今年の連休には [おやじの集まり]
今年のゴールデンウィークは10連休となって、ずいぶん休み手のある日々。
友人知人など、家族で帰省したり旅行に行ったり...そんな話も多く聞く。
わたしなど、連休中に旅行する元気もなく、結局東京に居続けの10日になりそうだ。
それでも、あちこちに出かけて、いろいろ愉しめたのはなによりのことだった。
...例えば友人のS君と街歩きをしたり...妻と二人で「お町」に行ったり...
その中の某日、今年も埼玉県所沢市にある「航空公園」にやって来たのだった。
今年も、友人の関係する展示会がここで開かれていて、それを見に、である。
広大な「航空公園」は、例年にも増して人も多く、愉しい雰囲気に溢れていた。
晴れて、暑くも寒くもない日、そうやって家族で過ごす公園は最高の思い出になるだろう。
その「航空公園」の一角に「航空発祥記念館」が建っていて、そこが目指す場所である。
建物の奥、休憩室を借りて、「S.L.B.」というグループが展示会をしていて、一年間の間で、
会員の皆さんが作ってきたプラモデルの作品が並んでいる。
それぞれ丁寧かつ美しく作り上げられたプラモデルは、作品と呼ぶにふさわしい出来栄え。
その作品を鑑賞するのが、わたしにとって、毎年の、ゴールデンウィークの愉しみなのである。
会場には、旧知のO先生、M先生、Iさんがいらして、先ずは久闊を叙する。
この一年間は、わたしの体調がすぐれす、結局お会いできなかったので。
そのあとで、お三方の案内で会場の作品を見て、そして写真に収めてきた。
どれも素晴らしい出来栄え、その中で印象に残ったものをお目にかけようかと思う。
第二次世界大戦やそれ以前の飛行機が多く作られていて、その雰囲気が素敵なのだった。
いずれも1/72サイズで小さく、そこに塗装をし貼線もつけるのは熟練の技...
...不器用なわたしなど、とても、ムリムリ...見て感心するのが精いっぱいなのである。
近代のジェット機は、1/72であっても大きく、ずいぶん見応えのあるものだった。
なかなか見ることのできないロシアの戦闘機や、最近話題のホンダジェットなど。
ジオラマというのか、情景シーンの展示もあって、小さいながらも凝縮された雰囲気が素晴らしい。
航空機のみの展示も素晴らしいけれど、こういう情景シーンもまた魅力的だ。
そのなかに、なにやら異風な作品があって、ふと目を惹かれるのだった。
機体について考証をしっかりとして、きちんと作られた作品と、こういった作品と...
...こういった作品も許容する「S.L.B.」の懐の深さ、もしくは自由さがいいなあ、と思う。
...それにしても...下の3体のお嬢さんと、上の飛行機に乗るオヤジの表情と。
...うーむ、いやはや。