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八幡宿富士に登る 【市原富士塚巡り その1】 [山に登ろう]





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 先の連休は、晴れた日が続き、いかにも初夏を感じさせてくれた日々なのだった。

 そんな素晴らしい陽気なのに、自堕落に家で寝ころんでいたのは、なにを隠そうわたしである。

 ...これじゃイカンよなあ...




 そこで、友人のS君に連絡をして、どこかに行こう、と相談をした。

 せっかく連休なんだから、少し遠くに行きましょうよ、とS君が言う。

 それじゃあ...と、某日、東京駅で待ち合わせ、やってきたのは千葉県市原市である。






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 千葉県の内房地域は古くから開けた街が続き、漁業などにより豊かだった。

 そのせいか、神社が多くあり、また富士塚も多く存在する。

 例えば、訪れた市原市など、市域に20基以上の富士塚が確認されているほど。

 それで、この日はいくつかの富士塚を回ることになった。




 まず最初に訪れたのは、市原市八幡宿の「飯香岡八幡神社(いいがおかはちまんじんじゃ)」である。

 この神社は675(白鳳年間)年に一国一社の八幡宮として勧請されたのが始まり。

 その後、759(天平宝字3)年、国府宮となり、上総の国総社、京都石清水八幡宮の別宮でもある。

 そのため、源氏、千葉氏、足利氏、徳川氏、より篤い信仰が寄せられた。




 訪れた境内は広く、大木が茂り、神社の由緒と格式の高さが感じられるのだった。



 




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 本殿のある敷地は広く、そこを横切って進むと、小道を隔てて「浅間神社」があった。

 ここも、境内には高い木々が立ち、緑が濃く豊かである。

 その雰囲気は独特で、山の中に居るかのような清浄な空気を感じるのだった。






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 鳥居をくぐると、左手に目指す「八幡宿富士」がある。

 大きな富士塚で、高さ7~8㍍、周囲は20㍍以上だろう。

 全山、黒朴石などの石で覆われ、登山道に沿って石柱石碑が置かれている。

 富士塚に置かれるべき物が揃った、本格的な富士塚である。




 富士塚の基部には浅間神社の石碑があり、浅間神社の里宮を象徴しているものと思われた。

 登拝に際しては,この石碑でお参りし、頂上の奥宮を目指す仕組みなのだろう。

 登山道は写真上・上の右手から始まり、左右に蛇行しつつ頂上に至っている。






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 登山道には「吉田口」の石柱が立っていて、ここがメインの登山道であることを示しているようだ。

 写真でご覧いただけるように、登山道は左右に曲がりつつ頂上を目指している。

 登山道脇には、合目石が置かれ、また多くの石碑が見えた。

 また、途中には、小御嶽の石碑など、実際の富士山に由来するもののミニチュアが置かれている。






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 5合目を過ぎると、登山道は急な傾斜となり、また、石段から丸石へと変化した。

 丸石伝いに歩くのは少々大変で、下りはもっと大変なので注意が必要だ。

 両脇の石に手をかけ、体を支えつつ登山道を上っていく。






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 頂上は2畳ほどの平地と鳥居、そして浅間神社奥宮の石祠があった。

 周りをしめ縄が囲い、結界となっていたので、頂上に登るのは遠慮した。

 おそらく、7月のお山開きには、頂上までの登拝ができるのだろうと思われる。






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 頂上下から麓を眺める...かなりの高さで、眺めがよろしい。

 明治期、または江戸期には、ここから実物の富士山を見ることが出来ただろう。




 ...ところが、この富士塚がいつ造営されたかを調べられなかったのが残念である。

 資料他をあたってみたのだが、詳しいことがわからず、今回は富士塚の由来などは記せない。

 調べは続けるので、いずれ、追記で記事に書き加えられると思うのだがね。




 ただ、この富士塚を造営し管理していたのが、丸八講であることは、境内の石碑で分かった。

 〇に八の字が書かれた丸八講は大きな組織で、関東一円に支部があったようだから、この大きな富士塚も、

 八幡宿の丸八講だけではなく、他の丸八講も応援して造営したのではないか、と思う。

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ソニックマイヅル

おはようございます。富士塚から江戸、明治期は富士山が見えたのですね。^^;
by ソニックマイヅル (2017-05-12 08:51) 

Santa

友人のSさんっていつも登場しますが、
なかなかアクティブなお方ですよね?!
まさか、髪の長い…オッと失礼いたしました。
良き友人に恵まれて羨ましいです。

富士塚を良く見ると富士山との相似性を見ることが出来るのに
ただただ感心いたします。
私も少し関心が出てきました。

自分の住んでいるところに富士塚があるか調べてみます。
by Santa (2017-05-12 10:13) 

Santa

調べてみたら、なんと14箇所もあるそうです。

参考までに
http://www.tobuyomiuri.co.jp/area/koshigaya/150105topnews_1.html

人の調べたものを自分が調べた如く(..;)””””> ポリポリ
天気の良い日に近いところから行ってみようかな。

個人宅にもあるようですが、
さすがに不法侵入になりかねないですから、
そこはなんとなく遠目に見て。
by Santa (2017-05-12 10:50) 

れもん

富士塚はその昔富士山信仰に基づいて築かれたものですよね。いのりの一つの形のように思います。今も新しい富士塚が築かれることはあるのですか。ふと思いました。
by れもん (2017-05-12 10:53) 

gillman

ずいぶん趣のある富士塚ですね。千住神社の富士塚もけっこう良かったんですが、ここの方が周りに木があって夏なんかよさそう。
by gillman (2017-05-12 11:31) 

北海道大好き人間

>五合目を過ぎると、登山道は急な傾斜となり、また、石段から丸石へと変化した。
>丸石伝いに歩くのは少々大変で、下りはもっと大変なので注意が必要だ。
>両脇の石に手をかけ、体を支えつつ登山道を上っていく。
実際の富士山で、七合目から八合目にかけての「胸突八丁」をイメージしているのですね。
4年前の夏、Googleのストリートビューが撮影・公開されているのですが、鎖1本だけで周りはむき出しの溶岩、標高的に高山病にかかりやすいこともあって、最も苦しい場所とされています。
昼間にこれを見ると絶望的な気分になることから(実際、此処で諦めて下山する人も多いです)、夜が明ける前に此処を登り切ってしまい、八合目から上で御来光を拝むというのが、ベテラン登山者の登り方です。
こんな場所を、7月に行われる富士登山競走の選手は一般の登山者の何倍もの速さで「駆け抜けていく」のですから、すごいと思います。
(参考:スタート地点の富士吉田市役所前から山頂まで標高差約2800m、距離約21kmですが、一番早い人は2時間30分程度でゴールします)

因みにこのストリートビュー、今年で三十三回忌になるあの山(尾根)も表示されます。ただでさえ登るのが困難な急峻な山道で重い機材を背負って登山・撮影した人に敬意を表したいです。

by 北海道大好き人間 (2017-05-12 12:32) 

めぎ

ひさしぶりの富士塚、嬉しいです♪
これは立派ですね~頂上も綺麗ですね。
ナツパパさんもお元気そうで何よりです。
ご一緒して以来、授業で富士塚を紹介しています。富士山を真似た山で...云々と言うと、ドイツ人学生たちは楽しそうに写真に見入ってくれますよ!
by めぎ (2017-05-12 15:45) 

viviane

とても古い富士塚ですね~
歴史等・・・何れナツパパさんはご調査されるのでしょう
無事戻りました♪ 又宜しくお願いします^^
by viviane (2017-05-12 16:36) 

Inatimy

飯香岡・・・なんだか美味しそうなものを連想させる名前♪
下から見るのと、上から見下ろすのとでは、感覚が違いますね。
思ったより高さがあってびっくりしました^^;。
by Inatimy (2017-05-12 18:11) 

竹口要

浅間神社の鳥居や麓を見下ろす写真から
素敵な何かが優しくふわーっと感じられたような気がしました。
そこに立つと当時富士山を眺めていた場面にタイムスリップして
いろいろ感じられたら楽しいでしょうねぇ!(完全に妄想)
ツマ。
by 竹口要 (2017-05-12 19:01) 

アルマ

富士塚、やはり関東に多いのは当時は実際に富士山を目視できたから・・・なのかなぁとふと思いました。
ウチの方に少ないけれど富士塚があるのも富士山が見える場所があるから・・・
ちょっと考えすぎですかね(^^ゞ
by アルマ (2017-05-12 23:40) 

みち

立派な富士塚ですね。木々の影が爽やかな感じです。
急な山道は登り降りが大変そうですね。
千葉にも富士塚がたくさんあるんですね♪
by みち (2017-05-13 01:07) 

YAP

けっこうしっかりした富士塚ですね。
登山道も立派ですし。
市原にそんなにたくさんの富士塚があるなんて。
記事のタイトルからして、この後もいくつか続けて登られたのかな?
by YAP (2017-05-13 06:46) 

小肥り

今回は狛犬様はおられなかったようですね。
富士塚めぐりもひさしぶりですよね。
かなり大きいぞ、ということは見てわかります。
by 小肥り (2017-05-13 07:01) 

hanamura

お久しぶりの富士塚巡り、また、りっぱな御山です。
お山開きにならないと頂上は、あぁ!そうなのですねぇ。
不心得は私は、ひょいと登ってしまったかもしれません。
by hanamura (2017-05-13 08:44) 

ちくわ

この富士塚はよく知ってますよ。
なぜなら市原市は実家のある地元なので(^_^)/
この辺は学生のころウロチョロしてました。
写真で見る限りそんなに変わってない感じだな~。


by ちくわ (2017-05-13 10:55) 

kuwachan

登山道も付いて立派な富士塚ですね。
現在でも富士山は空気の澄んだ冬晴れの日であればかなり遠くでも眺めることができます。
高速を走っていてこんなところからも富士山が見える、と思ったことが幾度かあります。
江戸時代や明治時代であれば、千葉県からなら楽勝で見えたでしょうね^^
by kuwachan (2017-05-13 14:21) 

engrid

これは、凝った趣向の、、拘ったかな
周りに木々も、登るのが楽しいですね
眺めもなかなかとは、、、結界
お山開きの後に、再度訪れたいですね
登頂記念しなくては、、、
by engrid (2017-05-13 17:03) 

なかせ

素晴らしい富士塚ですね♪
お天気が良いと出かけたくなりますね!
by なかせ (2017-05-13 19:21) 

ナツパパ

ソニックマイヅルさん。
千葉県内房地域は、東京湾を挟んで富士山がよく見えました。
...今でも、冬にはくっきりと見ることが出来ます。
なので、江戸明治頃までは、今より空気も澄んでいたでしょうから、
なお一層富士山を見ることが出来たことでしょう。
富士信仰が盛んになったのもうなずけます。
by ナツパパ (2017-05-14 10:37) 

ナツパパ

Santaさん。
友人のS君とは長い付き合いで、そろそろ30年を超えますでしょうか。
夫人とも昵懇ですので、家族ぐるみの付き合いとも言えますが、
男同士で、こうやって遊びに付き合ってくれる貴重な友人です。
富士塚狛犬、その他諸々、彼とはずいぶん見物に行きました。
見物の道中、親父ギャグをかっ飛ばしあいながら歩くのは面白いです。
暴走ナツパパと付き合ってくれるのですから、人格者でもあるんですよ(笑)
by ナツパパ (2017-05-14 10:42) 

ナツパパ

Santaさん。
重ねてのコメント、ありがとうございます。
越谷にはそれほどの富士塚がありましたか。
埼玉県南部は、千葉県の北部に劣らず富士塚の多い地域で、
以前春日部に見物に訪れたときは、一日では回り切れませんでした。
越谷の富士塚、こののちはターゲットにさせていただきたく!
by ナツパパ (2017-05-14 10:44) 

ナツパパ

れもんさん。
富士山への信仰は太古よりあったそうですが、江戸期に入ってからは、
富士登山も含めたものになり、その道案内として富士講が出来たようです。
富士講の人々は、先達と呼ばれる人に連れられて富士登山をしたそうで、
そういう組織が、富士塚を作ったのでしょうね。
富士登山のできない女子や老人子供が、手軽に富士登山をした気分になれるところ、
それが人気となって、富士塚は爆発的に増えたのだと思います。
今は、富士講自体がほぼ無くなってしまい、新しく造営される富士塚は、
ほとんどありません...残念ですが。
by ナツパパ (2017-05-14 10:48) 

ナツパパ

gillmanさん。
富士塚の山容が素敵ですよね。
三角錐というか、富士山型というか、その整った姿がいいなあ、と思います。
ここはまた、富士塚に欲しい様々な物が揃っていて、それを見ていくのも愉しく、
見物していて時間を忘れるほどでした。
管理している方々が、この富士塚を愛している様子も感じられ、それもうれしいことでした。
by ナツパパ (2017-05-14 10:51) 

ナツパパ

北海道大好き人間さん。
富士山は5合目からが急になる、と以前聞いたことがあります。
鎖場があるほどの急登箇所があるのでしたか。
わたしは遠くから富士山の山容を見るだけですが、裾が長く優美な姿である反面、
頂上付近の立ち上がりが急角度ですものね。
さすがに日本一に富士山、そうでなくちゃ、とも思いました。
わたし自身、富士登山をするのかどうかは分かりませんが、仮にすることになったら、
夜の間にそういう個所を上り、しかる後ご来光、という手順を踏んで登山をしたいと思います。
by ナツパパ (2017-05-14 10:55) 

ナツパパ

めぎさん。
めぎさんとご一緒した「千駄ヶ谷富士」に劣らず、優美な姿の富士塚でした。
実物の富士山にまつわる、様々なものが備わているところも似ていて、
これは第一級の富士塚と思いました。
ドイツでも富士塚をご紹介いただいているとのお話、とても嬉しいです。
また、富士塚がドイツの子たちに受けているのも嬉しいなあ。
今や、富士信仰及び富士塚の知識が、ドイツ国内で広がっているのですね!
by ナツパパ (2017-05-14 11:00) 

ナツパパ

vivianeさん。
おかえりなさい!
お元気ご帰国、なによりと存じます。
この富士塚は歴史があるものと思いますので、何とか由来を確かめたく。
なにしろ神社自体も相当な歴史があって、上総総社でもあるのですから、
富士塚も古いだろう、と思うんですよね。
マニアックな心が萌えます(笑)
by ナツパパ (2017-05-14 11:03) 

ナツパパ

Inatimyさん。
>飯香岡・・・なんだか美味しそうなものを連想させる名前♪
あはは...ホント、いい名前ですよねえ。
ここはずいぶん古くからの神社で、八幡様でもあるので、武家からの信仰が篤く、
それで一層栄えたのだろうと思います。
そういう神社であればこそ、富士塚も作られたのでしょう。
この富士塚は大きいものですが、山容が優しいので、下から見上げるとさほどの高さとは見えません。
でも頂上したから下を見ると、たしかにかなりの高さに感じました。
今は木々が周りをかこっていますが、それが無かったころは、周囲が見渡せて、
気持ちよかっただろうと思いますし、実物の富士山もよく見えたことと思いますねえ。
by ナツパパ (2017-05-14 11:08) 

ナツパパ

竹口要さん。
ツマさん、おはようございます。
この富士塚は、浅間神社の境内となってもいるのですが、周りには高い木があり、
その中で富士塚に対していると、独特な雰囲気、そして涼しく清浄な空気、
それらが感じられ、ふと、山の中にいるかのような気持ちになるのでした。
こういう富士塚は初めてで、貴重な体験をすることが出来ました。
by ナツパパ (2017-05-14 11:12) 

ナツパパ

tochiさん。
gopさん。
sugoimonoさん。
濱の寅次郎さん。
芝浦鉄親父さん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2017-05-14 11:13) 

ナツパパ

banpeiyuさん。
siroyagi2さん。
nandenkandenさん。
コミックンさん。
AKIさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2017-05-14 11:14) 

ナツパパ

eva-chinさん。
nachicさん。
Mitchさん。
Houryuuさん。
フジトモさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2017-05-14 11:15) 

ナツパパ

ともちさん。
song4uさん。
macharunさん。
あるいるさん。
ryo1216さん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2017-05-14 11:17) 

ナツパパ

アルマさん。
富士塚は、富士山信仰の拠点でもありますので、富士山が見えるのも大切ですが、
それよりも、塚に登ることで、富士登山を疑似体験できる、事のほうが、
より求められたのではないか、と思います。
ですので、実物の富士山が見える、ということに拘わらず、富士信仰があれば、
そこに富士塚も作られたのでは、と思うんですよね。
富士山が毎日のように見えるので、富士山への信仰が生まれた、ということはあると思いますが。
by ナツパパ (2017-05-14 11:21) 

ナツパパ

みちさん。
そうなんです。
千葉県の北部、習志野船橋界隈から始まって、内房沿岸部、また内陸部にも、
富士塚が多くみられるんですよ。
江戸期中期以降の、江戸での富士信仰の勢いが、周辺の、今でいえば、
埼玉県南部、千葉県北部、そして神奈川県にも広がったのでしょう。
東京では、戦災や都市部の再開発などでずいぶん多くの富士塚が壊されました。
幸い、この地域では、再開発などは無くて、富士塚も神社も残ったため、
今でもこうやって富士塚を楽しむことが出来ます。
by ナツパパ (2017-05-14 11:25) 

ナツパパ

YAPさん。
千葉県の内房線沿いには、君津市原木更津と街が並びますけれど、
その市域には多くの富士塚が残っています。
富士塚の宝庫といってもいいほどで、特に市原市は多いんです。
この日は、その中から5基の富士塚を見物しました。
大小さまざまにあって飽きませんでしたが、規模からいうと、
ここの富士塚が一番大きかったです。
見ごたえのある富士塚で、いいものを見たなあ、と思いましたっけ。
by ナツパパ (2017-05-14 11:29) 

ナツパパ

小肥りさん。
そうなんです。
最近は富士塚見物にご無沙汰で、内心忸怩たるところがありました。
この日は、友人と丸一日、5基の富士塚を見物できて、嬉しい日でした。
暑い日で、おしまいのころはずいぶん疲れましたけれど(笑)
ところで、千葉から東京に戻るとき、私は不思議な感覚に襲われることがあります。
東京まで、江戸川荒川放水路中川...と渡ってきて、両国駅を出て隅田川を渡ると、
ああこれで家に帰れる、と安心するんですよねえ。
これが小田原から帰ってきて、酒匂川相模川そして多摩川と渡ってもそういう感覚はないのに..
我ながら不思議で...この日も隅田川を渡ったらホッとしましたっけ。
by ナツパパ (2017-05-14 11:38) 

ナツパパ

hanamuraさん。
ホント立派な山容の、第一級の富士塚でした。
きちんと清掃管理されている様子は、登拝していても気持ちよかったです。
頂上のしめ縄ですが、他の方のブログ記事を拝見すると、一年中張ってあるみたいで、
なので、必ずしも立ち入り禁止とは言い難いようですねえ。
しめ縄を乗り越えて頂上からの写真を写している方のおいでですし。
わたしも頂上まで行けばよかったかな...なんかちょっと惜しい気分です(笑)
by ナツパパ (2017-05-14 11:43) 

ナツパパ

ちくわさん。
あ、ちくわさん、市原市がご出身でしたか。
市原は市域に内房線の駅がいくつもあって広いところでした。
この日は、八幡宿五井姉ヶ崎、と移動しつつの見物となりました。
それぞれににぎやかで、特に五井の東側は開発が進んですごかったです。
記事の富士塚は立派で素晴らしい出来栄えの富士塚でした。
丸八講によって造営維持管理されてきたもので、境内には丸八講の石碑が3基ありました。
昭和50年代には、先達世話人という幹部が15~6名見られたのですけれど、
平成の石碑にはたった2名...富士講自体の衰退を感じられ、寂しかったです。
それでも、富士塚の現状はきちんと整備され素晴らしいものでした。
by ナツパパ (2017-05-14 11:50) 

ナツパパ

kuwachanさん。
冬の晴れた日など、富士山が意外に大きく見え、ハッとすることがあります。
空気の澄んだ冬場には今でも富士山が本当に立派できれいですよね。
そうであれば、空気が一層澄んでいた江戸期や明治期などでは、
富士山が見える日は今より多くなるでしょう。
また、高い建物がない時代でもあり、あちこちから富士山を見ることが出来たでしょう。
富士山は今より身近な存在だったことと思います。
富士信仰も富士塚も、そういう時代であればこそ盛んになったのだろうなあ、と思いますねえ。
by ナツパパ (2017-05-14 11:55) 

ナツパパ

engridさん。
富士塚にあって欲しいあれこれが揃っていて、本当に興奮しました。
ここを維持管理してくださる皆さんの努力は大変なものと思いますし、
その努力には敬意を表したいと思います。
浅間神社境内の石碑には新ししめ縄がかけられ、頂上のしめ縄もまた新しいものでした。
いかに、この富士塚が皆さんによって丁寧に管理され、また守られているか、が分ります。
第一級の富士塚でありますし、また是非登拝したいところです。
by ナツパパ (2017-05-14 11:59) 

ナツパパ

なかせさん。
はい。
とても素晴らしい富士塚でした。
富士塚としては大きいもので、そうであるにも拘らず、様々なものが整い、
見どころが多くて、時間を忘れるほど熱中してしまいました。
ここ富士塚を、こうやって維持してくださる皆さんには本当に感謝したいです。
これからも、このまま残ってほしいです。
by ナツパパ (2017-05-14 12:03) 

ナツパパ

ヨタ8さん。
やってみよう♪さん。
burubonさん。
doudesyoさん。
トレンダー櫻井さん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2017-05-14 12:04) 

ナツパパ

チャレンジャーさん。
yamさん。
はじドラさん。
mwainfoさん。
neruruさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2017-05-14 12:05) 

ナツパパ

さとしさん。
LoveBeerさん。
向日葵さん。
aokenさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2017-05-14 12:06) 

旅爺さん

富士塚はテレビで見た感じと同じですが、
確か日本で1番低い山とされてるんじゃ無かったですか?。
この様な所を歩くのは大好きです。
by 旅爺さん (2017-05-14 17:53) 

ma2ma2

今日の朝5時半に日本に帰国しました(^^)
オーストラリアを楽しんで来ました!
by ma2ma2 (2017-05-14 18:12) 

あおたけ

小湊鉄道の訪問や応援するサッカーチームの観戦で、
市原や蘇我にはちょくちょく行くのですが、
八幡宿はなかなか降りる機会のない駅です。
こんな立派な富士塚のある神社があるのですね!
江戸の頃にはここから東京湾の海越しに
富士山が見えたのでしょうね~(^^)
はて、江戸時代の東京湾はなんと呼んでいたのだろう…
江戸湾??
by あおたけ (2017-05-14 19:25) 

johncomeback

拙ブログへのコメントありがとうございます。
「富士塚」シリーズ大好きなので、これからもお願いします(^^)
by johncomeback (2017-05-14 20:24) 

kiki

富士という名がつくだけで、嬉しくなりますね。
昔、フジサンという名前の人がいて「フジサンノフジです」と聞いて、
私は富士山の富士しか思い浮かびませんでした。
が、本当は藤(純子)さんの藤と説明されて、驚きました(笑)
藤の花の藤なら分かりやすいと思いました。
by kiki (2017-05-14 21:40) 

暁烏 英(あけがらす ひで)

市原・君津市には出羽三山講がいまも続いておりますが、丸八講は訊きませんねえ。耐えたんでしょうね。
by 暁烏 英(あけがらす ひで) (2017-05-14 22:14) 

aloha

富士塚についての知識はありませんが、
ここは雰囲気からして本格的なものだという感じがします。
小さくてもちゃんと登山道には吉田ルートがあって、
本当に富士山に登ったような体験ができるんですね。
頂上の鳥居がなんとなく可愛いです。
by aloha (2017-05-15 00:36) 

ipanemaoyaji

お元気ですか!
ブログ再開しました。
お暇なときはのぞいてみてください。
by ipanemaoyaji (2017-05-15 16:25) 

ナツパパ

旅爺さん さん。
富士塚は関東各地に点在していますので、お調べいただければ、
お近くでも見物できるのでは、と思います。
その姿は千差万別、一つ一つが独特の外観でありますし、歴史もそれぞれです。
そのあたりが面白い、と見物を始めてもう7~8年たちました。
登拝した富士塚は50基を超えましたが、関東一円で300基以上あると聞きますので、
前途遼遠...でも、先の愉しみがたくさんあって、それは嬉しいことです。
by ナツパパ (2017-05-16 09:06) 

ナツパパ

ma2ma2さん。
おかえりなさい。
オーストラリアは行ったことがないのですけれど、話を聞くといいところで、
そこをma2ma2さんの記事で拝見できるのは嬉しいことです。
南半球はこれから冬...っそう聞くだけで、太め暑がりのわたしはトキメキます(笑)
by ナツパパ (2017-05-16 09:08) 

ナツパパ

あおたけさん。
市原市にはJRの内房線が走っていますが、市原駅ってないんですよね。
八幡宿五井姉ヶ崎、と駅が並んで、市域が広いなあ、と今回実感しました。
五井の小湊鉄道では、貴重な資料を期間限定で展示していましてね、
それを見ることが出来たのは、予想外の収穫でした。
ちょっと遠くに街歩きすると、予想外の出会いがあるものですね。
今回の街歩きは、富士塚見物と一緒に、小旅行の愉しみも味わえました。
by ナツパパ (2017-05-16 09:12) 

ナツパパ

johncomebackさん。
ありがとうございます。
そうおっしゃっていただけると、今後の張り合いになります。
わたしと友人と、富士塚が好きであちこち出かけていますが、
富士塚は関東全域で300基を超える数があるそうですので、
先は長いなあ、と楽しみ半分ため息半分で思ったりします。
よろしければ、これからも富士塚見物記、どうぞごひいきに。
by ナツパパ (2017-05-16 09:14) 

ナツパパ

kikiさん。
あはは...たしかについ間違えてしまいそうですね。
わたしも、フジと聞けば、まずもって富士を連想してしまいますし、
kikiさんと同じように勘違いしてしまいそうです。
たしかに藤純子さんは有名ですものね。
...でも、富士真奈美さんという、こちらも有名な女優さんがいらしたですよ...
と、富士山好きはそうその方に言ってみたくなります(笑)
by ナツパパ (2017-05-16 09:18) 

ナツパパ

暁烏 英(あけがらす ひで)さん。
有坂蓉子さんという、富士塚がたいそうお好きな方がいらして、
ブログもなさっています。
その方のブログを拝見すると、ここの富士塚では、毎年のお山開きを
富士講の皆さんが主宰されてにぎやかです。
ただ、その記事が少し前の話ですので、そこが気になるところではあります。
丸八講は今どうなっているのか?...そこを知るために、お山開きの日に、
この富士塚に行かなければなりませんね。
by ナツパパ (2017-05-16 09:21) 

ナツパパ

alohaさん。
そうなんですよ。
富士塚は富士山のミニチュアとして作られましたが、作り手の熱意に伴って、
簡単なものから、こういった大変手間のかかったものまで、千差万別です。
ここの富士塚は、富士塚としては満点に近く、備えられるべき物が揃っていて、
登拝していても実に面白かったです。
できることならこのまま、ずっと続いていってほしいなあ、と願わずにいられません。
by ナツパパ (2017-05-16 09:24) 

ナツパパ

ipanemaoyajiさん。
ご連絡、ありがとうございます。
再開のお知らせ、嬉しく拝見しました。
素敵なバラの花々を楽しみに、伺いたいと思います。
by ナツパパ (2017-05-16 09:26) 

ナツパパ

いっきまーす!さん。
mamiiさん。
みぃにゃんさん。
kiyokiyoさん。
アトリエSAKANAさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2017-05-16 09:27) 

ナツパパ

arashiさん。
yu-papaさん。
makkunさん。
enosanさん。
Naokiさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2017-05-16 09:28) 

ナツパパ

ねじまき鳥さん。
ハマコウさん。
ネオ・アッキーさん。
(。・_・。)2Kさん。
pegasasさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2017-05-16 09:30) 

ナツパパ

ぷちさん。
tasuchanさん。
YUTORIさん。
tarouさん。
てんてんさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2017-05-16 09:31) 

ナツパパ

KENT0mgさん。
ぼんさん さん。
Cherrioさん。
mukuさん。
itokoさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2017-05-16 09:32) 

ナツパパ

MONSTER ZEROさん。
ennkakasyuさん。
たあさん さん。
caverunaさん。
追いかけっ子さん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2017-05-16 09:34) 

ナツパパ

サトちゃん さん。
ありささん。
palpalさん。
momoさん。
ffmlさん。

nice、ありがとうございます。

by ナツパパ (2017-05-16 09:35) 

ナツパパ

ダイとクロさん。
RANPOさん。
takaさん。
saruさん。
wattanaさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2017-05-16 09:36) 

ナツパパ

みりーさん。
ウッチィーさん。
TaekoLovesParisさん。
足立sunnyさん。
hypoさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2017-05-16 09:38) 

ナツパパ

じゅんぺいさん。
DONさん。
furuさん。
ぼんぼちぼちぼちさん。
たかおじ-さん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2017-05-17 09:14) 

ナツパパ

しのぴんさん。
たかぼんさん。
さる1号さん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2017-05-17 09:15) 

テリー

千葉県に富士塚が沢山あるとは、知りませんでした。
一度行って見たくなりました。
by テリー (2017-05-17 22:09) 

えーちゃん

富士塚って何のためにあるのでしょう?
ググったら、信仰のためらしいね。
ぁっ、亀が付く駅より、鶴の方がカナリ多いです。
一応調べてみました(^^;来週記事にします。
by えーちゃん (2017-05-18 01:47) 

ナツパパ

テリーさん。
そうなんですよ、結構残っているんです。
富士塚は主に関東地方で見られるのですが、関東地方一円に万遍なくあるのではなく、
地域で偏在しているんですよね。
...偏在しているうえに、現在まで残ったところがまた偏在している、ということでしょうか。
東京などは、江戸期には各町内に富士塚があった、という書物もありますが、
戦災や都市再開発で、今や数少なくなってしまいました。
千葉県北部、埼玉県南部には富士塚が多く残り、わたしや友人のような富士塚好きには
たまらない地域でもあります。
by ナツパパ (2017-05-18 09:26) 

ナツパパ

えーちゃん さん。
富士登山の疑似体験、というのがそもそもの動機だそうですね。
富士登山は、富士信仰の重要なイベントなのですが、江戸から泊りを重ね、
富士登山をする...それだけでも大変なのに、下山後「精進落とし」で遊所に行くので、
女子供はなおさら同行できなかったことでしょう。
その、女子供老人のための富士塚なのだそうです。

あ、鶴の名前の駅、ありがとうございます。
とんだお手間をとらせてしまい、恐縮です。
記事、楽しみです。
by ナツパパ (2017-05-18 09:31) 

ナツパパ

メルシオさん。
wattanaさん。
koh925さん。
NO14Ruggermanさん。
いっぷくさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2017-05-18 11:16) 

ナツパパ

ciel-bleu-fonceさん。
隊長さん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2017-05-19 09:00) 

ナツパパ

山子路爺さん。
きーちゃん2さん。
nicolasさん。
えくりぷすさん。
マルコメさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2017-06-16 16:09) 

ナツパパ

musselwhiteさん。
たくやさん。
Cedarさん。
風船かずらさん。
schnitzerさん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2017-06-16 16:11) 

ナツパパ

ピヨめぐモカさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2017-06-16 16:11) 

ナツパパ

me-coさん。
ひろころさん。
gardenwalkerさん。
駅員3さん。

nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2017-07-02 11:21)