年齢詐称疑惑...なのか [狛犬さん見物]
さて、話はずいぶん前のことに戻るのだけれど...
4月中旬、友人のS君と横浜市金沢付近を散歩したときのことを続けたいと思う。
その日は、今から見ると暑くも寒くもない陽気の一日で、海に近い金沢付近を歩いていると実に気持ちよかった。
金沢八景金沢文庫、と二つの駅にまたがる金沢の街は、賑やかな街である。
そして、東京湾船運の湊町、また横須賀街道の宿駅、として古くから栄えた街。
旧横須賀街道沿いには寺社も多く並び、古くから続く街特有の、落ち着いた雰囲気を醸し出しいているのだった。
写真上は、その中の一つ「龍華寺」で、きれいに整えられた境内には、牡丹を始め多くの花が咲き誇っていた。
春一色の景色は、今でも記憶の中で素敵な思い出である。
春景色の中、旧街道沿いに散歩をしていくと、金沢文庫の別名で名高い「称名寺」への分岐路が現れた。
その分岐路の、ちょうど3角地に、目指す「金沢八幡神社」がある。
さして広からぬ境内ながら、芽吹き始めたケヤキの若葉が何とも清々しい。
さて、「金沢八幡神社」は、金沢地域の総鎮守として、格式の高い神社である。
創建年代は不明ながら、延慶元(1309)年の文書にその名前が出ているので、この頃には神社があったのだろう。
また、旧街道から「称名寺」への分岐路にあるのは、金沢北条氏の氏寺だった「称名寺」との関わりからではないか、
とする説もある。
なぜなら、「金沢八幡神社」は、鎌倉時代には、「称名寺」同様に金沢北条氏の信仰が篤かった神社なので。
分岐路のところに石造りの鳥居が立ち、そこから、意外に長い参道が本殿に続いていた。
若葉の中をゆっくり歩いていき、まずは参拝。
本殿の脇に狛犬が一対置かれていた。
活き活きと豊かな表情の顔立ちと躍動感のある姿、そして深い彫り。
これは第一級の狛犬と思う。
阿吽双方とも足下に珠を置き、片足をあげたその姿が、像に動きを与えているように感じた。
阿吽形共に、表情が豊かなことに驚く。
また、大きく特徴的な歯も含めて、意志の強さを感じさせる造形である。
吽形の鼻先に欠損が見られるのが惜しまれるものの、全体的な魅力は失われていない。
台座に掘られた文字を見ると、この狛犬は元禄16(1703)年11月に出来上がったようである。
元禄というと、狛犬としては初期になり、同時代に作られた狛犬を見ても、ここまで表現の豊かな狛犬は希有である。
この前に訪れた「杉田八幡神社」の狛犬を見ていただくと、お分かりいただけるかもしれない。
大変に珍しい狛犬、ということができるだろう。
ところで、元禄16年11月、というと、野島崎沖を震源とした震度8超の地震が起こった記録がある。
九十九里相模灘、そして鎌倉に津波が押し寄せ、鎌倉は八幡宮の下まで津波が来たそうだ。
さらに、小田原城本丸と天守が崩れ、三浦半島でも、ここ金沢地区を含めて壊滅的な被害を受けた。
この狛犬は、奇しくも、大地震大津波と同年同月の竣工...被害はなかったのだろうか。
このことから、以下の説を唱えるのは、狛犬研究の先達、山田敏春氏である。
元禄16年に作られた初代の狛犬は地震か津波で破損してしまい、後日、改めてその2代目を作り直したのが、
現在見ることのできる狛犬ではないか。
そして、2代目の台座には、寄進者と狛犬にとって大切な奉納日を、元のまま元禄16年として彫ったのではあるまいか。
愛知県の狛犬にそういう例がある...と、氏は述べている。
現在の狛犬の、出来映えを見ると、わたしなど、その説に頷いてしまうところが多いようである。
さてさて真相や如何に。
証明する手段はなさそうなのだが...ところで、これって年齢詐称?...
...若くじゃなくてお年の方に、でも、やはり詐称といわれちゃうのだろうか。
ここの狛犬は、ちょっと納得がいかないのではなかろうか、と同情してしまうのだけれど。
なかなか表情豊かな狛犬さんですね!
しかも吽形の方が珠というのも珍しい気がします。
年齢詐称、石から調べるって訳にも行かないでしょうし、どうなんでしょうね・・・???
by アルマ (2014-05-30 09:46)
300年以上経っているにしては、風化が少ないような。。。
珠の模様まで残っていることを考えると、
私は山田氏の説に1票かな(^^;)
いつ作られたものであっても、年齢詐称(笑)であっても、
この狛犬さんの魅力に変わりはありませんけどね(^^)
by aloha (2014-05-30 12:21)
獅子舞の御獅子に似ていますね。
浦賀の叶神社の隠れ子狛犬が大好き!
by hanamura (2014-05-30 14:55)
龍華寺の鮮やかな牡丹がきれいですね〜。
今頃はピンクの花に変わって、新緑が美しいことでしょう(^^)
表情豊かで味のある狛犬さん、
ちょっと出っ歯・・・かな?(笑)
by あおたけ (2014-05-30 15:24)
杉田八幡神社の狛犬さんと比べると彫りが全く異なりますね。
作った人に多少依るとはいえ、同じ時代のものとは考えられず。
地震や津波で大事にしていた狛犬さんが失われた時の気持ちを考えると、
2代目さんに込められた思いがとても強いんだなと感じます。
何事もなく、このままずっとここにおられるといいですね^^。
by Inatimy (2014-05-30 19:18)
男前な感じの狛犬ですね!
僕も見習いたいです(笑)
by ちくわ (2014-05-30 22:44)
狛犬ですね~~
ナツパパさんといえば狛犬~~
by sevensea-south (2014-05-30 23:32)
良い所へ行かれましたね、羨ましい♪
そして実に見事な表情をしていますね、素晴らしいです。
by リック (2014-05-31 06:10)
タイトルを見てどういうことかと読んでみれば...
真実や如何に?
by YAP (2014-05-31 07:12)
金澤文庫の独身寮で3年間すんでましたが、湘南・鎌倉ばかりに目が向いていて近くにこういう雰囲気のある場所があるとはまったく知りませんでした!
by arail206 (2014-05-31 22:18)
狛犬の表情があうばらしいですよ。
眉毛や鼻や、ひとつひとつの部材が大きくて大胆。
一瞬ピカソを連想いたしましたよ。
鎌倉あたり相模湾、大きな津波が来たらひとたまりもないでしょうね。
我が家は内陸のせいか平らなようですが海抜80米あるそうです。
by 小肥り (2014-06-01 11:40)
これまた、個性的な狛犬さんですね~(^^)
私は、珠がサッカーボールに、見えてしまいました。
by 小梅姉 (2014-06-01 15:57)
大きな前歯が個性的ですね。
犬歯がないようですが……草食だったのかな( ´艸`)
山田敏春氏の説、なるほどと納得がいきますが、初代の奉納日を刻むと同時に
どこか目立たないところにひっそりとでいいから2代目の制作年などを残しておいてほしいですね。
by hatsune (2014-06-01 16:36)
同じく神奈川、こちらの狛犬さんも波乱に満ちた犬?生だった様です。
http://www15.plala.or.jp/timebox/top/06komainugoya/kitiroku/densetu.html
by gop (2014-06-01 18:30)
こんにちは。
狛犬さんの由来から次第にアカデミックさに溢れた内容になっていますね…m(_ _)m
by musselwhite (2014-06-01 22:03)
こんばんは
確かに300年も400年も誰一人生きてないですからねー
なんかけど、左右の狛犬君の彫の深さが違うような気もしますが・・・
真実は如何に? でもそこがロマンでしょうか。
by gardenwalker (2014-06-01 22:20)
狛犬さんは年齢は、お年寄りほどいいのかな
姿形で年代の推測が、できるようですね
土台なその当時のものとかでしょうか、
でも、作称出会っても狛犬を大事に思った気持に変わりはないですよね
by engrid (2014-06-02 18:00)
文庫、以前3年ほど住んでいました(^-^)
まだ八景島がただの空き地だった頃。
今だと、海の公園南口の真ん前あたりだけど、当時はなかったから
マリンタワー横のバイト先まで、横浜からバスで大変でした。
夕方になると、称名寺の鐘が聞こえてきましたよ♪
毎日金沢八幡神社の裏を通って、駅まで歩いてました。
文庫は、小田和正さんの地元で、駅前商店街の小田薬局が実家です。
by でんさん (2014-06-03 00:35)
勇ましいような、でもよく見るとちょっとユニークなお顔ですね。
年齢詐称?でも、そういう事情であれば納得です!
by じゅんぺい (2014-06-03 07:11)
金沢区は何度か訪れたことがありますが、
歴史のある街だったのですね。
あまり気付かずに終わってしまい、
勿体無いことをしたと感じてしまいました。
by つぼっち (2014-06-04 00:05)
八幡宮まで津波が来たというのは、すごいですねえ・・・
いつまたそういうことがあるかも知れないと思うと、毎日大事に生きておかなくちゃ。
狛犬さんのように作り直してもらえる体でもないですしねえ。
by めぎ (2014-06-04 05:52)
アルマさん。
そうなんですよね、こればかりは狛犬に聞くわけにもいかず...でして(笑)
ただ、この狛犬の姿形は、明らかに元禄時代以降のものと思いますので、
山田氏のご意見に頷いてしまうところ大なんです。
製作年代は謎ですけれど、姿形にはとても魅了されました。
by ナツパパ (2014-06-05 05:57)
alohaさん。
>いつ作られたものであっても、年齢詐称(笑)であっても、
>この狛犬さんの魅力に変わりはありませんけどね(^^)
あ、たしかのそうですよね。
全体的な姿形も、表情も、素晴らしい狛犬だなあ、と思います。
石材も良いものを使っているのでしょう。
目の瞳もくっきりと残っていて、それが、この狛犬の表情を生き生きとさせていました。
思わず見入ってしまいましたっけ。
by ナツパパ (2014-06-05 06:00)
hanamuraさん。
>浦賀の叶神社の隠れ子狛犬が大好き!
あ、わたしも大好きです。
塀に隠れて、なかなか見つからないところなんかしゃれてますものねえ。
それを見つけられたときのうれしさは格別でしたっけ。
先日テレビで浦賀のあれこれをやっていて、叶神社も出たのですが、
狛犬は出てきませんでした。
惜しいなあ、と思いましたっけ。
...あ、金沢八幡神社の狛犬から話がそれちゃいました。
この狛犬もまた素敵な出来映え、でしょう...好きな狛犬になりました。
by ナツパパ (2014-06-05 06:03)
あおたけさん。
>表情豊かで味のある狛犬さん、
>ちょっと出っ歯・・・かな?(笑)
そうなんですよね、ちょっと出っ歯...ですよね。
わたし、狛犬を見ていて、つい、歯のところを触ったりしちゃいましたもの(笑)
その感じがまた、豊かな表情につながってるように思いましたっけ。
...で、冒頭の八重桜...花より葉が先...ちょっと引っかけちゃったりして(笑)
by ナツパパ (2014-06-05 06:07)
Inatimyさん。
そうなんです、双方の狛犬を見ると、これは明らかに作られた年代が違いますよね。
わたしも、Inatimyさんのご意見に賛成です。
災害で破損してしまった狛犬...おそらく神社本殿も無事ではなかったでしょうし、
なにより金沢の街、港もまた大変な被害だったのでは...と思います。
狛犬の製作は、おそらく最後になったことでしょう。
ですので、もし初代の狛犬が破損していたとしたら、2代目の製作はずいぶん後だったのでは、
と思いますねえ。
2代目が出来上がったとき、氏子のみなさんの喜びは如何ばかりだったことでしょう。
元禄の文字には、そういった様々な思いが込められているように思います。
by ナツパパ (2014-06-05 06:13)
ちくわさん。
あ、わたしも見習いたいです(笑)
快活な表情はいかにも男性的な雰囲気ですよね。
農村というより、港町に似合いの姿形だなあ、と思います。
とくに阿形の表情は、破顔一笑、という言葉にぴったりですね。
by ナツパパ (2014-06-05 06:16)
sevensea-southさん。
>ナツパパさんといえば狛犬~~
あ、おそれいります。
友人と一緒に狛犬見物を続け、ずいぶんあちこちに行きました。
それで思うのは、狛犬って本当に千差万別だなあ、ということです。
威風堂々のものから脱力しちゃう姿まで、見ていて飽きません。
by ナツパパ (2014-06-05 06:19)
リックさん。
新杉田から始まって金沢まで、この界隈はほとんどはじめてでしたが、
魅力一杯の土地で、とても愉しい散歩になりました。
歩いてみるものだなあ、と思いましたねえ。
散歩がまた好きになったように思います。
...が、ここにきてこの暑さ...散歩は厳しいなあ、とつい軟弱になってしまうナツパパです。
by ナツパパ (2014-06-05 06:22)
YAPさん。
>真実や如何に?
今回はずいぶん四角い文章になってしまいましたが、たしかに真相や如何に?、
って思いますよねえ。
神社に文書か記録が残っていればいいのですけれど。
創建年代も不明な点を考えると、細々したところはたとえば元禄の災害時に
消失してしまったのかもしれませんね。
他の神社の例を見ると、狛犬奉納の日時ってあまり残っていないですので、
これは推理で行くしかないかなあ、と思いますねえ。
わたしとしては、山田氏の2代目説に一票、としたいところです。
by ナツパパ (2014-06-05 06:29)
arail206さん。
あ、arail206さん、金沢文庫にお住まいだったのですね。
この散歩の折、金沢文庫の街も歩きましたが、良いところでした。
駅前の庶民的な賑わいと、昔からの街の雰囲気、そして山側の新しい住宅地、
それぞれが微妙に違っていて、街に奥行きが感じられましたっけ。
そこここに古いものが残っているのもまた良いものだなあ、と思いましたねえ。
>湘南・鎌倉ばかりに目が向いていて
あ、わたしだって若い頃でしたら、狛犬より湘南ですよ、うん(笑)
金沢文庫のロケーションでしたら、毎週末行っちゃいましたね、きっと。
by ナツパパ (2014-06-05 06:34)
tochiさん。
やってみよう♪さん。
MORIHANAさん。
くぼたんさん。
きゅーさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-05 06:35)
ぼんさん さん。
sugoimonoさん。
ちょんまげ侍金四郎さん。
okin-02さん。
メルシオさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-05 06:37)
ma2ma2さん。
馬爺さん さん。
ソニックマイヅルさん。
ブラザー★ボブさん。
北海道大好き人間さん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-05 06:40)
ゆうくん さん。
茶の間おやじさん。
macharunさん。
みちさん。
ryo1216さん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-05 06:41)
yohtamboさん。
hideyuki2007yさん。
LoveBeerさん。
yayu-changさん。
Ujiki,oOさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-05 06:43)
GGIさん。
myumyuさん。
song4uさん。
oink!さん。
comomonさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-05 06:45)
小肥りさん。
>鎌倉あたり相模湾、大きな津波が来たらひとたまりもないでしょうね。
三浦半島は内陸部にはいると山が多く、高低差がありますので、津波の影響は沿岸部に
とどまるかも知れませんが、湘南地域は厳しそうですよね。
以前、江ノ島の展望灯台から藤沢方面を見たとき、全く平坦だったことを思い出しました。
東日本大震災クラスの津波がきた場合、これは大変なことになるやも知れません。
元禄の災害では、鎌倉以西はとりわけ大変な被害だったことと思いますねえ。
by ナツパパ (2014-06-05 06:50)
小梅姉さん。
この狛犬の表情は、明らかに人のものですよねえ。
見ていて親しみを感じるのは、その点もあるかも知れません。
犬を見るときの可愛らしさや親しみとは別のように感じます。
>私は、珠がサッカーボールに、見えてしまいました。
おおっ、サッカーボール!!
いよいよですよねえ、ワールドカップ...ワクワクします。
日本代表がんばれ...ってテレビにかじりついてしまいそうですよ。
by ナツパパ (2014-06-05 06:54)
hatsuneさん。
>大きな前歯が個性的ですね。
>犬歯がないようですが……草食だったのかな( ´艸`)
あはは...そうそう、草食系狛犬...だったのかなぁ。
この表情は肉食系に見えますが、それは仮の姿だったのかも(笑)
この大きな歯はとにかく印象的ですものね。
わたし見ていて最初に触ってしまいましたもの。
なめらかで良い手触り...虫歯はなさそうでしたよ(笑)
by ナツパパ (2014-06-05 06:58)
gopさん。
おおっ、コメントでいただいた狛犬、大きくて立派です。
これはぜひ一度行ってみなくちゃ。
それにしても、波乱丈ぶりは、金沢八幡神社の狛犬の比じゃないですねえ。
上には上があるものなのだなあ(絶句)
洲崎大神の狛犬は、先日中央卸売市場に行った後見物しました。
そういう由緒があったのですねえ。
なお一層、熊野神社に行ってみたくなりました。
by ナツパパ (2014-06-05 07:03)
musselwhiteさん。
いつもは友人と二人お気楽な散歩なのですが、そして、実際散歩の時は
お気楽にやっていたのですけれど、狛犬の由緒を調べていくうち、こうなってしまいました。
一つの文字からいろいろなことが分かっていくものなのですね。
そうやって調べていく先達のみなさんの研究考察があって、わたしたちも狛犬について
あれこれ知ることが出来るように思います。
ありがたいことだなあ、と思いますねえ。
by ナツパパ (2014-06-05 07:06)
gardenwalkerさん。
神社に記録が残っていると良いんですけれど...どうなのかなあ。
それがあれば、この疑惑はすぐに解消なんですがねえ。
この狛犬について調べた山田氏に、そういう報告がないのですから、
記録は残っていない、と見たほうがいいのでしょうね。
それにしても、山田氏の調査の綿密なこと、これはもう学問の世界だなあ、と思います。
お気楽な狛犬見物ばかりのナツパパですが、先達のみなさんの研究は本当にありがたいです。
by ナツパパ (2014-06-05 08:41)
engridさん。
狛犬は野外に置かれているので、雨風による摩耗や劣化は避けられません。
劣化が進んでしまった狛犬は、新しいものと交換されるのが習いでした。
神道はとくに、新しいもの清浄なものに対する意識が強いですから(...遷宮みたいに)、
古くなり破損してしまった狛犬は廃棄もしくは神社の隅で朽ち果てることになるのですね。
なので、狛犬好きにとって、古い時代の狛犬は、貴重なのだと思います。
長い年月元気で過ごしてきた姿には、とくに敬愛の念を感じますねえ。
by ナツパパ (2014-06-05 08:47)
でんさん さん。
金沢文庫の街って、庶民的な雰囲気がとても魅力的でした。
駅前の賑やかさ、そして私鉄駅特有の感じも良かったなあ。
駅は大きくて、車庫もあって、人が多かったですから、通勤時間は混雑するのでしょうね。
たしかに、文庫から京急で横浜、そこからバス、ですとけっこう時間がかかりますよねえ。
わたし、元町界隈には高校生の頃から行っているのですけれど、けっこう不便なところでした。
今は地下鉄も出来て便利になりました。
...けど、街の雰囲気も変わってしまい、ちょっと残念です。
by ナツパパ (2014-06-05 08:52)
じゅんぺいさん。
>勇ましいような、でもよく見るとちょっとユニークなお顔ですね。
歯がね...歯がとても印象的な顔ですよね。
でも、その歯のおかげで、快活な表情にもなっているようで、
そこは石工さんのウデなのかなあ、と思います。
姿形も躍動感がありますし、これは第一級の狛犬、と思いました。
by ナツパパ (2014-06-05 08:55)
つぼっちさん。
鎌倉時代に遡ると、この界隈は金沢北条氏の本拠地でもあったようで、
とても栄えた街だったのだろう、と思います。
時代が下がると、東京湾の漁業や舟運の港町として、やはり栄えた街だったのだと思いますねえ。
江戸期はとくに、船を使う大量輸送が充実していましたから、港町の豊かさはたいしたものでした。
東京湾沿いの港町には、それぞれとても素晴らしい神社があります。
豊かな街にして出来たこと、といえそうですね。
by ナツパパ (2014-06-05 08:58)
めぎさん。
このときの大津波では、関東地域、とくに海岸部で甚大な被害があったと記録にあります。
うろ覚えで恐縮なのですが、長谷の大仏もこのときに大きな被害を受けていたのではなかったかしら。
八幡宮まで津波がきたのでは、鎌倉の街は全滅に近い状態だったことでしょう。
東日本大震災の津波の画像を思い出すにつけ、津波の恐ろしさに身震いする思いです。
直下型の地震では津波は起こらないそうですが、うーん、でもそっちも怖いしなあ。
起こらないのが一番なのですが、いずれは...なんでしょうねえ。
by ナツパパ (2014-06-05 09:03)
kurakichiさん。
saruさん。
Hiloyanさん。
ティナちゃん さん。
いっぷくさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-05 09:04)
月夜のうずのしゅげさん。
足立sunnyさん。
ken_jpさん。
amoさん。
くまらさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-05 09:05)
nicolasさん。
yamさん。
今造ROWINGTEAMさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-05 09:06)
金沢には去年の冬に行きましたが・・
いいところですよね~
今度は冬以外の季節に行ってみたいです。
by なかせ (2014-06-05 11:31)
狛犬研究ですか、人其々興味の対象は千差万別ですね。
確かに狛犬は奥が深くて面白しろそうです(*゚▽゚)ノ
by johncomeback (2014-06-05 13:11)
ほんと躍動感がありますね。
ナツパパさんのブログで狛犬の面白さを知って以来、沖縄に行ってもいちいちシーサーをまじまじと眺めてしまいます。友人は何が面白いのかと怪訝そうにしていますが、面白いです。
by gillman (2014-06-05 15:03)
ナツパパさん おはようございます。
地震は元禄16年11月23日(1703年12月31日)の午前2時頃に発生したそうですね。確かに狛犬にも元禄十六年癸未十一月吉日と書かれています。施主の思いが込められた狛犬だったのですね。
狛犬と言えは大阪天神さんの狛犬テンちゃんが登場していた時代劇「銀二貫」は昨日が最終回でした。
by SORI (2014-06-06 05:48)
なかせさん。
ホント良いところですよね。
四季それぞれに魅力がある街ですので、
ぜひそれぞれにお出でになってみて下さいまし。
それをぜひブログで!!
楽しみにしています。
by ナツパパ (2014-06-06 11:37)
johncomebackさん。
狛犬が好きで、その研究をしているみなさんの文書を拝見すると、
狛犬の来歴から始まって歴史、そして分類まで、じつに丹念な研究調査を
なさっておられます。
わたしなど、これはもう「狛犬学」といっても良いのではないかなあ、と思うほどでなんですよ。
趣味の一番素晴らしいところ、のように思いますねえ。
by ナツパパ (2014-06-06 11:40)
gillmanさん。
狛犬に興味をお持ち下さいまして、本当にありがとうございます。
gillmanさんのコメント、とても嬉しく拝見しました。
この狛犬は姿形といい表情といい、第一級のものと思います。
元禄時代の製作、ということは恐らくないでしょうが、江戸時代の作であることは間違いなく、
100年以上たぶん200年ほどの年月を感じさせない魅力があるなあ、と思いいますねえ。
by ナツパパ (2014-06-06 11:43)
SORIさん。
元禄16年の地震は大変大きなものだったようですね。
関東一円で被害が甚大で、その被害から立ち直るまで、相当な時間がかかったと思います。
金沢地域でも、まず住居、そして港や街道...という順序で復興していったことでしょう。
寺社仏閣の立て直しは復興の後半であったでしょうし、狛犬はさらにその後...
恐らく復興がほぼ終わった段階でのことでは無かろうか、と推測します。
もし、初代の狛犬が破損していたとしたら、2代目の建立はずいぶん後だったことでしょうね。
でもそれだけ、狛犬が出来上がったときの、氏子のみなさんの喜びは大きかった
のではないでしょうか。
この狛犬の躍動感あふれた姿は、復興の済んだ地域のみなさんの気持ちそのもの、
とするのは考えすぎでしょうか。
by ナツパパ (2014-06-06 11:50)
nikiさん。
arashiさん。
sora_pさん。
nachicさん。
さらまわしさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-06 11:52)
enosanさん。
U3さん。
シルフさん。
hirosanさん。
旅爺さん さん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-06 11:54)
ねじまき鳥さん。
のっぽさん さん。
ダイとクロさん。
ともちさん。
(。・_・。)2Kさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-06 11:55)
ぼんぼちぼちぼちさん。
sabuchanさん。
minsukeさん。
suzuran6さん。
ffmlさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-06 11:57)
aokenさん。
空のRayさん。
フジトモさん。
snoritaさん。
めいさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-06 11:58)
SIMGさん。
司馬亮さん。
No14Ruggermanさん。
桃杏さん。
ハマコウさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-06 12:00)
げいなうさん。
me-coさん。
vivianeさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-06 12:01)
れもんさん。
Santaさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-08 05:37)
furuさん。
ネオ・アッキーさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-09 09:21)
隊長さん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-10 09:46)
miataさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-12 10:13)
pop.jamさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-18 06:45)
古代オリエント諸国では、神や王など聖なる者の守護神として、ライオンを用いる傾向がありますね。あのスフィンクスもそのひとつですよね。
狛犬の歴史は調べますと奈良時代に唐から獅子として伝わって、そのうちなぜか狛犬に変わったみたいです。
京都府京丹後市の金刀比羅神社の境内社には狛犬ならぬ狛猫像が置かれ、阿吽の配置も左右逆となっていますよ。これも魔除けかなあ?
by NO NAME (2014-06-20 14:26)
NO NAMEさん。
狛犬の起源については、先達の研究を読みますと、諸説あるようですが、
古代オリエントのライオン像が発祥、という説が有力のようですねえ。
そのライオン像が中国に伝わって、さらに我が国へ、となったのでしょう。
中国の獅子像を見ると、姿形に厳密な約束があるとようで、ほぼ同じなのですが、
我が国では千差万別の姿形...そのファジーさは、いかにも日本だなあ、と思ったりもします。
狛猫というのもまた、そのファジーさの現れなのでしょうねえ。
by ナツパパ (2014-06-22 03:37)
山子路爺さん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-06-23 08:20)