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海峡を渉る ― ほぼ本州西端旅行記 その7 ― [旅行中  国内編]





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 旅を続けて3日目の朝となった。

 門司港ホテルの部屋からは、順光に映える関門海峡がよく見える。

 思いのほか大きな外航船が、ゆっくりと海峡を通り抜けていく様子は見ていて飽きない。




 ...このままずっと眺めていたいところ...なのだが、今日は海峡を渉り、下関の街を愉しむ予定である。

 で、身支度を整え、朝食を摂りに行こうと思う。




 ホテルの朝食は階下にあるレストランでバイキング形式だった。

 様々に魅力的な食材が並んでいる...のだが、つい同じようなものを選んでしまうのは何故かなあ。

 これからの予定に備え、しっかりと朝食を摂って満足した。






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 門司港ホテルを出て歩いて5分ほどか、関門海峡を渉る連絡船の乗り場がある。

 門司港~下関を20分間隔で、あたかも杼で織るように往復する。

 しばらく待っていると、下関から連絡船がやって来た...これに乗ろう。







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 あっという間に乗客を乗せ、連絡船は関門海峡に乗り出していく。

 晴れたこの日、屋上で景色を見るのは気持ちのいいものである。




 下関の街はすぐ前、およそ5分ほどで着く距離...でもその間は海上交通センターが管理する重要な航路で、大きな外航船も頻繁に通過する。

 そういう外航船の間を、小さな連絡船が直角に抜けていくのだが、船同士では小さな船に回避義務がある。

 なので、見ていると連絡船は外航船の後ろを大きく迂回して...外航船の後ろを通る際にけっこう揺れているなあ。




 わたしたちが乗ったこのときは、海峡を通る船はなく、連絡船はほぼ下関側に直行し...唐戸の乗り場に到着した。

 ちぇっ...大きな船が近くを通ったら記念になるのになあ...揺れるのは少し嫌だけど。







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 唐戸には様々な施設があって、ここを訪れるのが旅行の愉しみだった。

 まずは「唐戸市場」に...と見たら、市場が妙に閑散としていて...近寄ってみると「本日休市」の看板が。

 この日は水曜日で、調べてみると、毎週水曜が定休という訳ではなく、たまたまの休みに当たってしまったらしい。

 ...なんということ...市場で土産物を買ったり食堂で名物を食べたり...という計画がおしゃかになっちゃったよ。






      ◇   ◇   ◇






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 市場に合わせて、朝早めに唐戸にやって来たため、他の施設はまだ開始前である。

 どうしよう...そこで、すぐそばの「赤間神宮」にお参りすることにした。

 唐戸から国道を少し東に、小高い丘に赤間神宮があった。




 この地でお亡くなりになった安徳天皇を祀るもので、江戸期まではお寺だったが、明治以降神社となった。

 三種の神器を持った正統の天皇を、戦に敗れたからといって入水させるのは、いかにも武家の発想である。

 この頃から鎌倉期そして戦国末期まで、武家のすさまじさは、名誉や自身の名のためには簡単に死を選ぶことだろう。

 公家にはそういう発想はない...そして鎮魂のための寺を作る、というのが公家の発想か。

 「波の下にも都の候ぞ」という言葉がなんとも寂しい。






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◇   ◇   ◇






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 赤間神宮でお参りを済ませ、さて唐戸に戻ったものの、どうも気が抜けてしまって...盛り上がらないなあ。

 そこで、早めの食事を、と回転寿司ですしを愉しんで、そろそろ門司港に戻ろうかと思う。

 ...おっとその前に、ソフトクリームなど...晴れて暑くなったこの日、海峡を見ながらのソフトクリームが美味しい。

 お寿司の生臭さも、これですっきりとなったみたいだし。







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 下関唐戸の連絡船乗り場で少し待っていたら、門司港行の船がやって来た。

 ...これに乗って門司港に戻ろうと思う。




 下関の街は魅力的で見どころがたくさんあるのだけれど、今日はどうも折り合いが悪かったみたい。

 旅行3日目の、少々疲れ目の身体で無理をしてもいい思い出はできないだろう。

 門司港であと一か所見たいところがあるので、そこを見てから帰京のため北九州空港に戻ろう、ということになった。




 見ると海峡が少し波立っているみたい...風が強くなってるしなあ...帰りは船室で門司港まで戻った。

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お散歩爺

関門海峡を列車でなく連絡船で渡ったなら
景色の楽しみも有ったでしょう。
赤間神社はどちらかと言うと建物は中国風な感じです。

by お散歩爺 (2022-09-04 10:48) 

ナツパパ

お散歩爺さん。
関門海峡を連絡船で、というのが旅行前からの願いでした。
さいわい、晴れて波もなく穏やかな海峡、船上からの景色を愉しむことが出来ました。
たった数分間なのですが、景色も良く、愉しい船旅です。
下関と門司、これしか離れていないのに、性格が違うこと驚くばかりでした。
その下関を愉しむことが出来ず、残念無念です。
by ナツパパ (2022-09-04 11:51) 

八犬伝

そうかあ
門司と下関、連絡船があるのですね。
当たり前と言えば当たり前なのでしょうが
関門トンネルに関門橋とあるので
すっかり船はないものと思っていました。
by 八犬伝 (2022-09-04 11:53) 

しのぴん

門司と下関間はトンネルか橋で渡っていて、連絡船は存在を知りませんでした。
関門海峡は、潮の流れが早いし船の往来も多いので、連絡船の船長は気を使いそうです。
by しのぴん (2022-09-04 12:12) 

英ちゃん

海の景色は何処もいいよね。
まぁ私は海は湘南か横浜辺りしか見に行かないけどね(^_^;)
ぁっ、ドーナツに飢えてるなら、ナツパパ 改めドーナツパパにすれば?(;^ω^)
by 英ちゃん (2022-09-04 12:14) 

北海道大好き人間

関門海峡を橋やトンネルでなく連絡船で渡るところが通だと思います。

>唐戸市場が休み
水産・青果の市場は、全国的に水曜日を休みにしていることが多いです。
特に最近は週休二日制を定着させるために、ほぼ毎週の水曜日が休みになります(週の途中で祝日があれば、そちらが休みで水曜日は開市)。
そろそろ、全国最大の取扱高を誇る東京都中央卸売市場(水産物は豊洲・青果は太田や足立等複数)の来年の休開市日が発表されますが、全国の卸売市場や漁協は、それに準じて休みを決めるところが多いのです。
唐戸市場は下関の中央卸売市場が最寄り(仕入れ先)みたいですので、おそらく、そこの休みに合わせていると思われます。

赤間神宮は、浦島太郎に出てくる竜宮城を思わせる造りですね。個人的には白壁(漆喰塗り)に朱塗りの柱や梁という神社仏閣の建造物が好みです。
祀られている安徳天皇は数え年8歳で入水したわけですが、源平合戦の戦乱がなければどの様な生涯を送ったのかと思うところもあります。

by 北海道大好き人間 (2022-09-04 12:38) 

ナツパパ

八犬伝さん。
関門海峡には、鉄道トンネルで線路がつながるまでは国鉄の関門連絡船があったようですが、
現在の唐戸~門司港ではなくて、もう少し西側、現在の下関駅寄りだったようです。
その関門連絡船が廃止されたので、そのかわりに、現在の連絡船が出来たと聞きました。
狭い海峡ですが、いざ渉るとなると、トンネルや橋は市街から離れていて不便で、この連絡船はじつに便利でした。
時間帯によっては満員積み残しもあるようですねえ。
by ナツパパ (2022-09-04 13:50) 

ナツパパ

しのぴんさん。
日中や晴れた日が視界も良いので操船は楽でしょうが、霧や雨そして夜間は大変そうです。
日中であっても、大きな船が頻繁に行きかう時間もあったりで、その度、連絡船の方が大回りして避けてました。
ただ操船される方は、1時間に3往復することもあって、慣れた様子で、信頼できました。
「連絡船で海峡を渉る」、この言葉の持つイメージがとても好きなんです。
5分間の船旅は気持ちのいいものでした。
by ナツパパ (2022-09-04 13:54) 

ナツパパ

英ちゃん さん。
狭い海峡なんですが、船に乗っているととても気持ちが良かったです。
この日は幸い晴れて穏やかでしたので、野外の屋上で景色を眺め、そして海風に吹かれるのがいい体験でした。
下関では目的を達することが出来なかったので、ぜひまた行きたいと思っているんですよ。

>ぁっ、ドーナツに飢えてるなら、ナツパパ 改めドーナツパパにすれば?(;^ω^)
あはは...上手い!座布団3枚(笑)
by ナツパパ (2022-09-04 13:58) 

ナツパパ

北海道大好き人間さん。
そうなんでしたか、市場は水曜日お休みが一般的だったんです。
それを知っていたら、出発の日取りを調整したんですがねえ...惜しいことをしました。
というのも、我が家のお墓は築地本願寺の末寺にありましてね、日曜日に墓参りに行くと、
市場はお休みで、場外市場も閑散としていて...その記憶が、思い違いをさせたのでしょう。
次回、下関に行ける機会がありましたら、下関で一泊して、水曜日は避けるようにしたいです。
それにしても市場ってどうしてああも魅力たっぷりなんでしょうねえ。
by ナツパパ (2022-09-04 14:01) 

小肥り

関門海峡には武蔵、小次郎決闘の巌流島があるそうですね。
本名、船島。洲のような小さな島だそうです。
「杼を織る」・・・難しいよう。読めないよう。
「はたをおる(?)」「すをおる(?)」・・・かな。
赤間神社。江戸時代までお寺だった・・・というのが面白い。
平家物語を読むと海に沈んだ「三種の神器」の内
「宝剣は失せにけり」と出てきますね。
あとのふたつは海底から見つかったとか。
by 小肥り (2022-09-04 14:03) 

ナツパパ

小肥りさん。
わたしたちがこの日に乗った連絡船は、巌流島にも航路があって、行ってみたかったのですが、時間が。
ちなみに、下関の「巌流本舗」というお菓子屋さんには、「おそいぞ武蔵」という名前のどら焼きがあります。

>「杼を織る」・・・難しいよう。読めないよう。
すみません、ひ、と読みます。
織物の横糸を通す器具で、英語で言うとシャトル、となります。
シャトルと言えばいいのに、つい賢しらぶってしまいました(笑)
by ナツパパ (2022-09-04 14:11) 

ma2ma2

赤間神社は行ったことがあります。
御朱印を頂きました。
耳無し芳一もありますね。
by ma2ma2 (2022-09-04 15:19) 

くまら

関門トンネルとかがあるのでもう連絡船は無いと思ってたけど
まだ運行してるんですね
by くまら (2022-09-04 15:41) 

YAP

関門海峡には連絡船もあるんですね。
ちょっとの距離でも海上散歩、風が気持ちよさそうです。
下関観光は期待通りにいかないところもあったみたいですが、旅の途中はそういうところも一つ二つあったりしますよね。
by YAP (2022-09-04 16:49) 

みぃにゃん

応援ありがとうございます。まさか短い期間で転移してるとは全く思いもしなかったですが仕方ないですね。がんばってきます。
by みぃにゃん (2022-09-04 17:44) 

ナツパパ

ma2ma2さん。
耳なし芳一の物語はずいぶん前に読んだきりですが、あの世界にはあまり馴染めませんでした。
そもそも、わたし怖がり(...ビビり、と今は言うんでしたっけ)ですので、怪談はちょっとなんです。
赤間神宮は、明るい日差しと目の前の海峡の景色とで、とてもいい雰囲気に感じられました。
哀しい生涯を送られた帝の魂を鎮める場所としてとても素晴らしいところと思いましたねえ。

by ナツパパ (2022-09-04 19:14) 

ナツパパ

くまらさん。
そうなんですよ、地域の皆さんの足として活躍しているんです。
1時間に3往復、けっこう頻繁ですので待たずに乗ることが出来ます。
値段は大人片道400円と少し高めではあるのですが、眺めも込みの船旅と考えると安いかな。
地元の皆さんはきっと定期券などがあると思いますから、少し安くなっていると思うんですが。
わたしは海を眺めながらの5分間、すっかり堪能しました。
by ナツパパ (2022-09-04 19:18) 

ナツパパ

YAPさん。
そうなんですよねえ、下関では市場の定休日で予定が大きく外れてしまいました。
市場の食堂でのご飯や海産物のお土産など、期待が大きかった分、ガッカリもまた大きいわけでして。
でも、YAPさんも仰るとおり、旅に出るとそういうことってよくあることですし。
この旅では、2日目まで期待以上に充実した旅でしたし、門司港ではこの後も愉しめました。
下関とは今回ご縁が無かったなあ、と思うので、次回もし機会があれば、と夫婦で思っています。
by ナツパパ (2022-09-04 19:23) 

ナツパパ

みぃにゃんさん。
記事を拝見して驚きました。
ロッキー君のことばかりが気になっていたのですが、みぃにゃんさんがそういう事態になっておられたとは。
どうかお大事に、そして、今後の治療が上手く行きますよう、お祈りしております。
by ナツパパ (2022-09-04 19:42) 

johncomeback

拙ブログへのコメントありがとうございます。
僕も連絡船に乗って、下関・唐戸市場に行きました。
赤間神宮を参拝したかったんですが時間がありませんでした。
明後日から4回目の<夏休み>になって新大阪→門司へ
山陽新幹線で行く予定です。
by johncomeback (2022-09-04 19:54) 

gop

鉄道記念館まで引っ張りますね^^
鎌倉殿を見ていて改めて思いますが、この時代敵味方関わらず退場者大過ぎ(笑)
壇ノ浦で沈んだ草薙剣は熱田神宮(頼朝母の実家)にもある筈なんですけど。
来月また北九州空港使います。

by gop (2022-09-04 21:00) 

(。・_・。)2k

関門海峡 良いですねぇ
1度行ってみたいんですよねぇ

by (。・_・。)2k (2022-09-04 21:27) 

Inatimy

唐戸市場、お休みで残念でしたね・・・
海産物たっぷり、見たり買ったり味わったりできたでしょうのに。
(でも、お昼のお寿司、たっぷり海の幸で、PCに顔を近づけて写真を拝見したのでした♪)
Googleマップで位置関係を見て、我が家だと「市立しものせき水族館 海響館」に足が向いていたかも・・・と想像して、
旅気分を楽しませていただきました^^。
by Inatimy (2022-09-04 21:33) 

kuwachan

お天気がよくて連絡船からの眺めもとってもいい感じですし、爽快感たっぷりです。
私も門司に行った時には連絡船に乗ってみたいと思います。
市場がたまたまお休みだったのは残念でしたね。
なんかツイていない日ってありますよね。逆もあるんですが^^
by kuwachan (2022-09-04 22:10) 

gardenwalker

こんばんは
関門海峡って本当に狭いんですよね
この海峡は数々の歴史を見てきたんでしょうねぇ
こんな狭い海域で明治維新の頃の戦争を想像すると
そして、お写真のこの青空、ロマンを感じます
by gardenwalker (2022-09-04 22:33) 

song4u

世界を股にかけて、いい旅をされているナツパパさん。
そのナツパパさんへの唐戸市場のメッセージがこれだったんですね。
つまり唐戸市場は「是非もう一度お越し下さい」と言ってるんですね。
というわけで、いつの日か是非もう一度♪

ところで、あの近くだと春帆楼なんかもいいですよ。
近頃は将棋のタイトル戦なんかも行われます。
同じ山口県のマリンピア黒井で七冠に輝いた羽生善治九段が、
数十年ぶりに無冠になられた第31期竜王戦第七局が春帆楼でした。
山口県で七冠になり、同じ山口県で無冠に。
何か因縁めいたものを感じます。
by song4u (2022-09-04 22:56) 

なかせ

モーニングのポテトがかわいいです♪
市場がお休みでしたか、
予定通りいかないの、旅の楽しさですね。

by なかせ (2022-09-04 23:08) 

おと

市場、お休みだったのですね~残念。私もそういうことが、よくあるのですが、やり残した事がある方が、再びその土地を訪れるきっかけになると思っています^^次回の楽しみですね~。連絡船、とっても気持ち良さそうです。回転寿司、いいなぁ~。。。
by おと (2022-09-05 02:59) 

めぎ

あらま、市場のお休み、それは残念…
でも、回転寿司でもこちらから見たらパラダイスですよ~
連絡船での移動はうちもよくやりますが、いつも甲板です。海を見ながらの移動は本当に楽しいです。
しかしそんなに通行量が多いのですね。いつか乗ってみたいなあ。
by めぎ (2022-09-05 06:42) 

タンタン

関門海峡には渡し舟があるんですね。
手早く渡れて便利そうですけど、私は乗り物酔いする方なんで、波が高い日は無理ですね^^;
by タンタン (2022-09-05 07:57) 

ナツパパ

johncomebackさん。
>明後日から4回目の<夏休み>になって新大阪→門司へ
あ、いいですねえ、門司においでになるんですか。
今回の旅行では、九州は空港と門司港にしかお邪魔できなかったのですが、個人的には門司港が良かったです。
街のたたずまいも、なのですが、ふと会話をする皆さんの口調とか反応が自分と合ってるなあ、なんて思いました。
こういうのは、その時出会った方次第で変わるものですので、旅行者の感想に過ぎないのですけれど、
そんな風に感じられて、また行きたいなあ、と思いましたねえ。
by ナツパパ (2022-09-05 09:10) 

ナツパパ

gopさん。
あ(笑)...そうですねえ、ちょっと引っ張っちゃったかな。
お察しの通り、最後は鉄道記念館によって旅の締めくくりにしました。
...本当の締めくくりはその後だったのですけれど、それはまだ秘密で(笑)
鉄道記念館はこじんまりしていたのですが、九州の鉄道のことが上手くまとめられていて面白かったです。
ここで買い求めた「門司港Tシャツ」はこの夏よく着ました。
by ナツパパ (2022-09-05 09:13) 

ナツパパ

(。・_・。)2k さん。
ぜひぜひおいでになってください。
門司港駅や門司港の街、そして海を渡って下関の住宅地など、素敵なところが多いです。
そこを2Kさんのカメラでどう切り取ってくださるか、とても興味があります。
下関は港町で、わたしは以前、日和山公園付近の住宅地を歩いたのですが、狭い道が延々続いていて、
とても魅力的なところでした。
by ナツパパ (2022-09-05 09:16) 

ナツパパ

Inatimyさん。
そうそう、そうなんですよ水族館もあって、そこもとても魅力的でした。
でもなんかその時は躊躇してしまって...なんでかなあ、と今では不思議なのですがね、
旅の3日目でけっこう疲れていたのかもしれません。
体力的にも心の方も...萩から始まって門司まで、初めての土地でたくさんのものを見たり経験したり、
そのあたりでお腹いっぱいになってしまったのかもしれませんねえ。
by ナツパパ (2022-09-05 09:19) 

ナツパパ

kuwachanさん。
そうなんですよ、連絡船の屋上はお勧めです。
この日は晴れて穏やかでしたので、なお一層「船旅」を愉しめたと思います。
門司港~下関、記事では4枚の写真のみを載せましたが、じつは20枚くらい撮っていて、
そこから選ぶのに苦労しました。
これで目の前を大きな船が通っていったらなあ...と、ついついそう思ったりしてしまいます。
こういう日に連絡船を愉しめただけでも十分なのに、我ながらの欲深さに呆れますね(笑)
by ナツパパ (2022-09-05 09:23) 

ナツパパ

gardenwalkerさん。
このときの旅は、萩から始まりました。
幕末そして明治維新と関わりのある旅でもあって、わたしもそういう歴史を知ることが好きなので、
萩の街ではいろいろ思うことがあったり、と愉しむことが出来ました。
そして下関...ここ馬関海峡は、幕末、欧米の船乗りから恐れられていた海峡だったそうですね。
長州側には大砲が並んでいたそうですし、海峡は時間で流れが速く進めませんから、剣呑です。
そんな歴史を感じながらの旅は愉しいものでした。
by ナツパパ (2022-09-05 09:29) 

ナツパパ

song4uさん。
下関の街は、いかにも港町の軽やかさが感じられていいところに思えます。
次回はぜひ市場とともに街をぶらぶら歩いて魅力を再確認したいものです。
50年前、日和山界隈の住宅地をあてもなく歩きました。
狭い道が縦横に通っていて建物も味わいがあって素敵なところでした...今は変わっているかもしれません。

>ところで、あの近くだと春帆楼なんかもいいですよ。
そうなんですよね、旅行前に春帆楼でふく料理を、と思ったのですが、門司港の焼きカレーが妻の望みで。
夕方、門司港から連絡船で下関にわたり、春帆楼で食事をして、夜の海峡を門司港に戻る...
...ほろ酔いで...とても素敵なひと時になったことでしょう。
思えば惜しいことをしました...次回、機会があればぜひ!
by ナツパパ (2022-09-05 09:35) 

ナツパパ

なかせさん。
そうなんですよねえ、思った通りにな行かないものですね、旅って。
それがまた旅の魅力で...などと今は思いますがね、休みを目の当たりにしたときは大ショックで。
それまで、あれも食べたいこれも見たい買いたい...が雲散霧消しちゃいました。
時間はあったのですから、下関駅まで行ってみれば、駅前の「大丸デパート」地下でいろいろ買えたのになあ、惜しかった。
ポテト面白いですよね、わたしポテト大好きなので、たくさんとっちゃいました。
美味しかったですよ。
by ナツパパ (2022-09-05 09:40) 

ナツパパ

おとさん。
>私もそういうことが、よくあるのですが、やり残した事がある方が、再びその土地を訪れるきっかけになると思っています^^
ホントそうですね、なにもかも満足してしまうと、次にまた...という意欲がずいぶん薄れるように思います。
今回は下関の街を見ることがほとんどできませんでしたので、次はぜひ、と思っています。
そういう街が、わたしにはいくつかあって...例えばヘルシンキ。
ツアーの終わりにヘルシンキどまりだったのですが、街に着いたのが午後、でも市内観光でおしまい。
翌日は日曜日でしかも昼から空港移動...街歩きもショッピングもまるでできずでしたっけ。
ヘルシンキ行きたいなあ、と思い続けてはや3年、なかなか行けません。
by ナツパパ (2022-09-05 09:45) 

ナツパパ

めぎさん。
旅の終わりに下関の停まるか門司港に泊まるか、を夫婦で話し合ったのですが、連絡船で海峡を渉りたい、
というわたしの考えをカミさんも納得してくれ、門司港どまりになりました。
下関の街まで連絡船で、という旅が、わたしにはとても魅力的に思えましたので。
思った通りに5分間の「船旅」は愉しいもので、できればまた乗りたいなあ、と思います。
関門海峡は時間によって、大型船が数珠つなぎになるくらい通りますので、見ていて飽きません。
海峡はとても狭いので、遠くから順番の列を作って海峡通過の用意をする船の様子が、関門橋の上から見えました。
そういう様子を見ることも初めてで、とても愉しかったです。
by ナツパパ (2022-09-05 09:52) 

ナツパパ

タンタンさん。
そうですねえ、わたしが乗った時は晴れて穏やかな日でしたので、波もたたず快適でした。
それでも帰りは少し風が出て波が立っていたり、大きな船の傍を通過するときには揺れてました。
とても便利な交通手段なのですが、お天気次第では苦労しそうです。
今は台風も近づいていますので、これからは大変そう...運航中止もあるのかな。
by ナツパパ (2022-09-05 09:54) 

engrid

海峡は船で、できるなら甲板にて、渡りたいですもの、近づく対岸の下関、刻まれた歴史、風土と海峡隔てての街の成り立ち、興味深いです、唐戸市場がお休みは残念至極でしたのね、、海峡への眺めは、無双への誘いです
by engrid (2022-09-05 21:46) 

ナツパパ

gngridさん。
古くからの歴史がある海峡であり両岸の街ですので、その思いもあってか、連絡船で海峡を渉るのは、
旅行するにあたっての目的の一つでした。
この日は晴れて穏やかでしたので、屋上で風に吹かれながら景色を眺めつつの5分間、十分に愉しめました。
下関の街では残念なことをしましたけれど、次回もし行くことが出来たら、とあれこれ想像してしまいます。
そんなこんな今回の旅は満足できました。
by ナツパパ (2022-09-06 08:30) 

sevensea-south

ここもよく行くところです。
市場はお休みだったんですね~
赤間神宮・・・耳なし芳一で有名で、娘がすごく怖がってたのを思い出します。
門司港~下関間の連絡船は、本当にあっという間に着きますもんね。
by sevensea-south (2022-09-06 11:12) 

ナツパパ

sevensea-southさん。
下関の街を歩いてみよう、と思っていたのですが、なにせ旅行中暑い日が続いていて、バテていました。
それで、唐戸市場がお休み、と知って、今風にいえば、心が折れちゃったのだと思いますねえ。
どこに行こうという気力もなく、せめて、と赤間神宮にお参りして、お寿司を食べてお終いになりました。
今思い返すと惜しいことしたなあ、と思うのですが、年齢を考えると、そんなものかもしれませんね。
次回、もし行くことが出来たら、その時は下関メインで遊びたいと思います。
by ナツパパ (2022-09-06 19:22) 

minsuke2

僕もバイキングでは、同じものを選んでしまいます。
どうも臆病で挑戦ができないんです。
もったいないですよね。
旅に出れば、寿司とソフトクリームですよね。
どこかに出かければソフトクリームを食べたくなります。
近所でも食べれるんですけどね。(^^;
まだ暑い盛りなので、海巡りは大変だったんではないでしょうか。
湿気が多いですからね。
by minsuke2 (2022-09-06 20:14) 

アルマ

関門海峡、高速の橋とトンネルは走りましたが船は乗ったことないです。
船でっていうのはちょっと憧れますね。下から関門橋を見てみたい(^^♪

武家の「命を惜しむな名を惜しめ」は個人的には好きにはなれないです。
頼朝なんて何度も負けてるのに・・・(^_^;)

by アルマ (2022-09-07 08:44) 

ナツパパ

minsuke2さん。
そうなんですよねえ、なぜか朝食のバイキングって冒険できないんですよねえ。
この日のホテルでも、和洋多くの食べ物があって、選び放題だったのに、結局いつも通りになっちゃって。
若い頃は、そんなことなくて、洋食和食べてから次は和食と3回くらい朝食を食べてましたっけ。
その時分は、満腹が快感でしたのに、今や満腹は不快感に近くて...ああこれが年を取るってことなのかもしれません。
このときの旅行は6月末、例年なら梅雨がまだ続いていた時期ですが、今年はこのときは晴ればかりでした。
旅の中では、暑くても、晴れたほうが嬉しいですね。
by ナツパパ (2022-09-07 20:00) 

ナツパパ

アルマさん。
平家物語や太平記を読んでいると、登場人物があまりに命を粗末にすることに愕然とします。
当時の武家はそういった美意識や感情で自分を律していたのでしょうねえ。
そういった行動を、正直わたしも納得することが出来ないのですけれど、現代に暮らす私の考えで
当時の人々の行動を批判することは、これは慎まなければならないなあ、などとも思う訳でして。
アルマさんの仰るように、好き嫌いくらいで見ている方が良いとわたしも思いますねえ。
by ナツパパ (2022-09-07 20:13) 

kyon

あらま、市場おやすみでしたか、残念でしたね。
アイスクリームの似合う空、いいお天気で気持ち良いですね。
by kyon (2022-09-07 23:32) 

向日葵

良いですねぇぇ。。<関門海峡。。
もう気ままな旅は出来そうに無いなぁぁ。。
いつも奥様と仲良くあちこちへ。。
人生の目標にしたいお二人です。
(コメント書き込み、遅くなって失礼しました。・・!!)
by 向日葵 (2022-09-08 03:24) 

ナツパパ

kyonさん。
そうなんですよ、連絡船で下関について、すぐそばの市場に行ったら「本日定休」の看板が。
...ガーン、というのはこういうときのことか、と思いましたっけねえ。
カミさんも「マジか」なんて呟いちゃって、夫婦そろってガックリなのでした。
下関は唐戸だけじゃなくてJR下関駅前にも商店街があって、「大丸デパート」があるんですけれど、
どうもそこまで行く元気が失せちゃいまして、結局唐戸界隈で過ごして門司港に戻りました。
まあそういうときもあるなあ...と、いま振り返ってそう思います。
by ナツパパ (2022-09-08 09:00) 

ナツパパ

向日葵さん。
カミさんとこうやって旅行に出かけるようになったのは、ここ7~8年くらいでしょうか。
息子が独り立ちして、仕事も半分リタイアして...それでようやくこういった時間が出来ました。
それでも、夫婦それぞれ90+の母がいて、それぞれにケアが必要で、2019年のフィンランド旅行のような、
長い旅行は無理になり、せいぜい2泊くらいまでとなりました。
でも旅行は気分転換になりますね...いろいろ溜まってくると旅に出たくなります。
このときの旅も予想以上に愉しめました。
by ナツパパ (2022-09-08 09:07) 

らしゅえいむ

3枚目のお写真、
だぁ~いっ好きです。
元気いっぱい いただきました。(^^)/
ありがとうございます。
by らしゅえいむ (2022-09-14 23:24) 

ナツパパ

らしゅえいむさん。
写真をお褒め下さりありがとうございます。
ご覧いただいて気分転換の一助となっていましたらとても嬉しいです。
この旅行では、平年では梅雨の時期にあたるのですが、快晴の日が続きました。
快適な旅を愉しめました...でも暑かったです。
その中、海峡を渉る時の海風の爽快さは格別でしたねえ。
by ナツパパ (2022-09-15 10:01) 

tommy88

むかし金に困って船乗りをした時期が短いですがあります。
だから今でも船に乗るのが大好きです。
しかし妻は、船酔いが激しくフェリーに乗るのを嫌がります。
楽しいんですけどね。

by tommy88 (2022-09-17 15:43) 

ナツパパ

tommy88さん。
船酔いというものの症状は個人個人でずいぶん違うみたいですね。
亡父は第二次世界大戦中陸軍の軍人として出征しましたが、船舶兵という、いわば船乗りでした。
その父が言うには、仕事中は絶対船酔いしないのに休憩時間になると覿面にやられる、のだそうですよ。
そういえば、青函連絡船は、函館港を出てから40分が勝負で、そこを乗り切れば陸奥湾に飛び込めて、
あとはなんとか青森に着ける、と青函連絡船の船長経験者のお話を読んだことがありますねえ。
クルマで北海道に旅行し、帰京する際はフェリーを利用するのですが、津軽海峡が荒れ気味でも、
函館から40分...あと少しの辛抱、と呪文のように唱えていたことがあります。
by ナツパパ (2022-09-17 16:08) 

ナツパパ

niceをくださいました皆様。
ありがとうございます。
by ナツパパ (2022-09-24 08:54)