久しぶりに街歩きなど [街あるき]
どうも体の調子が戻らず、うつうつとして暮らしていたら、季節は春を通り越していた。
気が付くと、気温も上がって汗ばむ陽気...だけど、まだまだ過ごしやすい。
もう少したつと「梅雨」に入るから、湿度も上がってきそうである。
そうなる前に、どこかに出かけてみようか、と思い立った。
そこで、友人のS君に連絡を取り、どこかに行こうよ、と誘ってみた。
彼とは長く一緒に街歩きを愉しんできたけれど、このところ疎遠である。
S君も提案を快諾してくれ、どこかに行きましょう、ということになった。
あまり遠くには行けそうにないから、今回は都内をブラついてみよう。
そこでやって来たのは、京浜東北線王子駅。
ここから三ノ輪まで、都電に乗っていってみよう、ということになったのだった。
都電に乗って20分ほどか、わたしたちはつつがなく終点の三ノ輪に到着した。
三ノ輪の街は、ちょうどお祭りの最中で、三日間続く祭りの最終日だそう。
お祭り特有の、華やいだ、そしてウキウキする雰囲気が好ましい。
ちょうど御神輿もやってきて、お囃子と神輿とそれを囲む人々で賑やかになった。
その神輿を見る人々を、少し離れて眺めるのが、わたしは好きだ。
◇ ◇ ◇
都電三ノ輪駅の傍には「ジョイフル三ノ輪」という商店街がある。
幅5㍍ほどの道、その両側には商店が並んでとても賑やか。
こういったアーケードの商店街は、関西ではまだよく見られるのだけれど、東京では珍しい。
そのアーケードを、店を眺めつつ歩いていくのは、なんとも愉しいものである。
前を行く祭半纏の人たちが良いなあ。
◇ ◇ ◇
この商店街の中ほどに、この日目指した場所がある。
「ゆる鉄画廊」と名付けられたところで、鉄道カメラマンの中井精也氏プロデュースの店。
中井精也氏は、テレビなどにもよく登場するカメラマンで、その飾らない人柄が人気である。
ゆる鉄、という視線...ガチガチではない鉄道趣味と写真を唱え実践している。
その行き方にわたしは共鳴するもので、それで、この店に一度来たかったのである。
店内はさほどの広さではないが、そこを二つに分け、画廊とショップになっていた。
画廊には、企画展の写真と中井氏の撮った写真を展示されていた。
中井氏の写真は購入可能で、たしか1枚1万円だったか、魅力的な写真ばかり。
一方のショップには、中井氏の本をはじめ、様々な小物が置かれていあた。
これもまた、鉄道好きの心をクスグルものばかり...ある意味危険な場所である。
そのショップで、わたしは、あろうことか、カメラバッグを購入してしまったのだった。
写真上がそのバッグである。
中井精也氏が、自分で使うためにデザインを考え、作らせたというバッグ。
全体の黄色がビビッドでよろしい。
前につく飾りは、ローカル鉄道線などで、閉塞機で使われたタブレットを復刻したもの。
なかなか本格的な出来栄えで、これもまた鉄道好きには嬉しいものなのだった。
わたしは一目見て恋に落ち、値段を聞いて若干怯んだものの...
...ああ...ああ...買っちゃったのである。
小さく見えてもマチが深く、また高さもあるので、一眼レフカメラと交換レンズ2本は余裕で入る。
これから、わたしの街歩きには、このバッグがお供になってくれるだろう。
それはとても楽しみなこと...もう少し体調がよくなったら、このバッグと出かけてみたい。
みなさまへ
ご無沙汰しました。
突然の体調不良には驚きましたが、だいぶ回復してまいりました。
去年の夏ころからのドタバタが影響したのかもな、と友人のお医者は言います。
まっ、ノンビリしてりゃそのうち治る...最悪死ぬまでには治るさ...と言うのですよ。
彼は本当に医師で、本当に友人なのでしょうか。
それでも、彼の指導でよくなってきたのですから感謝しなければ。
...でも、このバッグはあげない...なんと言われてもダメ...(笑)
今回こうやって記事が出来たことは嬉しいことです。
...ただ、niceとコメントは閉じさせていただきました。
ご了承くださいね。
2018.6 ナツパパ拝