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校庭で遊ぶ [おやじの集まり]

 

 

 息子が通っていた小学校の「父親の会」で、年末恒例の「おとうさんたちと遊ぼう 文化イベント」があった。

 その「文化イベント」とはなんなのか。

 いつもは子どもたちと校庭を走り回っている「父親の会」だけれど、実はそれだけじゃない。

 仕事や趣味などで培った、さまざまな技で子どもたちと遊んじゃおう、というイベントなんである。

 

 

         

 

 まずは、腹ごしらえ。

 今年は豚汁である(写真上)。

 

 

150人分を大きな鍋で作るから、こういった煮物はとても美味しくできるのだ...わたしたちの自慢である。

 

 おとうさん、先生、そして子どもと保護者、みんなで食べる。

 晴れた昨日、暖かい日差しの溢れた校庭で食べる豚汁はとても美味しいものだった。

 

 

 

 

         

 

 さて、食事が終わったら、遊ぼう。

 今回は、手作り写真機と竹とんぼになった。

 手作り写真機は以前記事にしたので、今回は竹とんぼを。

 

 会員のTさんが、竹とんぼ教室のリーダーである。

 今回は、Tさんと、お仲間の「とこ竹@竹とんぼ教室」の皆さんが講師になって下さった。

 

   

 

 子どもたちに配られたパンフレットには、竹とんぼについて詳しい記事が載っていた。

 作り方はもちろん、空を飛ぶ原理や空気の流れまで...すごいなあ。

 

 普段は、ここまで詳しく子どもたちに説明するわけではないそうだ。

 だが、中にはこういった質問をする子どもがいて、そのために資料も必要なのだとか。

 皆さんの意気込みと熱意にうたれる。

 

 

 40名の子どもと保護者が受講生である。

 学校の工作室で、まずTさんが工作に当たっての注意とか、講師の皆さんを紹介してくれた(写真上)。

 真剣に聞き入る子どもたち...授業でもこうしてくれたらねえ。

 

      

 

 竹とんぼ作りは、上の写真のような手順である。

 

 まず、竹のつばさの中心を決める。

 ここでしっかり決めないと、翼は滑らかに回転しないからトンボは飛ばない。

 次に、ろうそくでつばさを炙り、柔らかくなったらひねって、そのまましばらく持っている。

 すると、ひねった形で竹が固まってつばさの出来上がり。

 あとは、串を刺して、バランスを確かめ、竹とんぼの完成である。

 

 だれにでも、そう、1年生でも、ぶきっちょな大人でも、簡単にできる。

 

 その、考えられたシステムと、教えてくださった皆さんの的確なご指導に、ほとほと感心してしまった。

 手先の不器用なわたしでも、竹とんぼを愉しめそうである。

 

 これはやってみたいなあ。

 

 さいわい、会員のTさんがベテランなので、わたしもTさんのお弟子にしてもらおうかしら。

 

 

 出来上がった竹とんぼ、校庭でみんなでとばした。

 青い空に子どもたちの竹とんぼが高くとんで、歓声がひびいて...

 今年も愉しい文化イベントになりました。

 

                   


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MORIHANA

関東の豚汁は、里芋ですか?こちらはジャガイモ…ですけれど。
これに、新米のおにぎりがあればサイコー。
豚汁とおにぎりの組み合わせって、永遠の定番です。
貧乏な学生時代のスキーのランチの定番でもありました(笑

竹とんぼは、シンプルなだけに奥が深そう。
昔、置戸町のオケクラフトセンターに行ったら、
開発に関わった高名な工業デザイナーの先生の
竹とんぼコレクションだったか、資料だったかが飾られていました。
今からもう20年近く前のことですけれど。
by MORIHANA (2007-12-03 17:41) 

ナツパパ

そうそう、妻もこちらに来て、豚汁の里芋には驚いていましたっけ。
わが家ではじゃがいもで作ることもありますよ。
とくに今年はそう...(笑)

仰るとおり、竹とんぼは凝るとどこまでもいきそうです。
講師の方が持っていらした竹とんぼは、高さも距離も、それはすごかったですねえ。
それもその筈、慎重に削って作った自慢の一品ですとか。
それに憧れちゃったわたしは、修行を始めようかどうしようか、思案中なんです。
by ナツパパ (2007-12-03 19:50) 

うんちく

まあ要するにベルヌーイの法則なんですが・・・・ンナ事知らなくてもちゃんと飛ぶんですもん。
理屈よりもまず体感ですよね。
 ワタシのガキの頃は小刀(肥後守)が遊びの必須アイテムで鉛筆削ったり竹トンボを作ったり地蜂の巣を掘り返したり川で取ったザリガニを捌いたり(しかも焼いて喰ったり)・・・正に使いようで万能でした。
 んが!今じゃ危ないとかで持たせないんですよね。
 でもね、子供の頃から正しい刃物の扱いを教えないから逆にややこしい事になったりします。
 刃物の扱いに失敗して指切って少し痛いメに遭わないと逆に怖さが判らないんじゃ無いかと。
 危ないからと単純に遠ざけるから逆にもっと危ない事になったりします。
 
by うんちく (2007-12-05 20:54) 

ナツパパ

うんちくさん。
「ベルヌーイの法則」をネットで検索してみたのですが、うーん、難しい...
なにしろ文化系でずっとやってきたもので(汗)
でも、うんちくさんの仰るとおり、まずやってみることが大事ですね。
子どもたちの笑顔と歓声がそれを教えてくれます。

わたしの子ども時代も、肥後守は必携アイテムでしたねえ。
あれがないと、遊びに加われなかったし。

今の子どもの親でも、肥後守を触ったことのない世代の方がいます。
日常で小刀を使ったことのない世代が、もう親なんですよ。
もはや、親が子どもに教えられなくなってきています...これって、ちょっと深刻です。
by ナツパパ (2007-12-06 08:39) 

じゅんぺい

竹とんぼの説明書にびっくり!!
奥が深いんですねえ??

肥後守、主人が買ってきました。
でも、鉛筆は削れないかな…。
by じゅんぺい (2007-12-07 04:49) 

ナツパパ

じゅんぺいさん。
そうなんです。究めようとするとずいぶん奥の深いものらしいですよ。
有名な工業デザイナーが、やはり竹とんぼにはまってしまい、仕事がおろそかになるくらい
熱中したとか...どこかの博物館に展示してあるそうですが、それはたいしたものらしいですよ。
by ナツパパ (2007-12-07 13:29) 

ナツパパ

きょうパパさん。
niceを、ありがとうございました。
レッズ、3位ですよ!!!やりましたね。
by ナツパパ (2007-12-17 08:34)