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宿酔いの松山 [記憶に残っていること]





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 さて、冒頭の写真は愛媛県松山市の松山城跡から眺めたものである。

 いまから50年ほど前の松山市内と、左隅に小さく、松山市の市内電車が写っている。

 ...ウッとこみあげてくる、ナニモノカを必死に抑えながら撮った写真だ。





 大学を卒業した春先のことで、普通なら就職し新入社員として旅行なんかできないはず、なのだけれど...

 ...わたしは大学院に進学することが決まっていて、大学院の授業開始までの期間に旅行をしたのだった。




 それで、広島で街と市内電車を愉しんで、それから愛媛県の松山に移動した。

 当時も、広島宇品港と松山観光港の間には航路があって、急ぎには水中翼船、のんびりと旅を愉しみたければフェリーを使えた。

 もちろんわたしはフェリーに乗って、瀬戸内海の景色を眺めつつ...2時間だったかで、無事松山観光港に着いたのだった。






 ちょうどその時、大学時代の同級生で、同じく大学院への進学を決めていたJが故郷の松山に帰省していた。

 Jとは親しく付き合ってきたので、広島に旅行するといったら松山に来いよ、と誘われたのだった。

 気楽な一人旅、誘われるままにわたしは松山を訪れることにした。




 Jの実家は松山市内にあって、とりあえずひと晩泊めてもらうことになり、そして晩ごはんとなる。

 卓上には様々な料理とそして眼を剥くほどのビールと酒が林立しているのだった。

 Jが酒好きで大酒呑みとは知っていたが、彼の両親そして兄弟もそろって大酒呑みとは想定外だった。




 ...あとは寝るだけだからゆっくりやりましょう...Jご一家は実に愉しそうにぐいぐいと酒を開けていく。

 当時もほぼ下戸の身であったのに、これも一宿一飯の恩義、と、料理を食べ酒を呑み...大声で歓談し歌を唄い...

 わたしは前後不覚になってそのまま寝床に倒れ込んだのだった。...そして翌日午前中は動くこともできぬほどの宿酔...

 ...なんということ。







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 昼過ぎ、Jの家を辞して松山市内の観光に出かけることにした...ううう、まだ目がまわっているんだ。

 まずは松山城に登り市内を眺める...すると、市内電車がお城を囲むように走っているのだった。

 見ると、お城の北側の、住宅地にひっそりと単線の市内電車が走っていて、それがどうにも魅力的に思えた。







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 松山城から下りて、城から見えた単線の市内電車を見に行った。

 松山城を囲むようして走る単線の市内電車は、環状線と名付けられた路線で、住宅の間の狭い隙間を縫って走っている。

 狭いところから、ひょっこり現れる電車の様子が面白く、わたしは環状線に沿ってずいぶん歩いては写真を撮ったのだった。

 上・上の写真は以前記事に乗せたものだが、環状線の様子がよくわかるものなので再録してみた。







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 狭いところに無理やり作られたような駅もまた魅力的である。

 上の写真、電車は奥に走っているので、左側のホームでは下りた客がいて、右のホームではやってくる電車を待つ客がいる。







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 少し広いところでは交換設備があって、そこで電車が行き合うようになっている。

 全線単線の環状線では、こういった駅がないと、運行本数を確保できないのだろう。







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 しばらく歩いて...ようやく酒気も抜けてたどり着いたのは、古町駅。

 広い構内には車庫も併設されていて、ここでは、市内電車と郊外への鉄道線が同じ駅に並んでした。

 いかにも年季を重ねたホームと駅上屋の様子が好ましく、同じように使い込まれた古い電車もまた、駅の様子に似合いなのだった。




 ...今ではどうなっているのだろう...近代的なホームそして建物に替わっているのだろうか。

 単線でありながら、頻繁な間隔でやってくる電車には相当数の乗客が乗っており、地元の足として根付いていることが分かった。







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 古町駅から、環状線は国鉄松山駅方面に線路が伸びている。

 そちらに行くためには、伊予鉄高浜線の線路を横切っていかなければならない。

 ...どうやって...回答は、そのまま横切って、であった。




 数両編成の鉄道が走る本線を市内電車が平面で交差する光景は、おそらくここ松山でしか見ることが出来ないだろう。

 その様子を眺められただけでも、松山に来た甲斐があったように思えたのだった。






 午後松山市内を歩いて酒気が抜けたところでJの家に戻った。

 「毎日家の飯じゃ飽きるから今晩は飲みに行こう」とJとJの父親そして兄弟が誘う。

 ...結果は前日夜の再現...いや、Jの家まで千鳥足で酔眼で必死に帰る大変さ...

 ...あと一日いたら確実に身体を壊す...わたしはその翌日、宿酔いをこらえ、松山から国鉄で帰京することにした。




 Jとは今でも付き合いがある...があの時は呑んだなあ、という話にならないのは、Jの一家には普通のことだったからだろう。

 以降、松山と聞くと宿酔いの記憶がよみがえり、訪れることなく50年がたってしまった。

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お散歩爺

松山には2回行きました。城に上がって周りを見渡して
あまりの大きい街に驚いたものでした。レトロな写真がいいですね。
親切なお友達が居て酒を飲み交わす事が出来ていいですね。
by お散歩爺 (2022-10-02 10:12) 

yam

懐かしい写真の数々ありがとうございました。撮られた時期よりほんの少し前ですが、当時市内の萱町に住んでいました。
伊予鉄道の路面電車がコトコト走る光景が鮮明に蘇りました。
by yam (2022-10-02 10:12) 

(。・_・。)2k

こうやって古い写真を見れるって良いですね
もっと前から撮っておけば良かったと写真を初めてから思いました

by (。・_・。)2k (2022-10-02 11:52) 

ぼんぼちぼちぼち

路面電車に市内電車、い〜い趣きでやすなあ。
のどかさが伝わってきやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2022-10-02 12:08) 

ナツパパ

お散歩爺さん。
わたしの感覚では、松山の街の真ん中にむっくりと城山があって、お城の建物が残っていて、
ああ、こここそが城下町だなあ、と思ったことを覚えています。
江戸時代を通しての城下町という雰囲気が街のあちこちに残っているようで、それも素敵でした。
そんなに惹かれた街なのに、この時以来ご無沙汰です。
友人は、また来いよ、と誘ってくれるのですがねえ...うーむ。
by ナツパパ (2022-10-02 12:47) 

ナツパパ

yamさん。
松山は街を歩いていても、静かでおっとりとしていてとてもいい街でした。
市駅とか大街道と繁華街はとても賑やかでしたが、そこを歩いていても愉しかったです。
町のどこからもお城が眺められ、ああこれが城下町なんだなあ、と思いましたっけ。
「春やむかし十五万石の城下かな」でしたっけ、そのままの街に思えました。
by ナツパパ (2022-10-02 12:50) 

ナツパパ

(。・_・。)2kさん。
高校生の頃から撮りためたフィルム写真を、一昨年でしたか、頑張ってスキャンして、
ほぼすべてのフィルム画像をデジタルに変換しました。
そうして、PCのディスプレイで眺める画像は懐かしく、また一枚の写真から
いろいろ湧き上がってくる思い出とか思いの多さに驚いています。
今回も、松山でのあれこれが、不意に、たくさん思い出されて、その感情を客観化するのに、
けっこう時間がかかりました...いやな思い出があったわけではないのですが、なぜかな?
by ナツパパ (2022-10-02 12:54) 

ナツパパ

ぼんぼちぼちぼちさん。
市内電車が走る街って、どこかのんびりしていて穏やかで、わたし大好きなんです。
1970年代の少し前から、自動車の通行に邪魔と言って、各都市の市内電車が廃止となりました。
市内電車は地上を走りますし、停車場も頻繁にありますから、高齢者子どもに優しい乗り物です。
残しておいてくれたらなあ、と今でもそう思いますし、残っている市内電車には手厚い保護を
お願いしたいなあ、と思うんですよねえ。
by ナツパパ (2022-10-02 12:57) 

ぼんさん

松山へは2回訪れましたが、今年も行く予定があります。今でも市電が健在その雰囲気が好きです(^_^)
by ぼんさん (2022-10-02 14:48) 

めぎ

これは、次回の記事は「という訳で行ってきました!」となる予定なんですよね?予告ってことですよね〜?
昔から写真を撮っていたら、どんなに良かったかしら。今こうやって見て、色々楽しめますね。どれも懐かしい雰囲気。素敵です。
by めぎ (2022-10-02 16:00) 

ナツパパ

ぼんさん さん。
50年ほど前に一度訪ねたきりなんですが、松山には好印象が残っています。
最近動画で、松山に旅行された方の様子などを見ても、やはりいい街に思えます。
...行きたいなあ、と思いつつ、なかなか行けないのは、わたしたち夫婦が北への指向が強いからで、
それでなかなか西への旅行が出来ないからなんですよねえ。
先日訪れた山口県への旅行だって、以前から行きたいと思いつつやっと出かけた次第ですし。
飛行機の便を予約しホテルを取ってしまえば...と、旅心が疼きます。
by ナツパパ (2022-10-02 16:15) 

ナツパパ

めぎさん。
>これは、次回の記事は「という訳で行ってきました!」となる予定なんですよね?予告ってことですよね〜?
ううう...そうであったらどれほど愉しいことでしょう(涙)
残念なことに、我が家は年末まで出かける機会はなさそうで、昨年11月に訪れた札幌からも、
今年はお呼びがかからないようです...うーむ、残念。
松山の記事は、今年わたしが出た大学で卒業年次の「ホームカミングデー」があり、
そこで久しぶりにJ君と合うので、そのことに触発されてのこと、なんですよねえ。
期待させちゃってごめんなさい...でもいつかは、と狙っているところなんですよねえ。
by ナツパパ (2022-10-02 16:19) 

ma2ma2

松山は市電と伊予鉄が大手町でダイヤモンドクロスしますね。

by ma2ma2 (2022-10-02 16:28) 

YAP

環状線で単線ということで、一方通行の路線なのかと思って読むと、駅では複線になって行き違っているということなので、どちら向きにも走ってるんですね。
これはダイヤの管理というか設定というか、専門用語があるのでしょうが、運航時刻表を作るの難しそうですね。
線路を横切る線路というのも、こんなのがあるんですね。
by YAP (2022-10-02 16:47) 

英ちゃん

松山は未踏の地です(;・∀・)
てゆーか、四国全体が未踏の地なんだけどね(^_^;)
しかし、路面電車いいね!
昔の都電もこんな感じだったみたいですが、私が物心ついた頃にはもぅ荒川線しか残ってませんでした(;^ω^)
何時かは四国にも行きたいと思ってましたが、昨今の物価高で行けそうもなくなりました(^▽^;)
by 英ちゃん (2022-10-02 16:51) 

gop

四国西側の方は普通に一升瓶^^ 飲まれますからね。
高知友人の結婚式では普通に鏡開き^^ があってベロベロにされました。
その後ご友人とは^^?

伊予鉄、今も大きく変わってません、古町駅はバリアフリー化されて綺麗になりましたが。
狭いところに無理やり作られた駅は平和通一丁目かな。ここも変わらないですね。
https://www.homemate-research-station.com/dtl/46000000000000007493/

by gop (2022-10-02 17:35) 

ナツパパ

ma2ma2さん。
そうそう、そうなんですよね。
古町駅での交差の他にも、大手町駅で、道路上の市内電車と鉄道線が直交していて、
その様子はとても魅力的、このときは行ってなかったのが残念です。
機会があって松山に出かけることが出来たら、その時はぜひとも見に行きたいです。
松山宇和島...うーん、行きたいなあ。
by ナツパパ (2022-10-02 19:13) 

ナツパパ

YAPさん。
すみません、これはわたしの説明不足だったのですが、環状線全体が単線ではなくて、お城の北側、
城北線と呼ばれる部分だけが単線で、あとのお城南側はバリバリの幹線で複線なのでした。
城北線はJR松山駅前停車場から平和通一丁目駅までがそうなんですが、途中11の停車場があるうち、
4つの停車場に行き違い設備があります...それだけの行き違いが無いとダイヤが維持できないくらい、
頻繁な運転をしているのでしょうから、乗客も多いのだと思いますねえ。
by ナツパパ (2022-10-02 19:21) 

ナツパパ

英ちゃん さん。
松山には空港もあるのですが、これが驚くほど市街地から近いんだそうです。
松山在住の友人は簡単に行けてとても便利だよ、と言いますねえ。
東京ですと、羽田空港まで、クルマだったら首都高速の渋滞を考えつつ行かなくちゃなりませんし、
それが嫌だったら電車ですから、旅の荷物を持ちつつはクルマよりもずっと面倒です。
松山の街中には市内電車も走っていて、真ん中にはお城、なんだか羨ましくなるようなロケーションです。
by ナツパパ (2022-10-02 19:26) 

ナツパパ

gopさん。
記事の友人とは、大学院を出てからも付き合いが続いていて、もう50年以上になります。
友人は結局故郷に戻り、そこで家業を継いで今でも一線で頑張っています。
大酒呑みは相変わらず、とのことですが、もういい年なんだから減らせばいいのに、って思うんですがねえ。
こればかりはなかなか難しいのかもしれません。
狭い停車場は、ご指摘通り平和通一丁目のようですね。
こういう隙間に入っていく市電は珍しく、このときは熱心に写真を撮っていましたが、
なにしろフィルムカメラでしたので...今だったら10倍くらいの画像数になるでしょう。

by ナツパパ (2022-10-02 19:31) 

くまら

当地、むかーし路面電車走ってたそうな
ただ、大きい事故があってからなくなっちゃったそうな
by くまら (2022-10-02 19:44) 

johncomeback

拙ブログへのコメントありがとうございます。
広島の駅そば(かき揚げそば)はお味は普通で520円は高かったです。
松山には2度行き、1度宿泊しました。宿泊したのは市電のメイン駅の
<松山市駅>近くのビジネスホテルでした。
50年前の松山市内のお写真は貴重な資料ですね。
by johncomeback (2022-10-02 19:51) 

なかせ

松山ですか、親戚が宇和島にいますが
四国はじっくり訪れたことがありません。
一度行ってみたいです。

by なかせ (2022-10-02 20:29) 

kuwachan

松山はまだ行ったことがないのです。
というか四国は行ったのは高知県だけなのです。
ゆっくりと訪ね歩きたい場所です。
by kuwachan (2022-10-02 20:42) 

八犬伝

ありゃあまあ、辛い思い出の街なのですね。
松山は、いい街ですね。
今も市電が大活躍してますね。
by 八犬伝 (2022-10-02 21:07) 

ナツパパ

くまらさん。
そうでしたねえ、以前は市内電車が走っていましたよね。
もうおしまいという頃に乗った覚えがありますが、あの狭く入り組んだ道で市電、というのが驚きでした。
大きな事故がきっかけだったんですね、でも、既に道には自動車が多くなって、
市電が運行できる余地は少なくなっていたと思います。
今はバスがすごいですね、駅前のターミナルも、香林坊界隈も、朝方などバスがすごいなあ、と思いました。
by ナツパパ (2022-10-03 09:31) 

ナツパパ

johncomebackさん。
わたしが訪れた当時も、松山には国鉄と伊予鉄と二つの駅があって、やはり伊予鉄の市駅界隈が賑やかでした。
アーケードもにぎやかで、歩いていて楽しかったですねえ。
学生の時の旅でしたので、松山でお土産って買った覚えが無いんですよ。
松山から帰京するときも、もうもう宿酔状態で、国鉄の、さて特急に乗ったのか急行だったのかも定かではなく、
おそらく高松から連絡船で本州に渡ったと思うのですが、それすら記憶になく。
宿酔おそるべし...今でも年に一度はやってしまいますので、成長してないですね、わたし(笑)。
by ナツパパ (2022-10-03 09:35) 

ナツパパ

なかせさん。
四国は距離的には、なかせさんお住まいの地からは近いと思うのですが、出かけるには思い切りが必要かもしれませんね。
わたしも四国に出かけたのは、この記事の後は、40年以上たってから高知に行きました。
出かけてしまえば実に面白いところで、愉しい旅行ができると思うのですが、やはり心理的に壁があるのかな。
10月に大学のホームカミングデーがあって、記事のJ君と会うことになりました。
そこで話が盛り上がって、50年ぶりの松山、となるといいなあ、なんて思います。
...が、宿酔は勘弁してほしいところです(笑)
by ナツパパ (2022-10-03 09:41) 

ナツパパ

kuwachanさん。
四国の4県、それぞれに風土も人間性も異なること驚きましたっけ。
どの地域も魅力があるように思いますので、機会がありましたらぜひお出かけください。
...などと偉そうに言うナツパパですが、じつは四国には3回しか行ったことが無く...
ですので、また行きたいなあ、と旅心が疼きます。
そうそう、友人が讃岐うどんツアーに誘ってくれるのですが、1日に5杯以上うどんを食べるのですって。
讃岐うどんは美味しいと聞きますし行きたいのですが、うどん5杯...以上に躊躇しています。
by ナツパパ (2022-10-03 09:45) 

ナツパパ

八犬伝さん。
ほぼ下戸で過ごしていた身に、ドカンと飲んだお酒はすごい威力なのでした。
宿酔というものを体験したのはこの時が初めてだったと思います。
居ても立っても居られない、というか、なにも手につかない、というか...体からこみあげてくるナニモノカが(笑)
それでも昼ご飯を食べ、午後から街歩きに出かけたのですから、わたしも若かった。
2泊させてもらい3日目の昼前、当時国鉄の列車に乗った時、やれやれこれで生きて帰れる、と本気で思いましたもの(笑)
by ナツパパ (2022-10-03 09:50) 

北海道大好き人間

私は松山に行ったことはありませんが、50年前であれば、おぼろげながら4枚目の写真に写っている自動車の記憶があります(当時私は3,4歳)。

路面電車が走っている街で行ったことがあるのは札幌と函館くらいですが(ここでは都電荒川線は除外します)、古い車両と新しい車両が共存して走っている姿は、専用軌道がある鉄道とは趣が異なりますね。

前後不覚になる程の二日酔いというものは私もあまり経験していませんが、「酒は飲んでも酒に飲まれるな」とはよく言ったものです。



by 北海道大好き人間 (2022-10-03 10:45) 

ナツパパ

北海道大好き人間さん。
市電が走る街っていいなあと思います。
カミさんの実家は札幌市の山鼻という地区で、彼女の実家から歩いて3~4分で市電の停留所に着きます。
実家にいると夜など、市電のボーという警笛が聞こえてくることもあって、そういう時いいなあと思います。
思うに東京や大阪名古屋など、大都会は広くなりすぎて市電ではカバーし切れないのでしょう。
市電にもちょうどいい大きさの街が必要で、記事の松山などそれにあたるのかな、と思いますねえ。
by ナツパパ (2022-10-03 14:19) 

おと

どのお写真もとっても素敵ですね~。雰囲気があって。電車を待つ着物の方も^^お酒強い方って、飲んでも飲んでも平気ですよね。つい、つられて一緒になって飲んでしまいますね~。松山、道後温泉にも行ったことがないので、いつか行ってみたいです。

by おと (2022-10-03 18:32) 

Inatimy

ウッとこみあげてくる、ナニモノカ・・・松山市の市内電車に何かしら特別な心情があって、強く湧き上がってくる感情を抑えるのに必死だったのかと思いましたよ^^:。宿酔い、大変でしたね。その場の雰囲気もあって、断りづらいですものね。我が家も量は飲まない方で、美味しいものを少しだけで満足する派です。
線路脇のお店の住所でGoogleマップ検索をしたら、すっかり雰囲気は変わっても今でも環状線が走ってるのはいいですね。ブログ写真との見比べを楽しめました^^。
by Inatimy (2022-10-03 19:40) 

ナツパパ

おとさん。
この時の旅行から、もうすでに45年がたってしまったのだなあ、と写真に映る景色や人物を見てそう思いました。
個人的には、その間あっという間だったのですが、やはり長い歳月だったのですねえ。
いま松山を訪れたら、まるっきりの浦島さん状態でしょう。
でも、この写真を手掛かりに市電を見に行きたいですし、このときは満足にできなかった街歩きも、
いろいろしてみたいです...松山は魅力的なところですし。
by ナツパパ (2022-10-04 08:58) 

ナツパパ

Inatimyさん。
はい、そうなんです...まるっきり違うナニモノカ、だったんです(笑)
松山城のあるところはさほど高いわけではないのですが、周りは平野で市街地で、上から見下ろすと、
以外に高く感じられ、それで、カメラのファインダーを見つつ...ウッときちゃいました。
このときは旅先で親友にあえ、そして愉しいご家族とも一緒になり、気分が高揚していたのでしょう。
ふだんでは考えられないほどのお酒を呑み...結果はほぼ半日人間状態を喪失しておりました。
人間節度が大切...と体で学んだはずなのに、その後も何回も同じことを繰り返してしまうのはなぜなのでしょう。
by ナツパパ (2022-10-04 09:03) 

小肥り

モノクロ写真がいい味出してますよ。
キッチリ撮ればカラー写真に負けない表現力ありますね。
路面電車の周辺に漂うレトロな風景は味わい深い。
家も人も饒舌に語りかけてくる。
by 小肥り (2022-10-04 16:11) 

ナツパパ

小肥りさん。
大学生の頃の旅行でしたので、フィルムに掛けられるお金も制限があって、主はモノクロフィルムでした。
リバーサルフィルムも持って行ったと思いますが数本だけで、今思えばカラーでも撮っておけばよかったと思います。
ただ、こうやってモノクロの画像を見ていると、小肥りさんご指摘のように、表現力他が素晴らしく、
...あ、わたしの写真の、ということではなくて、一般論で、ですが(笑)...
モノクロ写真のその力を再確認できたように思います。
いまはもうデジタルカメラの便利さにすっかり慣れてしまっているので、
このあとモノクロ写真を撮ることはもう無いんじゃないかなあ、と思いますねえ。
by ナツパパ (2022-10-05 09:02) 

アルマ

列車同士が十字交差する線路は愛知にもありますけど、
ほとんど列車が走らない路線ですからね、
実際に走行して交差する場面を見られる場所は貴重ですね(^^♪

by アルマ (2022-10-05 14:00) 

ナツパパ

アルマさん。
そうなんですよねえ、市電と本線が交差するというのはめったに見られない光景です。
松山にはそれが2か所ありましてね、いずれも、伊予鉄高浜線と松山市内線環状線です。
一つは記事の交差で、もう一つは道路上の路面電車が踏切を渡る際に鉄道線と交差するものです。
その様子が面白いと、以前「ブラタモリ」でも取り上げられてましたっけ。
記事の旅行ではそこに行けず、従って見ることが出来ず惜しいことをしました。
...いつかは、と機会を狙っているのですが、さて。
by ナツパパ (2022-10-05 20:48) 

gardenwalker

こんばんは
私も若い頃は飲めない酒を飲んでは二日酔いばかりしてました
松山は30年ほど前に一度だけゆきました、市電走ってましたね
お写真に写る建物、看板、車の形、人々の服装、いいですねぇ
とても懐かしい気がします。三丁目の夕日のシーンみたいに。
by gardenwalker (2022-10-05 22:30) 

向日葵

大概の方が路面電車には「ん?」となると思いますが、
人一倍、電車に興味がおありのナツパパさんだと、もう
果てしなく嬉しい、見たい、乗ってみたい、etcetcetc...
なのではないですか?
堪能なさいましたね。
昔の写真もとても素敵です。
Jさんのおうちでの歓待、嬉しいですね。
二日酔いも何のその。頑張って受けられたのですね。
「あの時は飲んだなぁぁ。。」
ってJさんが言ってくれなくても、
「実は。。」
って打ち明け話して笑いながらまた一献、なんて駄目でしょうか?
by 向日葵 (2022-10-07 02:56) 

burubon

いや〜、良き写真たち。

by burubon (2022-10-07 10:52) 

ナツパパ

gardenwalkerさん。
二日酔いってつらいですよね。
わたしも、ほぼ下戸と言われるくらいにお酒に弱いので、ちょっと飲みすぎると翌日は覿面に酔いが残ります。
それなのに、呑み会の場ではその雰囲気が愉しくてついつい...ということをこの年まで何回も。
そろそろ反省を...と思っているのですが、10月に呑み会が数件あり、用心しているのですが、さてさて。
松山には、というより愛媛にはぜひもう一度出かけたいなあ、と思っています。
松山から宇和島そして足摺岬、とぜひ行ってみたいです。
by ナツパパ (2022-10-07 15:50) 

ナツパパ

向日葵さん。
そうなんですよねえ、今回の記事は少し趣味に暴走気味です。
わたし自身子供の頃からの鉄道好きなので、鉄道というと種類に関係なく興味深々となってしまいます。
市内電車は、その中でも好きなもので、市内電車の走る街って、ゆとりがあって素敵に見えるんですよね。
カミさんの実家は札幌市内西側にあるのですが、すぐ近くを市電が走っています。
家にいると、ときおり市電の警笛が聞こえて、それもなんかいいなあ、と思ったりしますよ。
記事のJとはこの10月に会う予定です。
じつは...という打ち明け話、してみようかな、きっと笑顔で話ができると思います。
by ナツパパ (2022-10-07 15:54) 

ナツパパ

burubonさん。
あ、ありがとうございます。
もう50年近く前に撮った写真で、そのフィルムは長く納戸の棚に眠っていました。
モノクロフィルムにビネガーシンドロームが、ということを聞いて慌ててデジタルにしましたが、その画像は、
自分がすっかり忘れていたことも思い出させてくれ、それにも驚いています。
この写真の場所は今どうなっているのやら...ぜひもう一度訪ねてみたいです。
by ナツパパ (2022-10-07 15:56) 

向日葵

はい、是非!!
Jさんからは「勿論知って居たさ。当たり前だろ。」
とか返って来そうですが。。
by 向日葵 (2022-10-08 03:56) 

響

松山ヒストリーとして写真集作れそうな
写真ばかりですね。
by (2022-10-09 17:27) 

ナツパパ

向日葵さん。
(笑)...そうなるといいですねえ、そうしたら話が盛り上がるだろうなあ。
たしかに、記事の折の、わたしの宿酔いはすごく目立っていたと思いますので、
Jご一家はお見通しだったと思います。
めちゃくちゃ酔って酷かったね...弱いのに頑張ったね凄い...となるか、その評価だけでも聞きたいですねえ(笑)
by ナツパパ (2022-10-10 08:52) 

ナツパパ

響さん。
昔の写真を見ると、その時の思い出が蘇ってくること驚くばかりです。
たった一枚の写真からでも、旅での出来事や、その時のわたしが感じたこと、
それから同行していた友人のあれこれ...等々など...それらの思い出は、
時にわたしの感情を大きく乱すこともあるのですが、それでも懐かしい思い出でもあります。
視覚から受ける刺激の大きさってすごいなあ、と思いますねえ。
by ナツパパ (2022-10-10 08:56) 

みち

どの写真もとっても素敵。丸みを帯びたボディが可愛らしいです。
今は見られない風景かもしれないと思うととっても貴重ですね。
二日続けての二日酔いはキツイですね、でも素敵な思い出ですね。
by みち (2022-10-12 00:35) 

ナツパパ

みちさん。
モノクロフィルムの写真を撮っていたのは、高校生から大学を卒業するくらいまででしたでしょうか。
そのあと私は大学院に進学したのですが、そうなると勉強や研究が忙しくなってしまい、
カメラを手に旅行することも少なくなってしまいました。
一緒に旅行していた友人たちも、新入社員としてとても忙しく働いていて、旅行などとても無理でした。
記事の写真は一人での旅行でしたけれど、それでも、わたしにとってはいい時代の記憶です。
懐かしいなあ、という思いと、この時のこの時代の思い出が綯い交ぜになって浮かんできました。
by ナツパパ (2022-10-12 08:15) 

tommy88

妻が退職したら松山は攻めてみようと話しています。
彼女、四国には行ったことがないみたいだから。
松山、私も行ったことがなくて、早く行きたいところです。

by tommy88 (2022-10-12 09:37) 

ナツパパ

tommy88さん。
四国は4県、それぞれに特徴がありまた魅力があって良いところだなあ、と思います。
松山も入る愛媛県はとくに西側で風光明媚ですし食べ物も美味しいものがたくさんありそうです。
わたしは司馬遼太郎で育ちましたので、松山と言えば「坂の上の雲」ですし、宇和島と言えば「花神」など、
その舞台をもう一度自分の目で確かめたいなあ、と思っているんです。
松山には「坂の上の雲ミュージアム」もあるとのことですし。
by ナツパパ (2022-10-13 13:55) 

ナツパパ

niceをくださいました皆様。
ありがとうございます。
by ナツパパ (2022-11-02 17:46)