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梅田雷電富士に登る  【春日部富士塚巡り その2】 [山に登ろう]


 
 
 
 
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 「八幡社富士」の登拝をすませ、春日部市内を、さらに北西方向に向かうと、梅田という地域になる。
 
 以前は農業地帯であっただろうが、今は農地と住宅と商業施設が入り交じる、典型的な郊外の景観が広がっていた。 
 
 
 
 わたしと友人のS君と、その梅田地域の鎮守、「雷電神社」の富士塚を見物に訪れたのだった。
 
 「雷電神社」は、国道16号線バイパスの脇にあり、トラックなどの交通量も多く、いささか賑やかな環境である。
 
 交差点の反対側から遠望すると、朱色の鳥居と、その脇に台形の構造物が見て取れる。
 
 あれが目指す富士塚なのかもしれない。
 
 
  

 
 
 
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 「雷電神社」の境内に入ると、参道の右脇に、目指す「梅田雷電富士」があった。
 
 古格な佇まいの鳥居と、その先にある同様の本殿に比べ、いささか近代的とも見える富士塚である。
 
 いかにも地域の鎮守様といった雰囲気の境内に、この富士塚は異彩を放っていた。 
 
 
 
 
 
 
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 近づいてみると、いわゆる「富士塚」から思い起こされるイメージからはずいぶん離れた姿形である。
 
 高さ2.5㍍、長辺5㍍ほどの台形で、山腹は草に覆われ、頂上までは階段がついている。
 
 階段と頂上には低木が植えられていて公園のような雰囲気なのだった。
 
 
 
 近年に新しく築造された富士塚に見えるが、築造は安政3(1858)年で160年ほどたっている。
 
 最近改修されたようで、資料によると、階段化、頂部変形そして塚左裾削平がなされたようだ。
 
 ということは、以前の富士塚は、頂上も高く、また写真左側に丸く張り出した、富士山型の姿だったのだろう。 
 
 階段脇には、「浅間山改修記念」の石碑があって、平成16年の日付が刻まれていた。
 
 
 
 
 
 
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 頂上に登ってみると、富士塚の形そのまま、頂上も台形になっていた。
 
 一番奥に「浅間大神」の石碑があり、左脇に「小御嶽石尊」の石碑が置かれている。
 
 「浅間大神」の石碑には、地域の富士講、「丸参講」の印、丸に参の文字が彫られていた。
 
 裏に回ると、安政3辰年三月吉日の文字があり、この富士塚の築造年代が分かる。
 
 
 
 
 さて、いささか変わった姿の富士塚に戸惑ってしまったが、ここもたしかに富士塚である。
 
 おそらく、以前の富士塚が傷み、改修が必要となり、その際に、公園風の姿に作り直されたのだろう。
 
 地域のみなさんが、この姿が良い、と決めてそうなったのだから、これは仕方ないと思う。
 
 傷み危険になったからといって取り壊されるより、こうやって、残していただく姿勢がありがたい。
 
 
 
 
 築造されてから長い年月が過ぎ、維持管理に多くの注意が必要な富士塚が多くなっている。
 
 そういう今、こうやって地域に親しい富士塚に変えていく手法も、今風に言うならば「あり」かな、と思った。
 
 
 
 
 ※今回、春日部富士塚巡りの記事にあたって、「北埼玉・春日部市における富士塚の類型」野村幸希氏著を
   参考にさせていただいております。 
 
 
 
 
 
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コメント 91

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アルマ

確かに公園感が強いですね・・・
傷みが激しく、地元の方の意向ということでしたらそれはそれで受け入れるしかないですね(^_^;)
by アルマ (2014-11-20 11:45) 

hanamura

手を加えられてミョーに綺麗な古墳
草ボウボウで荒れ放題な古墳
美しく塗り替えられた神社の彫刻
風雨に地肌も削られた神社の彫刻
みんな違ってみんなイイとしましょう。
by hanamura (2014-11-20 15:59) 

ナツパパ

アルマさん。
ここの富士塚を見たとき、正直、やはりギョッとしました。
わたしが思う、富士塚の概念からはずいぶん離れていて...
それでも、氏子さんや地域のみなさんがこうされたのですから、
それは、よし、とするべきなのだろうと思います。
...よく見れば、富士塚のお約束は守られているのですから。
by ナツパパ (2014-11-20 16:39) 

ナツパパ

hanamuraさん。
>みんな違ってみんなイイとしましょう。
ホントそうですよね。
長く時を経たものには、それぞれ歴史があり、それが姿形の変化に現れているのですから。
それを、後生のわたしたちが、あれこれ言うのも、たしかに失礼な話しです。
きれいに整備されたここの富士塚は、地域のみなさんによって守られた存在といえそうですね。
by ナツパパ (2014-11-20 16:43) 

ナツパパ

sugoimonoさん。
tochiさん。
ダイとクロさん。
たくやさん。
MONSTER ZEROさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-11-20 16:44) 

ナツパパ

いっぷくさん。
シルフさん。
makimakiさん。
sarusanさん。
hujinomagumaさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-11-20 16:45) 

ナツパパ

メルシオさん。
ちょんまげ侍金四郎さん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-11-20 16:46) 

めぎ

富士山が世界遺産になった今、富士塚も見直される機会かも知れませんね。
もう少し脚光を浴びたら、保存も活発になるかしら。でも、脚光を浴びて観光客がドッと押し寄せるというのもどうなのかしら・・・ちょっと寂れた感じの富士塚がいい味を出しているという気もしますしね。
こちらでもベルリンでガス灯を保存するかLEDにするかという議論がありますが、歴史を伝えるためにガス灯を残したいという気持ちも分かるし、二酸化炭素問題と費用の面からLEDにという話も分かるし、若い人たちは自分たちの生まれる前の壁のことにあまり関心がないし、時間の流れで色々と変わっていくのが当たり前なのかも知れません。でも、ちょっと淋しいですね。
by めぎ (2014-11-20 18:23) 

hatsune

「雷電 爲五郎」の名が頭に浮かんでしまいました(^^;
by hatsune (2014-11-20 18:31) 

なかせ

確かに公園みたいですね!
子供たちが遊んでいても違和感ないですね。
by なかせ (2014-11-20 20:03) 

北海道大好き人間

最初の写真を見て、この富士塚が(時間の経過もありますが)目の前を通る国道16号線の整備(拡幅)によって造り直されたのではないか?と想像します。
我が街にも、国道の整備によって分断されてしまった神社があります。
それでも、地元住民の協力で、姿形は変わってしまっても、こうして昔の面影を残しているというのは大切なことなのではないかと思います。

by 北海道大好き人間 (2014-11-20 23:11) 

gardenwalker

こんばんは
建立された頃と現代の富士塚が置かれている状況が
激変してしまった。
それが偽らざる事実、方丈記を思い出しました。
by gardenwalker (2014-11-20 23:21) 

さとし

私の子供の頃、近所に似たようなものがあったのを思い出して、興味深く読ませて頂ました。まだあるのかなぁ。
by さとし (2014-11-21 06:49) 

てんてん

道路の向側から見ると なんとか富士山の形を保っているみたいですね^^
by てんてん (2014-11-21 09:22) 

ナツパパ

めぎさん。
富士塚の存在は、たとえば有坂蓉子さんのような(あ、ご近所富士山の著者ですね)方のお力で、
徐々に認知されてきていると思います。
先年の、富士山の世界遺産認定で、さらにその傾向が深まりました。
その結果と言っていいのでしょうか、富士塚を訪れる方も多くなっているようで、
わたしも富士塚に行くと、何人の方と出会うことが何回もあります。
嬉しいことです...が、めぎさんの仰るように、中にはハードな見物をされるグループもあって(汗)
これは、注目を集めるときの、いつものことなのかもしれません。
その中から、富士塚好きの方が出てくだされば、と思います。
by ナツパパ (2014-11-21 09:46) 

ナツパパ

hatsuneさん。
富士塚のある「雷電神社」は、同名の神社が北関東一円にいくつもあるそうです。
雷よけの神社なのだそうですよ。
北関東は雷が名物ですから、そういう御利益も求められているのでしょうね。

>「雷電 爲五郎」の名が頭に浮かんでしまいました(^^;
hatsuneさん、それをいうなら、雷電為右衛門ですってば(笑)
伝説の大関、強かったそうですね。
為五郎と聞くと、わたしなど、あっと驚く為五郎...ハナ肇さん、なつかしいなあ。
by ナツパパ (2014-11-21 09:50) 

ナツパパ

なかせさん。
簡素な形ながら、近代的で、いかにも公園風ですよね。
こういう形の富士塚は、わたし初めてなのですけれど、これはこれで良いものでした。
地域のみなさんに愛される、もしくは認知される存在、というだけでも嬉しいです。
子どもたちの遊び場...たしかにぴったりですね。
by ナツパパ (2014-11-21 09:52) 

ナツパパ

北海道大好き人間さん。
たくさんのnice&コメント、ありがとうございます。
それぞれに造詣の深い、また愉しいコメントで、とても嬉しく拝見しました。

たしかに、国道16号線バイパスが、富士塚に影響を与えた可能性がありますね。
神社の参道は、国道ですっぱりと切られていて、神社前の交差点も不規則な道路配置になっていましたから。
それでも、こうやって、富士塚を残してくださったみなさんの、そのご配慮は嬉しいことです。
このままずっと残って欲しいなあ、と思いますねえ。
by ナツパパ (2014-11-21 09:57) 

Silvermac

富士と名前が付く小山は多いようですね。
by Silvermac (2014-11-21 09:58) 

ナツパパ

gardenwalkerさん。
たしかに、安政3年というと、そろそろ幕末なのですが、それでも、この地域は、
純然とした農業地帯で、田んぼが広がっていたことでしょう。
雷電神社の氏子さんも、地域の農家がほとんどだったに違いなく、まとまりも強かったでしょうね。
今は、住宅地と商業地位、そして農地が混在していて、わたしの住む地域と同様、
様々な価値観や歴史が入り交じっていることともいます。
神社の存在も、地域の核として大切ですが、それも大変そうですね。
そういう中で、富士塚がこうやって残ってくれたことは、本当にありがたいことと思います。
by ナツパパ (2014-11-21 10:01) 

ナツパパ

黒さん。
隊長さん。
めいさん。
ソニックマイヅルさん。
ma2ma2さん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-11-21 10:02) 

ナツパパ

なかせさん。
きゅーさん。
kurakichiさん。
馬爺さん。
song4uさん。

nice、ありがとうございます。

by ナツパパ (2014-11-21 10:04) 

ナツパパ

NO14Ruggermanさん。
ブラザー★ボブさん。
oink!さん。
matsukatさん。
SORIさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-11-21 10:05) 

ナツパパ

さとしさん。
さとしさんお住まいの地には、何基かの富士塚があるとおもいます。
H市市内の神社に、なんですが、たとえば台町にある「富士浅間神社」境内にも
富士塚があるそうです。
残念、わたしはまだ行ってないのですが。
さとしさん、機会がありましたら、ぜひお出でになってみてください。
それで、できれば、記事にしていただけると嬉しいなあ。
by ナツパパ (2014-11-21 10:10) 

ナツパパ

てんてんさん。
そうですね、けっこう目立った存在ですよね。
こうやって、頂上が平らになり、台形の姿になっても、ここまで存在感があるのですから、
以前の、改修前の富士塚は、もっとすごかったのかもしれないなあ、と思います。
出来れば、その時に訪れてみたかったですが...これはまあ、仕方ないですよね。
階段を上って、先にある「淺間大神」の石碑などは、富士塚のお約束です。
そういうところは、オーソドックスな富士塚でした。
by ナツパパ (2014-11-21 10:13) 

ナツパパ

Silvermacさん。
そうですね。
富士山は、なんと行っても日本一有名なお山ですから、日本各地に、地名を冠した○○富士が見られますよね。
関東でも、小山を富士山に見立てて○○富士...たとえば三浦富士のようなお山があります。
富士塚は、そういうお山とは少し異なり、一から塚をこしらえて、富士山に見立てるといった趣向です。
なので、それを作る際は、富士講といった組織、また地域の出す資金が重要な要素で、
大小それぞれ、様々な富士塚が出来上がりました。
その多様性は、見ていて飽きません。
by ナツパパ (2014-11-21 10:17) 

ナツパパ

ネオ・アッキーさん。
yohtamboさん。
aokenさん。
ヨタ8さん。
RANPOさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-11-21 10:18) 

ナツパパ

ぼんさん さん。
やってみよう♪さん。
のっぽさん さん。
enosanさん。
mwainfoさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-11-21 10:20) 

山子路爺

登山道が随分整備されていますねぇ。
これなら誰でもお参り出来そうです、もの足りない方もいるとは思いますが。

by 山子路爺 (2014-11-21 12:38) 

engrid

古墳チックな雰囲気ですよね
階段、子供が遊びそうで、公園のようでもあるし
でも階段に腰掛けて、ゆったりするのもまた一興かも知れません
いわれを、きちんと伝えられたらよいですね
by engrid (2014-11-21 17:33) 

Inatimy

簡単、便利、至れり尽くせり・・・な
今の世の中を反映した新しいタイプの富士塚なんでしょうねぇ。
危ないものは最初から取り除いて、回避の仕方、身の守り方を学び得ることなく、
本当にいいのかしら・・・とは思うのですが。
地域のみなに愛される富士塚であり続けてほしいです^^。
by Inatimy (2014-11-21 22:04) 

ナツパパ

山子爺路さん。
直線の階段数段の登山道は、どなたでも登拝が出来ますよね。
前項の八幡社富士の階段と比べるべくも無いほどの階段ですが、
この造りは親切だなあ、と思います。
頂上は細長い広場になっていて、けっこう眺めが良かったんですよ。
子どもたちの遊び場として格好だと思いましたねえ。
わたしが子どもの頃だったら、ここはお城で、攻め手と守り手に分かれて
愉しく遊んだことでしょう。
by ナツパパ (2014-11-21 22:11) 

ナツパパ

engridさん。
この日は少し暑いくらいの日で、でも、富士塚頂上にいると、風が吹き抜けて気持ちよかったです。
下から見るよりも見晴らしが良く、これは良いなあ、と思いました。
頂上にイスがあったら、なお良かったんだけどなあ。
こういうあっさりした姿は、engridさんの仰るように、様々に使うことが出来ますね。
これからも、地域のみなさんに愛される富士塚であって欲しいなあ、と思います。
by ナツパパ (2014-11-21 22:15) 

ナツパパ

Inatimyさん。
これは私見なのですが、以前の富士塚が傷んで、修復の必要があったのでしょうね。
それで、氏子さんや地域のみなさんが集まり、改修委員会が出来て、そこで改修方法や
改修後の姿が決まったのだろう、と思うんです。
以前の富士塚がどういう姿だったかは不明なのですけれど、なにしろ安政3年築造ですから、
オーソドックスな富士山型のものだったと思います。
それをこの姿に...おそらく、平成の世には、富士塚は信仰の対象ではなくなってしまったのだろうなあ、
などと思ってしまいます。
by ナツパパ (2014-11-21 22:20) 

ナツパパ

MORIHANAさん。
miyukimonoさん。
akihiro-sさん。
テリーさん。
myumyuさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-11-21 22:21) 

ナツパパ

kanameさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-11-21 22:22) 

YAP

「雷電富士」とは、なんとも勇ましい名前。
近代的な形状は、ちょっと冒険心には欠けてしまいますが、お年寄りでも気軽に登れそうですね。
そういう配慮もあるのかもしれないですね。
by YAP (2014-11-22 07:30) 

ねじまき鳥

現代的ですね。
by ねじまき鳥 (2014-11-22 12:44) 

ナツパパ

YAPさん。
そうですね、登りやすい形の富士塚ですよね。
階段も大きく勾配も緩やかでしたし、地域のみなさんどなたにも
親しんでいただける富士塚だなあ、と思います。
富士塚好きの視点から見ると、もう少し伝統に配慮を...と思わぬでもないのですが、
それは地域のみなさんが決めること、こういう形でも、富士塚が残ってくれたのを、
感謝しなければ、と思います。
登拝してみると、眺めも良く、気持ちの良い頂上でした。
by ナツパパ (2014-11-22 14:36) 

ナツパパ

ねじまき鳥さん。
すっきりとシンプルな外観は、ホント、現代的なデザインと思います。
富士塚に興味があったり、こだわりがあったりする向き(...あ、わたしも含めて)には、
こういう姿にはちょっと異論が出てきそうですが、それ以外のみなさんには、
これはこれで新しい姿の富士塚として、受け入れてもらえそうです。
富士塚の一つの方向性を示すもの、といえるかもしれません。
by ナツパパ (2014-11-22 14:39) 

ナツパパ

TERUさん。
素人写真さん。
ryo1216さん。
wattanaさん。
amoさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-11-22 14:40) 

ナツパパ

takaさん。
リックさん。
momoさん。
あおたけさん。
furuさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-11-22 14:41) 

小肥り

年寄にも登り易そうな富士塚ですな。
富士塚によく固まった溶岩のようなものが置いてあるでしょう。
明らかに平地にあるような穏やかな表情の石ではなくて
荒々しい溶岩の冷え固まった石。
あれは本当に富士山から持って来た溶岩なんだろうか。

by 小肥り (2014-11-22 15:00) 

足立sunny

昔の形が残っていないのは残念といえば残念ですが、たぶん、神社の方で、昔の写真とかは保管されているのではないか、と思います(まったく定かではないですが)。埼玉の史跡一覧を見てみたのですが、どうも古い写真はなさそうで。
でも、こういう富士塚があっても、現代的にはいいのかもしれませんね。富士塚記念碑的ですが、こんもりとお山も残っていますし。
ナツパパさんとご友人の方のように、各所の富士塚を巡られている方というのも、けっこうおられるみたいですね。

by 足立sunny (2014-11-22 19:25) 

ナツパパ

足立sunnyさん。
富士山が世界遺産に登録されて、富士塚への関心も高まっているのを感じます。
以前は、どこの富士塚に行っても、同好の方に会うことは少なかったのですが、
最近は、お目に掛かることもままありますので。
そうやって、富士塚への関心が高まり、富士塚自体の知識が広まってくれると、
保存や維持管理をおこなっていただけるのでは、と思います。
雷電富士も、富士塚として、この先何十年かは安泰でしょう。
それを考えると、改修されて良かったな、と思いますねえ。
by ナツパパ (2014-11-22 20:10) 

ナツパパ

小肥りさん。
富士塚は富士山のミニチュアなので、溶岩石(黒朴石という名前なのですけれど)が欠かせません。
江戸中期以降、富士塚の築造が盛んになるにつれ、この黒朴石を扱う商人が出てきたようです。
そのおかげで、江戸市内あちこちの富士塚に、黒朴石を供給できたそうですよ。
黒朴石は、富士山からの他に、浅間山から運んでくる場合もあったと聞きます。
江戸時代は、利根川や江戸川、荒川などを使う水運が発達していましたので、
重く嵩張る石も、そうやって運ぶことが出来たのでしょうね。
by ナツパパ (2014-11-22 20:12) 

ナツパパ

gopさん。
遠霞(とおがすみ)さん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-11-22 20:12) 

Santa

こうした記事を見ていると
越谷にもあるのかなと。
ちょっと関心度合い上がってきました(^_^)
by Santa (2014-11-22 23:57) 

ふゆん

富士塚というより古墳ちっくだなあって☆(・∀・`)
by ふゆん (2014-11-23 05:34) 

ぱぱくま

荒れて立ち入り禁止になる富士塚もあるので
こういう整備も時代の流れなのでしょうね。
風情も必要ですけど、残していくのは努力と現実ですものね。
by ぱぱくま (2014-11-23 15:20) 

あおたけ

前記事の八幡社富士に比べると、
今回の梅田雷電富士はキレイな階段が設置されていて
何とも近代的な富士塚ですね~。
登りやすそうですが、
ちょっと風情に欠ける気がしますがします(笑)
でもおっしゃるように、どんな形であれ、
貴重な富士塚を現在に、そして未来へ残しておくことが
大事なんですよね(^^)
by あおたけ (2014-11-23 15:36) 

やま

こんばんは
子供の頃に近くにこんなところがあったら 最高の遊び場にしてしまいそうです。
by やま (2014-11-23 21:26) 

ぼんぼちぼちぼち

これも富士塚なのでやすね。
↑ふゆんさんも仰ってるように 古墳っぽいと思いやした(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2014-11-23 21:44) 

macharun

うーん、こういう公園風のほうがご近所には公園的に親しみやすいのかもしれませんね・・・難しいです。
by macharun (2014-11-23 22:12) 

ばー助

富士塚もいろいろあるんですね☆
個人的には、しいて言うなら昔の面影を少しでも残してほしいとは思います。
by ばー助 (2014-11-24 01:01) 

ナツパパ

Santaさん。
資料にあたると、越谷市にも何基かの富士塚があるようです。
ただ、現存しているか、は不明で、わたしもあたってみようと思います。
埼玉県千葉県は、富士塚の宝庫と言うべき地域でしてね、江戸時代に繁栄していた街には、
必ずといっていいほど富士塚があります。
これから、その地域を回るのが楽しみなんですよ。
by ナツパパ (2014-11-24 14:01) 

ナツパパ

ふゆんさん。
あ、たしかに、そういう雰囲気がありますねえ。
富士山信仰の塚というよりも、なんかのお墓みたいな感じですね。
一種無機質な感じがそう思わせるのだろうか。
by ナツパパ (2014-11-24 14:03) 

ナツパパ

ぱぱくまさん。
そうなんですよねえ。
富士塚の全盛期は、江戸末期~大正末期くらいまで、と聞きます。
その頃には、各町内に一基...は、大袈裟としても、かなりの数の富士塚が
江戸や近隣の街にあったそうです。
しかし、江戸は関東大震災や戦災で、近隣の街などでは、戦後の高度成長期に
破脚された例も多いそうですよ。
残していくのは大変なこと、と思いますねえ。
by ナツパパ (2014-11-24 14:06) 

ナツパパ

あおたけさん。
一見して富士塚とは思えない姿形ですよね。
わたし、初めて見てびっくりしましたもの。
で、これも富士塚の一形態...と納得するまで、やはりけっこう時間が掛かりました。
富士塚好きであれば、違和感を感じてしまうのかもしれませんね。
でも、無くなってしまうよりは遙かに良いこと、と思うんですよね。
ベストではないかもしれませんが、ベターな選択、と思いますねえ。
by ナツパパ (2014-11-24 14:10) 

ナツパパ

やまさん。
あ、わたしもそう思いますねえ。
わたしが子どもの頃でしたら、確実にここはメインの遊び場となり、
二つのグループが、攻め手守り手に分かれて盛大に遊ぶことでしょう。
わたしの場合は、お寺の鐘突堂でしたが...
...あそこは、住職さんが出てくると、強制的に解散させられちゃう欠陥があり(笑)
ここだったら、心ゆくまで遊べるなあ...と夢想していましたっけ。
by ナツパパ (2014-11-24 14:13) 

ナツパパ

tateichi_mさん。
okin-02さん。
e-g-gさん。
ぷちさん。
大善士さん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-11-24 14:14) 

ナツパパ

ぼんぼちぼちぼちさん。
そうなんですよねえ、富士塚から連想する姿から、ずいぶん掛け離れたものなのでした。
でもまあ、見慣れてくると、これはこれで、富士塚になるのかな、と思いましたねえ。
頂上に「淺間大神」の石碑や小御嶽の石碑があり、また、登拝用の階段がついていたり...
これから10年経つと、ひょっとしたら木も生えて、落ち着いた雰囲気になるかもしれませんね。
by ナツパパ (2014-11-24 14:20) 

ナツパパ

macharunさん。
そうなんですよ、じつに解釈の難しい富士塚なのでした。
富士塚好きのわたしの目からすると、こういう姿は、ちょっと違和感がありますし、
かといって、地域のみなさんが、これ、と決めた姿は尊重するべき、と思いますし。
ここはやはり、地域のみなさんが富士塚と認めれば、それは富士塚、ということなのだろうなあ
と思うんですよねえ。
by ナツパパ (2014-11-24 14:23) 

ナツパパ

ばー助さん。
あ、わたしも、ですね、富士塚は、やはり富士山の面影を残して作って欲しいなあ、
などと思うわけなんですね。
ただ、こればかりは、地域のみなさんが造り守るものですので、地域のみなさんのご意向こそが、
一番大切なのかなあ、と思うわけでもあります。
なので、わたしの住む地域に富士塚があって、こういう姿に、という話が出たら、
わたし反対すると思いますねえ、やっぱり。
by ナツパパ (2014-11-24 14:26) 

ナツパパ

楽っくん。(らっくん)さん。
miataさん。
ken_jpさん。
今造ROWINGTEAMさん。
nikiさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-11-24 16:02) 

ナツパパ

ともちさん。
sevensea-southさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-11-24 16:03) 

ソニックマイヅル

こんばんは。当時の事を想像するのもまた楽しいいですし、興味も出てきますね。^^;
by ソニックマイヅル (2014-11-24 20:43) 

johncomeback

拙ブログへのコメントありがとうございます。
160年前の姿を見てみたいです(^^)ニコ
by johncomeback (2014-11-24 21:18) 

ぷち

大阪に梅田という地名があります。
タイトルを見たとき、大阪に上陸されたのかと思いました。
by ぷち (2014-11-24 23:19) 

くまら

富士塚って定義が有るんだろうか・・・疑問が
by くまら (2014-11-24 23:42) 

たかぼん

古い富士塚ではあるようですが、見た感じは最近ですね。
もっと昔の感じを残しておいて欲しいですね。
by たかぼん (2014-11-25 00:02) 

kemm

富士塚と言うものがあるのですね。
富士山信仰の一つの形でしょうか。初めて見ました。
by kemm (2014-11-25 04:57) 

ナツパパ

ソニックマイヅルさん。
ここの富士塚は、相当に現代的なスタイルですので、築造当初の様子は想像するしかないのですが、
それもまた愉しいこと、と思いますねえ。
立地条件を考えますと、独立した、富士山型の富士塚だっただろう、と思います。
裾野も広いですから、現在のような2㍍ちょっとの高さではなく、もう少し高かったことでしょう。
見晴らしも良かったでしょうから、実物の富士山もよく見えたかもしれませんね。
by ナツパパ (2014-11-25 08:49) 

ナツパパ

johncomebackさん。
>160年前の姿を見てみたいです(^^)ニコ
あ、わたしも、それは見てみたいです!!
以前の富士塚の写真が残っていれば、築造当初の姿を想像できるのですが、
見つからないのは残念なことです。
おそらくは、お約束に則った、富士山型の富士塚でしたでしょう。
見てみたかったなあ。
by ナツパパ (2014-11-25 08:51) 

ナツパパ

ぷちさん。
>大阪に梅田という地名があります。
梅田は、わたしにとって大切な地です。
とくに、阪急梅田駅は、阪急好きのわたしにとっては、「聖地」であります。
去年の夏、梅田駅に「滞在」し、梅田駅と阪急電車を愉しみました。
忘れられない思い出です。

http://08091160825.blog.so-net.ne.jp/2013-08-06
by ナツパパ (2014-11-25 08:55) 

ナツパパ

くまらさん。
富士塚については、たとえば統一された定義、というものがあるかどうか、不明なのですが、
1.富士山信仰に基づいて作られた築造物。
2.山開きなど、富士信仰に則った行事が行われる。
3.登山道に合目石を置いたり、また、山腹に溶岩石を置いたり
  富士山と同じような造りを真似る。
4.頂上には、浅間神社奥宮の石祠や浅間大神の石碑を置く
...あたりの、いわばお約束しか思い浮かばないんですよねえ。

詳しくお知りになりたいときは、「ご近所富士山の謎」有坂蓉子著を参考になさってください。
この本は、富士塚についてわかりやすく解説してあります。
お勧めです。
by ナツパパ (2014-11-25 09:01) 

ナツパパ

たかぼんさん。
改修されたのが平成10年代のようですので、以前のままの改修でなければ、
こうやって近代的なスタイルになってしまうのかなあ、と思います。
雷電神社の氏子さん、地域のみなさんが改修のための組織を立ち上げて、
そこで話し合っての結果のようですので、この姿は地域の合意なのだと思います。
それは尊重されるべきこと、と思います。
なにより、改修されて、富士塚が存続できたことが良かったなあ、と思いますねえ。
by ナツパパ (2014-11-25 09:30) 

ナツパパ

kemmさん。
仰るとおり、富士塚は、富士山信仰の一つの形です。
富士講が地域の拠り所として作ったもの、とわたしは解釈していますが、
それ以前に、富士登山できない老人や子女に、疑似富士登山体験をさせるため、
講が作ったもの、と考えられます。
なので、地域や講によって富士塚は千差万別、様々な姿があります。
そこが面白いなあ、と思います。
by ナツパパ (2014-11-25 09:33) 

ナツパパ

comomonさん。
ハマコウさん。
フジトモさん。
arashiさん。
げいなうさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-11-25 09:34) 

ナツパパ

モリガメさん。
mayuさん。
たかおじーさん。
司馬亮さん。
burubonさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-11-25 09:37) 

ナツパパ

(。・_・。)2Kさん。
t-adatitakaさん。
minsukeさん。
りょうくん さん。
doudesyoさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-11-25 09:38) 

ナツパパ

sora_pさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-11-25 09:39) 

ナツパパ

れもんさん。
じゅんぺいさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-11-25 20:29) 

ナツパパ

アルマさん。
甘党大王さん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-11-26 20:21) 

ナツパパ

ciel-bleu-fonceさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-11-27 09:34) 

ナツパパ

まっつんさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-11-28 09:12) 

ナツパパ

nicolasさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-11-29 16:39) 

ナツパパ

らしゅえいむさん。
tasuchanさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-12-02 09:46) 

ナツパパ

ひろころさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-12-03 19:27) 

ナツパパ

nachicさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-12-04 09:05) 

ナツパパ

さらまわしさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2015-01-20 09:27)