ちょっと邪道なグラス [器を愉しむ]
お茶好きでは人後に落ちないつもりのわたしだが、気温が高くなると熱いお茶もちょっと。
そんな時は、ペットボトルに入っているウーロン茶や煎茶のお世話になる。
隣の納戸に冷蔵庫があるので、冷たい飲み物がいつでも飲めるのは有難い。
で、最近よく使っているのが上の写真の湯呑みである。
常滑の作家、吉川正道(よしかわ まさみち)さん作の「スウィンググラス」。
札幌の「青玄洞」で手に入れた。
このグラスを買うとき、「青玄洞」のご主人と話をしたが、彼もこのグラスの愛好者と言った。
「オンザロックを飲むときなど、グラスがユラユラ揺れて面白いですよ」
なぜ揺れるのかというと、グラスの下に台がないから(写真上)。
湯呑みには普通高台といって、液体の入る部分をしっかり支えるための台が下につく。
この「スウィンググラス」は、下がツルン、と丸いままである。
支えがないから、上の部分が揺れるわけだな。
それじゃあ、仕事中に使うのは、ずいぶん危ないじゃないか。
そう心配してくださる方もいらっしゃるかも知れないが、そこは上手くしたもので、このグラス、
お茶が7~8分目まで入っているときは不思議と揺れないのだ。
ユラユラするのは、中身が半分以下になったあたりから。
どんな仕組みがそうさせるのかは判らないが、そこら辺が面白くて愛用している。
このグラスで、焼酎やウィスキィのオンザロックなど飲んだら面白かろうとは思うけれど、
残念、わたしはお茶だけである。
いずれにしても、このグラス、いささか約束を乗り越えてしまった作り方であるようだ。
正道さんが作ったちょっと邪道なグラス、と言うことになるのだろうか。
7~8分目で揺れなくて半分以下でゆらゆら……不思議ねえ
こんな面白いグラス売ってる青玄洞って一度行ってみたいです
by ともママ (2006-05-26 20:03)
ユラユラ揺れるグラスで飲むお酒‥‥‥ワタシ好きになりそうです(^^
ナツパパさん、ホント上手に見つけてきますね。感心感心(^^
by KANBE (2006-05-26 20:24)
ともママさん。
札幌にお出での節は、ぜひお出でになってみて下さい。
お隣の「青楓舎」も素敵なお店です。
by ナツパパ (2006-05-27 21:13)
KANBEさん。
一風変わった形のグラス、と言うのは魅力がありますよね。
確かに、お酒を飲んだら面白そうですね。
飲める方がうらやましい.....です。
by ナツパパ (2006-05-27 21:16)
いいですね。私の父が,オンザロックで飲むための丸い揺れるグラスを割ってしまって,新しいのが欲しいと言っていたのを思い出しました。私も欲しい!
by しーまま (2006-05-28 15:38)
しーままさん。
こんど札幌にいったら、まだ売ってるかどうか見てきましょうね。
by ナツパパ (2006-05-28 16:29)