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鉄砲州富士を見る [山に登ろう]

 
 
 
 
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 さて、今回やって来たのは「鉄砲州稲荷神社」境内にある、「鉄砲州富士」である。
 
 
 
 鉄砲州とはすごい名前だが、江戸時代から続く地名で、今でいうと、東京都中央区湊町明石町界隈に当たる。
 
 江戸初期、この地で幕府鉄砲方が大砲の訓練をしたのが地名の由来だそうだ。
 
 現在の「鉄砲州稲荷神社」は中央区湊町にあって、八丁堀駅から南に10分ほどか、周囲は低層の住宅やビルが多く、
 
 いわゆる再開発の波から逃れられたような街の景色は、落ち着いていてなかなかよろしい。
 
 
 
 さて、「鉄砲州稲荷神社」は、社伝に因れば841(承和8)年創建、江戸の埋め立てが広がるにつれて、数度遷座をした後、
 
 江戸時代の1624(寛永元)年、稲荷橋南東詰に移転、さらに1868(明治元)年現在地に社殿ほかを構えたものである。
 
 最後の遷座から150年近く、境内は緑の大木が見事だった。
 
  

 
 
 
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 境内にはいると、正面には本殿があるので、まずお参りをしよう。
 
 この本殿は、関東大震災以後、1935(昭和10)年に建てられたものである。
 
 先の、第二次世界大戦の戦災から逃れたそうで、落ち着いた感じの建物が好ましく感じられた。
 
 
 
 
 
 
 
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 本殿の脇、社務所との間の細道を歩いていくと、先に鳥居が見えた。
 
 ずいぶん奥まった場所にあるけれど、目指す「鉄砲州富士」である。 
 
 
 
 
 
 
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 本殿奥、境内の北西端に「鉄砲州富士」があった。
 
 高さ5.4㍍、周囲20㍍ほどか、大きな富士塚である。
 
 独立型ではなく、奥は境界の塀になっていて、山の形は前側1/3ほど。
 
 
 
 この富士塚は、中央区に残る唯一富士塚で、初代は1625(寛永2)年、以前の境内で築造された。
 
 大きな富士塚で、江戸の人々の人気を集めたそうだ。
 
 その後、遷座に伴って1870(明治3)年再築、以降境内で3度移動し、現在の富士塚は1936(昭和11)年造である。
 
 富士塚正面には石の鳥居があり、そこから登山道が造られていた。 
 
 
 
 
 
 
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 近くで見ると大きな富士塚で、溶岩石で覆われた山容は迫力があった。
 
 周囲には、富士講の石碑が多く建てられ、この地での富士信仰の繁栄ぶりが感じられる。
 
 
 
 さて、近世の富士信仰は江戸期に盛んとなり、江戸末期~明治後期にそのピークを迎えた。
 
 江戸、東京の街々には多くの富士講があり、それと一緒に、多くの富士塚も建てられたのである。
 
 現在でも富士講は活動していて、富士塚の維持管理、7月1日の富士山山開きなどに活動をしているそうだ。
 
 
 
 
 
 富士塚正面の石鳥居から見ると、登山道は左右に、ちょうど富士塚を回るように作られていた。
 
 写真上・上、右端にその登山道が見えるが、道はそのまま頂上の後ろを通って、富士塚を一周し鳥居に戻っている。 
 
 頂上には、鉄砲州富士浅間神社の石祠が見られた(写真上・中)。 
 
 
 
 また、富士塚下部にはちょうど人が入れるほどの穴が開いていて、これは氷穴を模したものらしい(写真上・下)。
 
 富士塚には、実物の富士山から由来する様々な仕掛け...頂上のお鉢、大沢崩れ、氷穴等々が作らることが多い。
 
 富士塚は、地域の人々にとって遊山の対象でもあったから、こういう仕掛けが愉しまれたのだろう。
 
 
 
 ここの富士塚は、先の東日本大震災以降、山開きの日以外は入山禁止になっていて、その旨看板が掛かっていた。
 
 残念だが仕方ない...今回、登拝は諦めた。
 
 
 
 
 
 
      ◇   ◇   ◇
 
 
 
 
 
 
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 じつは、この富士塚には以前、2008年にも友人のS君と一緒に、見物に来たことがある。
 
 その時は登拝出来たので、もちろん頂上まで登った。
 
 写真上、左は登山道5合目にあった「小御嶽神社」で、右は頂上の「富士浅間神社」の石祠である。
 
 どちらもきちんと清掃されていて、注連縄等も新しく、清々しい、良い富士塚だった。
 
 
 
 頂上から眺めると、意外な高さに驚く。
 
 現在は、周囲をビルに囲まれているけれど、戦前には頂上から実物の富士山も見ることができただろう。
 
 
 
 
 
 
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nice!(126)  コメント(94) 
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コメント 94

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sevensea-south

おはようございます♪
ここ、何か見たことあります。
そうなんですね〜
入山禁止になってるんですね。
by sevensea-south (2014-06-19 07:02) 

ken_jp

そういえば、台東区にも小野照埼神社に富士塚があって、むかーし見たことがあります
日本人の魂なんでしょうね^ ^

by ken_jp (2014-06-19 07:21) 

小梅姉

残念^^;入山禁止になっちゃってたんですね・・・。
ビルの谷間に、こんな景色が残っているんですね、確かにすごい迫力です(^^)
by 小梅姉 (2014-06-19 07:29) 

ナツパパ

sevensea-southさん。
そうなんですよ、入山禁止になってしまいました。
ただ、7月1日の「お山開き」の日には登拝できますので、
次回行くときはその日をねらって、と思っています。
最近は、入山禁止の富士塚も多くなってきました。
危険防止と言うことがあったり、首位の家のプライバシーに配慮して、
という場合もあります。
鉄砲州富士山を見えると、背後はマンションで、しかも部屋のすぐ傍を登山道が通っていますから、
あるいは、プライバシーへの配慮が入山禁止の一因かも知れませんね。
by ナツパパ (2014-06-19 08:37) 

ナツパパ

ken_jpさん。
>そういえば、台東区にも小野照埼神社に富士塚があって、むかーし見たことがあります

小野照埼神社の富士塚も立派で素晴らしいなあ、と思います。
あそこの富士塚も、6月30日と7月1日のみ入山できるのですよね。
「お山開き」は、実際の富士山の山開きなのですが、それに併せて、
各所の富士塚でも富士講のみなさんがお祭りをされています。
なかなか見応えのある、賑やかなお祭りもあるそうです。
by ナツパパ (2014-06-19 08:42) 

hanamura

現在までの経緯を興味深く拝見しました。戦災を免れて150年は素晴らしい!
氷穴を模した穴は深いのでしょうか?恐いような、わくわくするような・・・。
by hanamura (2014-06-19 08:42) 

ナツパパ

小梅姉さん。
>残念^^;入山禁止になっちゃってたんですね・・・。
東日本大震災を契機にして、入山禁止となる富士塚が多くなりました。
富士塚のほとんどは、作られてから7~80年以上は経っていますから、
それを考えると、やはり危険防止の意味があるのでしょう。
残念なことですが、こればかりは仕方ないですね。
ここの富士塚は、お山開きの日に入山できますので、ありがたい配慮だと思います。
by ナツパパ (2014-06-19 08:45) 

ナツパパ

hanamuraさん。
富士塚には、実物の富士山を模したものがあれこれあって、それを見つけるのも、
富士塚見物のたのしみです。
この氷穴は大きくて、人が楽に入っていけるほどでした。
隣に倉庫があるのですが、おそらくそこも氷穴の一部で、結構広かったのでは、と思いますねえ。
富士塚見物の方は、暗い中を喜んで探検されたことでしょう。
仰る通り、怖いような、ワクワクするような...わたしも入ってみたかったです。

by ナツパパ (2014-06-19 08:49) 

ナツパパ

tochiさん。
ぼんさん さん。
やってみよう♪さん。
rezareさん。
素人写真さん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-19 08:50) 

ソニックマイヅル

おはようございます。都会の中にも神聖な場所がたくさんあるんですね。中央区で働いていましたが初めて知りました。^^;
by ソニックマイヅル (2014-06-19 09:45) 

アルマ

鉄砲州稲荷神社ですか!ここも東京に行ったら行こうと思っている神社の一つです!
いつになる事やら、行けるのかどうかさえわかりませんが(^_^;)
やはり関東の富士塚はしっかりと作られていますね。
ウチの方はあっても山が盛ってある程度なので・・・
by アルマ (2014-06-19 11:47) 

sumijuni

中央区湊町は 車で通りかかりますが
気がつきませんでした
鉄砲州稲荷神社は 静かで
上からの景色は けっこう高さを感じさせますね

by sumijuni (2014-06-19 13:28) 

めぎ

2年前ちらっと日本へ行ったとき、一泊だけ八丁堀に泊まっていたんですよ。
地図で見たらお近く・・・見たかったなあ・・・そのときは早朝の築地で波除神社に行きました。
その数年前にも八丁堀にお邪魔して、そのときに案内されていたような記憶があるのですが、夜だったので写真がないんです。
富士塚、やっぱり上ってみたいですねえ。
by めぎ (2014-06-19 16:08) 

ナツパパ

ソニックマイヅルさん。
中央区のこの界隈は、江戸時代はばりばりの下町で(...そんな言い方あるのだろうか 笑)、
人々も多く暮らしていましたから、こうやって鎮守の神様も置かれていたのだと思います。
明治以降も、この界隈は住宅地でしたから、富士講や富士塚も残ったのでしょうね。
さして広からぬ境内ながら、築80年の社殿や富士塚など、昔ながらの建築物も多く、
素晴らしい神社でした。
都会の中に昔ながらの神社、東京の面白いところですね。
by ナツパパ (2014-06-19 16:38) 

ナツパパ

アルマさん。
>やはり関東の富士塚はしっかりと作られていますね。
そうですね、こうやって街中にある富士塚はしっかりとした造りで残っています。
富士塚は地域の富士講によって作られることが多いのですが、江戸市中や東京市内では、
また、東京郊外の地域でも、富士講の組織がしっかりとしていましたので、
たとえば小さな富士講が富士塚を作るような場合でも、廻りの富士講が手伝って...
という例が多いように聞きますから、結果、しっかりとした富士塚が出来たのだと思いますねえ。
富士信仰の証である富士塚、ぜひこれからも残って欲しいなあと思います。
by ナツパパ (2014-06-19 16:42) 

ナツパパ

sumijuniさん。
隅田川が佃島で分かれて西側、南高橋のすぐ傍に「鉄砲州稲荷神社」があります。
界隈は、ちょうどエアポケットに入ったかのように、静かな一角でした。
そういう、昔から続く街にふさわしい雰囲気の神社は良いなあ、と思いましたねえ。
おそらく地域の氏神様で、人々の信仰も厚かったのでしょうね。
そういう神社であればこそ、お稲荷様とはまるで違う、浅間神社が勧請されて、
しかも本殿より大きな富士塚も作られたのだと思いますねえ。
落ち着いた境内の雰囲気に惹かれた神社でした。
by ナツパパ (2014-06-19 16:49) 

ナツパパ

めぎさん。
最近、富士山が世界遺産になったりして富士信仰が注目されはじめました。
それと一緒に、富士塚にも関心を寄せてくださる方が増えているのは嬉しいことです。
出来れば、都内の富士塚はここ!というマップみたいなものがあると良いのですが...
なかなかそこまではメジャーになっていないように感じますねえ。
でも、都内にはあちこちに富士塚が残っていますので、機会がありましたらぜひ一度
登拝なさってみてください...出来ればご一緒いたしましょう。
きっと素敵な思い出になると思います。
by ナツパパ (2014-06-19 16:57) 

ナツパパ

MORIHANAさん。
ともちさん。
kurakichiさん。
テリーさん。
musselwhiteさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-19 16:58) 

ナツパパ

たくやさん。
ちょんまげ侍金四郎さん。
nachicさん。
のっぽさん さん。
シルフさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-19 17:00) 

ナツパパ

hirosanさん。
ffmlさん。
足立sunnyさん。
sugoimonoさん。
カァズさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-19 17:02) 

ma2ma2

富士塚は結構色んな所にありますね!
小さい頃は富士塚登れましたが、今は怪我とかされると責任問題になるので、入山禁止ですね(^^)
by ma2ma2 (2014-06-19 18:17) 

ナツパパ

ma2ma2さん。
残念なことですが、ここ数年の間に入山禁止の富士塚が増えたように感じます。
それは、東日本大震災が原因であったり、ma2ma2さんの仰るとおり、子どもたちの
ケガを按じて、という面も多いのかなあ、と思いますねえ。
わたしの子どもの頃を思い返すと、そういう配慮は果たして必要なのだろうか、と思うのですが、
そして、小学生の保護者と話していても、そういう配慮、過剰な配慮は不要という方が多いのですが、
それでも、大きな声で騒ぐ方があれば、そちらに引きずられてしまうのでしょうね。
わたし個人的には、インターネットの普及もまた、その傾向を強めさせている一因、
などと思ってしまうのですがねえ。
by ナツパパ (2014-06-20 06:49) 

ナツパパ

月夜のうずのしゅげさん。
さらまわしさん。
れもんさん。
げいなうさん。
おーやん さん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-20 06:50) 

ナツパパ

suzuranさん。
馬爺さん。
song4uさん。
saruさん。
ちくわさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-20 06:52) 

ナツパパ

wattanaさん。
茶の間おやじさん。
yohtamboさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-20 06:52) 

駅員3

周りの空が狭いのがちょっと残念ですが、致し方ないことですね。
氷穴まで再現されているなんて素晴らしい。
古の人々の息吹を写真からも感じさせていただきました。
by 駅員3 (2014-06-20 07:28) 

今造ROWINGTEAM

富士塚、、一度は登頂してみたいです。^^
入山可能な日を見て行ってみようかな?
by 今造ROWINGTEAM (2014-06-20 08:09) 

YAP

7月1日の「山開き」を前に、タイムリーな記事ですね。
ナツパパさんのブログの人気度合いから、大混雑になったりして。
by YAP (2014-06-20 08:30) 

hatsune

都心にこのような場所があるんですね。
溶岩のゴツゴツが、富士山って火山なんだよな~と改めて思いました。
山開きの日に行って、「富士山登ってきたよ~♪」って言いたいです( ´艸`)
by hatsune (2014-06-20 10:22) 

furu

東京は都心でもこんないいところがあるんですね。
元東京都民ですが、知らないところがたくさん
あっておもしろいです。
擬似お散歩したみたいで うれしいです。
by furu (2014-06-20 15:48) 

ばー助

鉄砲州富士山、はじめて知りましたが、なかなかの迫力ですね☆
一度、生でみたいです(^^)
by ばー助 (2014-06-20 20:21) 

たく

いつも、コメントを頂きありがとうございます。

これからも、よろしくお願い致します。
by たく (2014-06-20 20:37) 

Aちゃん

富士塚の事を富士山て言うんだね。
by Aちゃん (2014-06-21 07:08) 

aloha

あっ、ホントだ。意外と高さがあるんですね!
今回は参拝できなくて残念でしたが、
東日本大震災以来というと、安全面からなのでしょうか?
by aloha (2014-06-21 12:42) 

小肥り

近くの明石町で働いてましたよ。←もちろん、現役のころ。
鉄砲洲といえば浅野家上屋敷があったところ・・・
それだけのことしか思い浮かばない。
by 小肥り (2014-06-21 14:26) 

あおたけ

鉄砲州富士山とは、インパクトのある塚名ですが、
富士塚そのものも、高さがあって立派ですね~!
現在は上に上ることはできないようですが、
氷穴のなかは覗くことができるのでしょうか?
ちょっと、中が気になります(^^)
by あおたけ (2014-06-21 16:53) 

engrid

ビルの谷間ですね
そこに富士塚、、いつ頃まで富士山が拝めたのでしょうか
でも、綺麗に守られているすがたに、
何故かホッとやすらぎを覚えますね
街なかの、パワースポットかな
by engrid (2014-06-21 18:40) 

ナツパパ

駅員3さん。
鉄砲州稲荷神社の境内は、地域の神社としてはまずまずの大きさなのですけれど、
富士塚を置くには少し狭いかなあ、と思います。
現在見る富士塚の場所にいたるまで、境内で3回移転した、というのも、そのためかな、
などと考えてしまいますねえ。
それでも、今の富士塚が出来上がった昭和10年頃には高い建物もなかったでしょうから、
まだよかったのでしょうが、今は後ろはビルですので...ちょっと窮屈に感じられますね。
by ナツパパ (2014-06-22 03:48) 

ナツパパ

今造ROWINGTEAMさん。
富士塚のお山開きも、実物の富士山と同じ7月1日となっています。
この日には、富士塚に勧請された「富士浅間神社」のお祭りがあったり、
それに併せて富士塚が開放されたり...と様々なイベントがあるんですよ。
都内でも、いくつかの富士塚で入山が出来るようです。
機会がありましたら、ぜひ一度登拝なさってみてくださいね。
わたしも今年は一カ所の富士塚に伺うつもりです。
by ナツパパ (2014-06-22 03:52) 

ナツパパ

YAPさん。
昨年富士山が世界遺産になってから、富士山の人気が高まり、それに伴ってでしょうか、
富士塚への関心が高まってきました。
富士塚好きの端くれとしてはとても嬉しいことです。
これを機会に富士塚の保存にも関心が高くなってくれると、なお一層嬉しいのですがねえ。
ただ、最近入山禁止の富士塚が多くなり、そこがちょっと気になっているのですが。
by ナツパパ (2014-06-22 03:57) 

ナツパパ

hatsuneさん。
>山開きの日に行って、「富士山登ってきたよ~♪」って言いたいです( ´艸`)
あ、いいですねえ、それ(笑)
わたしもあちこちの富士山に行ってきましたが、そこには気が付きませんでした。
今度自慢しちゃおうっと。
都内各地の富士塚では、山開きの併せてお祭りも催されます。
駒込神社の富士塚では、この日に合わせて富士山型のお菓子も販与されるそうですので、
もしお時間がありましたらぜひお出かけください。
とても賑やかなお祭りだそうですよ。
by ナツパパ (2014-06-22 04:06) 

ナツパパ

furuさん。
神社の境内って一種独特の静謐感がありますよね。
賑やかな街の中であっても、神社の境内にはいると、そこだけ別世界のような...
ここの「鉄砲州稲荷神社」の境内もまた、昭和初期から変わらないであろう空気感があって
とても良いものでした。
そんな空気感を感じることも含めて、この日の富士塚見物も愉しむことができました。
登拝できるともっとよかったんですがねえ...残念。
by ナツパパ (2014-06-22 04:12) 

ナツパパ

harryさん。
snoritaさん。
じゅんぺいさん。
きたろうさん。
enosanさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-22 04:13) 

ナツパパ

ばー助さん。
ぜひぜひお出でになってみてください。
現在入山禁止というところが寂しくはあるのですが、7月1日は登拝できますし、
下町散歩を兼ねての見物だけでも愉しんでいただけると思います。
界隈に美味しい店を紹介できるとよかったのですが...そういう街ではなくて。
見物のあと、地下鉄で築地、もしくは浅草に、というコースも良さそうですね。
by ナツパパ (2014-06-22 04:21) 

ナツパパ

たくさん。
こちらこそ、いつもご訪問いただきまして、ありがとうございます。
飛行機、もうすぐ出来上がるのですね。
黄色い機体が青空を飛ぶ姿を想像すると心がときめきます。
こちらこそ、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
by ナツパパ (2014-06-22 04:24) 

ナツパパ

Aちゃん さん。
富士塚を○○富士と呼ぶことが多いようですね。
ここの富士塚も、鉄砲州富士というように。
わたし個人としては、お山の形状や特徴などを述べるときは富士塚といい、
歴史や来歴など、全体的な名称としては富士山と呼ぶようにしています。
山の形ですので、富士というより富士山といってしまうのですよねえ。

by ナツパパ (2014-06-22 04:30) 

ナツパパ

alohaさん。
入山禁止の措置は、このところあちこちの富士塚で見られます。
神社の宮司さんや近所の方のお話を伺うと、やはり東日本大震災での揺れがあって、
富士塚にも損傷がある場合を考えて、ということなんですよねえ。
富士塚は、ほとんどが作られてから80年以上は経っているので、たしかに地震での損傷は
気になるところです。
できれば調べて修理していただければ、と思うのですが、なかなか難しいのかも知れませんね。
それでも、お山開きの日には公開、という富士塚もまた多く、よかったなあ、と思います。
by ナツパパ (2014-06-22 04:35) 

ナツパパ

小肥りさん。
あ、そうだ、そうでしたね。
浅野内匠頭の上屋敷って鉄砲州にありましたね。
するとこの界隈も武家地と町屋が入り交じっている地域だったのですね。
江戸時代の下町って、町屋が多いのか、と思っていましたら、武家地の方が多くて、
町屋はむしろ狭くて、そこに多くの町人が住んでいたのか、と思うと、たしかに町人は
長屋で暮らさなければならなかったんだなあ、と思わされましたっけ。
江戸時代の、この界隈の風景ってどんな感じだったのでしょう。
きっと落ち着いた眺めだったのだろうなあ、と思います。
by ナツパパ (2014-06-22 04:40) 

ナツパパ

あおたけさん。
氷穴、もしくは胎内巡り、というのですが、残念、中は入ることができませんでした。
ほかの富士塚の例を見ると、胎内巡りは人気だったようで、狭い穴を歩いていくと、
中には仏像なども安置されていて(...神仏混淆でしたので)、そこへのお参りも
遊山のひとつだったのでしょうね、きっと。
ここの氷穴は大きなものでした。
隣には倉庫があって、おそらくここも氷穴の一部だったのだろうと思います。
できれば再現していただきたいところですけれど、なにせ入山すら禁止の案配ですので...うーむ。
by ナツパパ (2014-06-22 04:45) 

ナツパパ

engridさん。
ここの富士塚は、昭和10年に作られたそうです。
その頃には、廻りに高い建物などはなかったでしょうから、富士山も十分見ることが
できただろうと思いますねえ。
以前頂上に登った感じでは、本殿と同じくらいの高さがありましたから、周囲の見晴らしもまた
なかなかなものだったのでは無かろうか、と思います。
そういう時に行ってみたかったですねえ。
仰る通り、ここの富士塚はきれいに清掃されていて、維持管理も行き届き、素晴らしい富士塚でした。
神社、並びに富士講のみなさんのお力によるものと思いますねえ。
by ナツパパ (2014-06-22 04:50) 

ナツパパ

nikiさん。
暁烏 英(あけがらす ひで)さん。
nicolasさん。
oink!さん。
いっぷくさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-22 04:52) 

ナツパパ

ryo1216さん。
mwainfoさん。
ぼんぼちぼちぼちさん。
gillmanさん。
めいさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-22 04:53) 

ナツパパ

GGIさん。
arail206さん。
桃杏さん。
ぷちさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-22 04:54) 

リック

震災の影響がこういうところにも。。。ですか。。
残念でしたが、次に期待しましょう^^
by リック (2014-06-22 06:30) 

Inatimy

今では周りにビルが建って、そこにいる人たちは
この富士塚を見下ろしてるんですねぇ。
飛行機から富士山を見てるみたいに。 日本一高い山を。
なんだか不思議な感じです。
by Inatimy (2014-06-22 07:36) 

山子路爺

最後の上から撮った写真が良いですね。
○○は高い所が……と言うけど、ほかより高い所から見る景色はいい気分です……たとえそれが数ネートルであっても。常時登れないのはちょっと残念ですね。

by 山子路爺 (2014-06-22 10:22) 

ぱぱくま

この界隈は職場からも案外近くて馴染みがあります。
ビルに囲まれて景色もどうなんだろうって思いましたが
登って見ると意外や意外に風景が変わりますね!
by ぱぱくま (2014-06-22 11:30) 

Hiloyan

富士塚、はじめて知りました。
神社の奥に、こんな感じで富士山を摸した塚があるんですね。
7月1日の山開きの日はさぞ賑わうのでしょうね。

by Hiloyan (2014-06-22 13:12) 

たかぼん

ここは前を通ったことはありますが、中に入ったことはありません。
富士塚あるんですね。
by たかぼん (2014-06-22 17:12) 

gardenwalker

おはようございます
この富士山が作られた頃は
周りにこんなビルが建つなんて
だれも想像しなかったでしょうね
なんだか歴史を感じます
by gardenwalker (2014-06-23 04:58) 

ナツパパ

リックさん。
そうなんですよね、震災の影響って、今でもあちこちに残っています。
あのとき、東京でも大きく揺れましたよね。
その後街歩きをしていると、灯籠が倒れていたり、鳥居がおれたり...
神社やお寺などで石造りの建造物に被害が多くありました。
関係者のみなさんはそれをご覧になっているわけですから、その後はどうしても慎重に
ならざるを得なかったのだろうなあ、と思いますねえ。
by ナツパパ (2014-06-23 08:26) 

ナツパパ

Inatimyさん。
あ、そうそう、そうなんですよ。
ここの富士塚、背後はどちらも共同住宅でしてね、たしか7~8階建てくらいの...
上の方のベランダから覗いたら、飛行機から富士山を覗いているかのような感じなのでしょうねえ。
わたしとしては、ぜひベランダから富士塚を拝見したく。
富士塚の、全体的な姿って、上から見るとよく分かるんですよねえ。
by ナツパパ (2014-06-23 08:28) 

ナツパパ

山子路爺さん。
富士塚に登拝するとき、いつも思うのですけれど、下から眺めるよりも、頂上から見た方が
ずっと高く思えるんですよねえ。
それはきっと、わたしの目線の位置が加わってそうなるのだろうと思うのですが、
170センチくらいが加わったにしては、その差が大きいように感じます。
ここの富士塚も、頂上から見ると、その高さが新鮮だったことを覚えています。
江戸時代など、周囲に高い建物がなかった頃には、よりいっそう新鮮だったことでしょうね。
by ナツパパ (2014-06-23 08:32) 

ナツパパ

ぱぱくまさん。
頂上に立ってみると、本殿の屋根と同じくらいの高さで、けっこう見晴らしも効くのでした。
その意外性は、きっと、富士塚を見物する方々にとっても驚きだったことでしょう。
富士塚は、成り立ちからして、町内のお年寄りや女性子どもなどが対象だったそうですので、
そういう方々は頂上からの眺めをホント愉しんだことでしょうね。
by ナツパパ (2014-06-23 08:35) 

ナツパパ

Hiloyanさん。
富士塚の頂上には、ふつう「富士浅間神社」の石祠があります。
富士塚を富士山に見立てて、頂上の石祠は浅間神社の奥宮、ということなのですね。
なので、実物の富士山と同様、お山開きの日に、浅間神社のお祭りをするのでしてね、
富士講が盛んだった頃は、各地の富士塚でたいそう賑やかな催しだったそうです。
今でも、駒込や十畳など、屋台も出て、当日限定のグッズもあったりして、大変賑やかな
お祭りになる富士塚もあるようです。
Hiloyanさん、機会がありましたらぜひ一度お出でになってみてくださいね。
by ナツパパ (2014-06-23 08:40) 

ナツパパ

たかぼんさん。
そうなんですよ、奥の方なのですが、富士塚があるんです。
ここはメインでは稲荷神社ですので、富士山の浅間神社は奥の方、になるのでしょう。
それでも、これだけ大きな富士塚ですので、江戸期以降明治大正頃までの、
地域のみなさんの、富士山信仰の盛んさが伝わってくるようですね。
by ナツパパ (2014-06-23 08:42) 

ナツパパ

gardenwalkerさん。
ここの富士塚が作られたのは昭和10年、ということですので、
廻りは高くて2階建ての家ばかりでしたでしょう。
それ以前も富士塚はあって、現在の富士塚は3代目、とのことですので、
以前の富士塚は、現在のように奥まった地ではなく、もっと見晴らしの良いところに
作られていた可能性もありますので、なお一層見晴らしもよかったかも知れません。
そういう時期の富士塚、登拝してみたかったですねえ。
あるいは実物の富士山もよく見えたのでは、と思いますし。
by ナツパパ (2014-06-23 08:46) 

ナツパパ

さとしさん。
くまらさん。
hypoさん。
遠霞(とおがすみ)さん。
ネオ・アッキーさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-23 08:47) 

ナツパパ

ゆうくん さん。
kyonさん。
隊長さん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-23 08:48) 

Silvermac

ビルの狭間に残った昔風景ですね。
by Silvermac (2014-06-23 15:40) 

johncomeback

拙ブログへのコメントありがとうございます。
先ほど帰宅しましたが、明日また横浜に行きます(笑)
by johncomeback (2014-06-23 17:53) 

ken_jp

そうなんですよ、その見ごたえのあるお祭りのみこしを30くらいの頃、5年ほど毎年かつがされましたぁ
サービス業は辛いです(涙)

by ken_jp (2014-06-23 19:10) 

hideyuki2007y

都内にもまだ3・11の爪痕が残されているのですね。やはり恐ろしい地震・津波だとあらためて思いました。
by hideyuki2007y (2014-06-23 20:18) 

ナツパパ

Silvermacさん。
そうなんですよ、ここの場所は、いわゆる再開発の波から外れたところですが、
それでも6~階建てのビルも多く、またマンションもあちこちに見られます。
本殿や富士塚が作られた昭和初期から見ると、まるで別のところのようでしょうね。
それでもこうやって、昔ながらの雰囲気が残る神社の境内は、それだけ貴重だなあ、と思いますねえ。
日本の街並みはすぐに変化すると言われますし、それは東京では大当たりなのですけれど、
こういった神社が昔の名残を残してくれているのですね。
by ナツパパ (2014-06-24 08:14) 

ナツパパ

johncomebackさん。
ご友人や息子さんと一緒に、東京を愉しまれたご様子、拝見していてこちらも愉しかったです。
無事ご帰宅、なによりと思いましたが、明日...ということは、もう今日から横浜でしたか。
ここ数日雨模様と予報にありますので、急な雨など、どうかお気をつけてくださいね。
by ナツパパ (2014-06-24 08:16) 

ナツパパ

ken_jpさん。
おおっ、御輿の担ぎ手をなさっていたのですか。
元気いっぱいのかけ声と威勢の良い姿の担ぎ手の皆さんは、お祭りの華ですものねえ。
今は、地域のつながりが少なくなったり、また都心では住民減少などで、
御輿の担ぎ手も少なくなっていると聞きますよ。
30代といえば元気いっぱいの年頃...ken_jpさん、皆さんから期待されていたのですね。
by ナツパパ (2014-06-24 08:19) 

ナツパパ

hideyuki2007yさん。
あの大震災では、被災地の東北北関東はもちろん、東京でも大きく揺れましたね。
震災直後、わたしと友人は街を歩いていたのですけれど、神社の鳥居や灯籠など、
石造りのものが倒壊したり損傷したり、かなり被害を受けていました。
今はもうずいぶん修復されて、ほとんど跡は残っていないようですけれど、
こういう大きなものは修理も大変でしょうから、そのままになってしまいますね。
神社や氏子の皆さんからすると、なにかあった時のことが心配なのでしょう。
それでも「お山開き」の日には公開してくださり、ありがたいことと思います。
by ナツパパ (2014-06-24 08:24) 

ナツパパ

mayuさん。
arashiさん。
himaさん。
comomonさん。
(。・_・。)2Kさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-24 08:26) 

ナツパパ

旅爺さん さん。
kemmさん。
sabuchanさん。
ハマコウさん。
yamさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-24 08:27) 

ナツパパ

okin-02さん。
Boo(ブゥ)さん。
e-g-gさん。
miataさん。
sonicさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-24 08:29) 

ナツパパ

khota2さん。
フジトモさん。
ラックさん。
司馬亮さん。
me-coさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-24 08:31) 

ナツパパ

vivianeさん。
急行9号さん。
siroyagi2さん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-24 08:31) 

なかせ

こういうところが残ってるんですね。
これからも大事にしないといけませんね。

by なかせ (2014-06-24 11:54) 

ナツパパ

なかせさん。
>これからも大事にしないといけませんね。
本当にそう思います。
古くから伝わるものは、一度無くなってしまえばもう、再現することはできないことが多いですから。
富士塚も、戦後の高度成長期にずいぶん破脚されてしまいました。
経済中心だった時期、ある意味仕方なかったの以下も知れませんが、無くなってしまえば、
もう人々の記憶の中に残るだけですので。
今残る富士塚を、ぜひこの後も残していただきたい、と思いますねえ。
by ナツパパ (2014-06-24 21:00) 

ナツパパ

ベアトラックさん。
mahimahiさん。
さらまわしさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-24 21:01) 

ナツパパ

きゅーさん。
みちさん。
くらいふさん。
aokenさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-29 15:14) 

amo

富士塚、色々な所にあるなあ、、、
昔々は富士山に登れる人なんて
本当に限られていたでしょうから
立派な富士塚は心からありがたかったでしょうね。
by amo (2014-06-30 10:44) 

ナツパパ

amoさん。
江戸時代、富士登山は宗教行事が主の旅ですから、富士講が主催しました。
講から数名が、先達に連れられていくのですけれど、かなりハードな旅だったようで、
壮年の男性しか行くことができなかったようですねえ。
なので、それ以外の皆さんには、富士塚が富士山信仰のよりどころだったのでしょう。
また、手軽な遊山の場所としても魅力があったでしょうし。
各地に富士塚が作られたのも分かるような気がします。
by ナツパパ (2014-07-01 06:30) 

ナツパパ

NO14Ruggermanさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-07-01 06:31) 

ナツパパ

yayu-changさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-07-09 05:59) 

北海道大好き人間

>いわゆる再開発の波から逃れられたような街の景色は、落ち着いていてなかなかよろしい。
バブルの頃とは違いますが、6年後の東京オリンピックを睨んで再開発されるかも知れません。隅田川沿いなんか、いつの間にかタワーマンションが建ち並んでいますから。
でも、東京は不思議な街で、周りがコンクリートの建物になってもこういう神社はキチンと残されているんですよね。

富士塚、富士山の溶岩を運んできて積んだだけで、コンクリートで固めてあるわけではないですから、登山禁止なのもやむを得ないのかも知れません。

by 北海道大好き人間 (2014-07-10 22:47) 

ナツパパ

北海道大好き人間さん。
たしかにこれからオリンピックまで、東京の街はさらに変貌を余儀なくされそうですね。
それは、たとえばインフラの再整備のようなところでしたらいいのですが(首都高速道路の地下化
や線増など)、街の再開発はもうそろそろ良いんじゃないだろうかなあ、なんて思ったりもします。
再開発すると覿面にその地域から住人が少なくなるんですよねえ。
あれだけはやめて欲しいです。
by ナツパパ (2014-07-14 11:21) 

Santa

都会の真ん中にすんごいものがあるんですね。
昔は違ったんでしょうけど。
by Santa (2014-07-16 19:25) 

ナツパパ

Santaさん。
この界隈は江戸初期に埋め立てが行われたそうで、その後すぐに街が作られたようですね。
なので、江戸中期以降は、家々が立ち並ぶ街、その真ん中にあったと思います。
ただ、2階以上の建築は少なかった時代ですので、富士塚からの眺めは良かったことでしょう。
実物の富士山も眺められたのではないでしょうか。
by ナツパパ (2014-07-18 14:14)