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宿願を果たす 続き 【オホーツクで24時間 その2】 [旅行中  国内編]





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 承前




 念願を果たし、やってきた「北のアルプ美術館」は、斜里の街の郊外にたたずんでいた。

 その敷地だけ、北方の樹木が繁り、格別の雰囲気を感じる。




 駐車場に車を止め、玄関で声をかけると、館員のご婦人が現れた。

 名簿に名前を書き、さて入館費は?と伺うと、無料とのことである。

 個人の美術館とはいえ、無料には驚いた。

 この美術館の創設者にして館長である山崎猛氏の、この施設に対する姿勢を見る思いだ。




 美術館の建物は、三井農林が従業員の寮として使っていたもの。

 山崎氏が開館にあたって譲り受け、館内の構造はそのままに、美術館として改装しつつ使っている。

 したがって、玄関は普通の家の大きさであるし、階段や廊下も小ぢんまりしているのだった。







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 階段を上がって2階が展示室である。

 中廊下の両側に6畳から15畳程度の部屋が並んでいて、作家に分かれて作品が展示されている。




 その一室には串田孫一氏をはじめ辻まこと氏、畦地梅太郎氏、坂本直行氏などの作品があった。

 いずれも「アルプ」のメンバーとして活躍した人々である。

 そして、その作品をゆっくりと見ていたら、あっという間に時間がたっていくのだった。






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 部屋を巡りつつ作品を見ていくと、田淵行男氏の作品を集めた部屋があった。

 田淵氏も「アルプ」に所縁の深い作家で、信州の山々とそこの動植物の魅力を発表してきた。

 山の写真が魅力的な山行の本、また雪型などの本は、とても素晴らしいものである。




 でも、今では、それらは絶版で幻といわれる本ばかり...ここでその実物を見られるとは。

 手に取ることはできなかったけれど、見ることが出来ただけでもうれしい。





      ◇   ◇   ◇





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 階上で、1時間半も展示を見ていただろうか。

 ふと時計を見て驚き、階下に降りて、次の展示場所に急いだ。




 そこは、新館というべきか、美術館を建て増したところである。

 20畳ほどの展示室には串田孫一氏の本やメモ素描などが並んでいた。

 わたしは、串田氏の大ファンであるから、それらの展示も素通りなどできない。




 じっくりと見ていたい...ここでもまた時を忘れるのだった。

 そうしていても、ここでは、展示室突き当りのガラス窓、その先をぜひとも見なければならない。






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 窓の奥には、串田孫一氏の書斎を再現した部屋があった。

 2006年、串田氏のご遺族から申し出があり、再現作業を経て、2012年公開したものである。

 東京都小金井市にあった、串田氏の書斎からすべてを移し、多くの写真をもとに、書斎の細部、

 本の曲がり具合や棚の奥、机の中まで再現したそうだ。

 公開まで5年以上もかかったのは、完璧な再現を目指す、館長山崎氏の執念に拠るところが多いのだろう。




 多くの書物、そして小物が置かれた部屋の雰囲気が素晴らしい。

 鬱蒼とした森のようでもあり、また、仄暗い空間には多くの秘密や小妖精が潜んでいそうで...

 ...なんとも居心地の良さそうな気配が漂う。

 串田氏は、この部屋を「遊び場」と言っていたそうだが、なるほどその通り、と思うのである。




 今はやりの「断捨離」とも、きれいで明るい部屋ともかけ離れたところ。

 しかし、その部屋はなんと魅力的なことだろう。

 思索、という作業には、こういった空間が必要なのかもしれない。






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 書斎の奥には、串田氏自宅の居間を再現した部屋もあった。

 こちらにも本が並び、いかにも文人の家、という佇まいである。

 円いテーブルを囲んだイス、ストーブ...

 ...派手なもの高価なものは見当たらずとも、親和に満ちた雰囲気が好ましい。




 現在、わたしたちの周りに満ちているデジタル機器やSNSなど、本当に必要なのかな?

 その恩恵は十分に被っている我が身なのに、ふとそう思ってしまうのだった。




 展示を見て満足し、すでに入館して2時間半である。

 まだここに居たい気持ちなのだけれど、そろそろ...

 ...と思っていたら、コーヒーはいかが?と館員のご婦人が勧めてくれた。




 日当たりのいい廊下に置かれた椅子でコーヒーをいただく。

 館内を見てきて、様々な思いが溢れてきていたのだが、一杯のコーヒーで気持ちが落ち着いた。

 期待していた以上の美術館を、心ゆくまで堪能できて本当にうれしい。

 来てよかったな、と思った。






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コメント 86

コメントの受付は締め切りました
engrid

素晴らしいの一言です
書斎にいまも そこに串田孫一氏がみえるような、主の存在感に感動します、居間の雰囲気、和やかさ、、
もてなされてコーヒーは、至福の時間の締めくくりと余韻、

by engrid (2018-01-14 10:13) 

hanamura

ラジオ番組「音楽の絵本」
私にも、接点ありました。
by hanamura (2018-01-14 10:20) 

gillman

本年もよろしく。大変でしたね。ぼくの母ももうすぐ98歳になります。
串田孫一さんの書斎いいなぁ。ぼくの理想もこうだったんですが、本を置く場所がなくなったし、本は重いから二階の書斎では地震の時心配が…。結局、本も断捨離の対象になってしまいました。
by gillman (2018-01-14 10:23) 

小梅姉

ご無沙汰しておりました(^^;
今年もよろしくお願いいたしますm(__)m
by 小梅姉 (2018-01-14 10:41) 

nachic

本に囲まれた書斎のようなお部屋は落ち着きますね。
ゆっくり流れる時間は、心が豊かになる気がします。
でも片付けが下手なので、自分の部屋の本は、どんどん増えて
積み上がり、ただ乱雑なだけなんですけど。
今年も宜しくお願いします。
by nachic (2018-01-14 11:34) 

小肥り

Oh・・・コメント欄。
いろいろ大変なことがありましたんですね。
なにはともあれ・・・本年もよろしくお願いします。
書斎は・・・書斎は・・・まず名前を考えてから。
断腸亭なんて洒落たのがあって名前は付けにくい。
by 小肥り (2018-01-14 11:50) 

みぃにゃん

コメントありがとうございます。今年もよろしくおねがいします。
SNSやインスタグラムなど有効な目的でも使われてる一方いいね!欲しさに非常識な行動なども目立ちますね。
by みぃにゃん (2018-01-14 15:36) 

ぼんさん

遅くなりましたが本年もどうぞよろしくお願い申し上げます(^^)
by ぼんさん (2018-01-14 15:39) 

johncomeback

遅れ馳せながら
新年明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いいたしますm(_ _)m
by johncomeback (2018-01-14 15:43) 

くまら

こういう書斎って憧れるんですが
あまり本を読まないおいらには憧れでしかないです
by くまら (2018-01-14 16:03) 

YAP

今年もよろしくお願いいたします。

山も本もあまり縁のない私です。
串田孫一氏の書斎を再現した部屋は、松本清張美術館で再現されていたものを思い出しました。

by YAP (2018-01-14 16:03) 

あとりえSAKANA

あけましておめでとうございます
こちらこそ宜しくお願い致します
m(__)m

by あとりえSAKANA (2018-01-14 16:35) 

旅爺さん

こんばんは、何処かに旅でもされてましたか?。
こうした隠れた美術館も楽しめる物っていろいろありますよね。
by 旅爺さん (2018-01-14 17:17) 

テリー

遅ればせながら、おけまして、おめでとうございます。
今年もよろしく、お願いします。
書斎に本を並べるというのは、究極の贅沢ですね。
私の場合は、カメラ、レンズ優先で、本はなるべく処分です。
by テリー (2018-01-14 18:00) 

ソニックマイヅル

コメントありがとうございます。今年もよろしくお願い致します。^^;
by ソニックマイヅル (2018-01-14 18:40) 

北海道大好き人間

自分が好きな作家の美術館や博物館ですと、時間の経過も忘れてしまうのでしょうね。

>串田氏は、この部屋を「遊び場」と言っていたそうだが、なるほどその通り、と思うのである。
>今はやりの「断捨離」とも、きれいで明るい部屋ともかけ離れたところ。
大学の研究室や書斎(芸術家でいえばアトリエ)というものは、得てしてこういうものだと思います。
大学教授や学者、作家がテレビ局の取材を受けてコメントする時に本棚を背にしていることが多いですが、テレビに映っていないところはこんな感じではないでしょうか。

時間があれば、2日目もギリギリまでじっくりと見学したかったのではと想像します。

by 北海道大好き人間 (2018-01-14 19:32) 

しのぴん

コメントありがとうございます。
こちらこそ今年もよろしくお願いします。
by しのぴん (2018-01-14 20:04) 

hypo

素晴らしい美術館ですね!
本年も宜しくお願いいたします。
by hypo (2018-01-14 20:19) 

めぎ

好きな作家さんの美術館でゆっくり、至福の時ですね!
この本の積まれ具合は、私の大学時代の教授の書斎や研究室とそっくり。
懐かしくなりました。
うちも本が溢れていますが、我々がいなくなったらそのまま捨てられるのだろうなと思います。
by めぎ (2018-01-14 20:38) 

TaekoLovesParis

ナツパパさんは、山がお好きなんですね。串田孫一、田淵行雄、共に山が好きだった人ですものね。田淵行雄のチョウの細密画を美術館の写真の中に見つけ、うれしくなりました。思索の人、串田孫一の書斎は、こんなだったんですね。書斎にこもる、という言葉が昔はありましたね。パソコンのない時代、頭の中でいろいろ取捨選択、構築し、メモしていた時代、根源的な所から考えていた時代、その良さを捨ててはいけませんね。
by TaekoLovesParis (2018-01-14 21:23) 

kiki

お母様の退院おめでとうございます。
高齢の方の手術と1日4時間のリハビリには頭が下がります。
高齢の方は、骨折などの後に寝たきりになられる方が多いと聞きますので、日常生活が出来るように回復されて、良かったと思いました。
私にも91歳の母がいまして、庭などではよく転んでいるようです。
転びかたが上手いでしょうと自慢しています。
ナツパパさんのお母様のことは他人事ではない気がしています。

by kiki (2018-01-14 22:01) 

みち

再現されているお部屋達、なんとも素敵な雰囲気ですね。
何もないすっきりした部屋よりも落ち着きそうです^^
個人の美術館とは驚きです。無料で珈琲まで、素敵過ぎですね!
by みち (2018-01-14 23:06) 

kuwachan

遅ればせながら
あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
斜里の郊外にこんな美術館があるとは知らなかったです。
今度行く機会があったら是非訪ねてみたいです。
by kuwachan (2018-01-14 23:07) 

(。・_・。)2k

今年もよろしくお願いします(^^)

by (。・_・。)2k (2018-01-14 23:07) 

アルマ

個人などの美術館や博物館で無料の所って、結構レベルの高いところが多いように感じます。
逆に有料のところは・・・ってことが多いかなぁ(^_^;)

by アルマ (2018-01-14 23:09) 

駅員3

今年もよろしくお願いします。
冬のオホーツクは厳しいでしょうね。
2月5日に帯広で講演させていただくのですが・・・冬の北海道は初めての訪問です。
by 駅員3 (2018-01-15 06:55) 

ナツパパ

engridさん。
この美術館には、行きたいと思いつつも、なかなかいくことが出来ませんでした。
そういう時間が10年も続いて、今回訪問できてほんとに嬉しかったです。
「アルプ」を巡る方々の作品や資料が多く展示されていて、館長の情熱を感じます。
串田さんの書斎もまた、その情熱の発露なのだと思いますし、串田家の方々から、
ここまで信頼されている山崎館長であればこそ、このような美術館を作り上げることが出来たのだ、
と思いました。
また行きたいなあ、と思っているのですが...さて、いつになりますか。
by ナツパパ (2018-01-15 09:16) 

ナツパパ

hanamuraさん。
あ、hanamuraさんも「音楽の絵本」をお聞きになっていましたか。
わたしも聞いていました。
...と言って、毎回聞くわけではなく、ときおり、という不真面目なリスナーでしたが。
いまでは、そもそも、ああいった番組はできないかもしれませんね。
あ、ラジオだったらできるかな...最近ラジオが好きで聞いているんですよ。
by ナツパパ (2018-01-15 09:18) 

ナツパパ

gillmanさん。
母は今年90歳になるのですが、今まで元気で、ひとりで電車やバスに乗って外出し、
同年の友人と会ったり、いろいろ愉しんでいました。
そこにこの災難で、当分は外出も難しく、おそらく今後は一人での外出は無理かもしれません。
当人は、それでも元気いっぱいに過ごしているので、周りは助かっていますが、
本音のところはどうかな?とカミさん共々心配しているところなんです。
現状と折り合いをつけて、前のように積極的に生きてほしいなあ、と思うんですよねえ。
by ナツパパ (2018-01-15 09:22) 

ナツパパ

小梅姉さん。
こちらこそご無沙汰ばかりで。
今年は少し時間に余裕が出来そうですので、ブログなどにも精を出したく。
本年もよろしくお願いいたします。
by ナツパパ (2018-01-15 09:24) 

ナツパパ

nechicさん。
わたしも仕事部屋を兼ねた書斎を持っています。
4畳半の広さで、以前は8畳まで、しかも天井までの作り付け本棚が2面あり、
それを4畳半に押し込むため、相当本や身の回りを処分しました。
おかげで、4畳半でもゆとりのある環境になったのですが、今回この書斎を見て、
なんだか自分の書斎がスカスカに見えてしまい、ちょっと驚いています。
本当は串田氏の書斎のような雰囲気が好きだったんだ自分は、と思い知らされました。
もう少し本の処分を少なくして、部屋においておけばよかったなあ。
...うーむ、今となってはもう遅いのですが。
by ナツパパ (2018-01-15 09:28) 

ナツパパ

小肥りさん。
こちらこそ、本年もよろしくお願いいたします。
書斎には、たしかに名前が付きますよね。
明治期の文豪の書斎には素晴らしい名前が付いていますし、
中国の昔の本を読んでも、さすがに本場だけあって、見事な名前です。
翻って我が家の書斎、名前を思いつくどころか、その手掛かりすら見えません。
漢学の素養の無さを思い知らされ、絶望的な気分になりますねえ。
いっそのこと、友人に名付けてもらおうかしら。
by ナツパパ (2018-01-15 09:33) 

ナツパパ

みぃにゃんさん。
こちらこそ、本年もよろしくお願いいたします。
世の中の進歩には拒絶反応があるわけではなく、私自身、こうやってブログをしたり、
SNSなどにもお世話になっている身なのですけれど...
串田氏の書斎のように、そういったものが何もない環境には強く惹かれました。
実際、PCの無い環境では、わたしなど困り果ててしまうのでしょう。
たった30年前には、そもそもPCすらなく、それでも十分便利に暮らしていたのですがねえ。
by ナツパパ (2018-01-15 09:37) 

ナツパパ

ぼんさん さん。
こちらこそ、本年もよろしくお願いいたします。
ようやく、ブログの世界に戻ってくることが出来ました。
ただ、まだ不定期の更新になりそうですが、何とか続けたいと思っています。
by ナツパパ (2018-01-15 09:38) 

ナツパパ

johncomebackさん。
昨年は何やかやとドタバタして、特に年後半は、ブログなど放置状態、
みなさんとのお付き合いも無くなってしまって忸怩たる気持ちでした。
年が明けてなんとか時間ができるようになり、ほっとしています。
本年もよろしくお願いいたします。
by ナツパパ (2018-01-15 09:40) 

ナツパパ

くまらさん。
わたしも、書斎を持つ身なのですけれど、書斎のいいところって、
本を読むということよりも、自分の好きなものを置いてける部屋を持てる、ということ、
それから、一人になれる、というところかなあ、と思います。
仕事を終えて帰宅して、居間でくつろぐのも愉しいことですがね、
一人でいたいときもまああるわけでして(笑)
そういう時、書斎があるのは助かります。
by ナツパパ (2018-01-15 09:44) 

ナツパパ

tochiさん。
middrinnさん。
HIDE&爺さん。
kiyokiyoさん。
ネオ・アッキーさん。

nice、ありがとうございます。

by ナツパパ (2018-01-15 09:46) 

ナツパパ

kyonさん。
ma2ma2さん。
あるいるさん。
mayuさん。
neruruさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2018-01-15 09:47) 

Santa

心の栄養とでも言いましょうか。
何よりの時間ですね。
こうした時間を大切にしたいものです。
by Santa (2018-01-15 11:23) 

caveruna

素敵な場所ですね^^
北海道かぁ・・・

お母様の退院おめでとうございます。
私も、数年前義母が転倒して骨折した時は、
仕事を辞めての介護でした。
そのかいあって、今はピンピンしてます^^
by caveruna (2018-01-15 12:26) 

じゅんぺい

復活おめでとうございます。でも、無理なさらず、のんびりと^^
素敵な書斎ですね。外に出たくなくなってしまいますね~。
by じゅんぺい (2018-01-15 12:36) 

Inatimy

作品との距離が縮められたような、身近に感じられる展示でいいですね。
再現された部屋も見事で、ほんの少し席を外されてる間に、拝見しているかのよう。
部屋の中心にストーブのある居間も、そこに集う人たちの姿が浮かんでくるようです^^。
by Inatimy (2018-01-15 17:03) 

今造ROWINGTEAM

ナツパパさん、こんにちは!

絵に描いたような書斎ですね。
自分と向き合う時間がゆっくりと流れている気がします。

素敵な記事、ありがとうございます^^
by 今造ROWINGTEAM (2018-01-16 10:54) 

なかせ

素敵な空間ですね!
あっという間に時間が過ぎそうですね。
今年も宜しくお願い致します。
by なかせ (2018-01-16 20:47) 

ナツパパ

YAPさん。
書斎というのは、わたし個人的にとても興味のある対象です。
書斎の主が、どのような本を読んでいるのか?とか、どうすごしているのか?とか、
一歩間違えるとストーカー的な興味になりかねませんが(笑)、ワクワクします。
串田孫一氏は、若い頃から好きで本を読んで来ましたので、書斎の様子を見ることが、
とても楽しみでした。
年来の願いが果たせてとても嬉しかったです。
by ナツパパ (2018-01-17 09:10) 

ナツパパ

アトリエSAKANA さん。
昨年は、特に後半にはブログが休止状態になったりして、
個人的には納得のいかないひびでしたが、ようやくここにきてゆとりができ、
こうやってまたブログを再開でき、嬉しい初春です。
本年もよろしくお願いいたします。
by ナツパパ (2018-01-17 09:12) 

ナツパパ

旅爺さん さん。
個人美術館は日本各地にありまして、それぞれ特徴があって魅力的ですよね。
個人の蒐集を公開して広く人々に展示する姿勢がいいなあ、と思います。
個人的な趣味が始まり故、それぞれ好き嫌いは出てくるのですけれど、
好みに合う美術館に出会うと嬉しいものです。
今回の「北のアルプ美術館」は、ぴったり私の好みにあいまして、堪能しました。
by ナツパパ (2018-01-17 09:17) 

ナツパパ

テリーさん。
書斎というと蔵書本棚、と連想が行きがちですけれど、書斎を趣味の部屋と捉えるなら、
そこには、主の心を癒すものがまず置かれるべき、とわたしは思いますねえ。
わたしは本が好きでしたので、本が多いのですけれども、それ以外もあります。
串田氏の書斎も、本が多くみられますが、よく見ると様々なものが置かれていました。
串田氏の趣味の広さがよくわかりました。
by ナツパパ (2018-01-17 09:20) 

ナツパパ

ソニックマイヅルさん。
ご挨拶が遅れてしまいました。
そちらの雪はいかがでしょう?
本年もよろしくお願いいたします。
by ナツパパ (2018-01-17 09:21) 

ナツパパ

北海道大好き人間さん。
書斎を、掃除の行き届いたきれいな状態で保つのは難しいことです。
なにより、書斎では、勉強をしたり趣味に没頭したり、仕事だったりするので、
そちらの作業が優先となりますから。
串田さんの書斎の、多くのものが乱雑に置かれた部屋は、でも、なんと魅力的なことでしょう。
整頓より大切な何かがあるのだ、と思い知らされます。
...以上は、単にわたしの言い訳ですが(笑)
by ナツパパ (2018-01-17 09:25) 

ナツパパ

しのぴんさん。
長くご無沙汰してしまいました。
本年もよろしくお願いいたします。
今年はブログを続けようと思っていますが、早くもネタ切れが(笑)
by ナツパパ (2018-01-17 09:26) 

ナツパパ

hypoさん。
こちらこそ、本年もよろしくお願いいたします。
この美術館を訪問したのは去年の9月末です。
美術館は、今は雪の中にうずもれていることでしょう。
来年以降、再訪出来たらなあ、と夢想しております。
by ナツパパ (2018-01-17 09:28) 

ナツパパ

めぎさん。
長くご無沙汰しました。
串田さんの書斎は、以前より雑誌の写真で見て憧れてましたが、
それは一部を断片的に写したものばかりでした。
今回その全容を見ることが出来て、ほんと幸せでした。
串田氏の著作やほかの諸々とぴったり合っていて違和感のない雰囲気が
なんとも嬉しく感じられました。
こういう書斎を持ちたい、と思うのですが、残念、今は四畳半でちんまり過ごしています。
by ナツパパ (2018-01-17 09:32) 

ナツパパ

TaekoLovesParisさん。
頂いたコメント、本当にうれしいです。
わたしもTaekoLovesParisさんと同じように感じましたので。
思索という作業は、ごく個人的なもので、きっかけは外部からの刺激であっても、
最後は自分との対話であるわけですから、この仄暗い雰囲気こそが思索には似合いで、
自分の好きなものに囲まれた部屋であることが大切なのでしょう。
わたしの部屋も、自分の好きなものを置いているのですけれど、串田さんお書斎に比べると、
月とスッポン(笑)...主の素養の差に愕然とします。
by ナツパパ (2018-01-17 09:38) 

ナツパパ

saruさん。
ハマコウさん。
はじドラさん。
ffmlさん。
ともちさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2018-01-17 09:40) 

ナツパパ

mikanさん。
musselwhiteさん。
ciel-bleu-fonceさん。
aokenさん。
mamiiさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2018-01-17 09:41) 

ナツパパ

kazushiさん。
ダイとクロさん。
ヨタ8さん。
okina-01さん。
いっぷくさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2018-01-17 09:43) 

ナツパパ

フジトモさん。
おぉ!次郎さん。
タンタンさん。
Mitchさん。
doudesyoさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2018-01-17 09:44) 

ナツパパ

ちくわさん。
ぼんぼちぼちぼちさん。
burubonさん。
チャーさん。
alohaさん。

nice、ありがとうございます
by ナツパパ (2018-01-17 09:47) 

ナツパパ

kikiさん。
母にお見舞いのお言葉、ありがとうございます。
9月末に転んで骨折し、緊急に入院して手術、その後リハビリ、と、
母は結局年明けまで入院生活でした。
退院してきて日常の暮らしに戻りましたが、以前のようにはできす、
そこが歯がゆそうです。
ゆっくりと元に戻していけば...と言っているのですがね、ここにきて仰天の展開。
最初の手術がうまくいっておらず再手術となり、家族でドタバタしております(大汗)
by ナツパパ (2018-01-19 08:46) 

ナツパパ

みちさん。
あ、みちさんもそう思っていただけましたか。
わたしも部屋を見て、ああ、この乱雑さというか混沌ぶりはいいなあ、
とため息が出ました。
今のところ自室はモノが少なく、そのせいか四畳半とはいってもゆとりがあります。
でも、落ち着けるのか?というとそれほどでもなく...じつは(笑)
もう少し物があってもいいかな、とチラッと思うこの頃です。
by ナツパパ (2018-01-19 08:51) 

ナツパパ

kuwachanさん。
こちらこそご無沙汰いたしました。
本年もよろしくお願いいたします。
斜里というと知床や道東の観光には、必ず通る街ですけれど、
街ではあるものの、そこを目指していくところ、ではないようにも感じます...残念ながら。
この美術館は、そういう街にとって素晴らしい資産になりうるかもしれません。
ただ、笑顔を振りまいてまでお客さんを呼び込む、ということは難しいでしょう。
関心のある方に見ていただければ、という姿勢は、館長の山崎氏の、志の高さとおもいます。
わたし自身も、万人の方にお勧めできる場所とは言えませんし。
拙ブログの記事で、近くにおいでの際、寄ってくださる方が一人でも二人でもいらっしゃったら、
それだけでありがたいことだ、と思うんですよねえ。
by ナツパパ (2018-01-19 09:01) 

ナツパパ

(。・_・。)2Kさん。
ご無沙汰しております。
本年もよろしくお願いいたします。
by ナツパパ (2018-01-19 09:02) 

ナツパパ

アルマさん。
個人の美術館は、探してみると日本各地にあるようですね。
それぞれに特徴があって、巡ってみたら楽しそうですよ。
美術館を建ててその収集を公開したい、という志は素晴らしいですし、
そういった美術館の展示には、愛情も感じられます。
関西に行ったとき個人美術館にいくつか行ったことがありますが、
どれも素晴らしかったことを覚えています。
by ナツパパ (2018-01-19 09:05) 

ナツパパ

駅員3さん。
今年の冬はとりわけ厳しいですよね。
北海道も寒さがきつそうですので、帯広での公演にはお身体ご自愛くださいますよう。
北海道でも、道東はとりわけ厳しいようで、石北峠超えたら別の国、
なんていった文章を読んだ覚えがありますよ。
それでも冬には冬の愉しみがある、と北海道生まれ育ちのカミさんは言います。
雪を特別視するのは東京者だけよ、と鼻で嗤いますねえ(笑)
by ナツパパ (2018-01-19 09:10) 

ナツパパ

takechanさん。
arashiさん。
MORIHANAさん。
足立sunnyさん。
YUTORIさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2018-01-19 09:11) 

ナツパパ

竹口要さん。
ありささん。
トレンダー櫻井さん。
gopさん。
enosanさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2018-01-19 09:13) 

ナツパパ

tarouさん。
tommy88さん。
ribonribonさん。
追いかけっ子さん。
メルシオさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2018-01-19 09:14) 

ナツパパ

Santaさん。
はい。
この1泊2日の小旅行で、気持ちもずいぶんほぐれました。
日常の世界からパッと外れるのもいいものですね。
それこそが旅の醍醐味とも思います。
この小旅行を、こうやって記事で思い返したいたら、また出かけたくなります。
どこか行きたいなあ。
by ナツパパ (2018-01-19 09:20) 

ナツパパ

caverunaさん。
あ、caverunaさんもお母様も骨折なさったのでしたか。
高齢の方の骨折は、若年の場合と違って、リハビリの期間も長く、
直り難いなあ、と今回実感しました。
caverunaさんのお母様は今はお元気とのこと、なによりです。
母は、手術の結果が思わしくなく、再手術となってしまいました。
わたしたち夫婦もびっくりですが、母も相当参ってしまって、
今後のケアもいろいろ考えなきゃなあ、とケアマネさんと言い合っているんですよ。
by ナツパパ (2018-01-19 09:23) 

ナツパパ

じゅんぺいさん。
ご心配をおかけしてしまいました。
なんとか元の暮らしに戻りつつあり、ブログも再開できました。
ただ、毎週更新できるか?というとそこまではまだでして、
月2回くらいで始めようかな、と考えているところです。
今年は穏やかな年になってほしいと願っているのですけれども、
早くもこの半月の間にびっくり仰天が3件もあって、前途多難そうですよ。
本年もよろしくお願いいたします。
by ナツパパ (2018-01-19 09:26) 

ナツパパ

Inatimyさん。
わたしがこの美術館を訪れてすぐ後、串田孫一氏のご子息、串田和美さんが
この美術館を訪問され、書斎のことを文章にしています。
COYOTEという雑誌で、タイトルが「串田孫一のABC」というもので、
わたしすぐ買い求めて熟読再読中です。
串田和美氏は、東京小金井にあった書斎がそのまま再現されている、と仰っていて、
その言葉こそ、この書斎の再現活動に尽力された館長の山崎氏にとって、
最高の誉め言葉であると思います。
山崎氏は本当にうれしかったでしょう。
何よりのことだったなあ、と、読んでいてわたしも嬉しくなりました。
by ナツパパ (2018-01-19 09:31) 

ナツパパ

今造ROWINGTEAMさん。
ご無沙汰しました。
この書斎を見て、理想の書斎がここにある、と思いましたっけ。
この書斎の雰囲気は、長い間主によって慈しまれた結果でしょうし、
長い間の積み重ねが無ければ、こういったものにはならないと思いますねえ。
洞窟のような、森の中のような、そういった雰囲気は素敵で、ほんと憧れます。
by ナツパパ (2018-01-19 09:34) 

ナツパパ

なかせさん。
ご無沙汰しました。
ようやく諸々の雑事から解放されつつあって、ブログの再開まで
こぎつけることが出来ました。
みなさんから、多くの温かいコメントやniceをいただき、嬉しかったです。
スローペースになりそうですが、続けていけるようにしたいと思っております。
本年もよろしくお願いいたします。
by ナツパパ (2018-01-19 09:36) 

ナツパパ

ennkakasyuさん。
たくやさん。
MONSTER ZEROさん。
makkunさん。
momoさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2018-01-19 09:38) 

ナツパパ

palpalさん。
sugoimonoさん。
koh925さん。
wattanaさん。
yorikoさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2018-01-19 09:39) 

ナツパパ

Cedarさん。
向日葵さん。
takaさん。
月夜のうずのしゅげさん。
soramoyouさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2018-01-19 09:40) 

ナツパパ

KENT0mgさん。
ryo1216さん。
Paulさん。
きーちゃん2さん。
さとしさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2018-01-19 09:42) 

ナツパパ

はなみちさん。
さる1号さん。
song4uさん。
てんてんさん。
四辻の狸さん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2018-01-19 09:43) 

ナツパパ

Naokiさん。
pegasasさん。
風船かずらさん。
ラックさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2018-01-19 09:44) 

あおたけ

落ち着いた雰囲気のいい美術館ですね(^^)
まさしくナツパパさんがそうであったように、
時が経つのを忘れて、見入ってしまいそう。
by あおたけ (2018-01-19 18:30) 

ナツパパ

あおたけさん。
個人美術館は、館長さんの識見や志、そして好みとか思い入れとか、
そういったものがない交ぜになって、それぞれ個性的です。
見学者との相性もあると思います。
わたしにとって「北のアルプ美術館」は、すべてに満足できるものでした。
展示室の様子などは、大きな美術館に比べると、設備など今一つかもしれませんけれど、
それを補う、運営者の志や識見が感じられ、すっかり虜になりました。
また行きたいなあ...次回はいつになるのか...うーむ。
by ナツパパ (2018-01-22 13:14) 

ナツパパ

えくりぷすさん。
ぷちさん。
gardenwalkerさん。
ハレルヤさん。
yamさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2018-01-22 13:15) 

ナツパパ

ニコニコファイトさん。
furuさん。
たかぼんさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2018-01-22 13:16) 

ナツパパ

macharunさん。
山子路爺さん。
nicolasさん。
ADHD大ちゃん さん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2018-02-03 12:10) 

ナツパパ

freecoyoteさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2018-04-02 22:40)