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朝食はいつも悩ましい ― 春・北海道旅行顛末記 その2 ― [旅行中 国内編]
4月初旬、2泊3日の予定で札幌に旅行したときのこと。
初日は札幌の街を散策して、札幌の実家に帰省中の妻や久しぶりの義弟夫婦、義母と食事などを愉しんだのだった。
それで、食べすぎ呑みすぎでホテルに戻り、バッタリと倒れるように就寝して...さて翌朝である。
前日早朝から活動したり呑みすぎたり食べすぎたりしても、ジジイの朝は早い...いやでも早くなっちゃう。
午前5時、ふと目が覚めて眠れなくなり、テレビなどを見て時を過ごして、さて午前7時になった。
そろそろ空腹である。
そこで朝食を摂ろうと、1階の「ノーザンテラスダイナー」にやって来たのだった。
ここでは、最近のホテル朝食の例に漏れず、バイキング形式の食事を提供する。
...多種類の料理から好きなものを選べるのは楽しみなんだけど...そうなんだけど...
腹も身の内 ′24 ― 春・北海道旅行顛末記 その1 ― [旅行中 国内編]
4月になった某日、2泊3日で札幌に行くことになった。
わたしたち夫婦にはそれぞれ、今年96歳と95歳になる母がいる。
ありがたいことに目立った病気もなく元気なのだが、それでもいろいろと手助けをする必要がある。
それで、妻は月に一度ほど、札幌に帰省して義母の世話をしている。
その義母が、どうやらわたしのことを思い出し、顔を見たくなったらしい。
かれこれ2年ほどはご無沙汰なので、そろそろ顔を出そうか、ということになった。
そこで、わたしの母をショートステイにあずかってもらい、出かけることになったのだった。
早朝6時45分羽田空港発のスカイマーク便は順調に飛行を続けていて、眼下には雪をまとった東北の山々が見えた。
ちょっと大洗まで [おやじの集まり]
昨年末、旧知のO先生M先生と久しぶりに呑み会をした。
コロナ禍が一段落して、さて、美味しいものを食べに行きましょう...と、ビャンビャン麺を食べに行ったりした...のに。
その後、老母が具合を悪くして、わたし自身、その手の会合にはまるっきりのご無沙汰になってしまったのだった。
で、その久しぶりの呑み会で、どこかに行きたい、という話で盛り上がった。
どこに行こう...と言い合ううち、なにしろ昨年末の寒い時期だったので、水戸であんこう鍋食べたい、ということになった。
あんこう鍋と言えば、神田の「伊勢源」という店が有名で、たしかに美味しい。
...のだけれど、あんこうと言えば茨城で、茨城と言えば水戸で、そこには、元祖あんこう鍋の店があるらしい。
そこに行って元祖の味を愉しもうではないか、と盛り上がったのだった。
そういう酒の席の話は、酔いが醒めてしまうと自然消滅しがちなのだけれど...
...話は実現し、3月末の某日、O先生M先生とわたしのジジイ3人はM先生運転の車で一路常陸の国に向かうのだった。
神保町散歩 [街あるき]
去年の晩秋のことになるけれど、友人のS君と神保町を散歩した。
S君にとってもわたしにとっても、神保町は懐かしいところで、折に触れて訪れる。
この日は、S君から、近いうちに「学士会館」が建て替えになるらしいから覗きに行きませんか、と提案があった。
そこで、神保町で待ち合わせ、まずは懐かしい神保町の街を歩いてみる。
この街も変わったなあ...大通りに古書店が並び、奥の小路には様々な店が、魅力的な店があった、のに。
今や再開発の名のもとに、その古くからの街並みは姿を消しつつある...でもね、再開発って正義なの?
それでも、冒頭の写真のように、味わい深い古書店も残っていて、こういう店を覗きつつの街歩きはとても愉しい。
あ、この時はまだ「スヰートポーヅ」の建物は残っていたのだった。
ひょっとしたら再開するのかな、という淡い希望も叶わず、残念、建物は取り壊されてしまった。
高輪散歩 [街あるき]
もう1月も前になるのだけれど、久しぶりに友人のS君と街歩きをすることになった。
...といっても、どこに行こう、という明確な目的があるわけでも無く...
...なんとなく東京駅で落ち合って...なんとなく山手線に乗って...田町駅で、なんとなく降りて...
...数カ月ぶりの街歩きは、どうも勝手が掴めず戸惑うばかりなのだった。
田町駅で降りて、山の方に向かおう...途中の交差点から東京タワーが思いのほか近くに見えた。
見慣れない景色に接すると、日常を離れて束の間、あたかも旅に出たような気分になる。
短くても、旅は旅...その非日常感に、心ときめく思いがする。
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