寒い夜は [食べもの]
ここ数日、キリッと冷えた空気に冬の匂い...東京にも冬がやって来たようだ。
去年の暖冬から一転して、今年の冬は寒い。
これがいつもの陽気なんだよ、という方もいらっしゃるが、それにしても寒い...と思いませんか。
わたしなどとくに、皮下脂肪がごっそりと無くなってしまったので尚更寒く感じる。
湯船にたっぷり浸かって暖まっても、布団に入るときはブルブル...
そういうときはお燗したお酒を少しだけ飲むといいんだよ
友人のTがそう教えてくれた。
そこで家にある料理用のお酒をくすねて飲んでみた。
ほんの少し...100ccくらい...なるほど身体が温まってなかなかよろしい。
ここ半月ほど、そうやって休むことが、わたしの習慣になった。
で、10日ほど前、Tにお礼かたがた報告の電話をした。
そうしたら、Tが送ってくれたのが上のお酒。
「呉春」という名前の、大阪でつくられているお酒だとか。
「甘くも辛くもなくて、柔らかいお酒ですよ」
Tからの解説にそう書いてあった。
飲んでみると、誠に柔らかい、ほんわりしたお酒である。
下戸のわたしにも優しく、大切に頂くことにした。
でも、飲んでいけば、いくら1回100ccでもお酒はなくなるものである。
Tから貰った「呉春」が少なくなって、デパートなどでこのお酒を探したのだがどこにも売っていなかった。
小さな蔵なので生産量も少ないのだとか。
Tに電話して、「呉春」を売っている酒屋さんを紹介して貰おうとした矢先、大きな箱がやって来た。
送り主はTである。
中身は「呉春」が6本。
そろそろ無くなる頃かと思って...これだけあれば当分大丈夫でしょう。
友の情けが嬉しい歳の暮。
このお酒は、わたしだけがTに感謝しつつ頂こうかと思う。
料理用のお酒が足りないから頂戴、なんていう妻よ...そういうことは止めましょうね。
おまけ 牡丹や芙蓉がいかにもめでたい感じのするラベルですね。
最近の日本酒は、妙に現代的な名前やラベルが多くて、なんだか違和感を憶えてしまいます。
「呉春」のラベルを見ていて、日本酒はこうでなくちゃなあ、なんて...おっ、酔ったかな(笑)。
ただ、100ccでは徳利が使えないのが残念。
せっかく札幌で買ってきたのになあ...
寒い夜は鍋、とか、シチュー…と続くのかと思ったら、
アハハ、一本とられました (^^ゞ
なるほど、ついにナツパパさんは、晩酌をたしなむように
なられたのですねぇ。スゴイッ! niceを10個、いや100個くらい
送りたい気分です。100ccがそのうち、1合になり、2合になり
…いつしか、徳利もしっかりご愛用、とか。
しかし、腹、いや肝臓も身のうち、ゆめゆめ、無理さないませんよう。
細く長く、楽しく、おいしく、たしなんでくださいませね。
このお酒は、飲んだことありません。クラシックで晴れやかなラベルが
本当に良いですね。昔、京都のおばんざい屋さんでいただいた、
加茂鶴という広島のお酒もやわらかな味わいでお勧めです。かの
司馬遼太郎さんも、愛飲されていたようです(店に色紙がありました)
by MORIHANA (2007-12-07 14:36)
呉春、美味しい酒ですね
調理酒に使うなど、本当にもったいないオバケがでますよw
by へろーめ (2007-12-07 14:55)
そんな箱で送られてくるなんて…上戸の小生には羨ましい!
しかし、初めて聞いた銘柄です。 以前国内担当時代、神戸の灘に長期で出張していた際、休みの日は酒蔵巡りをし試飲をしていましたが、これ!という酒になかなか巡り合うことはありませんでした。
その柔らかな飲み口と言うのをこの口で感じてみたいものです。
by 炎遊人 (2007-12-07 15:01)
MORIHANAさん。
晩酌といっても、湯呑みに半分くらいなんですけどね。
それでも、身体が温まって良い具合です。
以前は、それだけ飲んでも、心臓ドキドキで大変だったのですが、体型の変化と同時に
体質も変わってきたのかも知れませんね。
お酒って美味しいものだなあ、と思うこの頃...おーおーいっちょまえにぃ~(笑)
by ナツパパ (2007-12-07 19:54)
へろーめさん。
わたしも、美味しいお酒だと思いました。
大切に味わって頂こうと思っています。
それにしても、広島行きたーい、んで、うえのの「穴子飯」が食べた~~~~~い
...へろーめさんの記事を拝見していて、思わず叫んじゃいました(笑)
by ナツパパ (2007-12-07 19:58)
炎遊人さん。
友人に言わせると、この「呉春」というお酒は、スッキリ辛口、というお酒とは違うのだそうですよ。
今は辛口スッキリが流行だという話ですから、その意味では甘口のお酒かも知れませんね。
わたしのように、千ヨットずつ飲むには、若干甘口の方があっているようです。
一升瓶が6本というのは、わが家始まって以来の出来事で(笑)、まず置き場の確保が大変です。
これだけあったら、わたしなど一冬もっちゃうかもしれません。
いかがでしょう、そのうち試飲なさいませんか。
by ナツパパ (2007-12-07 20:06)
日本酒ですか、いいですね。
『日本酒鍋』って知ってますか?
基本的には寄せ鍋なのですが、
鍋に日本酒を並々と注いで火にかけてアルコールを飛ばします。
その後に具材を入れて・・・と言う感じです。
アルコールを飛ばす時に換気をしっかりしないと、“部屋中で酔っ払い続出!”と言う事になります。
でも美味しいですよ
by 12湾蛇 (2007-12-07 21:04)
呉春とは又贅沢な・・・大阪ってか池田のお酒で一頃騒がれた「越の寒梅」よりずっと幻の酒です。
その割にはあんまり評価されて無くて都内でも普通の居酒屋で置いてたりしてたんですがね。
ワタシが好きなのは「〆張鶴」でこれも近頃は人気が高まり置いてる店が少なくなりました。
所が意外にもビッ〇〇メ〇で普通に売ってたりします。
by うんちく (2007-12-07 22:25)
12湾蛇さん。
日本酒鍋ですか、身体が温まりそうで美味しそうですねえ。
ですが、わが家は下戸揃いなので、食べる前にダウンしそうです。
ノンアルコール日本酒...なんてあるわけ無いか(笑)
寒い夜、どこかで一緒に鍋食べたいですね。
by ナツパパ (2007-12-08 20:31)
うんちくさん。
「呉春」って、そんなに幻のお酒だったんですか。
T君の好意が、また一入感じられました...大切にしなくちゃ。
日本全国、いろいろなお酒があることは愉しいことですね。
ワインはもちろん、ビールだって本場に行けばいろいろな味のものがあると聞きます。
昔から続くお酒の奥深さですね。
by ナツパパ (2007-12-08 20:34)
なぁんだ、ナツパパさん飲めるようになったんですね(笑)。おめでとうございます、じゃぁ日本に帰国の際には是非のみにいきましょう!
それにしてもいい友達ですね、私の友達はみんなのんべなので人にあげる前に自分で飲み尽くしてしまわれそうです、はは。
by こきさんじ (2007-12-08 22:07)
こきさんじさん。
飲めるようになった...といっても100ccですからねえ(笑)
酒飲みの叔父にいわせると、それは、飲むんじゃなくて喉を湿らせているだけ、なんですとか。
でも、飲み会は大好き...その節はぜひお声をかけてくださいね。
by ナツパパ (2007-12-09 17:05)
Krauseさん。
nice、ありがとうございました。
いよいよ寒くなってきましたね。
南京や上海に行っていらしてたんですね。
わたしは年明けから寒い寒い北京です。
by ナツパパ (2007-12-09 17:08)
油断して冬仕度をしていなかったので寒く感じるんだと思っていましたが…。
寝酒に日本酒ですか~!
100が150になり、200になり…徳利が使える日が来るのはすぐですね(笑)
by じゅんぺい (2007-12-11 08:03)
じゅんぺいさん。
毎日というわけでは無いのですが、寝酒を飲んで休むとホンワリとして気持ちが良いです。
実はね、先日手許が狂って(笑)200ccくらいをレンジでお燗する器具に入れちゃったんですよ。
戻せばいいのにそのまま飲んだら...やっぱり全部は無理みたいでした。
当分100ccですねえ...徳利かわいそう。
by ナツパパ (2007-12-11 08:36)