでない?
に、ワタクシ達夫婦だと、しょっちゅう喧嘩ばかりしちゃうかな?
ブナ林の中のドライブ。奥入瀬のせせらぎ。。
どれもこれも最高です!!
ログハウス風の八甲田ホテル。これもまた良いですねぇぇ!!
お部屋の中もとても素敵!!
棟方志功さんの版画が所狭しと!これもファンなら垂涎の代物!
ホテル側も相当のこだわりで、沢山の作品を飾ったのでしょうね。
十和田湖だけは行った事があるのですがー。
中学の頃の修学旅行で、だったので、殆ど記憶に無いのです。
あの年頃ではまだ東北の良さにとても気付けませんでしたしー。。

いつもコメントが遅くなってすみません。
今度こそ早めに書き込みさせて頂こう、と毎回思っては
要るのですが―。下手をすると書き込み出来ないまま次の記事が。。
ゆったり旅行記、続きを楽しみにしています。
ご無理の無い範囲でご健筆を!!
by 向日葵 (2023-09-07 06:56) 

ナツパパ

engridさん。
八甲田までの道は、途中まで川に沿って、そして峠を上がればブナ林の中、という
ほんと気持ちのいい時間でした。
ドライブしていてとても愉しかったですし、隣で乘ってたカミさんも面白かったね、と言います。
平日で車が少なかったのもよかったです。
途中気になったところで道端の駐車して写真も撮れましたし。
by ナツパパ (2023-09-07 09:20) 

ナツパパ

向日葵さん。
八甲田ホテルに泊まろうと思ったときは、正直さほどの期待は持っていなかったんですよ。
いつも街中のビジネスホテルに泊まるのが、わが家の旅のやり方だったので、
今回はすこしそれを変えてみようかな、くらいのノリでした。
でも、こちらが思っていた以上に素晴らしい場所で、こういったホテルの魅力は、くせになりそうです。
...でもね、けっこう高いんですよ、これが...また貯金です(笑)
向日葵さん、いつもいつもコメントありがとうございます。
向日葵さんからの愉しいコメントはいつも心が躍ります。
ご無理をなさらず、思い立った時にコメントいただけるだけでとても嬉しいです。
by ナツパパ (2023-09-07 09:26) 

おと

奥入瀬渓流、大好きなので、読んでいると胸が躍ります♪
八甲田ホテル、素敵ですね~!こんな風に木材がたくさん使われているのって、貴重ですね。私たちが八甲田山に行ったときは、濃霧で、全然景色が見えなかったことを思い出しました^^
by おと (2023-09-08 00:36) 

ナツパパ

おとさん。
今回は時間が無くて十和田湖と奥入瀬渓流には行くことができませんでした。
せっかくここまで行ったのになあ、と思うと残念です。
八甲田ホテルがここまでいいホテルと分っていたら、多少の負担を覚悟して、
2泊して、中の一日を十和田湖奥入瀬渓流の観光にしたのになあ、と悔やまれますね。
いつかはぜひ、その時は青森県中心に旅行をしてみたい、と思うほど、青森県が気になります。
by ナツパパ (2023-09-08 09:11) 

gillman

山小屋のようで雰囲気のあるホテルですねぇ。こういうところに泊まってみたいなぁ。
by gillman (2023-09-09 16:45) 

ナツパパ

gillmanさん。
お勧めのホテルです。
春は青葉...と言っても、ゴールデンウィークで積雪3mだったそうですが、
夏の緑、秋の紅葉冬の雪とスキー、見どころ遊びどころがたくさんあります。
ゆったりとしたホテルなので、こちらもゆったりと過ごすことができました。
機会がありましたら是非!!
by ナツパパ (2023-09-12 10:03) 

ナツパパ

niceをくださいました皆様。
ありがとうございます。
by ナツパパ (2023-09-17 08:53)