SSブログ

真っ直ぐ上に飛び上がりたい場合には つづき [乗り物大好き]





    338.jpg




 冬枯れの景色の中、先を歩いているのは妻で、ここはドイツのミュンヘンであります。

 左隣、木立の中に見えているのは、「ドイツ博物館 シュライスハイム分館」の建物。

 ...そう、困った時のシュライスハイム頼り、ついにその時がまたやって来てしまった。




 このところ地域行事の手伝いが続き、街歩きもできないので、さてどうしたものか、と思い悩んでいたのである。

 話が無いなあ...と、コンピュータのディスプレイで過去の写真を漫然と見ていたら、記事になりそうなものが出てきた。

 とはいっても、シュライスハイムでの話はマニアックに暴走しやすくて、前回の記事もマニアックに過ぎたなあ。

 うーむ、今回も十分マニアックになりそうだけど、そこは気をつけて行こうか、と思う。

 読者諸賢よ、今回もマニアックに暴走したら、すみません、これも付き合いとあきらめて見てくださいな。







    339.jpg




 シュライスハイム分館での、前稿での話は、垂直離着陸用の飛行機とそれが挫折してしまった経緯についてだった。

 前稿の機体は大きな輸送機だったが、その脇に、小型の戦闘機が置かれていて、今回はその機体の話である。

 名前はVAK191B、ドイツのVFW社が、垂直離着陸可能の偵察・攻撃機のために試験機として作ったもの。

 1971年に初飛行し、翌年には垂直離陸から水平飛行への移行に成功した。

 銀色に輝く機体の傍らには、この機体の説明版と、搭載された小型エンジンが置かれている。







    340.jpg




 機体を横から撮った写真が上で、矢印の数字に沿って話を進めてみると、まず①はエンジンからの噴射ノズルである。

 通常、ジェットエンジンの噴射口は後ろ向いているが、この機体は可動式で、ノズルは斜め下に向いている。

 この、ノズルの方向を動かすことで、機体を垂直に上下させることを目指した。




 しかし、この機体に使われたメインエンジンが非力だったため、メインエンジン単体では垂直に離陸させることが難しかった。

 そのため、②の小型エンジンを機体に2基積み、垂直離陸の際に使われることになった(小型エンジンは③のところについている)。







    341.jpg




 VAK191Bが実際に離着陸している際の写真がネットにあったので転載した。

 写真中①のメインエンジンノズルは真下に向き、2基の小型エンジンの上下の扉は開いてエンジン運転中である。

 ②と③では、上から空気を取り入れ、下に噴射して離陸の補助をしている。

 ...が、小型の機体にここまでエンジンがスペースを取ってしまうと、例えば燃料などどこに積むのか心配になる。

 実際、この飛行機は最大航続距離400kmにすぎず、とても実用にはならなかったのである。







    342.jpg




 写真上は、垂直/短距離離着陸機で実用機となった、イギリス製のハリアー戦闘機。

 使われているエンジンは一基だけで、それですべてを賄うため、機体に余裕がある。

 また比較的大きい翼は機体の運動性確保しつつ、武器を吊り下げるポイントも多く設けることが出来た。




 VAK191Bは、垂直離着陸にこだわりすぎたため、小型の離着陸補助エンジンを積むという選択をした。

 しかし、その小型エンジンは離陸した後はただのデッドウェイトで、その重さが、たとえば運動性や航続距離に影響した。

 結局、3機作られたVAK191Bは、狙いはよかったが実用化のめどが立たず、試験機として一生を終えてしまった。

 ここでもドイツはエンジンの選択ミスをした...惜しいことと思う。







    343.jpg




 そして、時が過ぎ、アメリカ製のF35Bという垂直/短距離離着陸機が現われたのである。

 大型の機体に強力なエンジンを積み、さらにコンピュータシステムにより離着陸が容易になった。

 大きな空母を持たない国でも運用可能な機体で、制海権の確保には力強い存在となる...はずである。







    344.jpg




 そのF35Bはが垂直に着陸する際の画像が上のもので、①~②と空気の噴射をし、③のエンジンノズルも下に向けている。

 写真上・下はF35Bに搭載のエンジンで、左側の①~②は垂直着艦/短距離発艦の際に使うエンジン。

 時代は変わって、VAK191Bの方式で垂直着陸/短距離発艦のエンジンと機体が現われたのである。

 VAK191Bは、単なる失敗作ではなく、時代を先取りしたシステムを持つ機体だったと言えるのかもしれない。




      ◇   ◇   ◇





    345.jpg




 さて、シュライスハイム分館にはドイツ鉄道のオーバーシュライスハイム駅から行くのが便利である。

 写真上は、そのオーバーシュライスハイム駅で、ミュンヘン駅から空港までの途中にあって、市内からも地下鉄が直通する。

 典型的な郊外の駅の様子で、博物館が無ければ、観光客であるわたしたちは下りることはないだろう。

 ...でも、鉄道大好きの身には、そういった普通の駅がとても気になる...下りてみたくなるのだ。







    346.jpg




 シュライスハイム分館までは、駅を降りてからこういった街並みを歩いていく。

 ここもまた、観光地には見られないふだんの暮らしが感じられる街並みである。

 そういった何気ない街並みを歩くのはめったに出来ないことで、旅の句読点になるように思う。

 わたしがドイツ博物館シュライスハイム分館を好きな理由の一つでもある。 

nice!(82)  コメント(41) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 82

コメント 41

コメントの受付は締め切りました
お散歩爺

ドイツやイギリスにも垂直離着陸機があったんですね。
初めて知りました。今はアメリカ製だけなんですね。
日本にも配備されてますよね。
by お散歩爺 (2022-11-09 12:39) 

gillman

ヴィトールというと1980年代のフォークランド紛争の時に使われたシーハリアーの姿が衝撃的でした。すさまじいスピードで飛ぶイメージしかないジェット戦闘機がホバリングしている姿は今でも忘れられません。
by gillman (2022-11-09 13:40) 

くまら

そのうち、いずもにも配備されるのかしらね?
シーハリアーはおいらが一番最初に作った
戦闘機のプラモデルっす
by くまら (2022-11-09 15:22) 

ナツパパ

お散歩爺さん。
イギリスのハリアーにしてもドイツ機にしても、エンジンの出力を考えて、様々に工夫しているところが好きです。
アメリカ製のF35Bは大馬力のエンジンをつけて、これもまた、いかにもアメリカ製らしく、
力にものを言わせて、という飛行機のようですね。
ただ、記事のVAK191Bが垂直離陸にこだわったのに対し、ハリアーもF35Bも、
離陸は短距離であっても滑走をしながらで、着陸着艦が垂直で、となっています。
離陸の際のエンジンの負担はそれだけ大きい、ということなんだろうなあ、と思いますねえ。
by ナツパパ (2022-11-09 16:26) 

ナツパパ

gillmanさん。
そうでしたそうでした、ジェット機というと、とにかく早いスピードであっという間に来て
あっと言う間に勝負をつけ、去っていくイメージでしたので、ハリアーの変幻自在の飛行は衝撃でした。
おそらく、イギリス人はハリアーをとことん研究して、そういった戦法を考え付いたのでしょう。
フォークランドで、何も知らずに対戦したアルゼンチンのパイロットはかわいそうでしたが、
戦争あるいは戦闘で、一方が革新的な手法を取った場合の結果は、他方に多くの損害が出る、と戦史は教えますね。
by ナツパパ (2022-11-09 16:30) 

ナツパパ

くまらさん。
何機か購入して、海上自衛隊の護衛艦に乗せるって言ってますよね。
運行自体は航空自衛隊のパイロットがするそうですが、海上で飛行機のカバーがあるのは大きなメリットでしょう。
ただ、操縦も離着陸も難しそうだなあ、と思いますねえ。
今はコンピュータのシステムが色々助けてくれるのでしょうが、なにしろ海は荒れたり揺れたりするから。
そこを乗り越えられたら、国土の防衛に大きな助けになるのじゃなかろうか、と思います。
by ナツパパ (2022-11-09 16:34) 

johncomeback

拙ブログへのコメントありがとうございます。
僕もカキフライが大好きで、明日は<大戸屋>に食べに行こうと思っています。
マニアックな話は興味津々です。垂直離陸の戦闘機ってスゴい、航空技術の極みですよね。

by johncomeback (2022-11-09 20:15) 

なかせ

1番目の写真♪こういうところをゆっくり歩いてみたいです。

戦闘機かっこいいですね!
by なかせ (2022-11-09 20:38) 

八犬伝

なるほどなあ
このドイツの機体は、おそろしく燃料を使いそうですね。
ミュンヘンか
残念ながら1度も行ったことがないな
きっと、このまま終わってしまうんだろうな。
by 八犬伝 (2022-11-09 20:58) 

TaekoLovesParis

VAK191Bが実際に離着陸している際の写真、こんな低くて、落ちて来るのでは、水平状態にいるのが不思議、その答えは下の文章を読むとわかるのだろうと思ったけれど、6割理解くらいです。日本のオスプレイも垂直離陸ですか?

by TaekoLovesParis (2022-11-09 21:34) 

めぎ

技術の発展は素晴らしいけれど、これを本当に実戦で使うことが無いように祈ります。
田舎町の博物館で見るのは楽しいけれど、空を怯えて見上げるようにはなりたくないですね。
by めぎ (2022-11-09 22:23) 

しのぴん

子供の頃、航空祭にハリアーが来ていて、垂直に離陸するのを見て感動しました!
by しのぴん (2022-11-09 23:25) 

向日葵

「男の子」はホント、飛行機とか電車とか好きよねぇ~ぇ!!
せっかくミュンヘン迄行って何見ているんだか。。(嘘嘘!)
「男の子」「女の子」というより個人的な興味のあり処の
違いですね。
にしても実に詳しい!細かい!!
ホント、「お付き合い」ですよん!!
pc関係の物ほどじゃないけど頭痛くなって来ます。。
by 向日葵 (2022-11-10 06:02) 

YAP

垂直離陸というのは戦闘機にはほんとに欲しい技術なんでしょうね。
飛行場の滑走路をやられてしまったら、宝の持ち腐れになってしまいますもんね。
ドイツ博物館のこちらの分館には行ったことがないので、いつか行かねばです。
by YAP (2022-11-10 08:08) 

ナツパパ

johncomebackさん。
垂直に離着陸できる飛行機は、飛行機を扱う人々すべてにとって夢だろうと思います。
なにしろあの広大な滑走路が要らなくなり、都市至近の場所に離着陸できるのですから。
...ただ、それを実現するためには膨大な燃料が必要なことが分かり、とても実用にはならなかったのでしょう。
革新的な動力が出来るまでは、垂直離着陸は夢で終わりそうな気がします。
by ナツパパ (2022-11-10 09:01) 

ナツパパ

なかせさん。
ドイツの街は、少し離れると田園が広がり、また林があちらこちらにあって良いなあと思います。
こういう場所は、おそらくドイツの人々にとってはどこにでもある見慣れた風景のはずです。
ただ、旅行者であるわたしたちにとってとても興奮させてくれる風景でしたので、
何枚も写真を撮ってしまいました。
夏になったら樹々に緑の葉がついて、景色もずいぶん変わってしまうのでしょう。
それも見てみたいなあ、と思うのですがねえ。
by ナツパパ (2022-11-10 09:04) 

ナツパパ

八犬伝さん。
>このドイツの機体は、おそろしく燃料を使いそうですね。
わたしもそう思います。
地球の重力に逆らって空に飛び上がるというのは、とても大変なことです。
勢いをつけ走ってさらに翼の揚力を借りて、かろうじて浮き上がれるほどのものなのでしょう。
そうしないで浮き上がるために消費されるパワーは、試験機で実験して初めて分かる大変さでしたでしょう。
このあと、垂直離陸を目指すジェット機は現れず、かろうじて短距離離陸をおこなえるのみです。
by ナツパパ (2022-11-10 09:11) 

ナツパパ

TaekLovesParisさん。
すみません、説明不足でしたね。
あの写真では、メインエンジンからのノズルを下に向けて噴射し、さらに、2基の補助エンジンから、
下に向けて噴射しているので、機体の重さとエンジンから下に向けて放射されるパワーが釣り合って、
それでああいう形で機体が浮いていられるのです。
オスプレイのようにプロペラの生み出す揚力がジェットエンジンには無いので、
写真のような垂直の離着陸は相当なパワーが必要になりますね。
by ナツパパ (2022-11-10 09:15) 

ナツパパ

めぎさん。
垂直離着陸の技術は、調べてみると、わたしの好奇心をいたく刺激するものでした。
それでこういった試験機のあれこれを記事にしてみたのですが、実際この飛行機が実戦に使われる事態は、
わたしもあってほしくない、と思います。
武器や軍事力はあくまでも抑止力としての効果で留まってほしいものですね。
今年世の中を震撼させているウクライナ侵攻も、実際の画像で見ると、その悲惨さに言葉を無くします。
by ナツパパ (2022-11-10 09:18) 

ナツパパ

しのぴんさん。
そうでした、ハリアーは垂直離陸が出来る機体でしたね。
あの発想の斬新さとそれを実現してしまうイギリス人の粘り強さそして技術力は素晴らしいと思います。
F35Bが出来るまでは世界で唯一無二(ロシアにも似た機体はありましたが)の存在でした。
ハリアー以降の、例えばF35Bは垂直離陸はすっぱりと諦め、短距離離陸のみが出来るようですね。
それだけ、垂直離陸は飛行機やエンジンへの負担が大きいのでしょう。
by ナツパパ (2022-11-10 09:23) 

ナツパパ

向日葵さん。
す、すみません...お付き合いいただきまして、本当にありがとうございます。
どうもわたし、文系のくせして、こういう技術的な暴走を調べるのが大好きでして、
それを自分の中だけにしておけばいいのに、こうやって記事にして暴走してしまいます。
そろそろ、シュライスハイムでの記事はお終いになりそうですので、わたし自身ホッとしたりして。
あ、ミュンヘンでは、旧市庁舎や王宮などを見物したり、買い物をしたり、とそれなりに、
街歩きを愉しみました...が、広いミュンヘン市内のごくわずかな場所でしたねえ。
by ナツパパ (2022-11-10 09:27) 

ナツパパ

YAPさん。
わたしもそう思います。
滑走路を必要とせず、なおかつ戦闘機として敵に対抗できる性能を持つ機体は、軍事関係者には夢でしょう。
その夢を実現しようと挑戦したのが1960~70年代で、ハリアーなど一定の成果は生み出したのですが、
挑戦の結果、垂直離発着機の限界もまた見えてしまったのだと思います。
1980年代以降、オスプレイのようにプロペラを使った機体以外、ジェット機で垂直離着陸機は生まれず、
オスプレイにしても、民間機としては採算が取れることはないと思いますねえ。
by ナツパパ (2022-11-10 09:32) 

おと

ナツパパさんの、前回の記事を思い出しながら読みました^^垂直離陸は、災害の時などにも役に立つのかしら。よくプロペラでの救助を見ますけれど、、でも採算が合わないと、災害時のための開発は難しいのでしょうね。無人攻撃機も増えているようですし、時代はどんどん進みますね、、。
by おと (2022-11-10 10:17) 

kuwachan

技術の進歩によって兵器に利用することを考えるのか、
兵器に利用したいので技術が進歩するのか
卵が先か、ニワトリが先か、みたいな感じですが、
兵器として利用されないことを願うばかりです。
現在進行形のところあるので余計にそう思います。
by kuwachan (2022-11-10 15:23) 

北海道大好き人間

飛行機(戦闘機)の写真がなければ、晩秋の北海道にいる様な気分になりますね。

戦後、GHQの指示でそれまでの航空機開発に関わる資料を破棄していなければ、YS-11型機はもっと早く日本の空を飛べたでしょうし、国内にボーイングやエアバスに匹敵する航空機メーカーが誕生していたのかも知れません。

by 北海道大好き人間 (2022-11-10 15:41) 

ナツパパ

おとさん。
垂直に離着陸出来たら、おとさんの仰るように、災害時にも大いに役立つと思います。
ただ、いまでは、ヘリコプターも性能が良くなって、水平に飛ぶ時のスピードも速くなり、
ほとんどの緊急時の用がヘリで間に合うようになったのだと思います。
そうなると、あえて巨額の費用をかけて垂直離着陸機を開発するのは、軍事目的に限られるようで、
それがアメリカ製のF35Bはなのでしょうね。
by ナツパパ (2022-11-10 19:35) 

ナツパパ

kuwachanさん。
歴史を紐解いてみると、多くのモノが戦争によって開発されたり性能が良くなったりしています。
例えば飛行機は、第一次世界大戦中に驚異的な進歩を遂げました。
戦争という現実を前にすると、開発費用が、などという考えは後退し、どんどん研究開発がされて、
その結果性能が良くなるのでしょう。
悪魔のような兵器を開発した人間は、実直な研究者で、良き家庭人であったという場合が多いのです。
もうこれ以上残酷な兵器はやめようよ、と思うのですが、そう考える人間ばかりではないんですよね。
by ナツパパ (2022-11-10 19:41) 

ナツパパ

北海道大好き人間さん。
ドイツを歩いていて、わたしも北海道に似ているところが多いなあ、と思いました。
北海道を歩いていても、北の国々に似ているなあ、と思います。
わたしが若かったころは、北海道の家々はシベリアの地のような木造のくすんだ建物が多かったのですが、
いまでは、明るく北欧のような建物が多いように感じます。
それだけ日本が豊かになったということなのかもしれないなあ、と思うんですよねえ。
by ナツパパ (2022-11-10 19:44) 

gop

兵器遺産の話をするのも憚られるご時世となってしまいました。
何故兵器のデザインやテクノロジーは魅力的であり続けるのか、、、
中国製も垢抜けてきましたね。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ed8707c884a12669b56ba5093d52ee252d9002d

by gop (2022-11-10 21:31) 

Inatimy

垂直に離着陸できる、で思い出したのが、シュワちゃんが出てた映画「トゥルーライズ」。
海上、空母らしきものから飛び立つ際にふらふらながらも真上に上がったjことに、
こんなことできるんだと驚いた覚えが^^。調べたらハリアー IIという垂直/短距離離着陸機でした。
by Inatimy (2022-11-10 22:58) 

ナツパパ

gopさん。
そうですねえ、やはり実際に戦争が起こっていて、その状況が映像で流れていると、
戦争の話は現実味を帯びる訳ですから、あまり声高には話せないようになると思います。
今回の記事は、飛行機制作の暴走に興味を惹かれ作りました。
いろいろな点に、イギリスそしてドイツの民族性も垣間見え、それは変わらないのだなあ、と思いましたねえ。
おそらく日本もまた、こういう飛行機を作ろうとすると、民族性が出てくるのでしょう。
...それがどういう形になるのか?とても興味がありますが、ここでは言わないでおきます(笑)
by ナツパパ (2022-11-11 09:09) 

ナツパパ

Inatimyさん。
あ、その映画わたしも見ましたよ...テレビの放映で、でしたが。
ハリアーの性能をうまく使っての映像と脚本でしたね。
あのシーンはCGだったそうですが(そりゃそうですよね)、垂直に飛び上がったり、ホバリングに近いことが出来たり、
そういう動きは通常のジェット機にはできないことですので、ハリアーは貴重な存在なのでしょう。
イギリスから始まってアメリカそして各国で使われ続けたのはその性能故だったのですね。
by ナツパパ (2022-11-11 09:12) 

小肥り

垂直離着陸機。まず、この発想はすごいことだな。
重量との闘いですね。
回転翼で離着陸するのとは理屈がちょっと違うもんね。
でもハチドリでさえ空中静止して花の蜜を吸うには
飛び回るよりもエネルギーを使うらしい。
オスプレイってミサゴという猛禽類のとこらしいが
ミサゴ自身は空中静止するのかな。できなさそうだな。
「デッドウェイト」という言葉に感心しました。
by 小肥り (2022-11-11 10:00) 

ナツパパ

小肥りさん。
そうなんですよねえ、重力をいかにして克服するか、が唯一にして最大の問題なんですよね。
ふだん暮らしている分には、重力なんて気にすることもありませんし、地上の重力は1ということで、
たいしたことはなかろうと思うかもしれませんがどうしてどうして。
克服するためには、一にも二にもエンジンの出力で、ドイツにはそのための高出力エンジンが無かった、
そこが厳しいところだったと思います。
今では、垂直離陸はジェット機では厳しいということになって、短距離離陸に代わりました。
F35Bも垂直に離陸は考えておらず、短距離離陸をする方式です。
by ナツパパ (2022-11-11 14:52) 

tommy88

観光地の、早朝散歩が好きです。
誰もまだ外を歩かない時間帯に、街を歩く。
生活も洋間で想像しながら歩くのが好きです。
観光客向けの顔とは違う生活の顔を想像する。
そういう街を歩きながら自分が住めばと想像してみる。
そんな時間が好きです。
知らない街の知らない食べ物を食すのも好きですが。

by tommy88 (2022-11-12 06:15) 

ナツパパ

tommy88さん。
わたしもそういう時間大好きです。
朝まだき、まだ町が余所行きにならない前の時間は、歩いていて魅力がありますね。
そういう時間にこそ、旅に出た実感が味わえるのかもしれないなあ、と思います。
昨日は千駄木から谷中を歩いたのですが、小路の奥、小さな家があると、そこに住んで、この街で暮らしたら...
と、そういった想像を、わたしもしてしまいましねえ。
by ナツパパ (2022-11-13 10:39) 

みち

ドイツの街並みは美しいですね。
旅をすると、普通のスーパーマーケットを見るのが好きです。
何となく普段の生活が見える気がするので。
飛行機の垂直離陸から水平飛行は漫画の世界だけだと思っていましたが
実在していたのですね。
でも、やっぱり、相当無理しているのですね。
by みち (2022-11-13 22:32) 

ナツパパ

みちさん。
あ、わたしも、そして妻も、旅先でスーパーに入るのが大好きなんですよ。
見慣れないパッケージや解読できない文字から用途を推測するのも愉しいことです。
生ものは買っても持ち帰ることが出来ないので、もっぱら粉もの乾き物を買い求めます。
それを帰宅してから使ってみて、思いの外便利、とか大失敗とか...それもまた旅の思い出になりますね。
フィンランドに旅をしたときは、Kマーケットというどこにでもあるスーパーが贔屓でした。
by ナツパパ (2022-11-14 09:06) 

engrid

マニアック、でもそのマニアックな話をいつもしている方々が、みえます、楽しそうに、実に楽しそうに、興味は尽きなく、羨ましく思います。そしてわからない私にも、教えてくれますしね、

by engrid (2022-11-15 18:33) 

ナツパパ

engridさん。
ありがとうございます。
マニアックな話をついつい記事にしてしまうのですが、それだけではなんだかな、と不安に思っていたところ、
各方面からのコメントや突込みをいただき、やれ嬉しや、と欣喜雀躍しているのは本当のところです。
そうやって、コメントを通して話ができるところが、ブログのいいところなんですよねえ。
...でも、ソロそろマニアック話もネタ切れ気味でして...どこかで仕入れてこなくちゃ(笑)
by ナツパパ (2022-11-17 09:41) 

ナツパパ

niceをくださいました皆様。
ありがとうございます。
by ナツパパ (2022-12-06 15:54)