目パッチリの眼力が魅力だ 夏・北海道旅行記 その4 [狛犬さん見物]
さて、帯広に一泊して翌日となった。
この日は札幌泊まりなので、できれば日のあるうちに札幌に着きたい。
...とは思うのだけれど、久しぶりの帯広そして十勝には行きたい場所が多くて...
そこを訪ねて歩いたら、昼はとっくに過ぎてそろそろ3時か、という案配になってしまった。
まだ行きたいところはあるけれど、札幌に向かおうか、ということになった。
だがしかし、わたしには寄りたい場所があと一つあるのだ。
その場所は、帯広市内から道東道のインターチェンジに行く途中にある...そこに寄っていきたい。
で、やって来たのは、帯広市内から十勝川を渡り、音更の街から少し外れた場所である。
音更は、最近帯広のベッドタウンとして発展著しく、住宅街が広がっていてびっくり。
でも、わたしたちが訪れたこの場所は、まだ畑が広がって、以前の風景が残っているのだった。
陰と陽とをつなぐ [記憶に残っていること]
写真上は、島根県松江市の国宝松江城天守閣。
今から50年ほど前に旅行した時に写したもので、その威容は今も変わらずにあることがめでたい。
この時の旅行先に松江を選んだのは、高校の修学旅行先が松江で、もう一度訪ねてみたい、と思ったから。
そして、松江から出雲をつなぐ一畑電鉄に乗って見たかったから。
一畑電鉄に乗り松江市内を歩いて目的を達して、さて、これから広島に行こう、という計画だった。
中国地方の、日本海側・瀬戸内側、それぞれの街をつなぐ線路と列車が、50年前には何本もあった。
当時は山陽山陰という呼び方で、そこをつなぐ列車は「陰陽連絡」と呼ばれていたのだった。
そのうち、松江から広島まで、急行「ちどり」が直通していて、この時はそれに乗って広島に行く予定だった。