毎月のたのしみ [食べもの]
この夏が過ぎる頃から、毎月一回の楽しみが北海道からやって来るようになった。
それは、「ラ・ベルコンフィチュール・マサコ」という店のコンフィチュール(フランス語でジャムのこと)である。
マサコさんという方が、真狩村でコンフィチュールを作っている。
今夏、わたしたちは北海道旅行の途中真狩村に寄り、マサコさんのコンフィチュールを初めて手に入れたのだった。
食べてみると、とても美味しいコンフィチュールだった。
今では朝ご飯がパン食の時は欠かせない存在である。
ここのコンフィチュール、作るのはマサコさん一人だから量は出来ないので、毎月一回決められた日から販売をする。
その日は、店のHPで予告されるのだが、忘れないように注意しなければならない。
何故なら、この店のコンフィチュールは、売り出した日かたいてい翌日までには売り切れてしまうから。
12月は17日が販売日で、その日に注文して送って貰った。
宅急便で、上のような箱に入ってやって来る...心がときめく一瞬である。
マサコさんの作るコンフィチュールは面白い。
それは、意表を突いた組み合わせのコンフィチュールがあるから。
たとえば...「プルーンと薔薇の花びら」「リンゴとリュバーブ」「マルメロと柑橘類」「イチジクと黒砂糖とクルミ」
「洋梨とチョコレート」「イチジクとポルト酒とオレンジ」「うめとバジル」「青トマトとオレンジとシナモン」
...ざっと見ただけでもこれだけの組み合わせである。
毎回その組み合わせが楽しみで、どういう味だろう、と興味津々でフタを開けることになる。
毎回コンフィチュールと一緒に送られてくるのが、解説のペーパー。
上の写真がそれだが、ご覧のように懇切な説明が書かれている。
そのままパンに塗るだけではなく、料理やソースの素材として使ったり、というようなヒントがあって面白い。
青トマトとオレンジとシナモンのジャムは、たしかにサラダのドレッシングにピッタリだった。
料理の幅が広がって面白い...と妻がいう。
いろいろあって毎朝がたのしみ...とわたしは思う。
お店は、1月はお休みだそうだが、2月は柑橘系のコンフィチュールになるのだとか。
わが家一同、今からワクワクしているところなのである。
この丁寧な解説を見ると、どれだけこのジャムが心を込めてしっかりと作られたかがわかりますね。
それだけの価値を示すおいしさなのでしょうね。
by YAP (2007-12-29 19:31)
おいしそうだなぁ
「青トマトと…」一体どんな味なんだろう
by gillman (2007-12-29 23:26)
YAPさん。
解説書を読んでいると、作り手の思いが本当によく分かるんです。
だから、こちらも大切にしよう、なんて思うんですよね。
面白い組み合わせのジャムが多いんですが、決して奇を衒った組み合わせではなくて、
それぞれ美味しかったですよ。
もちろん、ノーマルな(笑)ジャムも作っています。
by ナツパパ (2007-12-30 20:05)
gillmanさん。
わたしなどには想像もつかない組み合わせのジャムがあったりするのですが、
でも、食べてみると、ふーん、と納得できました。
青トマトと...のジャムは、青トマト、と言う野菜ではなくて、完熟ちょっと前のトマトを
使っているのだそうです。
青臭いわけではないのですが、やはりトマトの味が前面に出ていました。
パンに塗っても美味しかったですよ。
ぶどう、リンゴ、といった、単一材料のジャムも作っていて、それらも美味しいんですよ。
さて、わたし、1月2日からまた中国です。
今回は、gillmanさんもおいでになった廬溝橋と抗日博物館に行く予定です。
いろいろ考える旅になりそうです。
by ナツパパ (2007-12-30 20:15)
シンプルなだけにおいしそうですね。私はブルーチーズやウォッシュタイプのソフトチーズにこういうジャムをつけるのが好きです。
ナツパパさん中国好きですねぇ、またおいしい中華三昧の旅なのでしょうか???
by こきさんじ (2007-12-31 09:38)
こきさんじさん。
ジャムの愉しみかたっていろいろあるんですよね。
わたしは専らパンに塗って食べるだけでしたけれど、マサコさんの提案で教えて貰いました。
こきさんじさんのチーズと一緒に、と言うのも美味しそう...今度試してみましょう。
そうです。今回も中華三昧です。
帰国後に着られる服があるのか、ナツパパ(笑)
by ナツパパ (2007-12-31 09:51)