腹も身の内 ′23 ― 夏・東北旅行記 その7 ― [旅行中 国内編]
7月下旬の東北旅行3日目は、結局弘前近傍をかすめた後、青森県秋田県の高速道路を使って、午後5時、山形県鶴岡市に着いた。
ときおり強雨の中高速道路で4時間は気が張るもので、無事に到着できたのはなによりだった。
さて、明けて4日目、まずは鶴岡市内の妻の親戚に寄ることになっている。
妻の実家は北海道で4代続いているが、初代は鶴岡市から渡道した。
初代の実家とは今でも付き合いがあり、昨年その家の長老が亡くなったこともあって、義母の依頼でお仏壇におまいりである。
午前中にお仏壇に線香をあげ、当主のご夫婦とお話などをして、昼前に家を辞した。
この日は、昼ごはんに「アル・ケッチャーノ」というイタリアレストランを予約してある。
予約の電話を入れると、コースで2時間半かかりますよ、と言われ驚いたのだが、ここの料理を食べたかったので仕方ない。
昼12時、鶴岡市郊外の店に到着し、さて、食事を...期待も高まるではないか。
通された卓には、ナフキンと「本日のメニュー」のカード、そして1組のナイフフォークセット。
ナフキンには「Al chē-cciano」と横文字だけれど、「そういえばあったね」を庄内では「あるけっちゃの」という、それが店名の由来だそうだ。