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札幌「青玄洞」の器たち [器を愉しむ]

 

 札幌には裏参道という名前の道路がある。

 西20丁目から西27丁目まで、大通りと平行して南側を走っている道である。

 20年ほど前からか、この道に綺麗で洒落た店が並ぶようになった。

 洋服、生活雑貨など、他では手に入らないような品物を扱う店が多かった。

 

 その裏参道の中程に、器の店「青玄洞(せいげんどう)」があった。

 

 

日常の生活に即した食器を作る、そんな作家の作品が並んでいる店だった。

 

 どれも使い易く、また、生活に心地よいアクセントとなるような器が置いてあった。

 

 だが、いつの頃か店が無くなってしまったのである。

 

 ところで、わたしの好きなブログに「暮らしという旅」というブログがある。

 MORIHANAさんという方が書いていらっしゃるのだが、綺麗な写真と丹念な文章で、

 実に良質なブログなのである。

 わたしは、新しい記事を楽しみに、毎日このブログを訪れる。

 

 「暮らしという旅」  http://blog.so-net.ne.jp/morihana-life/

 

 このブログに、「青楓舎(せいふうしゃ)」の記事が載ったことがあった。

 それを拝見してわたしは、失礼を顧みずMORIHANAさんに「青玄洞」の事を伺ったのだった。

 MORIHANAさんは親切にも、すぐに「青玄洞」の場所を教えて下さった。

 

 それで今回、わたしたち夫婦は、久しぶりに「青玄洞」に行けることになった。

 

 

 

 裏参道から近いところに「青玄洞」はあった。なつかしい看板の文字があった。

 

 

 中にはいると、前の店より広いスペースに、いろいろな器が並んでいた。

 瀬戸、有田、その他日本各地の、食器を作る作家の作品がある。

 

 同時に、北海道内で作陶活動をしている作家の作品も、多く置いてあった。

 

 

 

 妻とわたしは、店内をあちこち歩き回り、何やら相談をしつつ、食器を選んだ。

 「青玄洞」でわたしたちが手に入れた食器、その中から2つほど写真を載せてみようと思う。

 

 

 

 中尾万作さん作の白磁小鉢である。 直径15センチほどの大きさだ。

 見込みの「千客万来」の文字が面白いね。

 ふだん便利に使えそう、と夫婦で意見が一致した。

 

 

 

 加藤 委(かとう つぶさ)さん作の青白磁マグカップ。

 わたしは、マグカップフリークで、面白い形のマグカップがあると、つい欲しくなってしまう。

 写真ではうまく再現できなかったのだが、青味がかった白磁がとても綺麗だ。

 

 どの器も、わたしたち家族の日常を愉しくしてくれるものだと思う。

 小さな事だけれど、そんな日常の、そんな愉しみを大切にしたいと思う。


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コメント 5

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Fです

君にこんな趣味があったとは知らなかった。
by Fです (2005-10-26 23:02) 

MORIHANA

ナツパパさん、TBと拙blogについての素敵なご紹介をありがとうございました。
青玄洞で楽しいひと時を過ごされたようですね(^^
よかったです。 中尾万作さんの小鉢と加藤委さんのカップ、良いです。
両名とも、ワタクシも大好きな作家さんで、いくつか、食器棚にあります。
特に中尾さんのは日常の器として活躍しています。陶器の温かみを持った
磁器で、とても丈夫です。 末永くご愛用くださいね。
by MORIHANA (2005-10-27 09:36) 

gillman

お見舞いありがとうございました
残念ながら、昨日チャーは逝ってしまいました
とても悲しい気持ちで一杯です
by gillman (2005-10-27 12:46) 

ナツパパ

Fさん。
結婚してからこうなりました。妻の影響だと思います。
by ナツパパ (2005-10-27 19:24) 

ナツパパ

MORIHANAさん。
その節は、ご紹介をありがとうございました。
「青玄洞」では、欲しい器がたくさんありました。でも、そんなに買えませんし。
これからの楽しみにすることにしました。
「青楓舎」も行きまして、こちらも愉しめました。
おかげさまで、札幌での楽しみが、また1つ増えました。
by ナツパパ (2005-10-27 19:27)