屋根上の鍾馗見物 [街あるき]
北海道旅行の顛末をあっぷあっぷながらアップしているところだけれど...(極寒)...今回はお休みして...
9月下旬の休日、友人のS君と街歩きをしようということになった。
久しぶりなので行きたいところがいくつもある。
あれこれ話をしていたら、そうだ岩槻に行きませんか、とS君が提案する。
埼玉県さいたま市岩槻区、岩槻駅周辺の旧市街には、屋根の上に鍾馗像を載せた家が何軒もあるのだそうですよ。
おおっ、瓦鍾馗像...以前S君が京都で見物して、その写真を見、面白さに瞠目したことがある。
鍾馗像は、関西でしか見ることができないのかな、と思っていたのだが、関東でも見られるのでしたか。
それそれ!!そこに行きましょう...と話が纏まって、やって来たのは、岩槻の旧市街である。
岩槻はこの地域の主邑で、江戸時代以前から大きな城があり、江戸期には日光への御成道の宿場町として繁栄した。
日光東照宮造営の職人が、造営完成後この街に居着いて人形作りをするようになって、そちらでも繁栄したそうだ。
現在でも、岩槻というと雛人形、市内あちこちに大きな人形屋さんが見られる。
さて、岩槻に着いて、まずやってきたのは、「市宿」といわれる商店街(写真上)。
ここでは鍾馗像が多く見られるとのことだが、通り両側の家は皆新しく、旧市街という雰囲気とは違うように感じられた。
まず訪れたのは、人形屋さんに併設する「人形歴史館」。
入口上に鍾馗像がかけられていた。
館内に入り、ご主人にお話を伺うと、鍾馗像について詳しく教えてくださった。
この界隈で鍾馗像があるのは、もともとこの地域で瓦が焼かれていたからだそうだ。
大きな商家などの普請で、瓦を焼いて納める際、職人が手作りで鍾馗像を作って、厄除けに贈ったのが始まりだとか。
戦前までは、江戸を始め関東の多くの街で、屋根上の鍾馗像が見られたそうだ。
一つ一つ職人の手作りゆえ、それぞれ個性的で見応えがあったと教えてくれた。
ご主人は江戸時代の鍾馗像を収集していらして、館入口の鍾馗像も、江戸期の手作りとのこと。
たしかに時代を感じさせるが素晴らしい出来映えである。
人形歴史館を辞して市宿通りを歩いていたら、その日は市内スタンプラリーをやっていた。
わたしたちも誘われたものの、今日は鍾馗見物なので、と説明したら、市内鍾馗像のパンフレットをくださった。
スタッフの方が、鍾馗像について丁寧に説明してくださり、これはありがたい。
思いも寄らぬ助けをいただいたのだった。
◇ ◇ ◇
そこで、パンフレットを片手に、市宿通りを歩いていくと、あちこちに鍾馗像を載せた建物が現れるのだった。
大きな信用金庫の建物、その一番上に鍾馗像があった。
こういう事もあろうか、と、かねて準備のライカ版換算400㎜望遠レンズを取り出して、写真を撮ってみる。
オリンパスE-M5の優秀な5軸ブレ防止装置のおかげで、遠くの鍾馗像もブレずに写ってなによりである。
嘉永年間創業という老舗和菓子店にも屋根に鍾馗像が上がっていた。
いささかひょうきんな雰囲気だが、足下にはちゃんと邪鬼を抑えている。
ひょうきんな雰囲気の実力派...なんかあこがれるスタイルだなあ。
この鍾馗像は、瓦製ではなくて木製、そのせいか、表情なども豊かに感じられた。
スタンプラリーの中継所でいただいたパンフレットも写してみる。
地図に書かれた横手方向の太い道が市宿通り、赤い点が鍾馗を載せている建物である。
以前は市内で50以上あった鍾馗像も、建て替えなどでずいぶん数が減り、今では20内外だそうだ。
建て替えは今でも進行中なので、これからも減少が懸念されるらしい。
◇ ◇ ◇
さて、ここまでずいぶん長い記事になってしまった。
建物と鍾馗像、その形が面白く、それぞれに記事を書いていきたいところだけれど...
...ここからは、鍾馗像のみをみなさんにご覧いただこうかと思う。
写真ばかりたくさんご覧いただいて恐縮です。
ここまで9体の鍾馗像、どれも個性的で素晴らしい姿と思う。
関西の鍾馗像が屋根の軒下に多く見られるのに対し、岩槻の鍾馗像は、屋根のてっぺんに乗っていることが多い。
地域によって、また建物によっても違うのだな。
ところで、この日は気温28℃以上と暑い日になった。
S君と二人、岩槻旧市内あちこちを歩き回っていたら大汗でへとへと状態になってしまった。
前述の老舗和菓子店で、屋根の鍾馗像のお話を伺って、ふと見ると、売場にアイス最中があった。
S君と一つずついただいて、外で食べようとしたら、店内のイスで召し上がってください、と仰る。
やれうれしや、とイスに腰掛け食べていると、お茶もどうぞ、と奥さんが持ってきてくださった。
アイス最中も上等の味わい、すっかり堪能し、柔らかい笑顔と物腰の奥さん同様に、老舗の歴史を感じたのだった。
お、久々一番乗り(^^
拙宅辺りは鍾馗様より屋根神様が多かったですねー。
http://www.museum.city.nagoya.jp/collection/data/data_09/index.html
by gop (2014-10-04 16:28)
すいません。鍾馗と聞いて、屋根にヒコーキが乗っている家があるのかと思ってしまいました・・・。
by macharun (2014-10-04 19:03)
人形の街ゆえにでしょうか・・
こうして見ると色々な表情の鍾馗像がありますね。
これからは上を向いて歩かないと^^
by ぱぱくま (2014-10-04 19:56)
鍾馗さま それぞれ特徴があって、よく残っていたなあ・スゴイ という思いはありますが、個人的には 「ライカ200ミリとE M-5 コンビ」、スゴイなあ、と思ってしまいます。
こういう光景が眼に入るなら、上を向くのは、楽しいですね。
by 足立sunny (2014-10-04 21:33)
青空が眩しいですね。
鍾馗様を撮るには望遠レンズが必須ですね!
それぞれに特徴があって面白いです。
たとえ家を建て替えてしまっても、残せないものかなぁって
思ってしまいました。
岩槻は親切な方が多いのですね。
by みち (2014-10-04 21:42)
こんばんは
岩槻にこのようなものがあると
初めて知りました
今では大宮市岩槻区ですが
かつては岩槻市でしたね
なんかルーツを感じます
最後のアイス、なんかホッとする感じです
by gardenwalker (2014-10-04 21:49)
岩槻といいますと、人形の街・・・ですよね。
まず雛人形に武者人形でしょう。
武者人形には鍾馗さん、いますよね。
お手の物かしら。
それにしても家によってそれぞれ表情もポーズも違うの。
楽しいのね。
by 小肥り (2014-10-04 22:04)
関東にも鍾馗像がありましたか!
なるほど、瓦を作っているからですか、ウチの方にも瓦の産地があるので確かめてみようかな・・・
って書いていてそこは鬼瓦で腕を競っていた事(鬼師)を思い出しました( ̄∇ ̄;)
by アルマ (2014-10-05 00:46)
これは見事です。
こういうの、知りませんでした。
ナツパパさんの観察力は、いつも感心させられます。
いったい私は何を見て歩いてる?
by YAP (2014-10-05 03:46)
28℃とは、夏のようですね〜
こちらは22℃を喜んでいる状況です。
日曜日から一気にまた寒くなる予報で、最後の秋の日和を楽しみました。
by めぎ (2014-10-05 05:55)
上ばかり見てあるいてしまいそう。楽しいなあ。
by snorita (2014-10-05 07:14)
京都に続いて なんと 埼玉にもあったなんて。
関東にもこのような風習があったとは知りませんでした。
いつか 見に行ってみたいです。
by furu (2014-10-05 11:04)
「店内で召し上がれ。お茶もどうぞ」……その心遣いにnice!です。
旅の途中でこの様な心遣い、とても嬉しいですね。その後の足取りも軽くなるというものです。
by 山子路爺 (2014-10-05 13:23)
いろいろな鍾馗像が見つかりましたね☆
鍾馗は、ラインオンのたてがみのような髪や髭があるイメージですが、ひょうきんな鍾馗の写真だけ、髭はあるけど髪の毛がないようなw
by ばー助 (2014-10-05 15:15)
瓦屋根の建物素敵ですね。
鍾馗様が屋根に乗っているのは初めて見ました。
いつまでも残って欲しいです!
by ラック (2014-10-05 22:31)
以前にナツパパさんの記事で拝見した鍾馗像、
京都だけではなく、埼玉の岩槻でも見られるのですね。
もともとこの地域で瓦が焼かれていたからとのことですが、
岩槻は人形の街としても有名なだけに、
なんだかその繫がりもあるような気がします(^^)
個性的な鍾馗像の数々、楽しませていただきました。
by あおたけ (2014-10-06 09:15)
岩槻って人形が有名なのですね。
鍾馗像はどれも個性的で立派ですね。
by たかぼん (2014-10-06 10:42)
魔除けの鬼瓦はよく目にするけd
鍾馗像は初めて見ました。
これはもう芸術品ですね。
by 響 (2014-10-06 21:48)
あれ、同じさいたま市なのに存じ上げませんでした。
今度機会があれば注意してみます。
by hideyuki2007y (2014-10-06 22:41)
これは見応えがありますね
只、屋根の上、、、お写真を撮っていただいてとてもありがたいです
どれも個性豊か、競い合って屋根に上げたのでしょうか
いずれも思いが込められた像ばかり、、いわれもききたいですね
by engrid (2014-10-07 00:15)
迎えるなら、どの鍾馗さまにしようかな・・・と楽しく拝見しました。
一番のお気に入りは、やっぱり3つ目のひょうきん実力派^^。
ちょっとクロス気味の脚でもしっかりと邪鬼を抑え、にこやか。
手の仕草がいいですね〜。
5番目の渋めの鍾馗さまも、この先は通さぬ!と強気で立ちふさがる感じでいい感じ。
by Inatimy (2014-10-07 19:12)
屋根の上の鍾馗像見物、楽しそうですね~♪
鍾馗像に気をとられて、転ばないように注意しなくちゃならないですね。
以前、オーストリアで看板を夢中で見ながら歩いていて、
石段で転んで足首を切ってその後の旅が大変だったんです~。
by hatsune (2014-10-07 21:44)
岩槻にこのような文化があったとは!
何回か歩いているはずなのに、まったく気が付きませんでした。
勉強になります。
by つぼっち (2014-10-07 23:53)
懐かしいです、子供の頃、家に五月人形の鍾馗様がありました。
子供の頃に住んでいた北千住に「おえんまさま」と呼ばれた勝恵寺というお寺があってその本堂には閻魔大王像があったんですが、ずっとこの閻魔大王と鍾馗様は同じものと思っていました。どちらも怖かったからでしょうか。
by gillman (2014-10-08 09:52)
さすがの望遠レンズですね、屋根の上の人形もバッチリ(^^)
京都の時も、かわいい~って思いました。
これは、次はどんなのかなぁ~って、楽しく回れそうですね♪
by 小梅姉 (2014-10-08 21:36)
人形町で鍾馗像の様なものを見たような気がするんだけど
違うものかなぁ〜?
by lomo (2014-10-09 00:14)
おぉ、岩槻にはまだまだ多くの鍾馗様が残っていらっしゃるんですね。
富士塚、狛犬に加えて、鍾馗様が新たにナツパパさんの「街歩き発掘アイテム」になりそうですね。
by SLB-I (2014-10-09 20:51)
皆さん、たくさんのnice&コメントをありがとうございます。
ナツパパ家、ただいま電話を含め通信環境のリフォーム中であります。
それで、お返事や訪問が出来ない状態になっております。
あと少しでリフォーム完了の予定ですので、もうしばらくしましたら、
また以前通りのお付き合いが始められそうです。
今しばらくのご猶予をお願いする次第です。
by ナツパパ (2014-10-11 17:50)
あい( ・∀・)ノ゛
by ふゆん (2014-10-12 09:45)
嘉永年間創業の老舗和菓子店屋根の鍾馗像
ひょうきんなポーズですねー!
サンタクロースちっくないでたち(・∀・`)
by ふゆん (2014-10-12 09:47)
岩槻は人形の街としか知りませんでした。こんなたくさん鍾馗様があるとは。行ってみなくてはわかりませんね。楽しみました。
by れもん (2014-10-16 14:34)
皆さまへ。
ようやく、通信関係のリフォームが終わりました。
長かったなあ...途中の台風2発が...などと愚痴をこぼしても仕方ありませんね。
今日はもう遅いので、明日から、みなさんの所にもお伺いしよう、と思います。のご無沙汰、すみませんでした。
とりあえずのご報告など。
by ナツパパ (2014-10-20 23:23)
gopさん。
すみません、コメントいただいてからお返事遅くなりました。
迂闊なことに、わたし屋根神様って初めて知りました。
地域でこうやってお祭りするしきたりって良いなあ、と思います。
今でも続いているのでしょうか。
名古屋に行って見てみたいです。
by ナツパパ (2014-10-21 06:23)
macharunさん。
あははは...鍾馗といえば、わたしも飛行機を思い浮かべることもあります。
あのずんぐりとしたスタイルは、日本の戦闘機では異色だったそうですね。
わたしの住む近くの飛行場にも、首都防衛のため鍾馗が配備されていたそうですよ。
ただ、高空では飛ぶのがやっとでしたとか...哀しい話しです。
by ナツパパ (2014-10-21 06:27)
ぱぱくまさん。
以前友人が訪れた京都の町では、屋根上の鍾馗像にはいくつかのパターンがあって、
同じ鍾馗像があちこちで見られたそうです。
岩槻の鍾馗像は、皆違った姿のものでした。
市宿通りは区画整理があったのか、新しい建物が多く、屋根に乗る鍾馗像も新しいものが多かったです。
どこかで購入されたのでしょうが、さてどこで...これから調べることができました。
それもまた楽しみなことです。
by ナツパパ (2014-10-21 06:32)
足立sunnyさん。
あ、ライカの400㎜レンズ、ではなくて、ライカ版換算の400㎜レンズ、なのでした。
すみません、わたしの言葉足らずでしたね。
持参したのは、マイクロフォーサーズし用のカメラで、セットレンズの、45~200㎜レンズです。
フォーサーズは、ライカ版画角に換算すると倍になるので400㎜になりました。
普段広角レンズばかりを使っているせいか、400㎜の世界は新鮮でした。
ぶれるかな、と同じ画像を何枚も撮りましたが、どれもぴたりと収まっていたのは驚きました。
オリンパスのブレ防止機能に脱帽です。
by ナツパパ (2014-10-21 06:38)
みちさん。
岩槻は以前、市政を敷いていて、独立した自治体で行政ができるほど賑やかで栄えた街でした
...あ、さいたま市の区になった今でも、賑やかな街です。
江戸時代からの宿場町で栄えた歴史が、こういう鍾馗像を屋根に上げる余裕を作ったのでしょう。
関東でも、大きな宿場町の商家には鍾馗像があった、と歴史館の館長さんが教えてくれました。
これからも残ってくれると良いのですが。
by ナツパパ (2014-10-21 06:45)
gardenwalkerさん。
岩槻の街を歩いていましたら、市役所の建物がまだ残っていました。
立派で大きな建物で、岩槻市だった頃の威勢が偲ばれましたっけ。
今は、岩槻区、区役所は駅前のビルに入っていて、その簡便さも大切ですね。
駅前からはバス路線があちこちに出ていて、旧市街から大きく広がっているのだなあ、と思いましたねえ。
古くからの酒屋さん、そして料理屋さんもあり、あ、美味しいおそば屋さんもありましたねえ。
また行きたい街です。
by ナツパパ (2014-10-21 06:50)
小肥りさん。
屋根上の鍾馗像は、どれも個性的で見ていて時を忘れました。
こうやって、目的を探しながらの散歩は愉しいものです。
行政でも、瓦鍾馗像を岩槻の名物に考え始めているようですね。
新しい鍾馗像が増えてくると、目的通り、岩槻の名物になると思います。
そうなって欲しいなあ。
by ナツパパ (2014-10-21 06:53)
アルマさん。
鍾馗像は厄除けの意味があって、各地の街で見られたそうですね。
アルマさんの仰った鬼瓦は、主として神社仏閣で用いられているのですけれど、
その鬼瓦の力に対抗するために、民家では鍾馗像をあげた、という説もあります。
古くからの街では、そういった感覚も出来上がってくるのでしょうね。
以前は東京の街でも多くの鍾馗像があったそうです。
関東大震災、戦災、とでほとんど失われてしまったのが残念です。
by ナツパパ (2014-10-21 06:57)
YAPさん。
同行の友人があれこれ教えてくれることが多く、また、二人で相談しつつの散歩で、
あれこれ様々なことに興味が出てきてしまいます。
...それにしても、狛犬富士塚と来て鍾馗像...古いものばかりですねえ。
なんかオヤジのカレイシュウを感じてしまうのは、考えすぎでしょうか(笑)
新しいものや美味しい食べ物、そういう方面にも行ってみたいなあ...と思うこの頃です。
by ナツパパ (2014-10-21 07:01)
めぎさん。
岩槻を散歩してから、早くも数週間が過ぎてしまいました。
こちらでも、朝晩めっきりと涼しくなって、秋が深まってきました。
2週連続の台風襲来には閉口しましたが、やっと秋晴れが多くなってきたのを感じます。
めぎさんお住まいの街ではもう冬の気配なのでしょうか。
ハロウィーンで盛り上がっているのかな?
by ナツパパ (2014-10-21 07:04)
okin-02さん。
tochiさん。
makimakiさん。
ぼんさん さん。
きゅーさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-10-21 07:05)
あおたけさん。
arail206さん。
ちょんまげ侍金四郎さん。
hanamuraさん。
さとしさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-10-21 07:07)
tateichi_mさん。
メルシオさん。
たかおじーさん。
たかぼんさん。
kyonさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-10-21 07:08)
茶の間おやじさん。
wattanaさん。
yohtamboさん。
やってみよう♪さん。
アジアンキャッツさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-10-21 07:10)
snoritaさん。
そうなんですよねえ。
この日は、友人共々、上ばかり見上げて散歩していたように思います。
その割に首が疲れなかったのは、面白くて集中していたからかもしれませんね。
東京にもまだいくつかの鍾馗像が残っている、という情報もあり、ぜひ行ってみたいところです。
by ナツパパ (2014-10-25 09:22)
furuさん。
わたしも、鍾馗像は関西ばかりの習慣か、と思っていました。
関東でも、古くからの宿場町や繁華街には鍾馗像が上がっていたのですねえ。
東京にも、江戸の昔から、大きな商家などには鍾馗像があった、と聞きます。
東京は、関東大震災や戦災などで多くの被害を受けましたし、戦後の成長期、
建て替えも頻繁でしたから、そういった建物や習慣は廃れていったののでしょうね。
惜しいなあ、と思いますが...仕方ないことなのかもしれませんね。
岩槻に残っていることをさいわいと思います。
by ナツパパ (2014-10-25 09:27)
山子爺路さん。
嘉永年間から続くお菓子屋さんは、さすがにおっとりと親切な商いをされていました。
そういうお店で買い物をしたり話しをするのは愉しいことですね。
この日はけっこう暑い日でしたので、アイスが美味しく、また、店の方の親切も、
とても素敵な思い出になりました。
by ナツパパ (2014-10-25 09:30)
ばー助さん。
お菓子屋さんの屋根にある鍾馗像は、とてもユニークな姿でした。
友人が京都で撮した写真には、おっかない鍾馗像は多くありましたが、こういうひょうきんな姿はなく、
こういう姿は始めてみましたねえ。
ここの鍾馗像は、瓦製ではなく木製でしたので、作家さんが彫り上げたものなのかもしれません。
ちょっと西洋的な顔かたち、そして光り輝くおつむり(笑)、なかなか良い雰囲気ですね。
by ナツパパ (2014-10-25 09:33)
ラックさん。
ホントそうですよね。
こういう習慣は江戸時代から続くものだそうで、一旦無くなってしまうと復活は難しく、
ぜひこのまま残っていって欲しいなあ、と思います。
鍾馗像は厄除けの効験があるそうですから、今でもみなさんに受け入れていただける習慣、
と思ってしまうのはひいき目でしょうか。
わが家でも鍾馗像をあげよう、と計画中なんですよ。
by ナツパパ (2014-10-25 09:37)
あおたけさん。
日光街道や東武鉄道が通っている沿線は、低い土地が多く、田んぼが広がっていました。
そういう地形であれば、瓦の材料となる土もあったのだろうかなあ、と思います。
昔の商家は大きな家で、しかも瓦葺きで、そうなると、その建物の為に焼く瓦も膨大な数になったことでしょう。
一軒の商家に瓦を納めて、そのお礼に鍾馗像を手作りで...良い習慣だなあ、と思います。
手作りの鍾馗は出来不出来も落差が大きかったことでしょうから、貰った商家で、
逆に困ってしまった鍾馗もあったかもしれませんねえ。
by ナツパパ (2014-10-25 09:43)
たかぼんさん。
そうなんですよねえ、わたしなど、岩槻というと人形を思い浮かべてしまいます。
市内を歩いていると、大きな人形店が何軒もありました。
わが家でも、息子が5歳にある頃、両親と連れだって、一家で岩槻までいきました。
五月人形をここで誂えましたっけ。
その店がどこだったか記憶にないのですが、五月人形は今でも端午の節句には必ず飾りますよ。
by ナツパパ (2014-10-25 09:46)
響さん。
ホントよくできてますよねえ。
昔は瓦職人の手作りだったそうですが、今では販売している瓦屋さんもあるそうです。
鍾馗像は型に入れて姿を造り、それを焼くのですけれど、その型は200枚でしたかそれ位で摩耗してしまい、
また新しく作り直さなければならないのだそうです。
なので、鍾馗像は同じように見えて微妙に違う姿になるのだそうですよ。
そういう話って、何となくマニアックな興味を引きますよねえ。
by ナツパパ (2014-10-25 09:50)
hideyuki2007yさん。
ぜひぜひお願いいたします。
浦和や大宮などの大きな町でも、昔からの商家には残っているかもしれませんね。
もし発見されましたら、ブログで記事になさってくださいまし。
わたしも見に行きたいので...よろしくお願いします。
by ナツパパ (2014-10-25 09:52)
engridさん。
京都の鍾馗像が、軒下に置かれていることが多いのに対して、岩槻の鍾馗像は、
屋根の上に置かれてることが多かったです。
おそらく建物の構造の違いから来るのではないかな、と思いますねえ。
京都の鍾馗像は、たとえばT字路の突き当たりにある家には必ず置く、とか、
いろいろなお約束ができているようですね。
古くからの街並みが残る京都ならではのこと、と思います。
岩槻の街では、そういう細かい習慣はないように感じました。
ただ、厄除け、という意味はどちらも同じで、思うことは同じなのだなあ、と思いましたねえ。
by ナツパパ (2014-10-25 09:57)
てんてんさん。
hujinomagumaさん。
enosanさん。
MORIHANAさん。
yamさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-10-25 09:59)
sugoimonoさん。
隊長さん。
mwainfoさん。
馬爺さん。
DONさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-10-25 10:00)
nachicさん。
song4uさん。
aokenさん。
comomonさん。
今造ROWINGTEAMさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-10-25 10:02)
akihiro-sさん。
ma2ma2さん。
ryo1216さん。
のっぽさん さん。
ともちさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-10-25 10:03)
Inatimyさん。
>迎えるなら、どの鍾馗さまにしようかな・・・と楽しく拝見しました。
あっ、そういう見方素敵です。
わたしだったらどうだろうなあ。
やはりお菓子屋さんの看板に上がっている鍾馗像は捨て難いし、まじめ一方の鍾馗像も
これは好ましく感じられますし...悩みますねえ、これは。
わが家でも鍾馗像をあげてみようかな...そんな気持ちになりました。
by ナツパパ (2014-10-25 10:22)
hatsuneさん。
うーむ、それはたしかにあり得る話しです。
わたしなど、全くの粗忽者なので、話しに浮かれかつ屋根の上に夢中になっていれば、
足下は危ないことになるでしょう、きっと。
気をつけなければ...って、ここでは思うんですがねえ...
それにしてもhatsuneさん、旅行中大変でしたね。
足のけがは旅行では厳しいですもの、お互い気をつけましょうね。
by ナツパパ (2014-10-25 10:25)
つぼっちさん。
あ、つぼっちさん、岩槻をお歩きになっていらしたのですね。
さすがです。
わたしたちは、岩槻に鍾馗像がある、という情報だけで歩き始めたのでした。
途中で、鍾馗像の案内パンフレットをいただいて、本当に助かりましたっけ。
立派な紙質のパンフレットで、地図もわかりやすく、岩槻の鍾馗像に対する姿勢がよく分かりました。
これからも応援してくださると良いなあ、と思いましたねえ。
by ナツパパ (2014-10-25 10:28)
gillmanさん。
そうそう、五月人形に鍾馗様は欠かせませんものねえ。
わが家にも鍾馗様の人形や掛け軸があって、どれもおっかない姿です。
息子など小さい頃相当おっかながっていましたっけ。
そういうときに、これはわが家の守り神様なのだよ、と教えてやればよかったなあ。
息子の思いも変わったかもしれませんね。
by ナツパパ (2014-10-25 10:30)
小梅姉さん。
そうなんですよ、望遠レンズの威力を思い知らされた一日になりました。
わたしは普段、広角レンズを中心に写真を撮っているものですから、望遠レンズを使うとき、
ブレがとても気になりました。
なにせ、ファインダーを覗くと、鍾馗像が上下に激しく揺れているのですもの。
目をつぶってシャッターを切ったら(笑)、不思議画像がピタッと止まっていました。
オリンパスのブレ防止機能は本当に優秀です。
カメラの進歩には驚くばかりですねえ。
by ナツパパ (2014-10-25 10:35)
lomoさん。
あ、人形町にも鍾馗像がある、との情報がありますよ。
おそらくlomoさんがご覧になった小さな像は、鍾馗像だったのではないでしょうか。
人形町といえば昔から知られた繁華街、鍾馗像が上がっている建物も多かったことでしょう。
その名残がまだ残っているのかもしれませんね。
わたしも人形町を歩いてみようと思います。
by ナツパパ (2014-10-25 10:37)
SLB-Iさん。
そうなんですよ、関東には少ないと思っていた鍾馗像ですが、岩槻にはまだまだたくさん残っていました。
それでも建て替えなどでだんだん少なくなっているそうで、若干の心配はありますが、
こうやって初秋の一日、友人と連れだっての鍾馗見物は良い気分転換になりました。
美味しいおそば屋さんもありましたし、岩槻、良い街です。
by ナツパパ (2014-10-25 10:40)
ふゆんさん。
>サンタクロースちっくないでたち(・∀・`)
あ、たしかに!!
髪の形と良い、表情といい、サンタクロースに似てますよねえ。
ひょうきんな雰囲気も良いなあ、と思います。
そうでありながら、邪鬼はしっかりと抑えていて、厄除けのお仕事は手抜きなく...
ますます良いなあ、とあこがれます。
by ナツパパ (2014-10-25 10:43)
れもんさん。
岩槻というと、たしかに人形の名前が浮かびますよねえ。
市内を歩いていると、大きな人形屋さんがあって、たしかにここは人形の街、と思いました。
そして、古くからの宿場町、そして城下町、地域の中心的な街だったのでしょう。
そういう豊かな街であれば、屋根の鍾馗像をあげる余裕も生まれたのでしょうね。
街並みにゆったりとした雰囲気を感じさせてくれる岩槻の街、良いところでした。
by ナツパパ (2014-10-25 10:46)
oink!さん。
sumijuniさん。
Ujiki.oOさん。
リックさん。
saruさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-10-25 10:47)
me-coさん。
ネオ・アッキーさん。
lamerさん。
TERUさん。
nikiさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-10-25 10:49)
matsukatさん。
ぷちさん。
NO14Ruggermanさん。
anchan1977さん。
ぼんぼちぼちぼちさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-10-25 10:51)
風船かずらさん。
RANPOさん。
MIMIZUKさん。
amoさん。
sonicさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-10-25 10:52)
kurakichiさん。
でんさん さん。
雪花さん。
くまらさん。
ことむちゃん さん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-10-25 10:53)
nyonyoさん。
きたろうさん。
大善士さん。
suzuran6さん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-10-25 10:54)
ここでも鍾馗象が。
シーサーも良いけれど、鍾馗もなかなか良いもんですね。
自転車の前とか、根付けにも良さそう。
あらら本末転倒な。
身近なところで鍾馗象が見られることにびっくりした次第でした。
アイス最中と鯛焼き。食べたくなってしまったのでした。
by Santa (2014-10-26 13:47)
岩槻は3年くらい住んでたことあって
懐かしいです
お人形は節句の時期とかになると
通りに出て、大きな旗を振って呼び込みしてましたよ^ ^
by ken_jp (2014-10-27 06:57)
Santaさん。
鍾馗さんは厄除けが専門ですので、家のあちこちに飾りたくなります。
ただおっかない姿ゆえ、小さな子どもが見ると、ちょっと引いてしまうかもしれませんね。
屋根の上は、子どもの目からは遠く、なかなか好適な場所かもしれませんよ。
わが家でも、鍾馗像をどこかで買い求めてこようか、と相談中です。
アイスもなかは、皮の中のアイスにあんこが入っていて、美味しかったです。
けっこう気温が高めな今秋、アイスもまだ美味しいですよね。
by ナツパパ (2014-10-28 11:02)
ken_jpさん。
あ、ken_jpさん、岩槻にお住まいでしたか。
今回、岩槻におじゃまして、良いところだなあ、と思いましたねえ。
駅前は賑やかではあるものの雑駁ではなく、旧市街の店はどこも親切でした。
新興住宅地とは違う、昔ながらの宿場町の名残でもあるのでしょうか。
また行ってみたい街です。
by ナツパパ (2014-10-28 11:05)
miyukimonoさん。
ジョナサンさん。
いっぷくさん。
ひろころさん。
カメラde防犯さん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-10-28 11:06)
gillmanさん。
sora_pさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-10-28 11:07)
arashiさん。
sabuchanさん。
ヨタ8さん。
miataさん。
たくやさん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-10-31 08:44)
桃杏さん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-11-01 19:34)
素人写真さん。
nice、ありがとうございます。
by ナツパパ (2014-11-09 15:25)
>以前は市内で50以上あった鍾馗像も、建て替えなどでずいぶん数が減り、今では20内外だそうだ。
>建て替えは今でも進行中なので、これからも減少が懸念されるらしい。
歴史的景観保護区域とかであれば、新築・増改築する際にも条件をつけてこれらの景観を維持できると思うのですが、その辺は行政の手腕が試されますね。
ガイドマップにスタンプラリーがあると、私ならば全部回ってしまいたくなりますね。
by 北海道大好き人間 (2014-11-20 23:18)
北海道大好き人間さん。
岩槻でも、さいたま市の職員さんの中で、瓦鍾馗に注目している方が何人かいらっしゃるそうです。
わたしたちがいただいた、瓦鍾馗のパンフも、そういう方々の力で出来たものかもしれませんね。
せっかくの鍾馗像ですから、街の観光資源として活用してくださればいいのに、って思うのですがねえ。
岩槻市からさいたま市の一行政単位になり、そういう点で小回りが利かなくなっているのかしら。
鍾馗像が、これからも残っていくことを願ってやみません。
by ナツパパ (2014-11-21 09:06)