酒呑み志願 [器を愉しむ]
札幌にはどうしても寄りたい店が何軒かある。
時間があれば全部の店に行くし、無ければ優先順位をつけて出かける。
今回はあまり時間がなかったので、先ず出かけた店が「青玄洞」という器の店(写真上)。
わたしの好きな器が並ぶ店なのである。
ふところの財布(...とカード)をしっかりと握りしめ、気合いを入れて、さあ店に入ってみようか。
「青玄洞」の店内に入ったら、「工藤和彦展」をしていた(写真上)。
工藤さんは旭川在住で、食器を主に、陶器を専門とする作家である。
とくに粉引(こひき)と呼ばれる種類の器は、独特の風合いがあって、なかなかよろしい。
また、薄手で軽いのも特徴で、陶器であっても日常気兼ねなく使えるのである。
わが家にも何点かあって、普段使いに重宝している。
そんなお付き合いのある作家さんの展示会をやっていただなんて...思わず「ヤバイなぁ」と呟いてしまう。
「青玄洞」の展示会には、大小の皿や鉢などと一緒に、茶器や酒器が並んでいた。
お茶はともかく、お酒には縁のないわたしだが、見ると良さそうな器がある。
小振りの片口は、手にすっぽりと入る大きさで、これに冷酒を入れたらとても具合が良さそう...
大胆な文様の徳利も面白い...
...で、つい、わたしのところに来てもらうことにした。
上の写真が、その酒器たちである。
先日来、机の上に置いて、眺めたり手に取ったりしているのだが、出来ることなら使ってみたい。
これから秋。
涼しい季節にお酒は美味しかろう...酒呑みになりたい。
2007-08-30 13:28
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コメント(12)
ナツパパさん…ついに買っちゃいましたか。
最近、引きこもり生活に慣れすぎて、こちらには
しばらくうかがっておりません。工藤君の作品展、
開かれていたんですね。あー残念。
片口型の鉢におでんを盛り、縦長の片口に
上等な純米吟醸などを入れて、秋の夜長に一杯。
想像しただけで、ウットリしちゃいますね。
ナツパパさんが酒飲みになれますように…。どうしても
無理なら、ナツパパさんの代わりに我が家で使ってあげます(笑
by MORIHANA (2007-08-30 16:45)
片口は「そばつゆ差し」に使えそうですね。
徳利は「一輪挿し」に如何でしょうか。
酒器だからといって酒の席に使わなくてはいけない、と言うことは無いのですから『用の美』を追求されるのも一考ですよ。
上の写真のお皿は、「鰤大根などを盛ってみたいな」と第一印象で感じたのですが、よくよく拝見していたら「完熟の真っ赤なトマト」が合うんじゃないか、と思っています。
by Rick女蛇坊 (2007-08-30 23:58)
作家さんだって芸術家で無い限り実用性を無視しているのではないのでしょうから、使ってもらってなんぼなんでしょう。 器だって本来の使い方をされるのを望んでいるのではないのでしょうか。
最近飲み屋でもこういった器で日本酒や焼酎を出す店が増えており、その度に自分も買おうと思うのですが、こういった美のセンスを持ち合わせていない小生は多くの中から一つを選ぶことが出来ず、二の足を踏んでいることは確かです。
でも、いいなぁ、これ。 ナツパパさん、無理して使おうとしないで、小生を呼んでください。 目の前で使用感をレポートして差し上げましょう。
by 炎遊人 (2007-08-31 06:31)
工藤和彦さん、失礼ながら存じませんでしたがサイトを拝見するとまだお若い作家さんなのですね、確かに徳利が面白い。この模様なら持ってもそれ程熱く無いかも。
展示会は全国回られている様で、来月(もう明日から..)は六本木と大分の帆足本家ですか、凄いですね。
http://www.hoashi-honke.jp/index.html
by gop (2007-08-31 06:48)
MORIHANさん。
そうだ、MORIHANAさん、以前工藤さんのこと紹介してらっしゃいましたねえ。
もう少し早く記事にすれば良かったかも...すみません。
縦長の片口は、10客以上もあって、それぞれ大きさが微妙に違うのでした。
青玄洞の方がみんな机の上に出してくださったので、一つ一つ手に持って、それで決めました。
贅沢な時間...その親切は嬉しい限りです。
by ナツパパ (2007-08-31 16:37)
Rick女蛇坊さん。
妻がねえ、Rick女蛇坊さんと同じことを言いましたねえ。
でも、わたしとしては、ここはぜひ酒器として活躍して貰いたく...
友人に声をかけて酒盛りでもしようかな。
最初の一杯は、わたしが使わせていただいて...
鉢は、我が家で活躍中のものです。
もうひとつ、丸い鉢もあるんですが、どちらも使い勝手が良いですよ。
完熟トマト...とてもあいそうですね、確かに。
by ナツパパ (2007-08-31 16:41)
炎遊人さん。
わたしも、食器は実用性最優先で選んでいます。
使えない器ほど惨めなものはありませんから。
...それは、自分や家族が使えない、と言う話で、他の人にはピッタリかも知れないんですが...
でもね、わたしが使えるかどうか、それこそが大切だと思うんですよ。
ですから、炎遊人さんも、自分が使えるか使いやすいか、
で選んでご覧になったらいかがでしょう。
きっとピッタリの器が見つかると思います。
>使用感のレポートをして差し上げましょう。
あははは...ぜひ伺いたく...その前に、わたしにも一杯注がせてくださいね。
by ナツパパ (2007-08-31 16:49)
gopさん。
工藤さんご当人にお会いしたことはないんですが、まだお若い方のようですね。
あちらこちらで作品を見かけますが、作陶展も頻繁にしているのですね。
使い勝手の良い器を作られるので、人気があるのも分かりますね。
わたしも長くお付き合いしていきたい器であり、作家さんです。
by ナツパパ (2007-08-31 16:52)
あら、本当にいい感じのとっくり。使い込むとうんと愛着が湧きそうです。一見重そうで軽いんですね。そういうの、いいなあ。
by HIROMI (2007-09-01 19:42)
HIROMIさん。
お褒め下さいまして、ありがとうございます。
なかなか思い切ったデザインの徳利なんですが、ギザギザがあるのでしっかり持てるようです。
酔ってすべって、と言うことがないように、との作り手の配慮なのかも知れませんね。
by ナツパパ (2007-09-02 15:26)
私の父はお正月にお猪口一杯飲んだだけで
昼まで寝る人だったのに、50代後半辺りから朝昼晩にビール(もちろんお正月の話です!)でも平気になりました!!
歳と共に神経が麻痺してアルコールが効かなくなってきたんじゃないかと妹と陰口を叩いていましたが…(笑)(笑)
そういえば、スキーを始めたのも50を過ぎてからではなかったかしら?
ナツパパさんも自転車!!まだまだいけますよ!!(笑)(笑)
by じゅんぺい (2007-09-07 20:25)
じゅんぺいさん。
お父上、50台後半からお酒が大丈夫に...それは心強いお話です。
わたしも修行を積んで...って、どうしたら良いんでしょう(笑)
期待して数年後を待つことにしましょう。
>ナツパパさんも自転車!!
そ...そうなんです(汗)
最近若干ヒマに...始めなきゃなぁ...なんて思ってはいるんですがねえ(滝汗)
by ナツパパ (2007-09-08 08:49)