逃避行 [旅行中 国内編]
長くご無沙汰しました。
9月下旬から続く忙しさは、未だ佳境にあって、なかなかのしつこさである。
そういう日々を続けていると、どうやら、まわりを見ること感じることが出来なくなるみたい。
...で、ふと気付くと、季節はすでに秋から初冬になろうかという気配で...
...ああ、ずいぶん季節が進んでるのだなあ。
そう思ったら、いきなりどこかに行きたくなった。
...で、一泊二日、東京から離れてクルマで出かけることにした。
高速道路を5時間、着いた先は古くからの街で、なかなか風情がある。
狭い道が続く街並みを歩いていたら小ぶりな鰻屋があって、入ってみることにした。
夫婦二人、旦那が焼き手で女将さんが注文の都度土鍋でご飯を炊く。
二人の連携がピタリとあって、鰻丼が出来上がり、運ばれてきたのだった。
そんな街を、ふらふらと歩いていると、気分が霽れてくるのを感じる。
わたしを、どこの誰...とも知る人のいない街...そんなことが心を軽くさせてくれるのだろう。
一人旅の愉しさ、はそういうところかもしれない。
丘陵の中に点在する家並みを、細い道が結んでいる。
その道をたどっていくと、意外なところに店があって、そんなところも愉しい。
ふらりと入った店で、気に入った器があれば、それが出会いというものなのだろう。
なんかとても嬉しい街なのだった。
◇ ◇ ◇
...そうやって街を歩いて、一泊して、さて...
帰りは山のほうをドライブしてみようか、と思った。
まだ緑ばかりの山道を、4時間ほどドライブして、某インターで下りる。
そこからさらに山に向かって、たどり着いたところは、紅葉が盛りなのだった。
良いときにいらっしゃいました。
笑顔の店員嬢がそういって、メニューを勧めてくれる。
軽い食事とお茶をゆっくり愉しんで、それから広い庭の、彩りに満ちた景色を堪能した。
風は寒いけれど、日差しはまだ温もりを感じる...ほんと良いときに来たな。
ゆっくりとしてクルマに戻り、運転を始めたときには、なんともいえない高揚感があった。
家に戻ればあと一月はドタバタの日々。
でも、なんとかやって行けそうな気がしてきた。
みなさまへ。
長らくご無沙汰いたしました。
なんとか元気で暮らしてはいるのですが、やはり余裕が少なくなっていたのかもしれません。
ふと出来た時間をムリヤリ2日に広げて旅に出ました。
日常から離れることで気分も一新して元気になれるものですね。
...逃避行も良いもの、と思いました。
あと半月...と少し、なんだか忙しい日々が続くようです。
今回は、旅の思い出を記して、記事が出来ました。
嬉しいことです。
ただ、お返事が出来るほどの余裕はなさそうで、niceとコメントは閉じさせていただきました。
ご了承下さいね。
2016.11 ナツパパ拝
2016-11-03 20:01