小樽で食べすぎた [旅行中 国内編]
小樽の街は、わたしにとって、大袈裟にいえば「青春の思い出の地」である。
そんな言い方、なんか照れ臭くもあるのだが...
十代後半から十年ほど、わたしはこの街が好きで年に2度は必ず訪れていた。
初めの頃は天狗山にあったユースホステルに、後になってからはホテルに泊まり、街を歩き回ったものである。
その頃のから比べると小樽の街も変わってしまったが、それでも、そこかしこに昔の面影が残っている。
小樽の街をぶらぶらしてみたい...そんな話をしたら、息子がつきあうよと言った。
そこで、博物館から小樽の中心街に戻り、息子と二人ブラブラ歩いてみた...1時間くらいかな。
小樽駅の近くまで戻ってきたら、息子が立ち止まって、こちらを見た。
「ハラへった~」
息子がそう言って、近くの店をじっと見詰める...おおっ、ここは有名なお蕎麦やさん(写真上)。
ちょうど良い、わたしもお腹が空いてきたところだ。
ここに入ろう。
清潔でこざっぱりとした店内...美味しいお蕎麦を食べさせてくれる予感が...
息子はせいろの大盛り、わたしは北海道産そば粉を使った辛みおろし蕎麦...大盛りを。
ここの店には、他地方産のそば粉と北海道産地粉、一つの料理に2種類の蕎麦があった。
北海道産の方が少し高いのだが...うまさは北海道産の方ですね...そう店の方が説明してくれたのだった。
大盛りになると、せいろは2枚重ね、たっぷりとした量に満足し、満腹した。
...と、いつもはここで、ごちそうさま、となるのだが、今回はそれでは済まなかったんであります。
お蕎麦に満足して店を出、前の道を歩いていったら、「叫児楼」という店があった。
ここ「叫児楼(きょうじろう)」こそは、わたしが若かった頃、小樽に来ると毎日一度は通った店である。
街を歩き、疲れるとここに来て、珈琲とスパゲティを食べたものだった。
まだあったのか...というのはお店に失礼な話だが、久しぶりのわたしにはそんな感慨が湧いてきた。
倉を改造して店にしているので、店内は狭い。
狭い階段を3階に上がると、木をふんだんに使った部屋である(写真上)。
長い間使い込まれて、良い感じに古びた内装が、落ち着いた雰囲気を出していた。
板壁に書かれた落書きも昔からだなあ。
ついさっきお蕎麦を食べたばかりなのに、懐かしいスパゲティナポリタンを注文してしまう。
「おとうさん、まだ食べるの。ちょっと食べ過ぎ...歳考えなよ」
息子はそう言うけれど、おとうさんは懐かしいんだ...ほっとけ。
でも、写真のスパゲティ、食べきれなかった...昔はこれくらい軽いものだったんだがなあ。
ホント、歳考えなきゃなぁ...そういえば、あの頃からもう30年以上か...
こんどこそ...ごちそうさまでした
藪半さんに立ち寄られたのですね(^^
いつか、ナツパパさんがお酒が飲めるようになって、
息子さんと一緒に蕎麦屋酒ができるようになると良いですね。
叫児楼さんは、私も学生時代に随分、通いました。
お向かいにあったケーキ屋さん、アップルとどっちに行こうか
随分迷った想い出が。そうそう、近所にロートレックも
移転オープンしているのですが、気づきましたか?
あそこのオネェさんのきれいさも、未だに変わりませんよ。
by MORIHANA (2007-09-03 18:18)
これはまた、いい雰囲気のお店ばかりですね。
ナポリタンも気取っていなくて良い感じ。
by HIROMI (2007-09-03 20:38)
これぞ『正統派のナポリタンスパゲッティ』ではないですか!
北海道に行けばこんなに素晴しいスパッゲッティが食べられるんですね。
これは間違いなく「スパゲッティ」であって決して「パスタ」ではない懐かしさがありますね。
by Rich滅多墓 (2007-09-03 22:12)
はっきり言って
『食べ過ぎ』
です。
しかし、
「何でこんなに食べる時に私を誘わないんですか?」
と言いたくなる位、蕎麦もナポリタンも美味しそうだな~。
by Jack蛋廼 (2007-09-03 22:17)
懐かしいお店というのは、入らずにはいられないですね。
ついつい注文してしまったというのもわかります。
食べすぎには注意しましょうね。
by YAP (2007-09-04 08:08)
MORIHANAさん。
「藪半」さんには、いつかおじゃましてみたかったんです。
でも、あの道にあるとは知りませんでした(笑)息子に感謝です。
美味しいお蕎麦で堪能しました。
>アップルとどっちに行こうっか随分迷った想い出が。
「アップル」さん...懐かしい名前です。
わたしも良く行きました。わたしの場合は、迷わず、それぞれ毎日...でしたが(笑)。
「ロートレック」さん、今回は見つけられませんでした。次回はぜひ!!
by ナツパパ (2007-09-04 08:34)
HIROMIさん。
「藪半」さんのお店は、小樽の旧家(...の内装)を移築したものでした。
店の奥にある蔵作りの部屋や囲炉裏は素敵でした。
次回は、そちらでいただきたく...でも、お酒がダメなので、間が持たないかも(笑)
ナポリタンは、30年前と同じ味わいでした。美味しかったですねえ。
by ナツパパ (2007-09-04 08:37)
Rich滅多墓さん。
正統派のナポリタン...うん、仰るとおりです。
確かに、昔ながらの懐かしい味わいでしたよ。
>これは間違いなく「スパゲッティ」であって決して「パスタ」ではない懐かしさがありますね。
これも、Rich滅多墓さんの仰るとおりだと思います。
パスタとスパゲティは別物ですよね、うん、確かに。
by ナツパパ (2007-09-04 08:41)
Jack蛋廼さん。
ホント、食べ過ぎました。
でも、30年前は、いえ、つい去年くらいまでは、これくらい何ともなかったんですがねえ。
胃が小さくなっちゃったのか...それとも歳か...うーむ。
次回、小樽に行ったときには、さて、わたしはどちらで食べるのでしょう。
迷うことは間違いないなあ(溜息)。
by ナツパパ (2007-09-04 08:44)
YAPさん。
そう、そうなんですよ。
むかし通い詰めた店がそこにあったんですよねえ。
で、息子の制止を振り切って店に入り、更にスパゲティを注文しちゃった、という訳です。
>食べすぎには注意しましょうね。
ホント、仰るとおりですねえ。
わたしの場合、人間ドックで赤信号がいつものことなので...(笑)
by ナツパパ (2007-09-04 08:47)
私も嘗ては『大食い』でした。
回転寿司 『70皿』
食べ放題ピザ 『34ピース(16カット)』
ざる蕎麦 『7枚』
ショートケーキ 『2ホール(20cm)』
食べ放題の焼肉屋 『出入禁止処分(余りにも食べ過ぎたため)』 等々・・・・
今はもう無理ですね
でも、神楽坂の某中華料理店の『100個餃子』には挑戦したいなあ~
by Jack蛋廼 (2007-09-04 20:14)
Jack蛋廼さん。
す、すごい...出入禁止処分...それで体重その他はいかがだったのでしょう。
「大食い」の方って、概して痩せていらっしゃるんですよねえ。
あれが、わたしには納得がいかない、と言うか理不尽、と言うか...うーむ。
100個餃子...各自費用負担覚悟の上でしたら、わたしも乗りますが...
20個がせいぜいでしょうかねえ、今では(溜息)
by ナツパパ (2007-09-05 08:27)
その頃の私は、
体重は「ジャニーズ系」でした。
不思議と大食いしている頃より、大食いを隠退してからの方が太りました。
切り餅『20個』食べた事があります。
正月のお雑煮(元日の朝)『10杯』は親戚一同に呆れられました。
by Jack蛋廼 (2007-09-05 19:56)
Jack蛋廼さん。
太っている人が大食いか、というとそうでもないみたいですね。
太っている=大食い...という人も、そりゃたくさんいらっしゃいますが。
食べることは愉しいのに、量が入らないのは悲しいことです。
餅なんか2個ですよ...今年の元旦は...堕落です。
by ナツパパ (2007-09-06 18:01)
お父さん、確かに食べすぎです!!
でも、食べきれなかった分は息子さんが平らげていたりして…(笑)(笑)
確かにこどもの頃は元旦のお餅は競争で食べていましたね~。
今はもう…食べられないことも多いです(;_;)
by じゅんぺい (2007-09-07 20:31)
じゅんぺいさん。
あははは...ホントにねえ、食べ過ぎました。
息子もお腹いっぱい、と言ってたのですが、残りを片付けてくれました。珍しく親孝行でした(笑)
確かに、子どもの頃は(正確には数年前までは 汗)、わたしも競争してました。
いまはダメ...あ...秋風が身に沁みて...
by ナツパパ (2007-09-08 08:54)