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「紅の豚」のオマケ [身のまわり]

 

 神保町にある「書泉(しょせん)」は、新刊本を扱う本屋である。

 正式には、「書泉グランデ」と言うそうで、名前の通り大きな建物だ。

 三省堂、東京堂と並んで、神保町の3大書店といった感じだな。

 

 この「書泉」の6階は、交通関係の書籍類が充実している。

 

 鉄道、船、飛行機、クルマ、と言った具合で、マニアックな本がずらりと並んでいて、

 好きな者にはたまらない場所である。

 わたしも動く物が好きなので、神保町に行ったときは、ここに寄ることにしている。

 先日も覗いてみたら、飛行機の本の売り場に、段ボールにくるまれた本が置いてあった。

 

 

 

 

見れば「飛行艇時代」と書いてある。 

 

 この「飛行艇時代」は、宮崎駿監督作品 「紅の豚」 の原作である。

 マンガ、と言うか、宮崎氏手書きのイラストで、ごく短い物語だ。

 ストーリーは、映画とほぼ同じ。 全部で15ページ、3部構成である。

 1990年、当時宮崎氏が連載していた「雑想ノート」の№14から№16として掲載された。

 

 「飛行艇時代」という本自体は、既に何年も前jから出版されていて、わたしも持っている。

 だがよく見ると、 「増補改訂版」 とあり、もっとよく見ると、オマケつき、と書いてあった。

 わたしは、オマケが大好きだ。 子どもの頃は、グリコの熱烈なファンであった。

 

 そして、そのオマケと言うのが、

 「紅の豚」主人公ポルコ・ロッソ氏が乗る飛行艇の模型

 と書いてあるではないか。

 

 売り場には1つしか残っていなかった。

 

 わたしは箱をつかみ、レジに向かった。  2800円。  買っちゃったのである。

 

 

 

 帰宅して箱を開ければ、上の写真のような中身が入っていた。

 本では、宮崎駿氏が、心の内にあるヒコーキ好きの蘊蓄を、ここを限りと大いに語っている。

 

 この人、ホントにヒコーキが好きなんだなあ。

 

 「紅の豚」は、宮崎氏にとっては、趣味と仕事が一緒になって、更にお釣りが来るくらいの

 映画だったんじゃないだろうか。

 乗り物好きには、愉しくてワクワクしてくる本だ。

 

 

 

 ところで、オマケである。

 上の写真右側にあるプラモデルがそれで、組み立てなければならない。

 わたしが子どもの頃はプラモデルの全盛期で、様々なプラモデルが店に溢れていた。

 プラモ作りは、わたしの得意とするところであって、よく作ったものである。

 その時を思い出して、と思ったがどうもいけない。

 

 まず老眼である。

 細かいパーツや部品同士の接合部がよく見えない。

 ぼんやり滲んだ眼で作っても失敗は目に見えている。

 

 つぎは、手先の衰えだ。

 流石に震えはしないけれど、細かいパーツを掴んで、大きな部品に付けるのがシンドイ。

 

 嗚呼、ああ、わたしは、もはやプラモデルも作れないのか‥‥

 

 

 神も仏もないのか

 

 

 いや、実は、神様はいらっしゃるのである。

 

 わたしの近くにセミプロ級のプラモデル作りがいらっしゃるのだ。

 ただ、その方は、子どもが通う小学校の副校長先生なのである。

 副校長先生に、「プラモデル、作ってくれませんか」、それはいくらなんでもマズいよなあ。

 それで、今はお願いを自粛しているんだけどね。

 うーん、なんか作ってもらう良い方法はないか、と虎視眈々と狙っているところなんである。


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KANBE

宮崎駿監督のアニメは家族みんなが好きです。
紅の豚は娘と主人が面白いねと言ってます。
原作があったんですね。読んでみたいです。
by KANBE (2005-11-15 22:57) 

ともママ

宮崎監督のアニメ好きです わが家はとなりのトトロからのファンです ナツパパさんも飛行機お好きなんですね ひょっとしたらオタクさんなんですか??
by ともママ (2005-11-16 10:28) 

ナツパパ

へー八郎さん。
nice!、ありがとうございました。
ブログ、お休み中なのですね。復帰をお待ちしております。
by ナツパパ (2005-11-16 18:24) 

ナツパパ

KANBEさん。
「紅の豚」がお好きでしたら、ご覧になっても面白いと思います。
他にも「紅の豚」の撮影裏話、も載っていますよ。
by ナツパパ (2005-11-16 19:37) 

ナツパパ

ともママさん。
ヒコーキは好きですが、うーん、オタクかなあ。
自分ではそんな自覚、無いんですけれど‥‥。
でも、おタッキーな人たち、どなたも自覚を持ってないそうですね。
ということは、わたしの、ひょっとしたら‥‥
by ナツパパ (2005-11-16 19:39) 

12湾騨

紅の豚のポルコ・ロッソ氏ってかっこいいですよね。
あの飛行機もかっこいいですよね。
アニメに登場したクラシックタイプの飛行機では
1.ポルコ・ロッソ氏の愛用機
2.キャプテンハーロックの「我が青春のアルカディア」に登場した『メッサーシュミット』(確かハーロックとトチローの先祖が一緒に乗っていた戦闘機)
この2機が好きなんです。
プラモデルって最近作ってないな。
子供の頃は戦艦とか戦車とか作っては爆竹で少し傷をつけて(被弾跡を作るんです)飾ってました。
私は開封せずに取って置いてお宝になるのを待つことをお奨めします。
by 12湾騨 (2005-11-16 23:34) 

ナツパパ

12湾騨さん。
「紅の豚」、大好きなんですよ。
主人公やまわりのキャラクターも面白いですよね。
妙にきれい事になっていないストーリーも良いと思います。

12湾騨さんも、プラモデル世代でしたか。
被弾跡を作って飾る、っていうの、凝っててなかなか良いですね。
by ナツパパ (2005-11-17 17:34) 

12湾騨

『被弾跡を作る』方法、
1.爆竹を手にもって火をつける
2.狙いを定める
3.狙った箇所の少し上で破裂するように導火線の具合を見ながら落と  す
4.失敗した時は手元で爆竹が破裂したり、プラモデルに当ってから破  裂すると、自分にもプラモデルにもダメージが大きいので注意する。
以上の事を踏まえて、
『「紅の豚」主人公ポルコ・ロッソ氏が乗る飛行艇の模型』
を作成した上で実践練習しましょう。
力不足ながら、お手伝いします。
by 12湾騨 (2005-11-18 18:20) 

ナツパパ

12湾騨さん。
なんだか、救急車がとんできそうな感じですねえ。
飛行艇の前に、何か別のプラモデルを作って実験するのも面白いかも知れません。
その時は、爆竹、取扱って下さいますよね。 お願いしますね。
by ナツパパ (2005-11-18 19:26) 

12湾騨

何事も「習うより慣れろ」ですよ。
御自分で実践した事が身に付くんです。
爆竹の取り扱いと言う事は買ってくればよろしいのですよね。
後の事はちゃんとレクチャーします。
練習には戦車が向いています。
by 12湾騨 (2005-11-19 20:37) 

ナツパパ

12湾騨さん。
どこかでアトラクションにやってみましょうか。
その節は、介添え役でお願いしますね。

でも、その前に、プラモデルが作れないんですね、老眼で。
拡大鏡を何とかしなくっちゃ。
by ナツパパ (2005-11-20 15:00)