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久米川富士に登る [山に登ろう]

 

 

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 東村山の「ふるさと歴史館」で目的(その1)を果たし、食事もいただいて、さて次は富士塚に登ろうと思う。

 

 東村山駅から北に、府中街道を20分も歩いただろうか。

 昔ながらの街並みから細道を入ったところ、西武新宿線沿いに「熊野神社」がある(写真上)。

 大変広い敷地の、半分が神社の境内、そしてあとの半分は広場になっていた。

 

 富士塚見物の前に、先ずは、「熊野神社」にお詣りしよう。

 

 

 

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 鳥居をくぐり、本殿までの間は、ケヤキなどの落葉樹が多く、境内は日差しに溢れていた。

 白木造りの簡素な本殿は、いかにも武蔵野の雰囲気が感じられて好ましい佇まいだ。

 

 狛犬が一対、参道の両脇に置かれていた。

 珍しいことにどちらの狛犬も阿吽定かでない姿形だが、くりっとした目と...そして鼻が印象的、である。

 彫りも深く、また表情も活き活きとしていて、これは良い狛犬だった。

 

 さて参拝を終えたら、本殿右手の奥にある富士塚登拝である。

 写真上・上右で、広い原っぱの奥に茶色の木が3本立っているが、その後ろに、目指す富士塚がある。

 

 

 

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 広場を横切り、「久米川富士」の入り口までやって来た(写真上)。

 説明看板の脇が登山道で、入り口からまず左に折れ、次は右、そして再び左に折れて頂上に至る。

 ここから見るとさほどの大きさには見えないが、高さ7~8㍍、周囲20㍍ほどの大きな富士塚である。

 登山道も急で、雨上がりのこの日は滑りやすく往生した。

 

 

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 その登山道を、写真上・上左から時計回りに頂上まで写してみた。

 一枚目と二枚目の写真は登山道の様子、三枚目は頂上を眺めたところ、最後は頂上の写真である。

 写真中の人物は友人のS君だが、かなり大きな富士塚であることがお分かり頂けると思う。

 

 子細に見物すると、ここは、富士塚とはいうものの、土を盛った小山と同じ状態である。

 登山道にはコンクリートで階段が出来ているが、他にも小径が縦横に通っている。

 おそらく子どもたちの遊び場になっているのだろう。

 山肌の、土の崩落も進んでいて、頂上のケヤキも根がだいぶ剥きだしになっていて危ない。

 

 説明板に寄れば、以前は裾野に風穴を模した洞窟、そして合目石(一合目~九合目までを彫った石柱)があったという。

 解説には「頂上に残っている」と書かれていた、「浅間神社」の石祠もなくなっていた。

 保存状況はかなり厳しいようである。

 

 

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 「久米川富士」の登拝を済ませ、帰り道、隣にあった駐車場から富士塚を眺めた。

 こちらから見る「久米川富士」は、姿形もきれいに残っているように思われる。

 

 戦前までこの地域では、「日立講」「官位講」などの富士講が、ここの富士塚を拠点に活動していたらしい。

 講の名前を記した石碑が残っており、また、山開きの日はこの富士塚でお祭りもあったそうである。

 富士塚は、そういった講の方々によって維持管理されてきたのだから、講自体が衰退してしまえば、山も荒れるのだ。

 残念なことだが...せっかくの貴重な富士塚、東村山市の手による管理保存を期待するしかないようだ。

 

 

 そうそう、富士塚の頂上にはちょっとした囲いが出来ていて、食器やナベなどが置かれていた。

 ...子どもたちが作った秘密基地かもしれない。

 ここ「久米川富士」は、富士塚の役目は終えても、子どもたちの遊び場として貴重な場所なのだろう。

 山の上にある秘密基地、か...そこで遊ぶ子どもたちを想像したら、思わず微笑みが浮かんだ。

 

 

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gop

富士信仰しかり、乳神信仰しかり、
日本人が長く崇めて来た風習が時代と共に変化するのは致し方ない事ですが、
何らかの形で後世に残して頂きたいものです。

で、富士塚巡りと一緒に乳神様巡りも如何でしょう、同じ山繋がりって事で(^^

by gop (2011-02-19 07:44) 

musselwhite

こんにちは。

今回は目つきの鋭い狛犬さんですね!
子供の頃は寺社仏閣の境内は子供の遊び場でしたね。
それを住職も宮司も笑って見守ってくれていました。
いまは、危なくて小さな子供を遊ばせるところが有りませんね。
by musselwhite (2011-02-19 09:03) 

めぎ

そうですか、荒れちゃってる富士塚もあるのですね。
信仰自体が薄れてきている昨今では、維持する人がいなくなって寂れていくお社などもいっぱいあるのでしょうね。
でも、そこが子供たちの遊び場になっていて自由にそこに上ってそこのきっとすがすがしく気持ちのいい空気を吸うことができるのなら、そこにあった祠の神様も喜んでくれているような気がします。
その場所は、姿を変えて生きているんですもの。
by めぎ (2011-02-19 17:48) 

ナツパパ

gucciさん。
nice、ありがとうございました。
富士塚とはミニチュアの富士山で、富士登山に行けない人たちのために作られたものです。
江戸時代に多く作られ、明治~戦前までは、たくさん残ってました。
戦後の高度成長期に壊された富士塚も多いそうで、惜しいことです。
by ナツパパ (2011-02-19 19:45) 

ナツパパ

kurakichiさん。
nice、ありがとうございました。
富士塚は東京区部だけで二〇カ所以上、多摩地区を含めるとおそらく50は優に超える
数が残っていると思われます。
このように以前の面影が薄い富士塚もありますが、それでも大切な文化財と思うんですよね。
by ナツパパ (2011-02-19 19:48) 

ナツパパ

gopさん。
あはは...同じ山繋がり、たしかに。
日本の神社って本当に融通無碍というかファジーというか、何でもありですねえ。
それはたぶん、神社と民衆との間にある敷居が低かったせいじゃ無かろうか、
と思うんですよね。
乳の出が良くなるように、とおっぱいの絵馬、富士山が近くにあったらなあ、とミニチュアの富士塚、
その軽さがとても良いなあ、と思います。
これからもそういう軽さは残って欲しいと思いますねえ。
by ナツパパ (2011-02-19 19:53) 

ナツパパ

musselwhiteさん。
わたしも近所の神社でよく遊びましたねえ。
境内は広い原っぱになっていたので、小学校では鬼ごっこかくれんぼう等々...
中学生になったら、おお、ときめきのデート(笑)
地域と氏神、そうやって子どもの頃から付き合いが出来るんですねえ。
...たしかに、今は公園とか学校の校庭、位になっちゃいましたね。
by ナツパパ (2011-02-19 19:56) 

ナツパパ

ほりけんさん。
nice、ありがとうございました。
東村山など、この地域は富士塚が多く残っています。
今でも富士山がよく見えますから、昔はもっとあちこちで見えたことでしょう。
その富士に憧れつつ富士塚を造り、祀っていたのでしょうね。
by ナツパパ (2011-02-19 20:00) 

ナツパパ

Norryさん。
nice、ありがとうございました。
熊野神社の狛犬は、小さいながら彫りも深く良い狛犬でした。
ただ、阿吽、といって口が開いている&閉じている、の組み合わせが曖昧でしたねえ。
滅多にないのですが...そこがちょっと惜しかったです。
by ナツパパ (2011-02-19 20:03) 

ナツパパ

gookhisaoさん。
nice、ありがとうございました。
富士塚というと、周りを溶岩石で囲ったり、石碑が建っていたりすることが多いのですが、
ここは土が盛ってるだけの小山状態でした。
なので、子どもたちにとっては格好の遊び場なのでしょう。
彼らが作ったであろう小径が縦横に通っていましたねえ。
by ナツパパ (2011-02-19 20:14) 

ナツパパ

soneさん。
nice、ありがとうございました。
訪れた熊野神社は、地域の氏神という割に相当広い境内でした。
半分は広場になっているのですが、サッカーグランドがとれるくらいの広さなんですよね。
この日も何人かの子ども&大人がサッカーの練習をしていましたっけ。
by ナツパパ (2011-02-19 20:17) 

ナツパパ

thisisajinさん。
nice、ありがとうございました。
高さ7~8㍍とはいえ、頂上まで登ってみるとけっこうな高さでした。
回りの家、ほとんど二階建てなんですが、そこより上だったかもしれません。
頂上から見回すと、なかなか良い気分でしたよ。
by ナツパパ (2011-02-19 20:24) 

ナツパパ

ヨタ8さん。
nice、ありがとうございました。
本物の富士山は7月1日が山開き、富士塚でも、それに併せて、同じ日に山開きを
するところが多いんです。
同時にお祭りをして、その日に限って富士塚に入れたり、記念のお札や落雁を販売したり。
富士塚好きにとって、7月1日はワクワクの日なんですよねえ。
by ナツパパ (2011-02-19 20:27) 

ナツパパ

とみっちさん。
nice、ありがとうございました。
この久米川富士山で、30座ほどの富士塚を巡ったことになります。
その30座、どれも一つ一つ違っていて、それぞれユニーク形でした。
富士塚を作った皆さんの思い、それが一つ一つをユニークなものにしているのでしょうね。
by ナツパパ (2011-02-19 20:36) 

ナツパパ

今造ROWINGTEAMさん。
富士塚という名前は、地名にもあるんですよ。
実際富士塚があって、それが壊されてしまってからも地名だけが残るんですね。
マンションの名前、交差点の名前にも富士塚と付いている場所があって、
わたしなどそれを聞くだけでココロがときめきます(笑)
by ナツパパ (2011-02-19 20:38) 

ナツパパ

意馬心猿さん。
nice、ありがとうございました。
江戸時代の皆さん、とくに江戸の皆さんは本当に遊び好きだったんだなあ、と思います。
富士登山は大変流行っていたそうで、当時は甲州街道を大月~富士吉田、そして富士登山、
そのあと江戸まで戻るのですが、たしか六泊くらいで往復しているんですよねえ。
すごい健脚...でもそのスケジュールですと、老人や女性はムリでしょうね。
そこで、富士塚の登場して、富士登山の疑似体験を、となったそうです。
by ナツパパ (2011-02-19 20:45) 

ナツパパ

めぎさん。
富士塚を以前のような姿形で維持保存しようとしたら、回りを塀で囲い、立ち入り禁止に
してしまうのが一番たしかな方法です。
実際そうやっている富士塚もかなりの数あるんですよ。
それはそれで立派なこと、と思いますが、出来れば公開して欲しいなあ、と思うわけでして。
誰でも登れて富士登山の気分、を今の世にも味わえるようにして頂きたい、と思うので。
それで、久米川富士山のような姿になったとしても、それはそれで仕方ないかな、と思います。
子どもたちが目を輝かせて遊んでいるところは、きっと、めぎさんも仰るように、
浅間神社yの神様も笑って許してくれると思うんですよねえ。
by ナツパパ (2011-02-19 20:50) 

manamana

子供が遊ぶのにうってつけなサイズですね。
秘密基地、きっとわくわくして作ったんでしょうね。
by manamana (2011-02-19 21:07) 

hideyuki2007y

東村山まで行ってこられて、いつもながら沢山歩かれてますね。私も見習いたい。ここの狛犬さんは男前ですね。
by hideyuki2007y (2011-02-19 22:56) 

飛狼

全体的に丸っこい狛犬さまですね。
富士塚は、洞窟まであったんですか。パッと見、登るほどでもなさそうですけど、
屋根の位置からすると、結構な高さでしょうか。
by 飛狼 (2011-02-19 23:12) 

ねじまき鳥

御殿は今の市役所と市長の家を兼ねていたようなものなので、半分は役所でした。
by ねじまき鳥 (2011-02-19 23:56) 

gardenwalker

こんばんは
私の実家の近所にある神社にも富士山ありました!
やはりそこで毎日のように遊びましたね~
後世に残してもらいたいと私も思います
by gardenwalker (2011-02-20 01:15) 

まぐろ

秘密基地、ワクワクして
みんなで作った気持ちを思い出しました。
富士山を望むから、富士塚なんですね。
by まぐろ (2011-02-20 02:30) 

リック

子供って何でも遊び場に変えちゃいますね。
富士の神様もニコニコしていることでしょうね^^
by リック (2011-02-20 08:32) 

ナツパパ

manamanaさん。
富士塚を一回りすると、だいたい2~3分くらいでしょうか。
山自体は単純な形なのですが、そのあと付けられた小径が入り組んでいて、
これは子どもたちにはおもしろい所だろうなあ、と思いましたねえ。
頂上に行くと回りからは見え難いので、秘密基地にはもってこいかも(笑)
by ナツパパ (2011-02-20 09:01) 

ナツパパ

MORIHANAさん。
nice、ありがとうございました。
わたしの育った界隈は、原っぱが泣く、あるとすれが畑になっていましたので、
今のように公園の無かった頃は、神社が子どもたちの遊び場でした。
近所の子どもたちが群れて遊んでいましたっけ。
今は公園に行ってもあまり人影を見ず...子どもたちはどこにいるんでしょうねえ。
by ナツパパ (2011-02-20 09:04) 

ナツパパ

MERIさん。
nice、ありがとうございました。
関東の冬は乾いた空気と青空が気持ちいいんですよ。
そこをのんびり散歩するのは本当に愉しいことです。
この日は、富士塚をあと2座、見物しながら散歩をしました。
by ナツパパ (2011-02-20 09:09) 

ナツパパ

hideyuki2007yさん。
この日は、東村山駅から東所沢駅まで散歩しました。
細い道を気の向くままあっちこっち歩きましたので、10~12㎞くらいになったでしょうか。
最後の最後で、河岸段丘を下りて登ってがありまして、ちょっとへばりましたが(笑)
それでも景色を眺めつつ、ヨタ話を飛ばしつつの散歩は良い気分転換になりました。
by ナツパパ (2011-02-20 09:13) 

ナツパパ

ねじまき鳥さん。
あ、そうですよね、たしかに。
出先機関は別にして、武士は御城で勤務が普通ですものね。
この御殿で、様々な人間模様があったのだろうなあ、とつい想像してしまいました。
by ナツパパ (2011-02-20 09:15) 

ナツパパ

飛狼さん。
全体写真のところからは奥行きが上手く撮れなくて...うーむ。
入り口から入ると、意外に大きくまた高さもある富士塚なのでした。
察するに、この地域では富士講が盛んだったのでしょう。
それで、こういった大きな富士塚が、様々な仕掛けも作って、できたのだと思います。
今はただの小山状態なんですが、なんとか維持して頂きたいなあ、と思いますねえ。
by ナツパパ (2011-02-20 09:20) 

ナツパパ

つぼっちさん。
nice、ありがとうございました。
出来ればわたしも、つぼっちさんのブログのように、散歩しつつ景色を撮ってみたいなあ、
と思うんですが、なかなか出来ません。
この日も歩きつつ何枚も写真を撮ってみたのですがね、なにせ関東地方は真っ平らで
どうも同じ景色ばかりになるのが辛いところです。
でも、いつかは、と思っています。
by ナツパパ (2011-02-20 09:27) 

ナツパパ

lomoさん。
nice、ありがとうございました。
子どもの頃遊んだ場所って、今見るとこれが結構狭いんですよねえ。
子どもの頃は広いところだと思っていたのに。
この富士塚で遊んでいる子どもたちはどうなんでしょう。
彼らにはずいぶん広い、そして遊び甲斐のある場所なんじゃ無かろうか、と思うのですがねえ。
by ナツパパ (2011-02-20 09:30) 

akira isida

Google Mapで見ましたが,たしかに広々した公園なんですね.

これだけ歩けば「武蔵野うどん」のカロリーは十分消費できたでしょう.
by akira isida (2011-02-20 11:01) 

YAP

富士塚としては衰退してしまっているのかもしれませんが、子供たちの秘密基地として親しまれているというのは、なんだかうれしく思いました。
最近の子供、特に都会の子供は、秘密基地なんて遊びができる場所があまりないでしょうから。
by YAP (2011-02-20 15:51) 

小肥り

秘密基地。なんだか胸キュンの響き。
懐かしいなあ。作ったなあ。「スタンドバイミー」にも秘密基地出てきた。
夢を追いかけてた少年は明日をも知れぬ爺さんになるのです。
by 小肥り (2011-02-20 15:52) 

山子路爺

今晩は。
子供の秘密基地……懐かしい響きですね。
裏の林の中や、近くの洞穴(炭鉱跡)に作っていました。
都会では出来ない遊びかも。
by 山子路爺 (2011-02-20 19:20) 

ナツパパ

こさぴーさん。
nice、ありがとうございました。
雪を頂いた富士山を見ると、ふと神の存在を感じてしまいます。
今よりもっと富士山が見えたであろう江戸時代、やはり富士山に神を感じる人も多かった
のではないでしょうか。
富士塚の元となる富士山信仰はそのような思いが産んだものなのでしょうね。
by ナツパパ (2011-02-20 19:50) 

ナツパパ

gardenwalkerさん。
おお、ご実家近くにも富士塚がありましたか。
そしてそこで子どもの頃遊んでいらした...なんて贅沢な子ども時代でしょう(笑)
そうなんですよ、富士塚って、子どもの遊び場としてちょうど良い大きさなんですよね。
色々複雑な形や仕掛けもあったりして...未来の子どもたちのためにぜひ残して欲しいものです。
by ナツパパ (2011-02-20 19:55) 

ナツパパ

まぐろさん。
すべての富士塚から富士山が眺められるか、というとそうでもないんですが、
多くのの富士塚から本物の富士山を見ることができます。
今でそうなんですから、江戸時代はもっとよく見えたことでしょうね。

富士塚は富士山に登ることの出来ない、老人や女性のために作られました。
そこに登って富士登山の気持ちになって貰い、併せて浅間様の御利益も頂こうというもの。
富士山の箱庭みたいなものでしょうか、なので、富士山のあれこれを良く再現しています。
by ナツパパ (2011-02-20 19:59) 

ナツパパ

tateichi_mさん。
nice、ありがとうございました。
ネットで探してみると、富士塚を歩いている方の記事が結構あるんです。
中には、神奈川県の富士塚を全部制覇しました、だなんて剛の者も。
先達の皆さんは多いのですが、わたしはマイペースで登っていこうかな、なんて思っています。
by ナツパパ (2011-02-20 20:02) 

ナツパパ

dendenmushiさん。
nice、ありがとうございました。
昔からの街道沿いを歩くと、やはり昔からのものにたくさん出会えます。
建物であったり、石碑であったり...江戸時代から150年、明治が終わって100年と少しですか
その歳月を耐えて残ってきたものには惹きつけられます。
by ナツパパ (2011-02-20 20:11) 

ナツパパ

リックさん。
そうそう、子どもって遊びの天才ですものね。
富士塚のような素材があれば、そこで愉しく遊ぶなんて、それこそお茶の子さいさいでしょう。
その思い出が大人になっても残ってくれればいいなあ、と思いますねえ
by ナツパパ (2011-02-20 20:17) 

ナツパパ

なかせさん。
nice、ありがとうございました。
富士塚という地名を見ていると、富士山からずいぶん離れたところにもあり驚きます。
たとえば、豊橋から渥美半島を伊良湖岬に向かい、岬のすぐ手前にもあるんですよ。
そこから富士山は見えたのか、うーん、ちょっと微妙な場所ではあるんですがねえ。
by ナツパパ (2011-02-20 20:23) 

ナツパパ

ヒロさん。
nice、ありがとうございました。
西武新宿線は、わたしも高校時代お世話になっていた路線です。
以前は一雨5分、とよく言われていました。
雨が降ると必ず遅れるんですよねえ...何回遅刻の危機にあったことでしょう。
息子も今新宿線を使っていまして、状況はあまり変わっていないようですねえ。
by ナツパパ (2011-02-20 20:30) 

ナツパパ

masakingさん。
nice、ありがとうございました。
富士塚を登ると、頂上からの景色が意外に良いのに驚きます。
たとえ住宅に囲まれているような富士塚であっても、実際登ってみると見晴らしが良いんですよ。
その気分の良さが、富士塚登山を続けている原動力なのかもしれませんねえ。
by ナツパパ (2011-02-20 20:39) 

ナツパパ

akira isidaさん。
熊野神社は村社というのでもう少し小さな神社かな、とわたしも思っていたのですが、
境内の広さには驚きました。
サッカーだって野球だって十分出来る広さなんですからねえ。

ここから清瀬、そして東所沢まで歩きました。
けっこう歩き出がありましたが、途中の景色も良く、愉しい散歩になりました。
by ナツパパ (2011-02-20 20:42) 

ナツパパ

YAPさん。
そうなんですよ、今は公園でも学校でも、管理が行き届いていますからねえ。
子どもたちがボール投げをして遊ぶことすら出来ないんですよ、ビックリです。
挙げ句の果て、学校の体力測定でボール投げの記録が低いのは問題だ、なんて。
何かがどこかでおかしくなっているように思えてなりません。
...あ、すみません、つい怒りが出てしまいました。
by ナツパパ (2011-02-20 20:45) 

ナツパパ

小肥りさん。
あ、ありましたねえ、スタンドバイミーに...あれは良い映画でした。
子どもの頃、仲間と秘密基地を作るのはとても良い経験だと思うんですよねえ。
そういうことをしてきた子は、遊び好きで陽気な大人になるはずです。
社会で人気者になるはずです、うん。
by ナツパパ (2011-02-20 20:48) 

ナツパパ

mwainfoさん。
nice、ありがとうございました。
富士塚を見ていると、昔の日本人が持つ、富士山との繋がりの強さを感じます。
それはきっと理屈ではなく、素朴な信仰心からなんだろうなあ、と思うんですよねえ。
心の底から出てくる素朴な心を、理屈で押さえつける愚は避けたいものですね。
ほら、昔から賢しらげな顔で...というじゃないですか、あれはいやですねえ。
by ナツパパ (2011-02-20 20:56) 

ナツパパ

山子路爺さん。
そうですねえ。
残念なことですが、今はもう都会では出来ない遊びでしょうねえ。
でも、仲間とそうやって秘密の場所を持つって、とても愉しいんですよね。
わたしも子どもの頃作りましたっけ。
その仲間とは今でも会いますが、ふと秘密基地の話が出て、思い出話が一気に
吹き出してくるんですよ、不思議なものです。
わたしにとっても忘れられない、愉しい思い出です。
by ナツパパ (2011-02-20 21:01) 

HIROMI

こんばんは。
狛犬さんの口、わたしもどっちも「うん」に見えてしまいました。きっと、腹話術をする狛犬さんなのでしょう。赤ちゃん犬が代わりに「あ」の口をしているのかも???
by HIROMI (2011-02-20 23:00) 

ナツパパ

da-kuraさん。
nice、ありがとうございました。
札幌の、妻の実家では雪が多いときその雪で小山を作ります。
息子や甥姪が小さかった頃は、その山でスキーの練習をしたりソリで遊んでいました。
息子が高2、甥や姪は大学生で、もう小山では遊ばないのですが、義母はせっせと作っているとか。
子どもたちが遊んでいる様子は、良い思い出として残っているのだろう、と思います。
by ナツパパ (2011-02-21 08:41) 

ナツパパ

HIROMIさん。
ね、そう見えるでしょう。
わたしも、阿吽がないなあ、と不思議に思ってしまいました。
そういう狛犬も、捜せばあちこちにあるようですがね、全体から見ると珍しいパターンですね。

>きっと、腹話術をする狛犬さんなのでしょう。
あはは...たしかに!!
HIROMIさんのこのコメントを拝見して、盛大に吹き出しちゃいました(笑)
by ナツパパ (2011-02-21 08:44) 

ナツパパ

甘党大王さん。
nice、ありがとうございました。
久米川富士塚は東村山市の文化財に指定されているんです。
で、よい子は登らないようにしましょう、だなんて看板も、以前は掛かっていたそうです。
でも、看板があっても子どもは守る筈がありませんよねえ。
で、今でも遊び場になっているのだろうと思います。
文化財で塀を作って保存、より遊び場の方が良いかもしれませんね。
by ナツパパ (2011-02-21 08:47) 

ナツパパ

デブデブさん。
nice、ありがとうございました。
このあとあちこちを散歩したのですが、農家の隅に団子屋さんがあったりするんですよ。
休みで買うことは出来なかったのですが、それがすごく面白くて。
ああ、この界隈は和菓子や洋菓子と一緒に団子がおやつなんだなあ、と嬉しかったです。
大きな、醤油だけをつけた団子、出来たてはとても美味しいんですよ。
by ナツパパ (2011-02-21 08:53) 

ヒロ

今度旅行の計画に組み込みます。
by ヒロ (2011-02-21 09:22) 

ナツパパ

ヒロさん。
富士塚でしたら、東京都内各所にありますので、よろしければそちらにもぜひ。
拙ブログ、サイドバーの「山に登ろう」というカテゴリーが富士塚探訪記事なんです。
ご参考になさって下さいね。
by ナツパパ (2011-02-21 21:16) 

ナツパパ

ぼんぼちぼちぼちさん。
nice、ありがとうございました。
子どもって、大人がさあどうぞ、と用意したものではなかなか遊びません。
そして、こうやって遊んだら、と言うことを聞きません。
...なんて素晴らしいんだろう、といつも思うんですよねえ。
自分も子どもだったはずなのに、子どもたちの遊び上手振りにはほとほと感心します。
by ナツパパ (2011-02-21 21:20) 

マンチ軍団

ユニーク顔の狛犬さんに思わず笑ってしまいました。
秘密基地遊び!最初に思いついたのは誰なんだろう~
by マンチ軍団 (2011-02-21 21:46) 

ナツパパ

マンチ軍団さん。
ユニークな顔立ちの狛犬ですね、とくに鼻のあたりが(笑)
コサカイ君と名付けてしまいました(笑)

秘密基地って、わたしも子どもの頃友人と作りましたっけ。
みんなで秘密を共有するって、なんかワクワクするんですよね。
by ナツパパ (2011-02-22 07:50) 

あんこ

郊外とはいえ東京で今でもこんな遊びができるこどもたちは
幸せでしょうね。
多少保存状態が悪くなってもきっと神様もお許しくださるのではないでしょうか。
右側の狛犬さん
昔の農家のおかみさんにこんな人いたよなぁって思わせるようなお顔立ち
ですね。じっとながめているとこちらの顔がまでゆるんでくるようです。
by あんこ (2011-02-22 23:25) 

ナツパパ

あんこさん。
仰る通りだと思います。
文化財として保存するよりも、子どもたちの遊び場としてあり続けて欲しいなあと思います。
時々、東村山市で補修をして頂けると、もっと嬉しいのですが。
得難い場所ですものね。

>昔の農家のおかみさんに...
あはは...いましたねえ、たしかに。
あんこさんのコメントで、思わず吹き出しちゃいました(笑)
by ナツパパ (2011-02-23 13:01) 

ひろころ

秘密基地ってちょっといいですね♪
子供の頃は、私もそういう場所をひそかに持っていたなぁと
懐かしく想い起しました(^^*)
by ひろころ (2011-02-26 11:08) 

ナツパパ

ひろころさん。
あ、わたしもね、友人と秘密基地持ってましたよ。
わたしが住んでいる界隈は、昔は雑木林も多く、そういう場所には事欠きませんでした。
他のグループの秘密基地を覗いたり、覗かれたり...あちこちにありましたっけ。
by ナツパパ (2011-02-26 17:01) 

ナツパパ

e-g-gさん。
nice、ありがとうございました。
神社の境内って、昔は子どもたちの遊び場だったように思います。
近所から色々なグループが集まってきて、みんなで一緒に遊んだり、諍いがあったり...
そうやって近所の子どもたちはお互いを認識していったように思いますねえ。
一緒に遊んだ仲間は、50をとっくに過ぎた今でも、オレおまえの付き合いなんですよ。
by ナツパパ (2011-02-26 17:05) 

ナツパパ

たかちんさん。
nice、ありがとうございました。
ここの富士塚を縦横に走る小径は子どもたちの遊んだあとなのでしょう。
それがじつに愉しそうで、わたしもその小径を走り回りたくなっちゃいました。
雨上がりで道が滑りやすかったのが残念。
それがなかったら、きっと走り回ってましたね、うん(笑)
by ナツパパ (2011-02-28 21:53) 

ナツパパ

alba0101さん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2011-12-01 15:14) 

ジモティー‘70

40年近く前に、よく子供たちでここを駆け回りました。
最近、ワンダージャパンの富士塚特集を見て、ここが実は富士塚だと知りました。(当時は大人も含め誰も判らず、只のボタ山と思われていた)
文中にあった合目石?はその当時に既に無かった(有ればそれが富士だと誰でも分かったはず)が、風穴(防空壕後と言われていた。中に入れた。)や里宮、奥宮等の基本は押さえられていたと思う。
その頃は近所?の犬が散歩途中に鎖から放たれて多数走り回ってたり、自分らも自転車を押し上げて滑り降りる等、だいぶ無茶をしていた記憶もあるので、まあ、現在の荒廃も頷けるのですが、貴重な地域の遺構と知った今は、やはり何とか整備、保存を強く願うものである。
by ジモティー‘70 (2016-11-17 00:18) 

ナツパパ

ジモティー’70さん。
おはようございます。
お返事遅れました。
久米川富士は大きな神社の境内にあって、見つけるのに少し手間取った覚えがあります。
大きな富士塚で驚きました。
訪れたときには姿形がずいぶん変わってしまい、ちょっと残念なことでしたが、
本来は、様々なものが置かれて、立派な富士塚だっただろうなあ、と思います。
それらを維持管理していたのは富士講で、その富士講が活動を止めてしまえば、
富士塚は荒れてしまうのですね。
仰るとおり歴史的にも文化的にも貴重なものですので、公的な機関によって
維持管理していただけると良いなあ、と思います。
今でしたらまだ間に合うように思いますので。
by ナツパパ (2016-11-23 08:21)