SSブログ

よいお年をお迎えください [記憶に残っていること]





    433.jpg




 上の写真は1975年12月または翌年の2月に訪れた北海道小樽市である。

 わたしはこの時期、小樽に魅せられ、街を歩き回っては写真を撮っていた。

 訪れたときは雪が多く、運河界隈を歩いていると、吹雪まがいの、まわり一面真っ白になることもあった。

 そういった天候は、しかし、とても印象的な写真が撮れるわけで、わたしはむしろ欣喜雀躍して歩いていた。




 このときのカメラはニコンF、降りしきる雪、氷点下の気温にも全く動ぜず、平然と動き続けるのだった。

 それはもはやカメラという機械ではなく、相棒という擬人化にも似た感覚をもたらすものであり...

 ...この時以来、わたしはこのニコンFを身のまわりから離したことはない。

 フィルムを入れなくとも、ただシャッターを切るだけで、様々な思い出が蘇ってきて、時間を忘れさせてくれる。






      ◇   ◇   ◇





 今年はコロナ騒ぎで、どこにも行けず、都内引きこもりの日々であります。

 夏ころには、冬になったらこの騒ぎも収束し、雪の北海道に行けるかな、と淡い期待もあったのですが、

 事態はより一層冷厳で、もはやそのような期待を持つことも適わないように思えます。

 それでも、今まで終わらない災害は無かったそうですから、いずれはこの騒ぎも収まるのでしょう。

 それまで我慢...と、冬の小樽の写真を眺める日々であります。




 さて、今年一年、拙ブログにおいでいただき、ありがとうございます。

 記事といえば昨年以前の話題ばかりだったり、突然通信遮断だったりで、思うようにはいかない一年でした。

 それでも、皆さんからのコメントやniceは本当にうれしく、力づけられました。

 来年は穏やかな日々が戻ってきますように、と願いを込めて、「わたしのあしあと」を閉じたいと思います。



                                    2020.12 ナツパパ拝



 ※ すみません、年末多忙につき、niceコメント欄は閉じさせていただきました。


共通テーマ:日記・雑感