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久しぶりに北海道へ [旅行中  国内編]





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 写真上は、11月2日午前5時半の羽田空港P4駐車場であります。

 こんな早朝に、羽田空港にいるのには理由がある。

 ひとつは、これから、午前7時発の新千歳空港行飛行機に乗るということ。

 で、なんで午前7時発かというと、昼前から、札幌の妻の実家で法事があり、それに参加しなければならないから。




 眠いは眠いけれど、良かったこともあって、首都高速ががらがらだったこと、と、駐車場もがらがらで、4階に駐められたこと。

 ...さて、車も無事駐車できて、飛行機も順調に飛べそうで...そうなると、久しぶりの北海道に心もときめくのだった。







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 午前7時羽田発のANA51便は、空路つつがなく新千歳空港に到着した。

 ...北海道は雨...旅行中の雨は面倒だなあ...




 さて、今回北海道にやって来たのは義父の法事で、義父は1999年に他界したので、今年で23回忌となる。

 義母は今年92歳になり、この先年忌も大変だから、今回でおしまいにしたい、と前から言っていた。

 それで23回忌を、家族一同集まって行うことになっていたのだけれど、なにしろ、ここ2年のコロナ禍である。

 これは無理かな、と思っていたのだが、秋以降の感染者数減少と緊急事態宣言の解除で、おこなうことになったのだった。




 新千歳空港には定刻8時30分に着いたので、札幌の、妻の実家には余裕で着けそうだ。






      ◇   ◇   ◇




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 法事は午前11時から、ほぼ1時間ほどで終了し、集まった家族一同、やれやれである。

 そこで、何処かで食事を、ということになり...義母の望みも聞き、円山にある「六花亭」の2階で昼食をとることになった。

 「六花亭」は帯広に本社のある菓子屋で、札幌市内に何軒かの支店を構えている。

 支店内のカフェテリアでは、簡単な食事もでき、また菓子も食べられるので、以前から義母の贔屓なのである。






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 11月初旬の札幌は、秋が進み、紅葉もそろそろお終い、という案配だった...あと10日もすれば冬になるのだろう。

 カフェテリアの大きな窓からは、きれいに色づいた葉が見え、それも食事の愉しみになるのだった。






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 義母、義弟、そしてわたしたち夫婦、それぞれで、好きなものを注文する。

 わたしはミックスピザと、イチゴのパフェを。

 ミックスピザは以前から続くこの店の名物で、イチゴのパフェを初めて食べたが、どちらも美味しくいただけた。

 食事をしながらも、出てくる話題は義父のことで、そういう会話は、なによりの供養になる、と思う。






      ◇   ◇   ◇




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 昼食の後、夫婦で札幌の街に出て、買い物などをし、夜は、やはり昼と同じメンバーで食事をしたのだった。

 足の不自由な義母に配慮して、実家近所の寿司屋で食事を...馴染みの店で、ゆっくりと出来たのはなによりだった。

 このときは、カメラを持たずに出かけたので写真は無し...家族の食事には、そうすることも多いので。




 で、その後、わたしは札幌駅近くのホテルに戻り、ひと晩過ごして、朝となった。

 目が覚めて時計を見ると午前6時前、ふだんでは考えられないほどの元気さである。

 カーテンを開けて外を見ると、眼下には植物園の樹々が見えた...名残の紅葉が、それでもきれい...10日前だったらなあ。






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 予約した宿泊プランには朝食も付いていたので、午前6時半の開始時間に、朝食会場に行った。

 入口は長蛇の列でびっくり...みなさん早起きなんですねえ。

 ...長蛇の列の理由は、食堂に入るとき検温と消毒があるので、また列の前後で間隔をあけて...




 バイキング形式の食事はほぼ2年ぶりである...こういうの好きなんだよなあ。

 そこで、勇躍して料理の置かれた棚に行き、あれもこれも欲しくなってしまい往生した。

 で、その結果が上の写真で、でも、これでも自重したのである。

 ...なぜなら、この後目論んでいることがあるので...満腹になってしまったのは、予想外だったけれど。






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 食事を済ませ、身支度を整えてから、ホテルを出て、歩いてすぐの札幌駅にやって来た。

 1泊2日の北海道旅行、今日の夜には東京に戻らなければならない。

 でも、その前に行きたい街がある...そこに行く特急電車を予約してあるのだ。

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nachic

北海道は紅葉が綺麗ですね。
朝早いと、色々とサクサク進んでいくようで、気持ちがいいですね。
最近、めっきり遅く起きるようになってしまって、全然ダメなんですが。
by nachic (2021-11-06 17:02) 

八犬伝

見るからに、北海道は寒そうですね。
24日に、今年初の出張で札幌に行くのです。
寒いだろうなあ。
by 八犬伝 (2021-11-06 17:16) 

YAP

特急に乗ってどこへ?
続きが楽しみです。
ご家族一同集まって、いい供養になったことでしょう。
私は先月の父の三回忌に、母と弟の不安のために参列できませんでした。
田舎って、未だに新型コロナは死の病、首都圏の人は全員ヤバい、なんですよね...
by YAP (2021-11-06 17:25) 

gop

お疲れ様でした、感染者が減った時期で良かったですね。
当日の夕〜夜便に乗らねばならないと言うことは、電車は片道二時間以内として・・八時半発の特急ライラックで旭川、ラーメン三昧と見た!

by gop (2021-11-06 17:38) 

なかせ

六花亭には何年も前に行ったことがあります。
北海道、じっくりいってみたいです。
by なかせ (2021-11-06 20:06) 

johncomeback

拙ブログへのコメントありがとうございます。
4年前の1月に飛行機で千歳空港に向かいましたが、
大雪で滑走路が埋まり苫小牧上空から仙台空港に引き返しました。
法事でどうしても行かねばならず、新幹線で北海道に向かいました。
朝食バイキング大好きです。僕は和食派です(^^)
by johncomeback (2021-11-06 20:10) 

めぎ

あ、カメラちゃんと持っていらしたのですね♪
みなさんで供養、おしゃべりできる機会が実現して、なによりでしたね。
おお、懐かしい札幌の景色…植物園には学生時代によくデートで行きました。
気候と景色の色合いは今のこちらとほぼ同じ感じです。
特急で夜の便に間に合うところ…どこかな~
続きを楽しみにしています。
by めぎ (2021-11-06 20:58) 

kuwachan

札幌、名残りの紅葉が綺麗でしたね。
第5波が落ち着いた時期だったので
皆さんで23回忌の供養ができてよかったですね。
特急でどちらに行かれたのでしょう。気になります^^
by kuwachan (2021-11-06 23:11) 

song4u

いつもと変わらぬ名文に惹き込まれました。
92歳の義母さま、ウチのてるてるとダブりました。
六花亭での軽食ランチ、いいですねえ。
法事の後というと、料亭や割烹が多いように思いますが、
こういうフレンドリーな場所も気兼ねがなくて良いですね!
さあ、ぼくも皆さんと同じです。
続きが楽しみ~♪
by song4u (2021-11-07 09:33) 

ナツパパ

nachicさん。
今年は紅葉が早くきれいだ、と札幌の義母が言っていました。
わたしが訪れたときは、既に盛りは過ぎてしまっていましたが、それでも場所によっては
素晴らしい色合いがあって、目の保養になりました。
こうやって小旅行ができるようになり、それも良かったなあ、と思っています。
by ナツパパ (2021-11-07 20:03) 

ナツパパ

八犬伝さん。
明後日の火曜日に、けっこうな規模の寒冷前線が日本を通過するそうで、そのあとは、一気に冬、となる気配です。
関東地方の冬は、晴れて真っ青な空が印象的なのですけれど、北国は雪が降りますものねえ。
月末の北海道は、既に冬なのでしょうか...防寒への備えはどうか十分に!
by ナツパパ (2021-11-07 20:06) 

ナツパパ

YAPさん。
わたしどもは、札幌の実家で法事が出来たのですが、友人の中には実家での法事に呼ばれなかった、
という話を数件聞きました。
YAPさんもそうでしたか、寂しいことです。
東京に住んでいると、さほどのこととも思えないのですが、他の土地の方々から見ると、
東京住まいの人間には、やはりなにかと恐れる要素があるようですね。
ここまで感染者数が落ち着いているので、そろそろそういった緊張を無くしてほしいのですが、
こればかりは人の心の中のことですので、如何ともし難し、という気がします。
by ナツパパ (2021-11-07 20:13) 

ナツパパ

gopさん。
ううう、gopさんするどい!!
ほぼ7割正解と言ってしまいます。
あと3割は、じゃあなに?...というのは、次稿でご説明します...と気を持たせちゃいます(笑)
北海道二日目も愉しい思い出の一日になりました。
by ナツパパ (2021-11-07 20:15) 

小肥り

北海道行ったのははあとにもさきにも一度っきり。
青森から青函トンネルを過ぎて函館一泊。朝の市場の海鮮丼が旨かった。
五稜郭行って、JRで札幌行き。駅前の・・・三井ホテル(?)に泊。
函館から札幌までが結構時間がかかりました。
翌日小樽に行って・・・その後どうやって帰ってきたんだろう。
青森から羽越線かな・・・20年前の話。
by 小肥り (2021-11-07 20:15) 

ナツパパ

なかせさん。
北海道札幌生まれ育ちの女性と結婚して35年となりました。
その間、数えきれないほど札幌そして北海道に出かけていますが、いまだに魅力は衰えず、
折あらば行きたい、と思っているんですよ。
この2年は旅行はできず、じっと我慢でしたが、今回は法事がある、ということを大義名分として(笑)、
久しぶりの北海道を愉しむことが出来ました。
by ナツパパ (2021-11-07 20:18) 

ナツパパ

johncomebackさん。
冬の北海道は雪のリスクが大きいですものねえ。
千歳空港は、それでも晴れの日が多く、札幌が吹雪いていても、千歳は大丈夫ということが多いです。
それでも、やはり北海道ですので、偶に空港が閉鎖されちゃうこともありますよね。
わたしは今まで3回、雪で滑走路が閉鎖されて仕方なく札幌に戻ったことがあります。
...仕事先には、仕方ないんですよ、ええ、あと三日は札幌滞在です、なんて言っちゃって(笑)
札幌に行くときはそういうことが無いので、ついているのかもしれません。
by ナツパパ (2021-11-07 20:22) 

ナツパパ

めぎさん。
はい、今回はフジのX-S10を抱えていきました。
ライカCLを持っていく予定だったのですが、天気予報で雨という知らせに、防塵防適機能の付いたS10となりました。
X-S10を使った初めての旅行でしたが、旅のカメラとしては十分な機能があって、満足しました。
11月の札幌は、次第に町から色合いが消えていく、陰鬱な月ですが、それでも上旬は
紅葉が残っていてきれいで、街を愉しむことが出来ました。
by ナツパパ (2021-11-07 20:28) 

ナツパパ

kuwachanさん。
法事は、義母が今回はきちんとやりたい、という意向を持っていました。
それで、もう1年くらい前から、この日に、と決めていたのですけれど、なにしろコロナ感染者数の増大で、
これは無理かも、というのが、今年の夏くらいまで、皆がそう思っていました。
ここにきて、コロナ禍の鎮静化が現れ、法事が出来たことは本当にうれしいことです。
出来ればこのまま、静かで落ち着いた日々が戻ってきますように、と祈るばかりです。
by ナツパパ (2021-11-07 20:32) 

ナツパパ

song4uさん。
法事には、家族が集まっただけで、親戚他には声をかけませんでした。
それは義母の意向であったり、息子である義弟や、娘である妻の意向でもあって、
それで、小ぢんまりとした、静かな法事になりました。
夫であったり父親であったりの義父を偲ぶ会として、締めくくりをこういう形にしてとてもよかったと思います。
それで、法事の後の食事も、日常的な場所になりました。
...もう少し美味しいもの食べたかった...というのは、義母以外の密かな感想ですが(笑)
by ナツパパ (2021-11-07 20:37) 

ナツパパ

小肥りさん。
青函トンネルをくぐって函館、そして札幌、小樽...王道の旅行と言っていいと思います。
北海道を愉しんでいただけましたか?
わたしたち夫婦は、夏休みなどで車で北海道に行くことも多かったのですが、青森からフェリーで函館に着くと、
函館の街を、北海道に来たなあ、という風な印象で感じるのですけれど、
札幌から帰京のため函館に着くと、なんか本州の気配を町から感じてしまうのです。
毎回そうなので、函館の街って不思議だなあ、と思ってしまうんですよねえ。
by ナツパパ (2021-11-07 20:41) 

Inatimy

感染者数減少、緊急事態宣言の解除、本当に良かったですね。法事にご家族の皆さんが集まって故人の思い出を語り合って、
いいご供養になったと思います。
六花亭での昼食も、パフェがなんて美味しそうな。お皿の模様があの包装紙と同じ雰囲気で♪
植物園の紅葉もまだまだ秋の色が残ってますね。この先どこを訪問なさるのかも楽しみです。
バオキング形式の朝食、私も大好きで、あれもこれも食べてみたい、となるのでした^^;。
by Inatimy (2021-11-08 17:28) 

みち

無事に法事を行うことが出来て良かったですね。
父の三回忌をする予定が延び延びになってしまって、
近くにお墓がない不便を改めて感じています。
六花亭でお食事も出来るのですね、お菓子しか知りませんでした。

by みち (2021-11-08 23:26) 

ナツパパ

Inatimyさん。
10月以降の感染者数激減は驚くとともに喜びもまた大きいものでした。
このままで行って欲しい、と思うのですが、諸外国の現状を見ると、油断はできないなあ、と思います。
今回の北海道帰省も、おっかなびっくりだったり手探りだったりで旅行中を過ごしました。
それでも久しぶりの札幌そして北海道は愉しかったです。
次回は、さて、いつになりますか...来年の夏あたりに行けるといいのですが。

by ナツパパ (2021-11-09 11:40) 

ナツパパ

みちさん。
今回の法事は、義母の強い希望でおこなうことになりました。
最悪、札幌住まいの家族だけで、ということも考えていたのですが、感染者数の激減や緊急事態宣言の解除、
それもあって、わたしたち夫婦も参加することが出来ました。
義父とは、存命中とても仲良く付き合っていました。
札幌の実家に行くと、滞在中は、2~3時間は普通に話をしていたり、と、会話が苦にならない間柄でした。
そういう義父の、締めくくりの年忌に参加することが出来て、ホント良かったです。
by ナツパパ (2021-11-09 11:44) 

アルマ

ウチの母方の祖父が早く亡くなってしまっているので、年忌をどこまでやるか・・・ってことで、49回忌で打ち切りました。
さすがにやる方がいろいろ持たないということで・・・
ウチの父の法事も13回忌やってないです。棚経は毎年来ますけどね(^_^;)

by アルマ (2021-11-10 18:09) 

ナツパパ

アルマさん。
そうなんですよねえ、年忌をいつまで、というのは難しい問題です。
わが家でも、父方の祖父が比較的早く亡くなっていて、いつまでするか、をずいぶん話していましたっけ。
それでも33回忌か37回忌までだったと覚えていますので、49回忌というのは立派です。
こういう年忌という考えは、家というものがあってのことですので、これからどうなっていくか?、
この先急速に変わっていくかもしれませんね。
by ナツパパ (2021-11-11 10:15) 

ナツパパ

niceをくださいました皆様。
ありがとうございます。
by ナツパパ (2021-11-12 11:16)