ご贔屓を愉しむ 聖地悦楽編 [乗り物大好き]
さて、京都河原町駅から乗った阪急電鉄京都線の特急電車は、つつがなく梅田駅に到着した。
到着した梅田駅は、阪急電鉄のターミナルである。
阪急電鉄は神戸線・宝塚線・京都線と、3本の本線を持ち、そのすべてが梅田駅から発着する。
どれも重要な通勤路線であり、それぞれが複線のまま梅田駅まで来るから、隣の十三駅から梅田駅までは
合計6本の線路が並ぶのである。
さらに、梅田駅では、それぞれの本線が3本の線路に分かれているので、駅全体では、9本の線路となる。
その9本の線路と10本のホームが、一つの建物に収まっている様子は壮観である。
それは、阪急ファンのわたしには天国ともいえるもので、そこで、梅田駅を勝手に「聖地」と名付けてしまった。
せっかく久しぶりに梅田駅に来たのに、その「聖地」を巡礼せずにいられるものか...
...というわけで、今回は、「聖地」を愉しんだ思い出である。
そこで、まずは駅の端まで行き、梅田駅に出入りする電車を眺めた。
休日の昼だったが、それぞれの本線を頻繁に電車が行き交う。
その様子を見ているだけで、あっという間に時間は過ぎていくのだった。
ふと見ると、やって来たのは2300系の電車(写真上)。
この電車は1964年製造開始、現在の、阪急電鉄車両デザインの元祖というべき車両である。
この車両の開発によって、阪急電鉄は近代的な性能とデザインの車両を得ることが出来た。
その後続々と同じデザインの車両が作られ、そのシンプルでありながら洗練されたデザインは、
阪急電鉄のイメージともなったのである。
やって来る2300系の車両を見ると、これが50年前に造られたものとは思えない。
さて、駅の端で電車見物をしてからホームを歩き、駅のもう一方の端までやって来た。
梅田駅は行き止まりの駅なので、ホームの端はそのまま出口に続く広場になっている。
その広場の両脇、中二階というべき場所に、カフェテリアがある。
そこで休もうと思う。
カフェテリアに入ったら、ちょうど窓際のカウンター席が空いた。
やれ嬉しや、と早速そこに腰をかける。
この場所は梅田駅見物の特等席で、ご覧の通り、梅田駅を一望できるのである。
カウンターに頬杖をついて、梅田駅に集う電車と、行き交う乗客を眺めるのは、なんと愉しいことだろう。
関西の駅では、ホームの番号ではなく、〇号線と、線路を主体で呼ぶ。
線路の端に下がる看板の番号は、その号線の数字で、1~3が京都線、4~6が宝塚線、7~9が神戸線。
それぞれが色分けされ、発車が近くなると点滅するのはとても親切だ。
じつは、朝新幹線で食事をとって以来なので、空腹である。
これから食事会があるので満腹は困るけれど、さりとて空腹も困る。
そこで、サンドウィッチを注文した。
そのサンドウィッチを摘みつつ、梅田駅と阪急電車を眺めるひとときは、わたしにとって悦楽の時間なのだった。
気がつけばここでも30分近く...。
惜しむ気持ちに踏ん切りを付けて、わたしは立ち上がり、梅田駅を後にしたのだった。
これは特等席ですね~!
いつか大阪へ行くことがあったら、是非是非ここへ・・・いつか実現できるかなあ。
ちょっとレトロっぽい色と形が並んでいて、壮観です。
今日は我々、メルクリンのお店で色々物色しましたよ。
でもね、決断できず、購入は持ち越しとなりました。
by めぎ (2013-08-06 07:26)
大阪の電車は詳しくないのですが、茶色い電車はレトロな感じかしていいですね。
今度大阪に行って時間があったら見てみたいです。
by たかぼん (2013-08-06 08:12)
この窓際のカウンター席、最高ですねぇ~!
ぼーっとしてしまいそうです (^┰^;)ゞ
by メルシオ (2013-08-06 08:12)
こんにちは。
ナツパパさん、何枚かの見覚えのある写真を懐かしく拝見させて頂きました。
あぁ~あっ!と思わず声が出そうになり、グッと堪えて(笑)
懐かしい写真、有り難う御座いました。
by musselwhite (2013-08-06 10:16)
ご訪問&コメントありがとうございます^^
私達だとなかなかこう言う目線で阪急梅田駅を見ませんので...
凄く新鮮に映ります...こんな風に取り上げて頂いて
阪急梅田駅も嬉しく思っているでしょう(^^)/
by alba0101 (2013-08-06 10:48)
中二階のカフェテリアのカウンターと
サンドゥイッチ、昔の食堂車を思わせる風景。
窓の外は違うけれど、なんとなく、同じ空気を感じます。
きっと、鉄道がお好きな方にはたまらない場所でしょう。
まさに、聖地の特等席ですね。
梅田駅、遠い昔に一度行ったきり。
駅構内のキオクはほとんどありません。
思い出すのは、阪急デパートだったか、
デパ地下の圧倒されるような広さと品揃えの
豊富さばかり。 食い意地が張ってるのは、昔からです(w
by MORIHANA (2013-08-06 10:56)
なんたる懐かしさ。羨望。ボクは小学校、中学校が宝塚線の「曽根」「岡町」あたりが縄張りでしたからたいへん懐かしい。阪急の車体の色も昔のまま。梅田駅の改札口は今よりも200米南側にあった。遠くなったので動く歩道を設置したのです。梅田から淀川を越えて十三までの六本の線路は複雑に交叉して少年の目には華麗で精密な玩具あるいは宝物でした。ボクも大阪に行ったときは必ず阪急に乗ります。今度行くときはカフェにも立ち寄ります。
by 小肥り (2013-08-06 10:57)
阪急の梅田の駅ってたぶん1度しか降りたことがないんですよね(^_^;)
三之宮に行った帰りなんかは阪神に乗っていたので・・・
こうやって見ると確かに壮観ですね!今度行ったらしっかり見てみます(^O^)/
by アルマ (2013-08-06 13:47)
ホントに眺めのいい場所ですねぇ
機会があれば寄ってみたいです。
by のんの (2013-08-06 14:29)
梅田駅から10分ごとに一斉に出発する神戸線、宝塚線、京都線の特急・急行は迫力ありますね!
関西の私鉄は何号線と呼ぶのと、ドアを扉と言うのも独特ですね!
by ma2ma2 (2013-08-06 18:09)
高い位置から駅の様子を見ることができるってすごく素敵ですね。何時間見ていても飽きないでしょうね。でも、それをするにはカフェテリアにあるメニューを注文し続けないといけないですが。
by HIROMI (2013-08-06 19:02)
ここ、いいですね~。
いつも梅田駅でホームから一直線に待ち合わせの紀伊国屋さんへ向かってたんですが、
今度待ち合わせすることがあったら、このカフェテリアにしようかしら♪
友達が電車から下りて歩いて来るのを目で追うのも楽しそう。
by Inatimy (2013-08-06 19:10)
今は多くの鉄道車両がアルミかステンレスの地肌仕上げの車両ばかりですが、阪急電車は、半世紀以上もデザインを変えていないのですね。
と言いますか、他の各社も車体のコストダウンや軽量化でアルミやステンレス車両を導入するのは致し方ないにしても、全塗装を施せば往年の印象が保てるし、景観も損ねないと思います。
by 北海道大好き人間 (2013-08-06 20:06)
この席は、まさに特等席ですね。こんな視点で眺められるのなら、何をおいても真っ先に向かいますね。入ってくる電車景色を見て、どれに乗ろうか、決めそうです(行き先は電車に聞いてくれ。)。
by 足立sunny (2013-08-06 21:20)
サンドウィッチを摘みつつ、梅田駅と阪急電車を眺める一時~!至福ですね~!!ビ~ル飲まなかったの?(^o^)v
by macinu (2013-08-07 02:53)
大きな駅なんですね~、何回か大阪には出張で行きましたが、梅田には縁がなくて。。。雰囲気が東横線の渋谷・小田急の新宿のような・・・
いや、失礼。。。聖地ですものね、ごめんなさい^^;;
by リック (2013-08-07 05:07)
これはいい席ですねえ。
ターミナル駅のこの雰囲気は、なんとなくヨーロッパの街の中央駅にも似ていて、なかなかステキです。
by YAP (2013-08-07 08:01)
何気なく過ぎ去る光景もこうしてみると
なかなか魅力的ですね。
わたしなんかよりずっと、ずっと…なんかいいなぁ。
ちょっとしたわくわく感伝わってきますよ。
私なんか行き交う女性しか見ていないもの(^_^;
by Santa (2013-08-07 08:06)
叔母が北千里に住んでいたので
阪急電鉄には、子供の頃よく乗りました
最近全然行ってませんが^^;
by くまら (2013-08-07 14:40)
なんてすばらしいカフェテリアでしょうか
飽きずに座ってられます、、、
ターミナルを行き交う人電車の音、、
ヨーロッパの雰囲気も少しあってりして。。。
by engrid (2013-08-07 16:33)
なんか 良い場所ですね。
私も 一人で訪れたら ぼーっと眺めていたいところです。
by furu (2013-08-07 20:48)
素晴らしいロケーションにあるカフェなんですね!楽しそう。
そういえば子供の頃は小田急線にお世話になることが多かったので
ホームが横並びの新宿駅が大好きだったのを思い出しました。
帰り道は一番東寄りのロマンスカー専用のホームをいつも眺めて...
なんだかいろいろなことを思い出してしまいました。
by harry (2013-08-07 22:35)
カフェテリアから眺めた光景、壮観、私鉄の雄ですね。
by david (2013-08-08 09:34)