包み込む [身のまわり]
9月のことになるが、世田谷区芦花公園にある「世田谷文学館」で「宮脇俊三と鉄道紀行展」があった。
S君と散歩中に偶然その企画を知った。
鉄道好きの端くれとしては、尊敬する大先達の展示会を見逃すことは出来ない。
そこで、予定を変更し、「世田谷文学館」に行くことになった。
展示は、宮脇氏の、中央公論社時代から始まり、その後の作家活動までを網羅した素晴らしいものだった。
宮脇氏による取材の資料やノート、原稿などは綿密を究めていて流石で、思わず見入ってしまう。
満ち足りた思いで会場を辞したら、玄関脇にミュージアムショップが(写真上・上右)。
宮脇氏に因んで、だろうか、鉄道関係の本やおもちゃ、食べ物がたくさん...どれもこれも欲しくなって困った。
ショップの売り場で眺めてたら、文庫本サイズのブックカバーが眼に入った。
なかなか面白いデザインで、ショップの方に聞くと「竹久夢二」の手になるものだとか。
竹久夢二は、世田谷区松原に「少年山荘」というアトリエを構え、制作活動をしていた。
「世田谷文学館」にもゆかりのある作家だったのである。
ところで、わたしは外出の際文庫本を持参するのが習いである。
移動中や時間待ちの間それを読む。
本が手許にないと、どうして過ごそうか、と途方に暮れるほど。
その文庫本、以前は書店の紙製カバーを使っていたが、もったいない気がして止めた。
だからブックカバーは、文庫本と同様に欠かせないアイテムになったのである。
必要に迫られて何種類ものブックカバーを持っているのだが、このカバーのデザインは面白かった。
で、さっそくお買い上げ。
今は、写真上・右のように使っているのだが、手に持って眺めているとリラックスしてくるように感じる。
本の内容とは別だけれど、こうやって気に入ったものが身の回りにあると、暮らしも愉しくなるような気がする。
見応えある企画展でしたね。入場券が切符風なのが良かったです(^^
先日、友人の友人が宮脇さん風な名前の本を出しました。こちらもぜひ。
http://www.ryokojin.co.jp/books/63siberia/siberia.html
谷保天満宮の獅子はこれに似てますね。文化は世界を回る。
http://www3.kcn.ne.jp/~mamama/photo-indonesia/p-0073.htm
by gop (2008-10-04 09:31)
東京のことはよくわかりませんが、
ようかんは大好きです。
by yuki999 (2008-10-04 15:37)
本を読まない私ですが、こんなステキなブックカバーがあったら、それだけで自分でも読める本を探しそうです。
それで、電車の中でちょっとした優越感を持ってかばんから本を取り出したりして。
そんなことを考えてしまいました。
by YAP (2008-10-04 16:16)
お気に入りのブックカバーは確かに粋ですね。
私も本を買うことが多いのですが、最近は妻におりたたみのエコバックもたされてます。これがおばちゃん風情満載で・・・・
by きょうパパ (2008-10-04 16:53)
私もこのブックカバーに惹かれます。前使っていたものを無くしてしまったのでなおさら。電車の中で読んでいる本を知られてしまうと何となく恥ずかしいので、格好のよいカバーが欲しいところです。
by hideyuki2007y (2008-10-04 23:32)
gopさん。
あっ、gopさんもお出でになっていましたか。
仰るとおり見応えのある良い企画展でした。
すっかり堪能しました。
谷保天満宮の例大祭は100年に一度ですか。
見てみたいけれど、あと94年...うーむぅ、息子も無理かもなあ...
孫が出来たら伝えておきますかねえ(笑)
by ナツパパ (2008-10-05 13:36)
yuki999さん。
yuki999さんは大阪にお住まいなのですね。
大阪は食べ物が美味しい上に安い!!わたしにとっては憧れの地です。
阪急ファンでもありますので(笑)
わたしもヨウカン大好きです。
関西のお土産に丁稚羊羹を頂いてとても美味しかった覚えがありますよ。
by ナツパパ (2008-10-05 13:39)
MORIHANAさん。
nice、ありがとうございました。
ソネットブログ、重くなる時がありますねえ。困ります。
このところ調子が良かっただけにちょっと残念。
そろそろ元に戻ってもらいたいところですね。
by ナツパパ (2008-10-05 13:41)
YAPさん。
出先で読む本は、気軽に読める小説が多いんです。
でも、最近電車の中で読むのがちょっと辛くなってきました。
原因は...老眼というヤツで...揺れるところで読むと目が疲れます。
電車の中では眼をつぶっていることも多くなりました。
でも、そのまま寝ちゃうんですよねえ(笑)
by ナツパパ (2008-10-05 13:44)
きょうパパさん。
エコバッグ、スーパーに買い物に行く時など、わたしも持たされていますよ。
ホントにオバちゃん臭いですよね、あれ。
大人のオトコが持てるデザインを...って、無理でしょうかねえ、やっぱり(笑)
by ナツパパ (2008-10-05 13:46)
hideyuki2007yさん。
ブックカバーお褒め下さいましてありがとうございます。
「丸善」や「三省堂」などに行くと、素敵なデザインのブックカバーが置いてあるんです。
つい1枚...でも、値段もピンキリで、高いのは良いお値段なんですよねえ。
そういえば、本屋さんも、以前は黙っていても紙のカバーをかけてくれたのですが、最近は、
「カバーかけますか」とか「どの本にカバーかけますか」って聞かれます。
カバーいらない派の人が増えているのかもしれませんね。
by ナツパパ (2008-10-05 13:52)
男性が持っても違和感のないエコバッグありまっせ!
文庫本ですか、今は何がお薦めですか?
私のお薦めはダン・ブラウンの「天使と悪魔」です。
「ダビンチコード」の前の話で、上中下巻(上下編集もあり)ですが一気に読めてしまう、『寝不足発生装置付』ですが、「ダビンチコード」より私は面白いと思います。
ぜひどうぞ!
by いらちな猛虎はん (2008-10-05 23:07)
お土産だとナメてかかるとアッと驚かされる「都電もなか」
のような例もありますから「玉電ようかん」のお味が非常に気になる
ところであります。
どこかでバラ売りしていないかしら。
ブックカバー どれも素敵ですね。布製でしょうか?
電車の中でこのカバーのかかった文庫を取り出すおじさん…いいと
思います^^v
by あんこ (2008-10-06 02:09)
いらちな猛虎はん さん。
「天使と悪魔」ですか、まだ読んでいないのですが、ダン・ブラウン作ならきっと面白いでしょう。
わたしのお薦めは、ちょっと傾向が違うのですが、樋口有介さんの一連の作品が好きです。
たくさんあるのですが、「木野塚佐平探偵事務所だ」「木野塚佐平の挑戦だ」が面白かったですねえ。
あとは、マイケル・ルイス作「マネーボール」、新城カズマ作「サマー/タイム/トラベラー1.2」
ですかねえ。しかし支離滅裂な選択だなあ(笑)
エコバッグ、今度教えて下さい。
by ナツパパ (2008-10-06 08:33)
あんこさん。
「都電もなか」美味しいですよね、わたしも好きです。
わたしも甘い物が大好きで、とくに餡系が好きなんです。
もなかというと、青森県には「バナナ最中」というものがあります。
青森秋田の地域だけで作られているようですが、なんと11軒が作っています。
拙稿でもその「バナナ最中」を記事にしてみたことがあります。
よろしければご覧になってみて下さい。
http://08091160825.blog.so-net.ne.jp/2008-06-27
by ナツパパ (2008-10-06 08:42)
青いブックカバーがコラージュみたいですてきですね(^^
by KANBE (2008-10-06 13:08)
宮脇俊三さんの本って
何度でも読めるし、途中から読んだりしても
楽しめるんですよねえ。
by かめむし (2008-10-06 19:57)
KANBEさん。
ああ、そうですね、これはコラージュですねえ。
竹久夢二さんのお好きなものを揃えたのだと思いますが、素敵な物が多いですよ。
描かれている女性が、竹久夢二調で、良い雰囲気です。
by ナツパパ (2008-10-07 08:38)
かめむしさん。
仰るとおり、宮脇さんの本は、再読三読しても愉しいですね。
鉄道好きのわたしなど、その都度ワクワクしながら読んでいます。
写真など無くて文章だけなんですが、本当にそこに行き列車に乗った気分になれます。
文章の力、作家の力量なんだと思いますねえ。
by ナツパパ (2008-10-07 08:42)
takemoviesさん。
nice、ありがとうございました。
鎌倉にお出でになったのですね。
夏の喧噪も去って、鎌倉も散歩に良い季節になりましたね。
キンモクセイも咲いているでしょう...行きたいなあ。
by ナツパパ (2008-10-07 08:44)
さっそくバナナ最中の記事を拝見しました☆
バナナカステラは子供の頃によく食べましたが最中なるものが
あるとは…世の中広いですね。
バナナが使われていないのに「バナナ最中」とはカステラと
同じだ(笑) 高級な果物だった時代の名残でしょうか。
青森といえば「たぬきケーキ」を作っているお店が複数あるとか。
深いです、青森。
そして食べてみたい「バナナもなか」
by あんこ (2008-10-08 00:03)
あんこさん。
さっそくご覧下さいまして、ありがとうございます。
バナナの味わいは、例のバナナ味なんですがね(笑)、白餡の具合に各店の特長があるようです。
青森秋田で11店が製造、ということなんですが、一度全部頂いてみたいなあと思うこの頃。
...ああ、わたしのコレクターゴコロがバシバシ刺激されます(笑)
「たぬきケーキ」は知りませんでした。
ホント、奥が深いぞ青森、ですね。
by ナツパパ (2008-10-08 08:34)
whitesoxさん。
nice、ありがとうございました。
お菓子というと、北京で頂いた月餅が忘れられません。
蓮餡があって、それが薄味でとても美味しかったです。
by ナツパパ (2008-10-14 08:32)