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飯と汁 [街あるき]

 

 

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 前項で訪れた「白鳥神社」は、川崎市麻生区にあるが、そこから丘一つ越えると、東京都町田市。

 歩いて30分ほどだろうか、真光寺という地域に、「飯守(いいもり)神社」がある(写真上)。

 

 住宅が建ち並ぶ一角に、やはりこんもりとした森があって、そこが「飯守神社」だった。

 入口から眺めると、大きな木が何本も立っていて、鬱蒼とした、と言う表現がふさわしい神社である。

 今回は、ここ「飯守神社」と、あと一カ所神社にお詣りしようと思う。

 

 

 

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 「飯守神社」の鳥居をくぐると、大きなケヤキの木と、そして3000坪というひろい境内。

 境内には簡素な本殿だけが建っているのだが、この神社は、地域の氏神様以外に大きな役目を持っている。

 

 この神社は、府中にある大国魂神社の例大祭(くらやみ祭り)で、神様の膳部を司る、とされているのである。

 名前の「飯守」はそれを意味していて、この地域と大国魂神社の強い繋がりが伺える。

 祭神は保食命(うけもちのみこと)という名前の、食物そして五穀豊穣の神様。

 

 ところで、ここ「飯守神社」には、狛犬はおらず、灯籠だけが本殿前に立っていた。

 その灯籠には、「溝の口 石工 内藤慶雲」の名前があった(写真上、下右)。

 この「内藤慶雲」は溝の口「内藤石材店」の棟梁で、腕の良い石工であったらしい。

 

 内藤慶雲は、この界隈で多くの狛犬を作っていて、前項「白鳥神社」の狛犬も彼の作。

 「飯守神社」の狛犬は、おそらく途中で消失したのであろうが、現存していればさぞかし、と惜しまれる。

 

 

 

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 「飯守神社」から鶴川街道を北上すると、そこは再び川崎市、黒川地区である。

 ここには「汁守(しるもり)神社」がある(写真上)。

 主要道路が集まる交差点脇に小高い丘があり、そこが「汁守神社」だった。

 ここは黒川地域の中心、住所も黒川1番地なのである。

 

 

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 階段を上ると、鳥居があって、両脇に灯籠と狛犬が立っていた。

 どちらも、前述「内藤石材店」の作で、灯籠は瀟洒で軽やか、珍しいスタイルだった。

 

 ここ「汁守神社」も、祭神は「飯守神社」と同じ保食命、大国魂神社の例大祭で神様の膳部を司っている。

 飯と汁こそ食事の基本、であると同時に、生きていく上で欠かせないもの、それを祭る神社がここにあった。

 「飯守神社」と「汁守神社」は、二社で一対、地域の氏神であるとともに、農事の神としても信仰を集めているそうだ。

 

 

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 さて、上の写真は、「汁守神社」参道に立っていた狛犬である。

 オーソドックスな姿形といって良いだろう。

 阿形の眼が大きいところが気になるけれど、前脚を上げて子どもをあやすところなどなかなか優しそうである。

 

 ここの狛犬は阿吽双方で子どもを抱えていた。

 特に阿形は2匹の子どもがいて、それがとても活き活きとして可愛らしい。

 この狛犬も「内藤石材店」の作品だが、子どもの仕草や表情に、石工の優しさを見る思いがした。

 

 

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nice!(21)  コメント(40) 
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コメント 40

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gop

久々の一番乗り(^^
そうですか、くらやみ祭りの膳部を司る五穀豊穣の神様ですか。
大国魂(おおくにたま)神社の前は酒屋の帰り良く通るのですが(昨日も..笑)

町田は石屋が多い様な、私がこれを整備出してた所も母体は石屋でした。
http://987.blog.so-net.ne.jp/2008-11-19
by gop (2010-06-07 08:28) 

ひろころ

飯守さんは比較的馴染みがありますが、汁守さんって初めて聞きました。
二つで対なんですねー。飯と汁は大事ですもんね(._.)φ
狛犬、阿形の子どもがほんと可愛らしいですね(笑)
by ひろころ (2010-06-07 11:32) 

manamana

この狛犬さんは、きりりとしたお顔で、
なかなかハンサムですね。
by manamana (2010-06-07 22:41) 

YAP

飯と汁とは、おもしろいですね。
この名づけは、真面目につけられたものなのか、はたまた遊び心から生まれたものなのか。
どっちにしても、この二つの神社、どうせならどちらも一緒にお参りしたいです。
by YAP (2010-06-07 22:48) 

tateichi_m

町田は友人が何人かいますが久しく行っていませんので、
ロマンスカーに乗りたくなりました。
by tateichi_m (2010-06-07 23:30) 

めぎ

いろんなつながりのある神社が建っている地域で、そこに県境や市の境があることがなんだか滑稽に思えてきます。
by めぎ (2010-06-08 02:32) 

ナツパパ

gopさん。
大国魂神社は武藏国一宮(この一宮が複数あって困るのですが)なので、格式も高く
また大変立派な神社ですよね。
ですから、武藏国でも西側の地域は、大国魂神社に格別の繋がりがあったのだろうなあ、と思います。
司馬遼太郎の「燃えよ剣」を読んで以来、くらやみ祭りは一度行ってみたい、と思っているのですが
まだなんですよねえ。
山車が出て賑やかだそうで、人出も凄いのでしょう、そこが躊躇の一因でもあるのですが。
by ナツパパ (2010-06-08 07:50) 

ナツパパ

thisisajinさん。
nice、ありがとうございました。
多摩丘陵の地域は丘と谷が複雑に混じり合っていて、それによって地域が分かれている、
それが特徴かなあと思います。
なので、各地域にはそれぞれ古くからの神社があって、地域の信仰を集めているのですね。
探せば、まだまだいい神社に出会えそうな地域ですので、これからの散歩が楽しみです。
by ナツパパ (2010-06-08 07:55) 

ナツパパ

ひろころさん。
わたしも調べてみたら、飯守神社は何カ所かあるみたいですね。
「飯盛」となっている神社もあって、ここの「飯守神社」もいぜんはそちらの「飯盛」の字だったそうです。
明治でしたか、あれ、もっと前だったかな、飯守に替えたのは近所の神社何社かを一つにまとめたから、
と書かれていましたっけ。
なぜ、それが替える理由になったのかは不明なのですが、きっと何らかの訳があったのでしょうね。
by ナツパパ (2010-06-08 07:59) 

ナツパパ

ヨタ8さん。
nice、ありがとうございました。
飯守神社と汁守神社、ちょっとした峠を挟んで、そうですね、直線にしたら1㎞程度のところにあります。
で、2社で一対と書きましたが、双方の氏子さんたちの間で交流があるか、
というとそうでもないみたいです。
あくまでも地域の氏神様、ということなのかも知れません。
大国魂神社とのご縁も、それぞれが繋がっているということなのでしょうか。
ちょっと面白いな、と思いました。
by ナツパパ (2010-06-08 08:03) 

ナツパパ

たかちんさん。
nice、ありがとうございました。
神社の境内には、あれこれ建物が建っていることが多いです。
本殿の他に社務所があったり、地域の集会所、幼稚園や消防団の倉庫なんかも。
「飯守神社」には、そのどれも一切無かったですねえ。
簡素な本殿と、林と、あとは草原だけ。
いっそ清々しい感じでしたが、神社の管理はどなたが...と、つい心配になりました。
でも、境内はきれいになっていましたので、地域の方々が維持管理されているのでしょう。
そういうところも氏神様なんだなあ、と思いました。
by ナツパパ (2010-06-08 08:07) 

ナツパパ

えーちゃんaaaさん。
nice、ありがとうございました。
飯があって汁が出来たのか、双方同時に名前が付いたのか、それは不明なのですがね、
よくまあ近所にこういう名前の神社が出来たものだなあ、と嬉しくなっちゃいました。
双方とも立派な神社で、江戸時代以前から続いているそうです。
多摩丘陵は一種山間地域であるのですが、古くから開けたところだったんだなあ、と思いました。
by ナツパパ (2010-06-08 08:12) 

ナツパパ

今造ROWINGTEAMさん。
nice、ありがとうございました。
汁守神社は、黒川1番地、ここを中心にして黒川地区の住所が始まっているそうです。
建っているところも、地域の主要道路が集まる場所でした。
そんな様子がいかにも古くから開けた地域を思わせ、好ましく思えましたねえ。
神社自体は簡素な作りなのですが、地域にとっては心の中心でもあるのでしょうね。
by ナツパパ (2010-06-08 08:16) 

ナツパパ

MORIHANAさん。
nice、ありがとうございました。
神様の食べ物を扱うのは大切な役目、それを司る神があってもおかしくはありませんね。
そう思うのですが、実際に飯と汁の名前が付いた神社に出会うと、ちょっと驚きました。
ただ、ここの2社、祭神がその役を負っているとされているだけで、地域の氏子さんたちが
実際の大国魂神社例大祭に何かする、という訳ではなさそうです。
by ナツパパ (2010-06-08 08:21) 

ナツパパ

takemoviesさん。
nice、ありがとうございました。
飯守神社のお祭りについては不明なのですが、汁守神社のお祭りでは、
面をかぶった神楽か舞があって、それがなかなか良いのですとか。
歴史のある行事のようで、使われている面は文化財の指定を受けているそうです。
普段は閑散としている境内ですが、お祭りの時はきっと賑やかになるのでしょう。
by ナツパパ (2010-06-08 08:24) 

ナツパパ

ハゲアメリカーノさん。
nice、ありがとうございました。
汁守神社の脇には、この地域のJA直売所があり、休日は大混雑。
地元産の野菜や豆腐、そしてパンやお菓子など、安いわけではないのですが、
どれも新鮮で地元産というところが魅力なのでしょう。
スーパーなので買うときは1円に目の色を変える皆さんが、こういうところでは
多少高くてもたくさん買って行かれる。
理由があれば高くても売れる、ということなんでしょうね。
by ナツパパ (2010-06-08 08:28) 

gop

今回はコメントが少ない様なので(^^
大国魂神社近くに住んでいる知人がいるのですが、奥様が霊感持ちで(怖)
大国魂も鳥居から中には入れないそうです(熱田神宮も入れなかった)
聞くと、人の血が流れたもの(剣とか刀)があるとダメなのだとか。
我々、そんな神社にお参りに行っている訳ですから、いやはや。
by gop (2010-06-08 08:31) 

ナツパパ

manamanaさん。
仰るとおり、なかなかハンサムで、オーソドックスな、整った姿形の狛犬だと思います。
前項白鳥神社の狛犬と比べるとずいぶんな違いですが、それはきっと注文主の意向なのでしょう。
ただ、子どもの扱いに石工さんの考えが出ているかな、と思いました。
なかなか活発でやんちゃそうな子どもの狛犬は、大きくなると白鳥神社の狛犬になるのかも(笑)
by ナツパパ (2010-06-08 08:33) 

ナツパパ

YAPさん。
これが分からないのですよねえ。
大国魂神社との由縁を聞くと真面目に名付けられたもの、と思うのですがね、
飯守神社はともかく汁守神社、というのは初めてで。
それでも、地域の皆さんにとっては大切な氏神様、氏子の皆さんが集まって決まられたのでしょう。
この2社はそれほど離れてはいないのですが、そこをつなぐ鶴川街道が狭く交通量が多い道ですので、
出来れば車でお出でになった方がいいかも、と思います。
by ナツパパ (2010-06-08 08:37) 

ナツパパ

PENGUINGさん。
nice、ありがとうございました。
多摩丘陵地域は住宅街の開発が進んで、今では人口も多くなりました。
住宅街の中は道路も整備されています。
ただ、住宅街同士、又は地域をつなぐ道が、以前からの道路だけなんですよねえ。
さすがに多摩センターへの取り付け道路は増えましたが...
なので、休日はどこも渋滞、大変な混雑です。
買い物に出かける車が多いと思いますが、道を知らぬよそ者は苦労してしまうことが多いと思いますねえ。
by ナツパパ (2010-06-08 08:41) 

ナツパパ

tateichi_mさん。
町田は広い地域で、丘陵地域などは地形が複雑、そして道路も入り組んでいて
気楽な散歩をしている分には面白いのですがね、仕事などで移動は大変そうです。

そういえば、高校時代からの友人が町田在住で、以前はよく遊びに行きました。
たしか特急で30分でしたか、通勤用の車両を使う急行はちょっと長く感じられて、
つい特急の切符を買ってましたっけ。
わたしもこのところロマンスカーには乗ってませんねえ。
by ナツパパ (2010-06-08 08:46) 

ナツパパ

めぎさん。
そうなんですよ、わたしも面白いなあと思いました。
県境などは所詮明治以降に引かれたものですので、地域の成り立ちとは無関係ですよね。
ただ、武藏国とか相模国のように、旧来の国となると、この区分は結構ハッキリ残っているように思います。
そちらの境の方がずっと長く続いてきたからなんでしょうねえ。
by ナツパパ (2010-06-08 08:50) 

ナツパパ

gopさん。
ご配慮、恐れ入ります(笑)。
たしかに、古くからある神社には、長い間に様々な事件があったことでしょうし。
また、神社の建つところ自体、いまで言うパワースポット、なのだそうですし。
霊的な感性の強い方はやはり躊躇されることもあろうかと思います。
わたしなど、そういう感性がまったく無いに等しいので、平気で神社にお詣りしたりしますねえ。
そうそう、毎年夏にやる小学校の肝試し、そこでもある階には行けない、と仰る方がいますよ。
感性の強い方には感じられるのでしょうね、きっと。
by ナツパパ (2010-06-08 08:54) 

myumyu

「汁守神社」とは変わった名前ですね、狛犬2匹とも子供をあやしているような、優しい狛犬ですね。
by myumyu (2010-06-08 19:36) 

ナツパパ

みうさぎさん。
nice、ありがとうございました。
飯守汁守の両神社のある界隈は、小田急線、京王線のちょうど中間、まだまだ自然も残っています。
汁守神社から谷戸に入る一本道があるのですが、そこなど昔ながらの風景です。
ちょうど、ここを訪れたとき田植えをしていました。
今年は遅いなあ、と言いながら友人とそれを見ていたのですが、本当にノンビリ出来る風景でした。
by ナツパパ (2010-06-09 08:40) 

ナツパパ

タケルさん。
nice、ありがとうございました。
わたしの住む地域には二つの神社があって、それぞれ領域が決まっています。
古くからの農家の皆さんに二つの神社の境はどこなんでしょう、と伺ったら、
なんと家の前の道でした。
そういえば、我が家の前の道には、両方の神社から山車が来るなあ、と思っていたのですが。
地主さんなどは神社の氏子で仲間も別れるみたいでして、昔からの神社というのは
地域に影響があるものなのだなあ、と思いました。
by ナツパパ (2010-06-09 08:46) 

ナツパパ

myumyuさん。
ひろころさんにもお書きしたのですが、飯守神社という名前は何カ所かで聞くのですが、
汁守神社は初めてでした。
飯守があってそれで名前が...とも思うのですが、双方とも古い神社なので...詳しくは、ちょっと。
汁守神社の氏子さんが説明をお書きになっていますが、地元の神社に寄せる愛着は豊かでした。
とても大切に思われている様子が文面からうかがえて、素晴らしいものでしたねえ。
神社自体も、境内といい狛犬といい、素晴らしいものでしたよ。
by ナツパパ (2010-06-09 08:49) 

小肥り

狛犬コレクションかなりのものでしょう。
説明が上手だから見てて楽しい。
近くの神社をユックリ散策してみます。
by 小肥り (2010-06-09 08:54) 

ナツパパ

小肥りさん。
神社には必ずと言っていいほど狛犬が置かれています。
その数は日本全国膨大な数になるでしょう。
とても見て回ることは出来ませんが、ゆっくり愉しみながらの見物をこれからも続けようと思っています。
よろしければ、これからもどうぞご贔屓に。

ところで、拙ブログ左のサイドバーで、「読んでいるブログ」に「狛犬と素晴らしい仲間たち」というブログを
ご覧頂けると思います。
komaQさんと仰る方のブログなんですが、これが素晴らしいんです。
主に九州の狛犬なんですが、毎日一対ずつ記事で紹介していらっしゃいます。
そのユニークさには瞠目するばかり...ぜひ一度ご覧になってみて下さいまし。
by ナツパパ (2010-06-09 19:46) 

komaQ

ご紹介頂きありがとうございます。

狛ちゃんは奇想天外、珍奇無類の逸物ですが、そこ、ここに根付いてて、その町の人たちに可愛がられています。

そういう人たちの心に触れる感じいいですよネ。




by komaQ (2010-06-09 22:28) 

hideyuki2007y

狛犬の作者である石工もチェックされているんですね。石で作られているもの、名工の作品は長い間地域の人を見守っているのでしょうね。
by hideyuki2007y (2010-06-09 23:30) 

akira isida

祭礼の供というと,諏訪大社の御頭祭の供を再現したものがここに展示してあったのを見ました.

http://web.me.com/a_isida/Passegiata/Blog/エントリー/2009/7/28_神長官守矢史料館.html

なかなか強烈です(^^:

新緑にすこし苔むした狛犬は良い雰囲気ですね.
by akira isida (2010-06-10 03:10) 

ナツパパ

komaQさん。
こちらこそいつも愉しませて頂いて、毎回感心したり驚いたりで...
九州の狛犬の多様さには驚くばかりです。
それだけの多様さがあるということは、各神社の地元の皆さんが狛犬に関心を持っている
と言うことなんでしょうね。

ところで、komaQさんのブログのお名前、間違って書いてしまいました。
正しくは、「狛犬と愉快な仲間たち」でした。
申し訳ありません。
お詫びして、訂正させて頂きます。
by ナツパパ (2010-06-10 07:50) 

ナツパパ

hideyuki2007yさん。
古い狛犬を見ると、作った年、寄進者と並んで石工の名前が書かれていることが多いんですよ。
狛犬を神社に寄進するのは、昔も手間とお金がかかったのだと思います。
どういう狛犬にしようか、関係者が話し合いをしたことでしょうし、石工の意見も大切だったことでしょう。
そういう経過を経て、石工の名前も彫り込まれているのだろうなあ、と思います。
名工として知られるようになると、今度はその名前を彫ることがある意味ステータスに
なったのかも知れませんね。
出来たとき、内藤石材店の名前があると、皆さん、おお、と思われたかも知れません。
by ナツパパ (2010-06-10 07:57) 

ナツパパ

akira isidaさん。
新緑の季節を過ぎて、いよいよ高温多湿の夏が始まります。
なかなか厳しい季節、でも、神社の木陰にいると、まだまだ涼しく、ホッとする思いになります。
苔むした狛犬も、そんな高温多湿の環境故のことなのでしょうが、狛犬がここに置かれた歳月を思うと、
わたしもisidaさん同様、なんだかいいなあ、と思いますねえ。

by ナツパパ (2010-06-10 08:02) 

じゅんぺい

狛犬さんの作者がわかるとは思っていませんでした!!
こどもの狛犬さん、お母さんに甘えている感じがいいですね(^_^)
by じゅんぺい (2010-06-10 12:54) 

ナツパパ

じゅんぺいさん。
作者の名前が彫られている場合と無いときとあって、それはたぶん寄進者の意向なのかもなあ、
なんて思いますねえ。
そういえば、以前、作者名が英語で書かれていた狛犬もありましたっけ。
作り手の石工さんにとっては、やはり作品なんでしょうから、出来れば名前を入れたいでしょうねえ。

子どもたち、可愛いでしょう。
2匹が折り重なっている様子が、なかなかよかったですよ。
by ナツパパ (2010-06-11 08:31) 

かめむし

狛犬は、やっぱり「作品」ですよね。
普段気にしてないし、気づかなかったりするけど、
世の中は誰かの「作品」でいっぱいなんですよね。
by かめむし (2010-06-12 20:27) 

ナツパパ

かめむしさん。
仰るとおりだと思います。
神社では必ず見ることがでいる狛犬ですが、出来るまでは、寄進者や氏子の皆さんの思い、
そして石工さんたちの腕がそれぞれにあったことでしょう。
それを考えると、かめむしさんの仰るように、これは作品だと思います。
ひとつひとつ丁寧に見ていかなければなあ、と思います。
by ナツパパ (2010-06-13 11:05) 

ナツパパ

sda-kurさん。
nice、ありがとうございました。
神社の名前は、おそらくその土地の由来や歴史と深く関わっていると思います。
ですので、神社の名前を調べていくと、その土地のあれこれが分かってくるのだろう、と思いますねえ。
今回の飯守汁守両神社は、大国魂神社との関係でついた名前のようですが、
地域の氏神様としての面も持っていました。
別の名前も持っているのではいかな、と思っていますが、また調べに行くつもりです。
by ナツパパ (2010-06-13 11:10)