ヘルシンキ市内を観光した 【欧州道楽旅 北欧編 その14】 [旅行中 海外編]
昼食が済んで、わたしたちツアーの一行は再びバスに乗って移動である。
ヘルシンキの旧市内は狭いので、バスはすぐに目的地近くに着いた。
そこからは、10分くらい歩かなくてはならない。
年代を感じさせるビルを見ながら、やや上り坂の道を歩くと、目的地に着いた(写真上)。
ここは、「テンペリアウキオ教会」といって、フィンランド福音ルター派の教会。
もともとこの地にあった大岩をくり抜き、そのまま教会として、1969年に完成した。
内部はフィンランド建築デザインの白眉ともいえるもので、観光地としても人気が高い。
T字路の先に、低く蹲るような入口が見える。
それは、とてもその先に教会があるとは思えない、ユニークな姿だった。
ヘルシンキ交通事情 【欧州道楽旅 北欧編 その15】 [旅行中 海外編]
さて、一夜が明けて、いよいよ旅行最終日となってしまった。
泊まったホテルは、ヘルシンキ旧市街にはあるものの、中心部からは少し離れている。
写真上がホテルの全景で、小雨交じりのどんよりとした風景は、いかにも北国の雰囲気が感じられた。
ところで、この日は日曜日である。
欧州の日曜日といえば、店はほぼ休みで、店内の見物も買い物もできない。
...なんということ...
ただ、フィンランドでは、日曜日に対する規制が近年緩和され、店を開けても良いようになった。
それでも多くの店は、夏季を除いて日曜日はお休みで、開店するとしても、昼からである。
わたしたちはこの日、午後1時に空港に向けてバスに乗らなければならない。
そろそろ絶望的になって来たけれど、この日はクリスマス直前の日曜日...
...本来は休みの店も開店することがあるよ、とホテルの方が言う。
そうでしたか...と、少しだけ希望が出てきた。
ムーミン再び 【欧州道楽旅 北欧編 その16】 [旅行中 海外編]
ヘルシンキ中央駅の周りは、旧市街の中心部で、繁華街である。
大きなデパートやマリメッコなど有名な店舗が並んでいる。
当然のこと、ここには人も集まり、賑やかな地域...であるのだが、あいにく日曜日。
多くの店舗は休みで、デパートを含め少数の店は、午後からの営業なのだった。
それでもガイド本で探してみると、午前10時ころから開く店もある。
ヘルシンキで行きたかった店もそのうちの一つで、日曜日でも午前9時からの営業とある。
やれ嬉しや、と夫婦してそこに向かうことにした。
写真上は中央駅近くの目抜き通りで、賑やかな商店と広い歩道...ぶらぶらと歩いたら愉しそうではないか。
これで平日だったらなあ。
おしまいおしまい 【欧州道楽旅 北欧編 その17】 [旅行中 海外編]
「ムーミンカフェ」でゆっくりして、店を出たらすでに昼近い時間である。
旧市街にいられる時間はもうほとんどないのだった。
そこで、買い物及びウィンドウショッピングはすっぱりと諦め、旧市街を少し歩くことにした。
まずは港に行ってみよう。
旧市街のこの区域はコンパクトで、「ムーミンカフェ」から港まで、歩いても5~6分である。
雨が本格的になってきて、空は暗いけれど、それもまた旅情というものではなかろうか。
港には、2隻のフェリーボートが見えた。
5万トンを超える、これらの船は、エストニアのタリン、もしくはスウェーデンのストックホルムの航路用。
ヘルシンキ、サンクトペテルブルグを最奥として、バルト海は中世以来船運が盛んだった。
その名残が今に残っているものか...乗ってみたいなあ、いつか。
市電保存館に行ってみた [記憶に残っていること]
3年前の某日、友人のS君と出かけたのは、神奈川県横浜市にある「横浜市電保存館」だった。
JR横浜線磯子駅からバスで10分ほどか、滝頭という場所にある。
市電があった頃には、ここは滝頭工場といって、市電車両の製造や維持補修を担当していた。
その広大な跡地は今、市営バスの車庫と市営住宅になっている。
訪れた日は夏の盛りで、写真で見ると真っ青な空が気持ちよさそうだけれど、とてつもない暑さだった。
ここまで来ただけでへばってしまったオヤジ2人なのだった。
写真上の「保存館ホール」脇の道を入ると、先には市営住宅が見え、目指す保存館はその1階部分にある。
やれやれ...保存館自体は屋内だから熱中症にはならないだろう...と思う。