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当代島富士に登る  【浦安富士塚巡り その3】 [山に登ろう]

 

 

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 千葉県浦安市は、江戸時代、大都市江戸との交通や物資輸送、また魚介類の供給地として栄えた街だった。

 豊かな街には、豊かな町民文化が根付くものであり、町民の中心として、神社もまた立派である。

 浦安旧市街には、「浦安三社」と呼ばれる神社があって、いずれも地域の鎮守として町民から篤く信仰されている。

 

 その「浦安三社」には、いずれも境内の中に富士塚があり、昨年秋、わたしと友人のS君は登拝に訪れたのだった。

 三基の富士塚のうち、「堀江富士」「猫実富士」を紹介したので、さて、今回は「当代島富士」である。

 

 「当代島富士」は、浦安駅北方、当代島地域の「稲荷神社」境内にある。

 旧市街特有の、狭い道を歩いていくと、「稲荷神社」の鳥居が現れた。

 まだ新しい鳥居や石垣をの奥には、思いの外広い境内があり、さすがこの地の鎮守と思わせられるのだった。

 

 

 

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 「稲荷神社」は、社伝によれば1689(元禄2)年、現在の江戸川区小岩からこの地に遷座されたそうだ。

 江戸時代は小さなお社だったようだが、1872(明治5)年、正式に当代島の鎮守となった。

 その後災害や戦災などで、何度も社殿の改築新築がおこなわれ、現在の社殿は1984(昭和59)年築である。

 その朱塗りの社殿の脇に、こんもりとした森と鳥居があって、そこが今回目指す「当代島富士」なのだった。

 

 

 

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 鳥居を抜けると、短い参道があり、突き当たりに、富士塚が建っていた。

 高さ3㍍ほど、周囲は10㍍と少しか、先の2基の富士塚に比べると小振りである。

 一面石に覆われ、周囲には石碑や石祠が建っている。

 

 

 

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 「当代島富士」は、1929(昭和4)年の築造である。

 といっても、全くの新造ではなく、以前からあった土盛りの小山を畑の土で盛り上げ、

 さらに地域各戸から石を持ち寄って、周囲に積み上げ完成させたもの。

 当時の富士講の皆さんと、氏子連が協力して作ったそうだ。

 

 頂上には木花咲耶姫を祀る石祠を置き、お中道なども造られたと説明にある。

 現在の様子を見ると、富士講の石碑、石祠はあるけれど、お中道は見あたらなかった。

 

 

 

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 富士塚を、正面から回って裏に行ってみた。

 小振りながら、周囲はすべて石で覆われ、後ろから見ても富士山形の山容が見て取れる。

 正面にはなかった階段がいくつかにあって、登山道の役目を果たしていた。

 

 

 

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 写真上、富士塚の背後を通り抜ける石段がご覧いただけるだろうか。

 あるいはここが、説明にあった「お中道」かも知れない。

 この石段を登り、途中から分かれる石段をさらに登ると、頂上に着くのだった。

 

 

 

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 頂上裏から、富士塚正面を見下ろしたのが上の写真である。

 

 小振りな富士塚、そしてそれに相応しい広さの敷地ながら、鳥居、狛犬、水盤そして石畳の参道など、

 浅間神社として必要なものがすべて揃っていて、その纏まりが、落ち着いた気持ちを誘うのだった。

 そして廻りを覆う森の清々しさも心地良く、ここもまた、素晴らしい富士塚、と思った。


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コメントの受付は締め切りました
musselwhite

こんにちは。

氏子さん達が協力してと云うのは良いですね…

見た目小ぶりでも心がこもっている御山と云う事ですね。
by musselwhite (2013-05-30 10:15) 

アルマ

こんもりとした森、ソコだけ明らかに雰囲気が違いますね!
氏子さんたちの協力で・・・それだけ信心も篤いと言うことですね(^O^)/
by アルマ (2013-05-30 10:40) 

くまら

こういうのって登るもんなんですね・・・
by くまら (2013-05-30 11:09) 

DON

昔 富士山に行けないので いろんなところに
富士塚があるんですよね?
大田区の環七沿いの浅間神社にも あるのかな~(^^ゞ
by DON (2013-05-30 13:18) 

めぎ

ここは登れたのですね~
やっぱり、登ってこその富士塚だと思います。
保存など大変でしょうけど。
見下ろした景色を見て、ほっとしました。
by めぎ (2013-05-30 14:44) 

engrid

氏子の方々の、、大切にの気持のあらわれですね
登って見下ろす、気持がいいでしょうね
富士登山!
by engrid (2013-05-30 16:24) 

北海道大好き人間

稲荷神社と言えば、狛犬ではなく狛狐なのですが、ここは狛犬なんですね。
こういう、柱や梁が「漆の朱」(ここはどちらかと言いますと「赤」に近いですが)で壁は「漆喰の白」という組み合わせ(実際にはペンキ塗りかも知れませんが)の神社が私は好きです。

富士塚を築いた当初は、頂上から富士山を遙拝することができたのでしょうか?

by 北海道大好き人間 (2013-05-30 17:10) 

小肥り

狛犬がいて富士塚があるなんて・・・
これで文句言ったら罰が当たりますよ。
ちょっと小さい富士塚ね。
・・・・・・
熊本の水前寺公園に行くと・・・回遊式庭園らしいけど
明らかに「これは富士山だ」とわかる築山があるでしょう。
あんなのは富士塚とは言いませんよね。
by 小肥り (2013-05-30 17:11) 

ma2ma2

そういえば小さいときにどっかの公園で富士塚に登った記憶があります。
by ma2ma2 (2013-05-30 19:16) 

myumyu

沢山の富士塚を制覇していますね、それぞれ地元の人の富士山への思いがあるんでしょうね。
by myumyu (2013-05-30 19:32) 

furu

富士塚も奥が深いんですね。
富士山信仰というか、山に対する尊敬・信仰が
今よりずっとあったんですね。
山 いいですね~
by furu (2013-05-30 20:57) 

YAP

ここはさすがに登れないかなあと思ってたら、裏に登山道がありましたか。
けど、ちょっと怖さを感じる頂上からの眺めですね。
by YAP (2013-05-30 21:37) 

のんの

石段といってもつま先で登るって感じですか?
by のんの (2013-05-30 23:03) 

ゆうくん

富士への思いはみんな一緒なんですね、分かる気がします。

by ゆうくん (2013-05-30 23:39) 

リック

結構な高さですね~、憧れというか、信仰心が伝わってきますね。
そういえば最近知りましたが、富士山の頂上というのは、火口の周りの全てを指すのだそうですね、知りませんでした・・^^;
by リック (2013-05-31 05:13) 

駅員3

二枚目の写真を拝見すると、こんもりとした木立が、周りの空間を遮って、何か特別な空間・・・異空間を創り出しているようです。
by 駅員3 (2013-05-31 07:27) 

ナツパパ

いっぷくさん。
モリガメさん。
メルシオさん。
zuckyさん。
れもんさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2013-05-31 08:13) 

ナツパパ

musselwhiteさん。
氏子連が協力して、ということは、おそらく地域を挙げての取り組みだったのだろう、と思います。
各戸から石を集めて、というのも、そうった出来事を表していると思いますねえ。
そうして作った富士塚ですので、富士講の、というよりも地域の富士塚、になったのではないでしょうか。
こんもりとした森に覆われ、一種特別な場所、の雰囲気がありました。
by ナツパパ (2013-05-31 08:17) 

ナツパパ

アルマさん。
仰るとおり、森に覆われた富士塚の場所は、特別な雰囲気がありました。
こういうかたちの富士塚は珍しいように思います。
普通はもっとあっけらかんとして、太陽の下にたっていることが多いものですから。
ここは「稲荷神社」の摂社としての「浅間神社」になるのですけれど、拝殿はなく、
富士塚頂上の石祠が拝殿の役目を果たしているようですね。
by ナツパパ (2013-05-31 08:20) 

ナツパパ

くまらさん。
そうなんですよ、ほとんどの富士塚には登山道があって、登ることが出来るんです。
なにせ、富士山のミニチュアで、本物の富士登山が出来ない人たちへのものですから、
頂上の木花咲耶姫命の石祠を置き、そこに参拝することで、富士登山の疑似体験を
愉しむというものなのですね。
このところ、危険防止などで富士塚登山が出来なかったものですから、
この富士塚への登山は嬉しかったですねえ。
by ナツパパ (2013-05-31 08:24) 

ナツパパ

DONさん。
そうなんです、富士信仰から始まった「富士講」なのですけれど、実際に富士登山が出来るのは、
壮年の男性に限られていましたので、その他の人たち、たとえば女子やこども老人に、
富士登山の気持ちになって貰おうと作られたものですので。
実際の富士山にある、様々なもの、大沢崩れとかお中道とか、そういうものを再現していて
それぞれ面白いなあ、と思いますねえ。

ご近所の浅間神社、ひょっとしたらあるかもしれませんね。
ぜひ一度お探しになってみて下さいね。
by ナツパパ (2013-05-31 08:29) 

ナツパパ

めぎさん。
そうなんですよ、ここの富士塚には登ることが出来ました。
先の二基は大きくて、登山道もしっかりとしていたのですが、地震の影響や
子どもたちへの配慮など、登山禁止でガッカリしていましたので、嬉しかったですねえ。
仰るとおり、富士塚は登れて一層魅力が増すように思います。
ここの富士塚は、さほどの高さではなかったのですが、見下ろしてみると、やはり高さを感じましたねえ。
by ナツパパ (2013-05-31 08:32) 

ナツパパ

engridさん。
正面から見たとき、あ、ここも見るだけの富士塚なのかな、と思っていましたが、
裏に回り、何カ所かの階段を見つけて嬉しかったですねえ。
この富士塚は全体を石で覆っていますから、登山道もしっかりと残っていて、
狭い登山道でも登るのは楽でした。
頂上裏手から見た景色は、思いの外高くて、なかなか良いものでしたよ。
by ナツパパ (2013-05-31 08:35) 

ナツパパ

tochiさん。
ヨタ8さん。
くぼたんさん。
月夜さん。
sugoimonoさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2013-05-31 08:37) 

ナツパパ

tooshibaさん。
sun-highさん。
hanamuraさん。
MORIHANAさん。
今造ROWINGTEAMさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2013-05-31 08:38) 

ナツパパ

北海道大好き人間さん。
あ、ほんと狛犬ですね。
しかも作られてまだ日も浅い、出来たての狛犬でした。
新しい狛犬が寄進され、然るべき場所に置かれると、先代の狛犬は場所を変えて
置かれている場合緒が多いのですが、ひょっとしたら、浅間神社鳥居脇の狛犬が
先代の狛犬だったかもしれませんね。
浅間神社の狛犬は、小振りでしたが、良い姿形のものでした。

浦安は海に近く平坦な土地ですから、高さ3㍍ほどのこの富士塚でも、
実際に富士山を見ることができたのでは、と思います。
出来た当初は、おそらく現在のような森はなかったでしょうし。
by ナツパパ (2013-05-31 08:42) 

ナツパパ

小肥りさん。
水前寺公園、あそこの庭園は立派で、たしかに富士山形の築山がありましたねえ。
庭園の良いアクセントになっていて、さすがだなあ、とわたしも感心しましたっけ。
参勤交代の折など、やはり本物の富士山は道中の楽しみだったのかもしれませんね。
頂上に浅間神社の石碑などが置かれていましたら、あるいは富士塚、といえるのでしょうが、
やはりあそこは、藩主の楽しみのための庭園、と見るのが良いのだろうなあ、と思います。

ここの富士塚は、小さいながら良く纏まった富士塚でした。
仰るとおり、大小関係なく、見応えのある富士塚だったと思いますねえ。
by ナツパパ (2013-05-31 08:48) 

ナツパパ

ma2ma2さん。
あ、それはすごい!!
こうやって富士塚見物をしていると、富士塚って、子どもたちには最高の遊び場、と思うんですよねえ。
今回のように、石に覆われたものから土盛りだけの富士塚まで、様々な形があって、
それぞれ複雑なかたちだったり登山道が付いていたり...。
最近は危険防止、という観点が強調されて、登山禁止の立て札を見ることが多いのですが、
ちょっと残念に思います。

by ナツパパ (2013-05-31 08:51) 

ナツパパ

myumyuさん。
富士塚って一つとして同じかたちのものがなく、それぞれ地域の皆さんが造り上げた、
ある意味地域の象徴でもある、とわたしは思います。
富士塚の管理は、富士講の手でおこなわれていましたが、最近は活動も小さくなって、
今では、神社の氏子さんたちや地域の青年団が維持管理していることが多いそうです。
そうであっても、やはり地域の係わりがあって、初めて維持できる富士塚ですから、
きれいな富士塚を見ると、地域がしっかりしているのだろうなあ、と嬉しくなりますね。
by ナツパパ (2013-05-31 08:55) 

Santa

こういう記事内容を見るたびに、
富士山信仰…世界遺産(文化)というのがわかるね。
私も富士山のように立派な大人になりたいと思った
今日この頃でした。
by Santa (2013-05-31 14:13) 

gillman

富士塚が登れる形で残っているのはいいですね。実際に登ってみると富士の息吹のようなものを感じますね。

by gillman (2013-05-31 19:36) 

Inatimy

石に彫られた文字が、また可愛いですね。 「納」は団子と草履をはいた足のよう。
最後の写真、上から見た感じが思ったより高く、驚きました。
私なら下りるのが怖くなりそう・・・。
by Inatimy (2013-05-31 21:46) 

hatsune

突然現れるこんもりとした森を頭が理解してくれなくて
一瞬、ミニチュアの鳥居かと思ってしまいましたf^_^;
森の中の富士塚、涼しげでいいなぁ。
by hatsune (2013-06-01 00:51) 

aloha

富士講と氏子が
協力して作った
という成り立ちがいいですね。
小さいながらも、立派な富士山です。
by aloha (2013-06-01 13:11) 

山子路爺

登頂おめでとうございます。

by 山子路爺 (2013-06-01 23:31) 

ナツパパ

furuさん。
富士山信仰は江戸中期~明治に大変な盛り上がりを見せた、と資料に書かれています。
江戸や関東南部から見える富士山は立派で、富士山への信仰が生まれるのはよく分かります。
その信仰を、「講」というかたちで組織化していったのは、さすがだなあ、と感心します。
おそらく富士登山などには、ガイドが必要ですから、組織する方も講のメンバーになる方も、
違和感はなかったかもしれませんね。
by ナツパパ (2013-06-02 08:52) 

ナツパパ

YAPさん。
そうなんですよ、わたしも正面から見たときには、あ、これは見物だけかな、なんて思いましたが、
裏に回ってみると、何カ所かに石段があって、楽に登れるのでした。
石造りの富士塚ですから、自然発生的に登山道が出来たわけではなく、最初から組み込まれた道、
と考えた方がいいのでしょうね。
作った皆さんの遊び心を感じましたねえ。
by ナツパパ (2013-06-02 08:55) 

ナツパパ

のんのさん。
あ、そうですね、成人男性の掌より一回り大きな石が置かれた石段ですので、
仰るとおり、つまさきで踏んでいくような感じです。
ただ、登山道には手で捕つかまるところがあちこちにありますので、登るのは楽でしたよ。
by ナツパパ (2013-06-02 08:58) 

ナツパパ

ゆうくん さん。
冬場の関東地方から見える富士山は、本当に素晴らしいなあ、と思います。
現代では、冬場の空気が澄んだときによく見える富士山、でも江戸時代などでは、
四季折々の富士山を、江戸から見ることができたことでしょう。
その姿を信仰の対象にする、のは、同じく関東で富士山の姿を見るものとして、
よく分かるように思いますねえ。
by ナツパパ (2013-06-02 09:01) 

ナツパパ

リックさん。
あ、そうなんですか、レーダードームがあるところじゃないんですね。
初めて知りました。
そういえば、富士山は、静岡山梨の両県にまたがっていて、
一時、頂上の所属を巡って争いがありましたねえ。
火口を巡る全部が頂上なのですから、富士山の頂上は、両県にまたがってのものなのですね。

by ナツパパ (2013-06-02 09:05) 

ナツパパ

駅員3さん。
稲荷神社の境内は広くて、大部分は広場になっていました。
その中に、こんもりとした森がある一角は、仰るとおり、特別な雰囲気が感じられ、
鳥居を抜けて富士塚まで、他の富士塚にはない空気感がありました。
富士塚もまた信仰の対象、と再確認しました。
by ナツパパ (2013-06-02 09:09) 

ナツパパ

茶の間おやじさん。
vanilla_beansさん。
馬爺さん。
song4uさん。
harryさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2013-06-02 09:11) 

ナツパパ

ブラザー★ボブさん。
macharunさん。
隊長さん。
やってみよう♪さん。
wattanaさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2013-06-02 09:13) 

ナツパパ

ソニックマイヅルさん。
soraさん。
めぇさん。
mwainfoさん。
ダイとクロさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2013-06-02 09:14) 

ナツパパ

Santaさん。
ホントそうですね。
富士山を自然遺産とせず(...諸般の事情があったにせよ)、文化遺産として
認められたのは、こういう富士信仰があったからでしょうね。
しかも信仰のかたちが残っていて、わたしたちにも接することが出来るのも大きな要因だった
と聞いたことがありますよ。
富士塚もまた、富士信仰を今に伝えてくれるものと思います。
大切に残していきたいものですね。

あ、わたし身体は大きいので、ある意味富士山みたいなのですが、中身が...(大汗)
by ナツパパ (2013-06-02 09:18) 

ナツパパ

gillmanさん。
わたしもそう思います。
富士塚は、見て愉しむもの、というより、実際に登って富士登山の疑似体験をするものですし、
やはり登ることが出来てこそ、と思いますねえ。
浦安市は先の東日本大震災で大きな被害が出ましたので、こういう昔からのものには
まず以て危険防止が大切と思われているのでしょう。
できれば、現状を調査して、もし危険がないのであれば、登拝を復活させていただきたいなあ、と思います。
by ナツパパ (2013-06-02 09:25) 

ナツパパ

Inatimyさん。
富士塚を築造し、また維持管理やお祭などをするのは、その地域の富士講なのですが、
富士塚には、地域の富士講が建てた石碑が多く見られるんですよ。
多くは、実際の富士山への登頂記念だったりするのですが、富士登山記念で石碑、
はすごいですよねえ。
逆に考えれば、江戸時代などには、富士登山はそれだけ大変なことだったのでしょうね。
当時の、登山の一般的なスケジュールを見ると、大変な強行日程で驚きます。
by ナツパパ (2013-06-02 09:29) 

ナツパパ

hatsuneさん。
あ、わたしたちも、稲荷神社で富士塚を捜したとき、森の中にあるとは思いつかず、
けっこうあちこち見てしまいましたっけ。
稲荷神社の境内は広場が主体で明るいのですが、富士塚のある浅間神社だけが、
こんもりとした森で、不思議な感じでしたねえ。
仰るとおり、夏には風が吹き抜けて涼しそうですね。
by ナツパパ (2013-06-02 09:32) 

ナツパパ

alohaさん。
ここ「稲荷神社」は、この地域の鎮守様ですので、神社を中心とした地域の纏まりも
強かったのだろうなあ、と思います。
境内に富士塚を、という話になったとき、地域ぐるみで造り上げたのでしょうね。
全体が石で覆われた富士塚、仰るとおり、小さいながら立派な出来映え、と思います。
by ナツパパ (2013-06-02 09:35) 

ナツパパ

山子路爺さん。
ありがとうございます!!
20歩ほどの山歩きで、無事頂上を極めることが出来ました。
このときは、見物するだけで登拝が叶わなかった富士塚が続き、
この富士塚で登拝が出来て、やはり富士塚は登れてこそだなあ、と思いましたねえ。
by ナツパパ (2013-06-02 09:38) 

ナツパパ

oink!さん。
sumijuniさん。
tateichi_mさん。
ryo1216さん。
shinoanさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2013-06-02 09:39) 

ナツパパ

なゆさん。
(。・_・。)2Kさん。
miyukimonoさん。
comomonさん。
makonさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2013-06-02 09:41) 

ナツパパ

たかぼんさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2013-06-02 09:41) 

足立sunny

先日、浦安へ行って来まして、ちょっと時間がなかったので各富士塚は見れなかったので、代わりに猫実の庚申塚をみてきました。お猿さん2対でお守りしていましたが、富士講、庚申共に、浦安では盛んだったような気がしました。
by 足立sunny (2013-06-02 12:32) 

ナツパパ

足立sunnyさん。
あ、庚申塚、わたしも見物しましたよ。
立派な造りですよねえ。
お猿さんの石像もよくできていて、写真を何枚も撮りましたっけ。
古くからの街には、講のような地域の集まりが盛んだったのでしょうね。
今はその集まりも廃れてきているようで、残念なことです。
by ナツパパ (2013-06-02 18:14) 

ナツパパ

kurakichiさん。
arail206さん。
aokenさん。
ぼんさん さん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2013-06-02 18:15) 

やま

こんばんは
ご無沙汰しています~~
ちょっと体調を崩していましたが 復活しました。
子供の頃なら間違いなくこういうのを見たら 遊ぶ・・・・だろうね。
息子も・・・・・・

by やま (2013-06-02 22:13) 

ナツパパ

やまさん。
おはようございます。
あ、体調を崩していらっしゃったのですか。
調度季節の変わり目だったり、気温の高低差があったり、とわたしの廻りでも
体調を崩していらっしゃる方も多いんです。
もうお元気になられたのですね、よかった。
夏にかけてきびしい陽気が続きますものね、わたしも気をつけなければ。

富士塚は、本当に子どもたちにとっては絶好の遊び場だと思います。
実際、子どもの頃富士塚が遊び場だったよ、と仰る方も何人もいらっしゃいますし。
一概に入山禁止、はどうかな、と思いますねえ。
by ナツパパ (2013-06-03 08:24) 

ナツパパ

chiraさん。
コンセルジュさん。
yayu-changさん。
pop.jamさん。
きゅーさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2013-06-03 08:25) 

ナツパパ

ちくわさん。
マンチ軍団さん。
yamさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2013-06-03 08:26) 

ぼんぼちぼちぼち

富士塚、なんだかおどろおどろしい雰囲気でやすね(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2013-06-03 15:02) 

johncomeback

富士塚が造られたのって、明治期位までだと思っていました。
昭和になってからも造られたとは、ちょっとビックリしました。
by johncomeback (2013-06-03 15:17) 

SORI

富士塚という名を初めて知りました。確かに形にふさわしい名前ですね。
by SORI (2013-06-03 16:16) 

Silvermac

富士山信仰でしょうか。
by Silvermac (2013-06-03 16:19) 

ソニックマイヅル

千葉県へは一年間競馬場へ通いました。色んな歴史がありそうですね。^^;
by ソニックマイヅル (2013-06-03 17:56) 

めい

今あmで富士塚というのを知りませんでしたが
ナツパパさんのブログを拝見しててすっかり
富士塚に興味を持ってしまいました
富士塚には色々な云われがあるのでしょうね^^
by めい (2013-06-03 18:04) 

小梅姉

狛犬さん!待ってました(^^)
いつも楽しみに拝見しています。
by 小梅姉 (2013-06-03 21:25) 

ぷち

こういう所があるんですね。
この距離やったら、毎日頂上に登りたいです。
by ぷち (2013-06-03 23:14) 

ねじまき鳥

立派な富士塚ですね。
みんなの信仰心がうかがわれます。

by ねじまき鳥 (2013-06-03 23:18) 

kyon

わりと高さがあるんですねぇ、足がすくみそう^^;
by kyon (2013-06-03 23:45) 

ナツパパ

ぼんぼちぼちぼちさん。
あ、たしかにそういう感じありますねえ。
富士塚というと、建っているまわりは開けている場合が多く、
こうやってすぐ近くを森に囲まれて、という例は、わたしが訪れた中では、
あと一カ所だけです。
夜はなんか出そう...ですね(笑)
by ナツパパ (2013-06-04 08:20) 

ナツパパ

johncomebackさん。
富士塚建造の最盛期というと、これは江戸末期だということなのですけれど、
富士信仰の母体となる「富士講」は、明治以降も盛んで、おそらく昭和初期でも
活発な活動をしている講が多かったのだろうと思います。
...あ、今でも活発に活動をしている富士講も多いのですが。
なので、浦安のこの地で本格的な富士塚を、と富士講の皆さんが計画されたのでしょうね。
石造りのしっかりとした富士塚で、今でも往事の姿を留めているのはさすがだ、と思いました。
by ナツパパ (2013-06-04 08:24) 

ナツパパ

SORIさん。
富士塚は富士山のミニチュアとして建造されました。
いろいろな約束事があって、たとえば何合目を表す合目石、浅間神社奥社で木花咲耶姫命を祀る石祠、
溶岩で出来た黒朴石等々実際の富士山に見られるあれこれを富士塚に置くことなのですね。
それでも、それらすべてが置かれている富士塚はほとんど無く、ただの土盛りである場合もあります。
その姿は千差万別で、そういうところも、わたしのような富士塚好きには魅力なんですよねえ。
今回の富士塚は、富士山形のきれいな山容で、すばらしいものでした。
by ナツパパ (2013-06-04 08:30) 

ナツパパ

Silvermacさん。
それが始まりだと思います。
日本には古来山岳信仰がある、と聞きますが、富士信仰も、その系譜に連なるものなのでしょうね。
関東地方から見る富士山は堂々として立派で、とくに冬の真っ白な富士山は、
神々しい姿で、神を感じさせるもの、と思います。
その姿を信仰する事が、富士講を産み、そして富士塚を作らせた、ということなのでしょうね。
by ナツパパ (2013-06-04 08:33) 

ナツパパ

ソニックマイヅルさん。
千葉県は江戸時代から大都市江戸の近くで、その影響を強く受けてきた土地と思いますねえ。
とくに、東京湾沿岸の街は、江戸との廻船や荷物輸送などで付き合いが深かったことでしょう。
木更津市には、もう江戸では聞けない「正調・神田囃子」が残っているんですよ。
江戸で流行した富士信仰と富士塚が、千葉に波及したのでしょうね。
by ナツパパ (2013-06-04 08:36) 

ナツパパ

めいさん。
あ、過分なお言葉、ありがとうございます。
拙ブログの記事で、富士塚に関心を持って下さり、本当に嬉しいです。
富士塚は、それぞれの地域にある富士講で作られるものですから、
それぞれの地域に皆さんが、こうあったらいいな、と思う富士塚が出来たのでしょう。
姿形は一つとして同じものはなく、そういう点も面白いなあ、と思います。
by ナツパパ (2013-06-04 08:39) 

ナツパパ

小梅姉さん。
ありがとうございます。
関東一円に富士塚は400基ほどある、と聞きます。
全盛期の半分以下、一説では1/10ということですけれど、
それでも400基はすごい数ですよねえ。
とりあえず50基登拝を目指してはじめた「富士塚見物」、
この富士塚で45基になりました。
めざせ50基、そのあと出来れば100基を...と目論んでおります。
by ナツパパ (2013-06-04 08:42) 

ナツパパ

ぷちさん。
そうなんですよ、ご近所にある富士山が富士塚なんです。
江戸時代の富士信仰では、7月1日の山開きに併せ、実際の富士山に登るのが
行の一つになっていました。
でも、それは壮年の男子にしかできないことで、それでご近所に富士山のミニチュアを作り、
そこで地域の皆さんが富士山に登る疑似体験を、が始まりだそうです。
いろいろな仕掛けがあって、それはきっと、地域の娯楽でもあったのでしょうね。
by ナツパパ (2013-06-04 08:46) 

ナツパパ

ねじまき鳥さん。
ホントそうですよね。
富士塚は地域の皆さんが建てるものですから、地域で盛り上がらなければ、なかなか出来ないと思います。
ここの富士塚は、町内各戸から石を持ち寄ってそれを積み上げたそうですし、
多くの人手と地域の協力があってこそ出来たのでしょうね。
富士講だけではなく、氏子連も一緒に、という説明がそれを物語っているように思いますねえ。
by ナツパパ (2013-06-04 08:49) 

ナツパパ

kyonさん。
富士塚って、下から眺めるときと、頂上から見下ろすときと、ずいぶん印象が違います。
おそらくそれは、頂上に立って写真を写すとき、わたしの身長も加わるから、
ではなかろうか、とも思うのですが、たとえば高さ7~8㍍の頂上から見下ろしても、
高いなあ、と感じるのですねえ、不思議です。
ただ今回の富士塚では、やはり、カメラの位置がわたしの目線ですので、
富士塚の3㍍強+1.8㍍になりますので、やはり高く感じられるのではないでしょうか。
by ナツパパ (2013-06-04 08:52) 

ナツパパ

himaさん。
たくやさん。
nachicさん。
okin-02さん。
arashiさん。

nice、ありがとうございます。

by ナツパパ (2013-06-04 08:54) 

ナツパパ

ぱー助さん。
sabuchanさん。
GGIさん。
ツヨさん。
のっぽさん さん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2013-06-04 08:55) 

ナツパパ

たくさん。
翡翠さん。
なかせさん。
ハマコウさん。
rezareさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2013-06-04 08:56) 

ナツパパ

アジアンキャッツさん。
フジトモさん。
nicolasさん。
つぼっちさん。
みちさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2013-06-04 08:57) 

ナツパパ

hypoさん。
vivianeさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2013-06-04 08:58) 

macinu

TDR行きたくなりました~!!(^O^)v
by macinu (2013-06-04 10:29) 

ナツパパ

macinuさん。
おっ、TDRいいですねえ。
わたしはどちらかというとSEAの方が好きなのですが、
今や息子も大きくなって、親となんか行ってくれません。
カミさんはTDRよりヨコハマモトマチぃ...といいます(涙)
友人と、オッさん二人でTDR、それはそれで面白そうですねえ。
by ナツパパ (2013-06-04 20:14) 

ナツパパ

しずくさん。
おやじさん。
siroyagi2さん。
有城佳音さん。
ffmlさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2013-06-04 20:15) 

ナツパパ

amoさん。
ネオ・アッキーさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2013-06-10 08:22) 

ナツパパ

me-coさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2013-06-10 20:40) 

ナツパパ

さらまわしさん。
alba0101さん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2013-06-11 17:57)